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メトロノームは練習に必要か 1


















みなさんこんにちは!

前回は吹奏楽で大人気の「宝島」のテンポについて書きました。速すぎやしないか、と。
僕の個人的感想なので、当然、楽曲の演奏テンポは指揮者や団体ごとに自由です。

しかし、音楽…特にオーケストラや吹奏楽などといったクラシック音楽(寄り)の演奏形式、いわゆる芸術といわれる分野は、「創作した人(音楽の場合は作曲者、編曲者)」と「演奏する人」のバランスが大切になります。

作編曲者は、その作品をどのように演奏して欲しいか、具体的な完成図を持った上で楽譜にしています。しかし作曲者が書いた楽譜がそこに存在しているだけでは大半の人間には、それがどんな音として聴こえるのかがわかりません。ですから、演奏者はその作品がどのようなものなのかを聴く人に伝える役割、「仲介役」を担っていると言えます。

しかし、それだけだったらこの時代、コンピュータにでもやってもらえばいいだけです。ということは演奏者には他にも大事なことがあるのです。

それが「自分の心を作品に込める」という作業。
演奏する作品がどのような完成図になるかを理解した上で、「自分だったらこう表現する(したい)」という心を入れることが必須です。そうすることで、「その奏者しかできないその作品の表現」が生まれるのです。

お客さんは、その作品を聴きたいというだけでなく、「この人だったらその作品をどのように演奏してくれるのだろう」という期待も含め、聴いてくれています。

そのような関係性があるからこそ、クラシック音楽は非常に長い間、様々な奏者によって何度も何度も色あせることなく演奏され続けらているのです。


話を戻すと、「宝島」もどんなイメージを持って演奏するかは、個人や団体の自由で結構です。しかし、それは「原曲と吹奏楽編曲作品としての存在を尊重(理解)した上で」という、約束があります。

ということは編曲された意図…どんな完成図になっているのかを理解して、「それだったら自分はこんなテンポで演奏したい!だってそれが一番カッコイイと思うから!」と表現して欲しいんですね。
奏者の気分の高揚だけに任せて、編曲作品が活きてこない演奏表現はするべきではなく、最近はだいぶテンポが速くて、この作品の持っているメロディの良さや、サンバ形式を採用した編曲の効果が活かされていないと感じる演奏が多いと思い、このような記事を書いたわけです。

ですから、前回の記事に関しては、単純な個人的見解ではない、ということを理解してもらえれば嬉しいです。

ということでテンポの話題になりましたので、今回はその流れで書いていきます。


《メトロノーム》
みなさんは、練習時にメトロノームを使いますか?
吹奏楽部にはひとりひとつあるんですか?というくらい沢山のメトロノームが置いてあるところもすくなくありません。しかも、びっくりするくらい巨大なメトロノームを指揮台に置いてガッチンガッチン鳴らしているところもよく見かけます。

どうでもいいですがメトロノームってどのくらいまで巨大化できるんですかね?人間と同じくらいのサイズになると、横に立つと危険ですよね。



さて、このメトロノーム、性格な「ビート」を刻んでくれる単純かつ便利な道具ではありますが、みなさんはこれをどんな目的を持って使っていますか?

これがきちんと答えられる方は、メトロノームを効果的に使っていると思います。

しかし、

「楽譜に書いてあるテンポ通りの演奏をするために、メトロノームに合わせている」
「タテが(他の奏者と)ずれないようにするために全員でメトロノームに合わせて練習している」

などをメトロノームの使い方、目的としている方は、要注意です。


《メトロノーム本来の目的》
メトロノームは本来、『作曲者(編曲者)が想定しているテンポを奏者へ正確に伝えるため』に存在した、と考えられます。
古くはベートーヴェンが使っていたようですが、テンポというのは「Allegro(=快活に)」とか「Andante(=ほどよくゆっくりと/歩くように)」などといった「楽語」で示すことが昔から一般的で、今も使われています。作品の持つ雰囲気を伝えるにはこの速度に関する楽語は重要な存在ですが、人によって受け取る「快活さ」や「ほどよいゆっくり感」はかなり違います。よって正確にテンポを伝えるためには「数値化」されているほうが便利なわけです。

「Allegroって書いてあったらか1拍120くらいなのかと思ったら、132だったんだ!想像以上に速いテンポを想定した作品なんだね!」

というやりとりによって、作曲者が「遅いなあ、違うんだよなあ」とガッカリすることもなく、演奏できる便利なツールというわけです。

よって、メトロノームは具体的なテンポを「理解する」ために用いることが本来の使用目的なのです。


それがいつの間にか「正確なリズムを刻み続ける道具」になっていました。
メトロノームに合わせて楽譜を演奏する。この行為、100%悪いわけではありませんが、決して良い使い方だとは思いません。

なぜかわかりますか?
それは

「他力本願」だからです。


《「走る」演奏を解決するには》
テンポというのは、自分が生み出すもの、自分の中に作り上げるものです。

そしてテンポをキープするのは、奏者ひとりひとりの「自覚」です。
(指揮者は?と思うかもしれませんが、指揮者は本来そんな仕事をする人ではありません!指揮者をメトロノーム的テンポ制御装置のように見てはいけませんし、指揮をされる方もそれを意識してはいけません)。

「でも、合奏で「走る!(テンポキープができていない)」と指摘されたから、メトロノームを使って練習するのはダメなの?」

という意見があるかもしれませんが、メトロノームをカチカチ鳴ら続けている最中は、それに合わせて吹けても、合奏になるとやっぱり指摘をされた経験、きっとあると思います。

「それは、自分の練習量が足りないからだよ」
「もっとメトロノームを使って正確にテンポを刻めるようになれば、走らなくなるよ」

という意見があるかもしれませんが、…確かに何回も何十回も何十時間も同じことを繰り返していけば、まるでロボットのようなテンポを刻めるようになるかもしれません。しかし、我々が目指していることは、そんな単純なことなのでしょうか。音楽とはそういうものなのでしょうか。

「正確な(メトロノームのような)テンポで演奏すること」と「走らないように演奏すること」が混同していませんか?

仮に、正確な機械的テンポが本当に求められているのであれば、ポップスのレコーディングのように、本番も全員イヤホンでもして、クリック音を聴きながら演奏したほうがいいですし、今の技術ならいくらでも可能でしょう。しかし、そんなことをして舞台でお客さんを前に演奏をしている管弦楽団や吹奏楽団はどこにもいません。

「それは、その団体が上手いんだよ」
「個人の実力の問題だよ」

という意見があるかもしれませんが、そうではありません。「走る」のは全然違うところに理由があるのです。

ざっくり言えば「ビート感(こまかなテンポ感)」と同時に「大きなフレーズ感」を作り出すことでほとんどの場合は解決します。レッスンで走ってしまった場合は、テンポという考え方から一旦離れ、フレーズ感を強く持てる練習を少し行うことでみなさんすぐに良くなります。原因はとても単純なことであり、同時に音楽にとっては何よりも大切なことです。

テンポというのは自分の中に生み出すものなのです。


ということで、長くなりそうなのでここで一旦区切ります。
次週はこの続きです。引き続きご覧下さい!

また来週!



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at 07:02, 荻原明(おぎわらあきら), 練習に対する考え方

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失敗と成功



















みなさんこんにちは!

先日どこで見たのか忘れてしまったのですが、こんな言葉を目にしました。

「得意なことをすればいい。無理に苦手なことをする必要はない」

実は、この言葉に結構救われたんです。もうだいぶ経ちますが昨年の秋にリサイタルをしまして、そのときの選曲について考えていたときです。
クラシック音楽のリサイタルというと、どうしてもアカデミックなものや、超絶技巧を誇示するような作品をメインに取り入れて「ドヤァ」とかやってるイメージが強くて、自分もそういうのやらなきゃダメなのかなぁ、音大の試験みたいで楽しくないな、聴いてくださる方もつまらいんじゃないかなあ、と感じていたんですね。
クラシック音楽ってよく「わからない」「むずかしい」「つまらない」「じっとしてなきゃいけない」「咳もできない」「オギョーギよくしてなきゃいけない」といったネガティブな言葉を耳にしますよね。実際にそういうのが浮かんできている方が、リサイタルに来てくださって「ああ、やっぱりクラシックって…」とがっかりされてしまうのだけは避けたかったんです。本当は聴きやすくて楽しい作品だって沢山あるのに。

そんなときにこの言葉を見て、ああそうか、自分が得意とすることを聴いてもらえばいいんだ、と我に返った感じがしました。
自分が得意なことをおもいきり表現して、それをお客さんに喜んでもらえたら、と。
その中に、トランペットってこんな楽器なんですよ、とか、クラシック音楽ってこんな曲もあるんですよ、的なものも挟んでいこうと。

おかげで自分としては楽しいコンサートができたわけですが、ただ、この言葉、良い面もそうでない面も持ち合わせているように感じたんです。


《人生はチャレンジの連続》
前回、前々回と、「苦手を克服する方法」と題して記事を書きました。
何かにチャレンジするということは、自分にとって未知なものと対峙することでもあります。

新しいことをするとき、今までとったことのない行動をとるとき、それらはすべて未経験なことに対するチャレンジです。
そのチャレンジを重ねていくことで、人間は成長します。

言い換えるなら、いくつものチャレンジを重ねた結果が今の自分です。

そしてチャレンジには「成功」と「失敗」いずれかの結果があります。


《成功と失敗は表裏一体》



一般的に成功は良いもので、失敗は良くないものと捉える傾向にあります。

もちろん、きめなければならないとき、きめてほしいと願うとき、そんな瞬間が訪れることが生きていく中で何度となく訪れます。
しかし、成功も失敗も「チャレンジを積み重ねていく」という点では、どちらも貴重な経験であると考えます。

成功を経験すると、人は自信を持つことができます。そういった点で成長します。
失敗を経験すると、人は手段の選択肢を知ることになります。そういった点で成長します。

一度失敗したことは経験となり、「これをしてしまうと失敗する(願わなかった結果へ向かっていきやすい)」と危険回避につながるわけで、むしろこの経験の積み重ねがあることで成功へのルートを絞り込むことができ、成功率が上がってくるのではないか、と思うのです。

そういった点で言えば成功も失敗も同じように表裏一体、プラス要素として捉えることができるのです。


《「なぜ失敗したのか」を追求する》
成功と失敗は、音楽でも常につきまとわれます。

先程の話の通り、演奏で失敗をしても、「それが経験できてラッキーだった」と思って欲しいのです。
特に合奏練習やレッスンを含めた練習時にはそれを強く持っておきたいものです。本番失敗しないためにも。

しかし、どうしても反射的に失敗すると「しまった!」と焦ったり(ミス=悪の発想)、バツが悪そうな顔をしたり(ミス=悪の発想)、首をかしげたり(言い訳)、なかったことにしようと何度も吹いてみようとする(言い訳)と、失敗はプラス要素にすることはできません。

失敗を正面から受け入れ、冷静になって考えます。


「なぜ失敗したのか」


追求した先にたどり着いた原因は仮説でも構いません。考えられるあらゆる原因を探っていき、それを再度試してみるのです。
そうしていくうちに具体的な原因が見えてくると思います。

原因がわかれば、それをしないように心がけていく方向にルートが定まってくるので、成功する可能性が上がります。

練習というのはこの積み重ねをする時間でもあります。


《「苦手」と簡単に呼んではいけません》
そこで最初の話に戻ります。

「得意なことをすればいい。無理に苦手なことをする必要はない」

この言葉をどのように捉えますか?

「苦手」は、深く追求した結果わかることです。
適当に経験しただけ判断することではありません。とことんやって、失敗を繰り返した結果です。
そして成功もある程度経験する必要があります。失敗を重ねただけで「苦手」というのは、失敗が嫌だったという感情であって、苦手とは呼べません。
食わず嫌いや、精神的にやりたくない、面倒くさいというのも苦手なことではありません。やってもいないのに苦手とは呼べません。

そうやって様々な経験を重ねていった結果、自然と見えてきたものが「苦手」そして「得意」なんだと思います。


《周りとの評価の差異》
また、自分の中で感じている得意、苦手と、周りからの評価は決して同じではありません。
自分ではあまり自信がないことだったのに、高評価を得た経験はありませんか?

僕はそればかりです。

あまり得意だと自分では思っていなかったことが、高い評価を得て、それが仕事になっているものがいくつかあります。
僕の場合、仕事につながっていることは、趣味で始めた事だったり好きでやっていることなのでありがたいのですが、人によっては気が進まないとか、無関心なものが高評価につながったりします。

ですから、自分が得意なものを見つけることも大切ですが、周りから評価してくれるものを見つけられることもとても大切です。
そのためには、食わず嫌いや面倒くさいとか、失敗したらどうしよう、なんて思っていては宝の持ち腐れになる可能性がありあす。そんなのもったいなさすぎです。

何でもとにかくやってみて、とことんまで掘り下げてみてください。自分の中の感情だけで完結して、先読みした気になってはいけません。誰かにアピールして評価してもらうところまでやってください。それも一度では足りません。


《成功のレールはその先に危険が伴う》
親は子どもの失敗して辛い気持ちになっている姿を見たくないのはわかりますが、だからといって、「将来のため」「あなたのため」という言葉の連呼で一流大学、一流企業に就職してもらう(させる)ために保育園幼稚園からお受験お受験で成功のレールばかりを親御さんがどんどん敷き詰めて、無理矢理乗せて進ませてしまうと、失敗する経験がまったくないまま大人へと成長してしまいます。
受験が悪いというわけでは毛頭なく、どんな言動が失敗を導き、そしてどんな経験を積むことでそれらを解決させられるかを知らずにヒトとして成長をするのは非常に危険だと思うのです。

そもそも、レールを敷いている親はいつまでそのレールを敷いていけるのでしょうか。子どもが自分でレールを敷こう、敷けるようにとした瞬間、「チャレンジ」が訪れるのです。その突然のチャレンジには前述のように「成功」と「失敗」が絶対に待ち構えています。
それまで失敗する経験がなかった(もう成長しきった)子どもは、いったいそのときどうなるのでしょうか。

「あなたのため」「将来のため」という言葉は、その裏に「親のエゴ」がぴったりくっついています。


ちなみに「○○離れ」が増えてきている(と言われている)のも、この「失敗」を経験することが少なくなってきているからでははないか、とも思うのです。
とりあえずやってみる前に情報があるので、「ああ、じゃあいいや」みたいになりやすいのでは、と。


ともかく、苦手も得意も経験を積み重ねた結果でなので、何でもチャレンジするのみです。
その先に「認められる」という嬉しいご褒美が待っています。

ということで今週はここまで。
また来週!



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at 07:50, 荻原明(おぎわらあきら), 練習に対する考え方

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苦手を克服する方法 2(解決編)



















みなさんこんにちは!

さて、前回はなぜ苦手が克服できないのか、そしてウォームアップと基礎練習の明確な区分について解説しました。
今回は具体的に苦手を克服するための方法例を挙げてみます。

先週の記事を合わせて読んでいただきたいので、まだご覧になっていない方はこちらからどうぞ


《まずはウォームアップ》




では早速、具体的にできないことを克服するためにはどうすれば良いか、考えてみましょう。

まずはウォームアップです。
ウォームアップは「楽器を吹くための超基礎を確認し、可能な限り負担のない方法を身につける(確認する/思い出す)」という目的も持っています。かかとを踏んだ革靴で「フルマラソン完走するぞ!練習だ!」と言っている人がどのような結末をむかえるか、容易に想像できますね。楽器を出していきなり目的の練習を根拠もなく始めても意味がないどころか結果としてマイナスになります。

音を出すためのアパチュアやその周辺の的確なセッティング、音のツボに当たるための口の中の状態や空気圧、呼吸に関する知識とうごき、タンギング原理とクオリティ、音域変化を柔軟にするための方法の確認。このような、演奏するための原点をウォームアップの時間に確認します。

実はこれがきちんとできていると、意外になんでも軽やかにできてしまったりもするものです(さらなるクオリティの向上は必要ですが)。

ということは、逆に考えると、無意識のうちに革靴でフルマラソンに挑戦している方がかなりいらっしゃるということです!
あなたはいかがですか?


《効率良く克服する方法》
問題が解決しにくいもうひとつの大きな問題は、物理的に「練習時間が長く取れない」ことです。

「わかっているけど、時間がなくて」

そうですよね。お仕事やお勉強が最優先なのは当然です。そんな生徒さんが僕のクラスにもたくさんいらっしゃいます。
そこで、時間がない中でどうやって実力というフィールドを広げるかを考えてみましょう。


[苦手なことをリストアップする]
自分がどんなことが苦手か(できないか)を具体的にリストアップしてみましょう。
これまでに吹いてきた楽譜を出してきて、思い出してみてください。

「あー、ここ何度やってもできなかったな」
「この場面が来るとすごい緊張してたな」
「指揮者にいつも指摘されてたな」
「こういうの苦手だな」
「ここ、今でも自信ないな」

そういった箇所をたくさん見つけてください。そして、それらの共通点を見つけます。音域はどから苦手意識を持っているのか、速いパッセージはどうか、他にもスラーだったらどんなスラーが苦手なのかなど、できる限り具体的にします。
これから克服するためのリスト作りです。


[正しい知識を身につける]
全部いっぺんに克服するのは難しいので、ひとつずつ、少しずつ解消していきます。

そのために必要なのが「理論的な解決策」と「練習方法」です。

例えばダブルタンギングを克服しようとしたとき、やみくもに「よし練習だ!」とタッタカタッタカ頑張って舌を動かそうとしても解決しません。

まずはタブルタンギングの仕組みを理論的に理解するのです。この場合信頼のおける奏者に習うのが一番的確で一番早いのですが、本やネットなどで研究することもできます。この時間は、楽器の練習時間でなくともできることです。むしろ情報収集は楽器を持っていない時間に行ったほうが効率的ですね。移動中の電車の中とか、お仕事から帰宅してからとか、夜中などでもできます。


[楽器がなくても練習はできる]
ダブルタンギングの仕組みがわかれば、それを実践します。もちろんトランペットを吹きながらそれを確認できればベストですが、楽器がなくてもできることもあります。なぜなら、タンギングは単なる「発音」であり、トランペットで吹いたときにどう反応するか、というだけなので、自分のからだの使い方に過ぎないのです。したがって家でも、外出先でも、寝起きでも寝る前でも研究と実践はやろうと思えばいつでもできます。

むしろダブルタンギングを行うための基礎をまずからだで確認してから、楽器で挑戦したほうが余計なことを考えずに実験できるので効率的かもしれません。


[ウォームアップに組み込む]
そして、週末。所属している団体の練習場、思い切り吹ける環境の中でダブルタンギングの練習をします。
しかし、団体によってはイスと打楽器の準備が整うとすぐさま合奏!のような過酷な環境のところもあると聞きます。
そうなると自分の練習などまったくできませんね。

ウォームアップだけはなんとか上手に時間と場所を確保して行っておきたいところです。例えばウォームアップは人間の話し声程度の音量がベストなウォームアップメニューも多いので、家の中で軽く吹いてみる、なんてこともできるのではと思うのです(環境や時間帯にもよりますが)。
カラオケボックスで音出ししてから練習会場に行くとか。

そしてここからがフィールドを広げる方法です。ウォームアップメニューに「タンギング」を加えてしまうのです。
これまでの話と矛盾しているかのようですが、練習時間が確保できないのであればここに組み込むことが一番効率的です。

しかし、本気の基礎練習のように一生懸命徹底的に行うのではなく、いつも同じウォームアップメニューに期間限定追加メニューとして、ダブルタンギングを組み込むのです。
例えばロングトーンをする中で舌がどのようにうごくとダブルになるのか、負担なくダブルを続けるためにはどうするのか、を意識して、ベストな状態を見つけることを目的とします。その場でできるとかできないということよりも、ウォームアップに組み込むことで理論的な面から負担のない正しいダブルタンギングを「習慣」として持ち、身につけてしまうのです。

その理論的技術や方法はここでは書きませんが、正しい知識があれば、あとはそれをうごきとして確認するだけで本来はできることなので、ダブルタンギングに関しては、習得までそれほど時間がかかることでもないと思います。
したがって、ウォームアップの範疇でも充分克服できることなんですね。

その他の技術的なことの多くも、実はそれほど特殊なことがあるわけでもなく、理論がしっかりしていればできることのほうが圧倒的に多いのです。


[時間があるときは]
お仕事で毎日忙しい方も、自由な時間ができた時には、レッスンを受けたり、講習会に参加したり、じっくり個人練習をすることで、少しずつ、しかし確実にフィールドが広くなります。

そしてダブルタンギングのクオリティが上がってくると、同じ原理の「トリプルタンギング」も自然にできるようになっていきます。

このように最初にリストアップしたたくさんの苦手なことも、まるでジグソーパズルを組み立てるかのように知らないうちにできるようになっていたり、クオリティが上がっていることもよくあることです。努力をしてきたご褒美みたいなものでしょうか。


ということで今回は「苦手を克服する方法」について書いてみました。

やはりレッスンを受けることが一番効率的で間違いがありません。
僕はレッスンや教本で、できる限りみなさんに的確なアドバイスをするようなレッスンを心がけています。

ぜひ一度レッスンを受けてみてください。無料体験レッスンも随時受付中です。
詳しくはこちらをご覧ください。


また、ウォームアップに関して徹底的に書いた「トランペットウォームアップ本」もぜひ参考にしてください

それでは、また来週!



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at 07:54, 荻原明(おぎわらあきら), 練習に対する考え方

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苦手を克服する方法 1



















みなさんこんにちは!

今回の記事は、経験年数が長い方に比較的多いお話です。


《できないことがずっとできない》
「あー、このパッセージ、苦手なんだよなあ」「この音域出せないなあ」「ダブルタンギングができません」

苦手なことはもちろんあります。にんげんだもの。

しかし、その苦手、できないこと、どれくらい前から続いていますか?
「これ苦手なんだよなぁ」と、いつから思っていますか?

しかも、気付いているだけでなく、それなりに意識して練習しているのに、なかなか結果にあらわれない、なんてことも多くありませんか?


そこで今回は、「苦手」がなぜ克服しにくいのか、そしてどのような方法が解決へと導くのか、書いていきます。


《苦手が克服しにくい原因》




苦手が克服しにくい原因は、様々あると思うのですが僕の経験上、一番多いのが

「自分の今持っているスキルの範囲内で解決しようとしているから」

だと思っています。

特に「ハイノート(高音域)」は顕著で、レッスンでも難しい、苦手だとおっしゃる生徒さんが非常に多くいらっしゃいます。
その理由のひとつがまさに「今持っている方法」でなんとか出そうとしてしまうことが、逆に出しにくい、もしくは大変な思いをしないと出せない、という結果に繋がってしまうのです。

今まで取り入れたことのない(スキルとして持っていない)ベストな方法(具体的なことはここでは割愛します)を模索して、頭でわかっていたとしても、どうしても今までしてきた方法ーーお腹に力を入れすぎてしまったり、口周辺にギュっと力を入れてしまったりーーと、無意識にベストではない方法を取り入れたり加えたりすることで結果に繋がらないことが非常に多いのです。

また、ハイノートを出すための具体的な方法を実現するための、直接的には関係なさそうな様々な要因(ここでは割愛します)を意識していなかったり、おろそかにしていたり(直接的なことばかりが頭の中いっぱいになっていたり)、追求しなかったりこれまでの習慣のまま放置してしまうことで、結果に繋がらない、といったこともよくあります。

あとこれは可能性の範疇を超えませんし、言い方が良いか悪いかわかりませんが、場合によっては「新しい方法を今更取り入れるなんて…」という思いが心の片隅にあることが足かせになっているのかもしれません。


《実力というフィールド》
僕の著書「トランペットウォームアップ本」に書きましたが、自分の今持っている実力は、自由に動き回れるフィールドのサイズと比例していると考えています。

例えば、やっと音を出すことしかできないトランペットを始めたばかりの方はフィールドがとても狭いため、様々なうごきを見せなければならない協奏曲やテクニカルな作品は今はまだ到底吹けません。また、要求されたことに対して的確に、しかも様々に演奏できる人ほど持っているフィールドが広い(=実力=できること)が多い、ということです。


《ウォームアップと基礎練習》
よく、ウォームアップと基礎練習を混同してしまっている方をみかけます。
僕はこれらを明確に区分しています。

[ウォームアップ]
ウォームアップとは、自分の「今」持っている実力を最大限に発揮できるコンディションに整えるために行う「毎回(毎日)の最初に行う同じメニュー」を指します。
人間の体や精神は一定ではありません。調子が良い日もあればそうでない日もあります。にんげんだもの。
しかし、自分の演奏に関しては、そのコンディションのバラつきを理由にするのは良くありません。毎日一生懸命練習していたのに本番の日に調子悪かったとして、「本当はもっと良い演奏できるんだよ!」なんて言い訳もただ虚しいだけで自分が辛くなります。

そうならないために、常に一定のメニューを取り入れて、理論的な面からコンディションを一定にする「作業」をウォームアップと呼びます。
自分の持っているフィールドを自由にうごきまわれる環境整備、といった感じです。

[基礎練習]
自分の持っているフィールド(=実力)を広げる行為です。
要するに、今まで自分の持っていなかった、もしくはモヤモヤと不確実だったものを明確に自分の実力にする時間です。

はっきり言って「面倒臭い」です。

なぜなら基礎練習は、常に「持っていないものを自分のものにする」ことばかりが続くので、研究や実験、工夫と努力の末の成功と失敗の繰り返しだからです。
本気でやるには時間もかかりますし、あまり追求しすぎると「あーーーーもう!!なんでできないんだよ!」とメンタルに響く場合もあり、時間配分や心の持ち方などに配慮してバランス良く行わないと結果が伴わないかもしれません。

基礎練習に関しては第三者からアドバイスやヒントをもらえると効率が良く、それが「レッスン」を受けることのテーマのひとつと言えます。
レッスンは、単にフィールドを広げるだけでなく、強固な地盤を持った素晴らしいフィールド、要するに変な癖も持たない方法を身につけるためにも有効です(教える人のレベルによります)。

基礎練習の範囲は多岐に渡り、具体的なテクニックの取得だけでなく、からだの使い方や知識、歌い方などの表現力、音楽へ向かう姿勢や感受性などもこれに当てはまります。

実力といフィールドは広いほうが良いのですから、基礎練習は尽きることのない挑戦とも言えます。基本的には永遠に終わらないので、慌てることなく、意欲的に楽しくできることが理想です。


ということで、ウォームアップと基礎練習はまったく違う目的を持っています。ひとくくりに「練習」と呼んでしまわないように、明確に分けておきましょう。


今回はここまでです。
それでは、また次回!




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at 07:33, 荻原明(おぎわらあきら), 練習に対する考え方

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【講習会についての企画やご意見を募集しております】
おかげさまで年間18回の講習会を無事終えることができました。ご参加くださった皆様、ありがとうございます。
来年以降も音楽教室の生徒さんだけでなく、もっと広くトランペットを心から楽しみたいと思って練習を頑張っている皆様に少しでも力になりたいと思い、講習会などを開催していく予定です。

つきましては、「こんな内容の講習会だったら参加してみたい」とか「こんな企画があったら楽しそう」などのご意見をお聞かせください。

こちらのメールフォームにご自由にお書きください。
よろしくお願い致します。





みなさんこんにちは!

今年は1年をかけてトランペットの講習会を18回と、ウォームアップ本出版記念講習会を複数回開催しました。
各回定員5名ずつの少人数制で、できるだけ皆さんが理解し、納得してもらえるように心がけたつもりですが、ご参加された皆様いかがでしたでしょうか。

参加された方の中には遠くは福島県、愛知県、岐阜県、兵庫県などから、わざわざこのために東京へ来て頂いた方もいらっしゃって、身の引き締まる思いでした。

この場をお借りして、あらためて御礼申し上げます。

この講習会が皆様にとって少しでもプラスになっていれば幸いです。


《講習会》
さてこの「講習会」という催し、ジャンルは様々ですが日本中で毎日のように開かれています。「講演会」とか「ワークショップ」なんて名前もよく耳にしますね。
中でも音楽はとても多いジャンルだと思います。僕自身も地元の中高生を対象にした吹奏楽講習会に講師として参加したことが何度かあります。

講習会って、なんだかとっても有意義で、「良い事聞いた!」「明日から練習頑張ろう!」と励みになることも多々あります。
しかし、講習会に参加しただけでは実際のところ自分のレベルがアップしたかと言えば、そうではない(場合がほとんど)ですよね。なんか上手くなった気がする!と感じるのですが。

参加しただけで上達するならそんな楽なことはありません。
しかし、「じゃあ講習会なんて意味ないじゃん!」と思うのもちょっと違います。

上手く利用すればとても役に立つものです。
そこで今回の記事は、「講習会を自分に有効利用する心構え」を書いてみたいと思います。


《知識を得る場》
音楽の講習会は、レッスンのように実際に楽器を演奏してみることもあると思いますが、参加者全員で言われたことを試しに(確認のために)吹いてみる程度しかできません。個人的アドバイスや解決方法までには至らないことがほとんどですから、講習会に参加しても個人が上達に直結するものは限られています。

しかしそれが講習会です。
講習会は実力を伸ばす場ではなく「知識」を得る場だからです。

これは、本を読んだり、ネットでトランペットについての記事を読むのと(まさに今!)似ています。このブログを読んだからと言って、突然上達することはまずありません。


《答え合わせにつかう知識》
では、「知識」とはどのような場面で役立つのでしょうか。

知識は、実践(実際に演奏)をする「前」に役立つことは限られています。むしろ、その知識だけを強く持ちすぎると、固定観念になってしまい身動きがとれずに逆効果になる場合もあります。

「こうであるべき」「こうでなければならない」

そう感じてしまうことで、可能性や柔軟性が奪われることがあるからです。

ですので、知識は実践の「後」に役立たせます。
わかりやすく言うと「答え合わせ」に使うのです。


《キノコ狩り》
突然ですが、キノコ狩りに行ったことありますか?

キノコって、毒キノコか食用か見分けるのがとても難しいと言います。

よほどのベテランでない限り、正確な判断はできません。そういった時に役立つのが「図鑑」ですね。
それぞれのキノコの特徴を調べ、安全であるかを確認し、収穫します。

図鑑を実践で使うには、まずキノコそのものを発見しなければ役立ちません(もちろん眺めているだけでも楽しいのですが)。

図鑑を持っているともれなくキノコが寄ってくるわけでもなく、キノコが生えていそうな場所を調べ、自力でそこへ向かうというアクションが必要です。それは自分自身の行動力や努力によって達成するものです。

講習会って、この「図鑑」のような存在と思ってください。


《確認や自信につながる知識》
講習会で得た知識は、自分が実践をしたときのそれが正しいか、確認するための材料になります。

例えば、ハイノートの講習会で、中音域、低音域、高音域それぞれの口の中の状態について学んだとしましょう。
漠然とかもしれませんが、その知識を持つことができました。

その後、個人練習で口の中の状態を実際に試してみるのは自分自身です。
講習会で教わったことを一発で「できた!」なんてこともめったにありません。
試行錯誤を重ね、自分の中で工夫した結果、音域を広くさせることが少しずつできて、高音域も出せるようになってきた!
そのときに「講習会で言っていたあの説明は、こういうことだったんだな!」とイコールで結びつくのです。

もし講習会に参加していなければ、その方法もわからなかったかもしれませんし、何よりもできたときの確認や自信につながる材料を持ち合わせていないので、「これで本当にいいんだろうか」「このまま進めてしまって大丈夫なのか」と、自分の実践していることが正しいのか不安になったり納得できない場合が多いのです。


《受け身では無意味》
講習会で得た知識はこのようにきっかけやざっくりとした方法を知るだけでなく、答え合わせをするものとして非常に活用できます。

他にも個人レッスン、グループレッスン、講演会、本を読む、ブログを読むなどの方法は、すべて得るものや上達のアプローチが異なります。
それを知っておき、それぞれの催しに参加したり触れるにあたって、心構えを切り替えておくことが大切です。

そして、これらの何かを教わる、知識を得る場面で共通していることがひとつあります。それは、漠然と「上手になりたい」「なんか教えて」という受け身の気持ちでは、得るものは少ない点です。

得た知識を上手に活用するには、結局は自分自身の努力や工夫、理解の時間が必要なのです。


《ご意見、企画案を募集しております》
今年の僕のトランペット講習会は終了しましたが、来年以降も音楽教室の生徒さん以外の方ともたくさん交流の場を持ちたいと考えています。

今一番実現したいことは、日本各地にお伺いして講習会や個人レッスン、グループレッスン、公開レッスンをしたりコンサートをしたりと、活動の場をどんどん広げていきたいです。
東京以外の場につながりがないので、どうにか方法がないか模索しているのですが、なかなか良い案が浮かばずで。

そこで、みなさまからご意見や企画をお聞かせいただきたいと思っております。
こんな講習会だったら参加してみたいな、とか、こんな企画は面白いのでは?といったものがあれば、ぜひ教えてください。去年や今年に開催した内容をもう一度!でも構いませんし、ご自由にご意見をお願いします。

「地元に来て!」というリクエストも大変嬉しいです。

ご意見・企画案はこちらのメールフォームにご自由にお書きください。

フォームで送っていただいたからと言って勧誘するつもりはありません。ご参考にさせていただくだけなので、ご安心ください。
どうぞよろしくお願い致します。

それでは、また来週!


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at 07:56, 荻原明(おぎわらあきら), 練習に対する考え方

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