smtwtfs
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< September 2017 >>
profile
不定期開催トランペット特別レッスン

noteBana.jpg

荻原明トランペットウォームアップ本発売のお知らせ

まるごとトランペットの本



ラッパの吹き方フェイスブック

ラッパの吹き方bot

     
プレスト音楽教室 当ブログ著者、荻原明が講師をしている音楽教室です。生徒さん随時受付中です!
ラッパの吹き方bot 「ラッパの吹き方」ブログから抜粋した1300以上のことばと記事の紹介をしています。練習のお供に、ぜひご活用下さい!
recommend
トランペット ウォームアップ本 (MyISBN - デザインエッグ社)
トランペット ウォームアップ本 (MyISBN - デザインエッグ社) (JUGEMレビュー »)
荻原 明
「ラッパの吹き方」ブログ著者、荻原明 初の教則本!ウォームアップと奏法の基礎を身につけられる一冊です!
recommend
まるごとトランペットの本
まるごとトランペットの本 (JUGEMレビュー »)
荻原 明
「ラッパの吹き方」から生まれた「まるごとトランペットの本」発売中です!
recommend
ISM (トランペット) アーバン金管教則本
ISM (トランペット) アーバン金管教則本 (JUGEMレビュー »)

トランペットの技術をマスターする上でも非常に重要な教則本です。荻原が講師をしているプレスト音楽教室でも多く使用しています。
recommend
COLIN : LIP FLEXIBILITIES (CHARLES COLIN)コリン : リップ・フレキシビリティーズ (チャールス・コリン出版)
COLIN : LIP FLEXIBILITIES (CHARLES COLIN)コリン : リップ・フレキシビリティーズ (チャールス・コリン出版) (JUGEMレビュー »)
全編リップスラーしか書かれていない究極のリップスラー教則本です。全てを練習するというよりも自分のレベルに合わせてできる場所から練習すると効果的です。
recommend
Technical Studies for the Cornet
Technical Studies for the Cornet (JUGEMレビュー »)
Herbert L. Clarke
アーバン金管教本と平行して練習したいテクニカルな教本です。最初は難しく感じるかもしれませんが、同じリズムであらゆる調が掲載されているので、非常に効率的にフィンガリング(指使い)の練習ができます。
プロ奏者や音大生の多くもベーシックなウォームアップ練習として使用しています。
recommend
音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと―アレクサンダー・テクニークとボディ・マッピング
音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと―アレクサンダー・テクニークとボディ・マッピング (JUGEMレビュー »)
バーバラ・コナブル,ベンジャミン・コナブル
「ラッパの吹き方」を書く上でも自分自身がトランペットを吹く上でも参考にしている本で、基本的な考え方でもあります。

「『呼吸』のこと」と合わせて読むのがオススメ。
recommend
 (JUGEMレビュー »)

「ラッパの吹き方」を書く上でも自分自身がトランペットを吹く上でも参考にしている本で、基本的な考え方でもあります。

「『からだ』のこと」と合わせて読むのがオススメ。
recommend
mobile
qrcode
        
サイト内検索はこちら↓
new entries
categories
links




archives
recent trackback
others
無料ブログ作成サービス JUGEM


音楽的なチューニングをするために大切なこと 7(音のツボに当たったときの3つのピッチの特徴)

みなさんこんにちは!

先日登録した”note”というサービス、「ラッパの吹き方 Ver.2.0」と題しまして、この場所で何をするかを順次お伝えしておりますが、ご好評いただいております「ウォームアップ本」の次の教則本として「ハイノート本」の出版を考えております。そこで、まずは”note”上で原稿の原稿を掲載し、すべての掲載が終わった段階で出版へ取りかかる、という流れを現在考えております。
そのためにはまず皆様に存在を知っていただくことが必要です。また、”note”の「ラッパの吹き方 Ver.2.0」をフォローするなどの機能は登録をしていただくことで可能になります。大変お手数ですが、今の段階でのご登録をどうぞお願いいたします。

noteBana.jpg


それでは、本文へ。

ただいま「音のツボ」のお話をしております。

音のツボに当てることができると、楽器本来の響き、楽器の持っている基準となる一番良い音が出るのはこれまでお話したところです。

【音のツボとピッチの関係】
楽器を設計する上で、音色や反応の良さなどを追求するだけでなく、もっと根本的な「ピッチ」が安定するように設計されていることは容易に想像できると思います。よって、音のツボに当たると「安定したピッチ」も得ることができます。

ただし、勘違いしないでほしいのは、「安定したピッチ」は「チューナー的に±0のところに来るピッチ」とは言い切れないことです。
「安定したピッチ」とは、あくまでも「ある音はとても高く(上ずり)、ある音はとても低く(ずり下がる)」といったムラが起こりにくい、ということです。

では、以下に具体的な音のツボに当たっているときに起こるピッチの理論的な特徴を3つ挙げてみましょう。


【音のツボに当たったときの3つのピッチの特徴】

1.楽器の設計上の特性が顕著になる
楽器の設計上、どうしても起こりうるピッチが定まらない音がいくつかあります。
みなさんもご存知かと思いますが、まずはこれです。



この2つの音は、ツボに当たった状態でも非常にピッチが上がります。特に記譜上ドのシャープ(レのフラット)は場合によっては半音くらいピッチが上がってしまうこともあるので、そのまま吹くわけにはいきません。よって、3番管を抜くことでピッチを安定させるわけですが、この管が動かない、もしくは力をかけないと抜けない、動きが重い状態の楽器が本当に多いです。みなさんの使っている楽器は3番、そして1番管はトロンボーンのスライドのようにストンと抜けますか?

他にも例えば1,2番で音を出すD音やG音(Bb管の場合)も若干ピッチが高くなる傾向にあります。五線を越えたすぐのFの音(Bb管の場合)もしっかりとツボに当てられないと、とても高くなってしまいます。

では、そういった音を安定したピッチで出すために3番管ないしは1番管を抜けばいいか、というと単純にそういうわけにもいきません。やみくもに管を抜いても、その抜いた長さによってピッチは大きく変化しますから、抜きすぎて低くなりすぎたり、中途半端なピッチ変化で定まらない可能背もあるからです。

大切なのは「音程感」です。例えば、私たちトランペットのようにピストンを押せば良いわけではないトロンボーンは、それぞれの音を出すとき、スライドの明確な抜き具合が設計上わからないので、耳できちんと自分の音を聴き、音程を感じながら演奏しなければなりません。トランペットで管を抜いてピッチ調節する際にも、トロンボーン奏者のように音程感がとても重要になります。


2.全音域のピッチが均一になる
ツボに当たり続けた場合、上記のような特定の音以外は基本的に安定します。安定というのはチューナー的に正しい、±0のところに針がくるわけではありません。
これは簡単な原理で、例えばチューニングスライド(主管部分)を必要以上に抜いてしまえば、そのぶんだけピッチは低くなるわけですから、ツボに当たっていてもずっと均一に低い状態が続くわけです。しかし、ツボに当たり続けることで音色に一貫性が生まれ、響きのある音になりますので、安定した演奏をするためには、やはりまず音のツボに当たった状態をキープする必要があります。


3.ソルフェージュの影響が強い

80cec81c1f990c7df8bb340853f3015b_s.jpg

音のツボに当てることは非常に大切ではありますが、それ以上に大切なのが「ソルフェージュ」です。
ソルフェージュという言葉は、この場では「自分の心や頭の中にこれから演奏する音楽を具体的にイメージする力」と捉えてもらえればと思います(実際には音楽の基礎力を高めるための教育や訓練を指す言葉です)。ソルフェージュのことを単純に「歌」とか「歌心」と言うこともあります。

音のツボに当てる技術に限ったことではありませんが、心の中に歌(ソルフェージュ)がなく、奏法ばかりを意識して機械的に楽器を吹いている人は聴いていてわかります。

また、ソルフェージュ力がトランペットの演奏に与える力は本当に強く、トランペットの演奏(トランペットから出てくる音)と強くリンクします。音程がきちんと取れていなかったり、いわゆる(部分的にでも)音痴だと、トランペットでもその通りになりやすく、正しく歌える力は大切と言えます。

逆に言えば素晴らしい歌心、高いソルフェージュ力を持っている人がさらに音のツボに当てる技術を持っていれば、音色や響きだけにとどまらず、音程やピッチも安定するということです。
チューナーの指し示す値を見てから高い低いだと判断し、奏法を捻じ曲げて強引にピッチだけを修正するのとは違い、自主的、自発的なアプローチから生まれる『音楽的音程感』で演奏できるようになりたいものです



したがって、正しいピッチで、美しい音楽的音程感のある演奏をするためには、

1.音のツボに当てる技術
2.素晴らしい音楽性=高いソルフェージュ力


を両方とも高めていくことが絶対に必要
なのです。

チューナーだけを見ていても高い音楽表現はできませんし、そんな奏者が集団になって吹奏楽やオーケストラ、アンサンブルをしても一向に作品が完成することはないのです。

正しいピッチで奏でたいという気持ちは大切ですが、だからと言ってチューナーばかりを見ていても絶対に解決しない理由、おわかりいただけたでしょうか。
もっと多角的なアプローチ、遠回りに思える様々な方法を見つけて核心部に迫っていける広い視野で練習を重ねていきましょう。

それではまた来週!


【”note”版ラッパの吹き方へご登録ください】

note_logo_catch.jpg

先日「note」というサービスに登録しました。”note”では「ラッパの吹き方 Ver.2.0」と題しまして、今後出版予定の「トランペット ハイノート本」の原稿を掲載していく予定です。なぜそのようなことをするのか、今後どのように展開していくかは、”note”上で順次お伝えしております。今皆様にお願いしたいのは、”note”のユーザー登録です。登録をされた方にしかできないサービスが多いため、ぜひ今のうちにお願いしていただきたいと思っております。お手数ですがよろしければぜひフォローをお願いします!(ラッパの吹き方 Ver.2.0はこちら)



[ラッパの吹き方著者 荻原明のレッスンを受けませんか?]

PrestoBana.jpg

荻原が講師をしている音楽教室「プレスト音楽教室」です。現在、音大受験生から初心者の方まで幅広い年齢層のトランペット奏者およそ30名が定期会員として毎月レッスンを受けております。本格的に上達したい方も、趣味としてゆっくり楽しく吹きたい方も、それぞれのご希望に合わせたレッスンメニューをご用意しておりますのでご安心下さい。

奏法に関する分析力と、からだの使い方の知識の豊富さで、トランペットを演奏する上での疑問や悩みに対して的確な解決方法を導くことに定評がある荻原明のトランペットレッスン、まずは無料体験レッスンにお申し込みください!

プレスト音楽教室 トランペットクラスの紹介ページはこちら

オンラインで時間を気にせず楽々お申込み。プレスト音楽教室無料体験レッスン申込みフォームはこちらから



【「ラッパの吹き方」Facebook、Twitter bot 】

 
 ラッパの吹き方bot

 過去の記事を掘り出してまとめたり、ブログ更新情報やお知らせなどをしています!ぜひページフォローをお願い致します!

「ラッパの吹き方」Facebookページはこちら
※Facebookアカウントをお持ちでなくても閲覧は可能です。

また、Twitter「ラッパの吹き方 bot」では現在1,300ほどのツイートストックを1時間間隔で配信しております。本文のキーワードになる部分や記事タイトルをリンクとともに紹介しておりますので、ぜひご登録ください。

[Twitter ラッパの吹き方 bot]


[こちらは著者 荻原明の個人アカウントです]





【トランペット ウォームアップ本好評発売中!】



「ラッパの吹き方」著者、荻原明によるウォームアップ教本、Amazonにて好評発売中!(こちらをクリック!)

「トランペット ウォームアップ本」は単なる楽譜ではなく、なぜウォームアップをする必要があるのか、具体的に何をすべきかを6つのステップに分けてしっかりと解説しています。レベルに合わせた楽譜も掲載しているので、初心者からベテランの方まで無理なく進めることができます。
また、各ステップの間にはコラムやチェックポイントなどの読み物も充実し、多くのイラストとともに舌の正しい使い方や正しい呼吸についても解説。

この「ウォームアップ本」であなたはもっとトランペットが好きになるでしょう!

[初心者の方には基礎練習の教本として!]
マウスピースのセッティングや音の出し方など基礎中の基礎の解説もしっかり書かれているので、トランペットをはじめたばかりの方には、基礎練習の本としてもご利用いただけます。

荻原明 著
B5伴 63ページ
定価 2,000円+税
ISBN 978-4-86543-558-0



【「ラッパの吹き方」から生まれた「まるごとトランペットの本」好評発売中!増刷(第2刷)出来!】



当ブログ「ラッパの吹き方」をベースにした著書「まるごとトランペットの本」が青弓社より発売中です。
『トランペットの歴史や種類、選び方、メンテナンス、吹くときの姿勢といった基礎知識から、プロ奏者の著者ならではのウォームアップや練習方法、イメージの作り方、演奏のトラブルシューティング、楽譜の読み方までを多数の写真や楽譜を交えて大紹介!(表紙カバーより)』

全国各書店、大手楽器店、Amazon等インターネットでもお求め頂けます。

 >>Amazonのページはこちら

荻原 明 著
四六判 208ページ 並製
定価:1600円+税
ISBN978-4-7872-7359-8 C0073



「ラッパの吹き方」ブログに関するご意見ご感想、各種お問い合わせはこちらのメールフォームからお願い致します。

お返事はgmailにていたします。スマートフォン等の携帯端末へ返信をご希望される場合は、PCやgmailからの受信が可能な状態かご確認下さい。万が一返信できない場合はそのままになってしまいますのでご了承下さい。


JUGEMテーマ:吹奏楽




当ブログの写真・記事等の(全部、一部問わず)無断利用、ネット上(TwitterやFacebookなどのSNSを含む)などへの無断転載を禁止します。

at 07:25, 荻原明(おぎわらあきら), ピッチと音程

-, trackbacks(0), pookmark


音楽的なチューニングをするために大切なこと 6(音のツボに当てる方法 その2)

みなさんこんにちは!

s.jpg

先日登録した”note”というサービス、「ラッパの吹き方 Ver.2.0」と題しまして、この場所で何をするかを順次お伝えしておりますが、ご好評いただいております「ウォームアップ本」の次の教則本として「ハイノート本」の出版を考えております。そこで、まずは”note”上で原稿の原稿を掲載し、すべての掲載が終わった段階で出版へ取りかかる、という流れを現在考えております。
そのためにはまず皆様に存在を知っていただくことが必要です。また、”note”の「ラッパの吹き方 Ver.2.0」をフォローするなどの機能は登録をしていただくことで可能になります。大変お手数ですが、今の段階でのご登録をどうぞお願いいたします。

“note”版「ラッパの吹き方 Ver.2.0」トップページはこちら
noteマガジン「ハイノート本」出版への道【序】はこちら


では、本文に。
今週は具体的に「ツボ」に当てる方法を解説します。

【アパチュアがポイント】
ツボに当てるというのは、イコール楽器の持っている本来の「鳴る場所」を見つける、ということです。

したがって、金管楽器本来の音の出し方でなければ実現しません。金管楽器本来の音の出る原理を理解することがまず最初のステップです。

そのための最大のポイントは「アパチュア」です。

[唇『を』振動させる?]
金管楽器は唇の振動によって音が出る、というのは多くの方がご存知ですが、その唇の振動を「自力で振動させる」のと「結果的に振動が発生する」のでは原理も方法も負担も音域変化の労力も大きく変わります。

みなさんの中にも経験がある方が多いと思うのですが、マウスピースが唇についていないときに唇を強くつむって「ビー」とか「ブルルルル」と振動させたことがあるかもしれませんが、あれは単に唇をビービーさせているだけであり、金管楽器の音の出る原理とは異なります。僕はあの行為を「セルフバズィング」と名付けて差別化していますが、マウスピースの中で同じようにセルフバズィングをしても確かに音は出ます。しかしそれは金管楽器の音の出し方とはまったく違うものですから、楽器が本来持っている音は出ません。

では、金管楽器はどのようにしてい音が出ているのでしょうか。大切なのは

「楽器の持つ抵抗感とアパチュアのサイズバランス」

なのです。ごく簡単に言うと、

「体内の空気がマウスピースや楽器に流れることで生まれた空気抵抗で、唇は自然に振動を始める」

こう考えてもらえれば良いかと思います。
大切なのは体内の空気は楽器の中までずっとつながっている、という点。体の中の空気が存在している部分と、楽器(マウスピース)との間にアパチュア(唇)がありますが、この部分で体と楽器のつながりを遮断させないことが、トランペット本来の音を出すためには非常に大切なことなのです。

ですから、トランペットから音を出すために私たちがすべきことは「アパチュアという穴を作り出すうごき」だけであって、強い筋力などまったく必要ないわけです。逆に、トランペットを吹くために口周辺に力を込めている方、そうすることが音を出す方法だと思っている方は、金管楽器本来の音の出る原理とは違った方法、いわゆる「セルフバズィング」で演奏している、と言えます。


[ツバ出そうとして大音量を鳴らしてしまった体験、ありませんか?]
ウォーターキイから水分を出そうとしたら、とてつもない大音量で「ブーーー!」と音を出してしまったこと、ありませんか?僕は中学生の頃にありました。あのときは、もちろん音を出すつもりなどなく、(音が出ないように)マウスピースを大きくくわえていたはずなのに不本意に大音量で鳴らしてしまう。なぜあのようなことが起こるのか。それは、あの状態が金管楽器本来の音の出る原理に基づいているからです。アパチュアという穴(この場合は超巨大な穴)と、空気の流れ(この場合は超高圧な抵抗感)のバランスが整ってしまった結果、唇の振動が発生した、ということなのです。とてつもなく大きな音が出たのは、空気圧がとても高い状態だったこともそうですが、そもそもトランペットという楽器が大音量で鳴らすことが「最初から」用意されているからです。


【正しい音の出る原理で吹いているか確認する】

では、実際にご自身がどのようにして吹いているか確認してみましょう。
この動画にヒントがあります。



これは以前、僕が実際に吹いてみたものです。TwitterFacebookにも投稿したのでご覧になった方がいらっしゃったかもちません。

Bb音を2回吹いて、最初のほうは金管楽器本来の吹き方で出しています。
2回目の途中でグッとピッチが上がった瞬間がありますね。そのときにどうしていたかと言いますと、口周辺に力を込めて、アパチュアを潰しました。

アパチュアは本来、音を出すために存在しているサックスやクラリネットなどの木管楽器で言うリードですから、「発音(反応)」「音色」の良さを最優先に求める部分です。音域変化、ピッチ変化を司る部分ではありません(でもそれができてしまうからやっかいなんですよね)。よって、少しでもアパチュアでピッチを調節しようものなら音色が真っ先に犠牲になり、ノイズの含まれた鳴らない音になってしまいます。

この動画はiPhoneで簡易的に録画したもので、音質もよくありませんが、音色の差はご理解いただけたかと思います。

動画で聴こえた「アパチュアを意図的に潰したときのサウンド」が、いつものあなたのサウンドに近いと感じた場合、もしかすると「セルフバズィング」で吹いているかもしれません。


【動画のマネをしてみましょう】
では次に、この動画のように、ロングトーンをしている最中にわざとアパチュアを潰してみましょう。

鳴っていた音が潰れてノイズが増えましたか?

動画と同じようなことができた場合、あなたはアパチュアをきちんと「空気の通り穴」として作った状態で吹いている、と考えられます。
しかし、口周辺に力を入れても音色があまり変わらない(急激に音色が悪化しない)という方、その場合はセルフバズィングの可能性が高いです。

その場合はピッチが不安定になることを承知の上で、唇に空気の通り穴がしっかりある、と自覚を持てるくらい大きなアパチュアを作り、ただ単に空気を通過させるだけの状態で吹いてみましょう。最初はならなくても構いません。その場合は空気の圧力を高めてみましょう(簡単に言えばたくさん空気が流れ出るようにするということ)。決してアパチュアを小さくしようと口周辺に力をかけるようなことがないように気をつけてください。
アパチュアサイズと空気の圧力バランスが良くなると、いつもの音とは違う、もっと響きの多い or 音量の大きい or ビャービャー広がったような音で突然鳴り始めるはずです。そしてそれが金管楽器本来の原理で音を出した、ということになります。先ほどの「ツバを出そうとして大音量」と原理は同じです。

唇が反応するかどうかは、あくまでもバランスなのでアパチュアサイズをもっとコンパクトにして(でも必ず穴が開いている)、空気の圧力も少し減らしていくと、様々な条件で音が出るようになります。

【逆の発想で解決させる】
しかし習慣、クセというのはなかなか変えられませんよね。
そんなときは逆の発想で徐々に良い方法に切り替えていきましょう。

上の動画にあるように、一旦アパチュアを潰しても再度開くことができれば、鳴りが復活します。

音が潰れているときには「意図的に口周辺に力をかけている」状態ですから、それらの不要な力をすべて解除することで生き生きと鳴る音を取り戻すことができる、というわけです。

なので、セルフバズィングで吹いている(可能性のある)方は、動画のように閉じたり開いたりするうごきを繰り返してみましょう。

長いロングトーンの最中に何度もアパチュアを開け閉めするのではなく、一回吹いたら口を離して、またセットして一回やって、の繰り返しのほうが自分が何をしているのかがよく理解できると思います。

そうするうちに金管楽器本来の吹き方、常に開いたアパチュアで音を出すほうがよほど良い音が出るし、楽だし、しっかり鳴るとわかってくるはずです。
その音が良い!これをずっと出していたい!と気持ちを持っていれば、わざわざ負担のかかった鳴りの悪い音を出そうなど思うことはなくなります。
ぜひ練習してみてください。

チューニングとピッチの話は、もう少し続きます。
それでは、また来週!


【”note”版ラッパの吹き方へご登録ください】

note_logo_catch.jpg

先日「note」というサービスに登録しました。”note”では「ラッパの吹き方 Ver.2.0」と題しまして、今後出版予定の「トランペット ハイノート本」の原稿を掲載していく予定です。なぜそのようなことをするのか、今後どのように展開していくかは、”note”上で順次お伝えしております。今皆様にお願いしたいのは、”note”のユーザー登録です。登録をされた方にしかできないサービスが多いため、ぜひ今のうちにお願いしていただきたいと思っております。お手数ですがよろしければぜひフォローをお願いします!(ラッパの吹き方 Ver.2.0はこちら)



[ラッパの吹き方著者 荻原明のレッスンを受けませんか?]

PrestoBana.jpg

荻原が講師をしている音楽教室「プレスト音楽教室」です。現在、音大受験生から初心者の方まで幅広い年齢層のトランペット奏者およそ30名が定期会員として毎月レッスンを受けております。本格的に上達したい方も、趣味としてゆっくり楽しく吹きたい方も、それぞれのご希望に合わせたレッスンメニューをご用意しておりますのでご安心下さい。

奏法に関する分析力と、からだの使い方の知識の豊富さで、トランペットを演奏する上での疑問や悩みに対して的確な解決方法を導くことに定評がある荻原明のトランペットレッスン、まずは無料体験レッスンにお申し込みください!

プレスト音楽教室 トランペットクラスの紹介ページはこちら

オンラインで時間を気にせず楽々お申込み。プレスト音楽教室無料体験レッスン申込みフォームはこちらから



【「ラッパの吹き方」Facebook、Twitter bot 】

 
 ラッパの吹き方bot

 過去の記事を掘り出してまとめたり、ブログ更新情報やお知らせなどをしています!ぜひページフォローをお願い致します!

「ラッパの吹き方」Facebookページはこちら
※Facebookアカウントをお持ちでなくても閲覧は可能です。

また、Twitter「ラッパの吹き方 bot」では現在1,300ほどのツイートストックを1時間間隔で配信しております。本文のキーワードになる部分や記事タイトルをリンクとともに紹介しておりますので、ぜひご登録ください。

[Twitter ラッパの吹き方 bot]


[こちらは著者 荻原明の個人アカウントです]





【トランペット ウォームアップ本好評発売中!】



「ラッパの吹き方」著者、荻原明によるウォームアップ教本、Amazonにて好評発売中!(こちらをクリック!)

「トランペット ウォームアップ本」は単なる楽譜ではなく、なぜウォームアップをする必要があるのか、具体的に何をすべきかを6つのステップに分けてしっかりと解説しています。レベルに合わせた楽譜も掲載しているので、初心者からベテランの方まで無理なく進めることができます。
また、各ステップの間にはコラムやチェックポイントなどの読み物も充実し、多くのイラストとともに舌の正しい使い方や正しい呼吸についても解説。

この「ウォームアップ本」であなたはもっとトランペットが好きになるでしょう!

[初心者の方には基礎練習の教本として!]
マウスピースのセッティングや音の出し方など基礎中の基礎の解説もしっかり書かれているので、トランペットをはじめたばかりの方には、基礎練習の本としてもご利用いただけます。

荻原明 著
B5伴 63ページ
定価 2,000円+税
ISBN 978-4-86543-558-0



【「ラッパの吹き方」から生まれた「まるごとトランペットの本」好評発売中!増刷(第2刷)出来!】



当ブログ「ラッパの吹き方」をベースにした著書「まるごとトランペットの本」が青弓社より発売中です。
『トランペットの歴史や種類、選び方、メンテナンス、吹くときの姿勢といった基礎知識から、プロ奏者の著者ならではのウォームアップや練習方法、イメージの作り方、演奏のトラブルシューティング、楽譜の読み方までを多数の写真や楽譜を交えて大紹介!(表紙カバーより)』

全国各書店、大手楽器店、Amazon等インターネットでもお求め頂けます。

 >>Amazonのページはこちら

荻原 明 著
四六判 208ページ 並製
定価:1600円+税
ISBN978-4-7872-7359-8 C0073



「ラッパの吹き方」ブログに関するご意見ご感想、各種お問い合わせはこちらのメールフォームからお願い致します。

お返事はgmailにていたします。スマートフォン等の携帯端末へ返信をご希望される場合は、PCやgmailからの受信が可能な状態かご確認下さい。万が一返信できない場合はそのままになってしまいますのでご了承下さい。


JUGEMテーマ:吹奏楽




当ブログの写真・記事等の(全部、一部問わず)無断利用、ネット上(TwitterやFacebookなどのSNSを含む)などへの無断転載を禁止します。

at 07:40, 荻原明(おぎわらあきら), ピッチと音程

-, trackbacks(0), pookmark


音楽的なチューニングをするために大切なこと 5(音のツボに当てる方法 その1)

みなさんこんにちは!

ここ数回は記事のトップに課題曲の記事リストをババーンと掲載していましたが、そろそろやめようかと。と言っても、課題曲解説の記事群はコンクール関係なく「アンサンブル」「合奏」の観点から非常に役に立つ内容をまとめたものなので、コンクールや課題曲に関係なく、ぜひみなさんにご覧いただければと思っています。


こちらのバナーから全ての記事をご覧いただけます!


[『トランペット ハイノート本』出版への道]
note_logo_catchのコピー.jpg
先日登録した”note”というサービス、「ラッパの吹き方 Ver.2.0」と題しまして、この場所で何をするかを順次お伝えしておりますが、ご好評いただいております「ウォームアップ本」の次の教則本として「ハイノート本」の出版を考えております。そこで、まずは”note”上で原稿の原稿を掲載し、すべての掲載が終わった段階で出版へ取りかかる、という流れを現在考えております。
そのためにはまず皆様に周知していただくことが必要です。また、”note”の「ラッパの吹き方 Ver.2.0」をフォローするなどの機能は登録をしていただくことで可能になります。大変お手数ですが、今の段階でのご登録をどうぞお願いいたします。

“note”版「ラッパの吹き方 Ver.2.0」トップページはこちら
noteマガジン「ハイノート本」出版への道【序】はこちら




さて只今、数回に分けてチューニングについて書いております。今回はピッチと音のツボについてです。

【無理難題を要求していませんか?】

bad-gastein-113848_640.jpg

ここ数年、トランペットの傾向として、やたらとフワフワしたような、モコモコしたようなフリューゲルホルンのような音色を出している方を多く見かけます。
柔らかくて良いではないか、と思うかもしれませんが、ほとんどの場合その音は金管楽器本来の音の出る原理とは違う方法によって生み出された「トランペットとしては」きちんと鳴っていない状態なので、様々な面で支障が出てしまうのです。

なぜフワモコな音を出す人が増えたのか。

これは憶測にすぎませんが、思いつくことが2つあります。

ひとつは「人数が減ってきた部活動や団体」、もうひとつは「加工された音を耳にする機会が多くなった」。この2つです。

[少人数吹奏楽]
吹奏楽部の人数が少なくなって、バランス的な問題から指揮者が「トランペットうるさい」「音量もっと抑えて」、そして「もっと柔らかい音で」などの要求が多くなったのではないでしょうか。
以前よりアマチュアのオーケストラではよくあることでした。古典作品を演奏している時などは特にそうで、もうとにかく「金管は音を小さく」を連呼する指揮者にたびたび出会ってきました。

聞いた話ですが、オーケストラの合奏練習中に、指揮者があまりにも「トランペットもっと小さい音量で」を連呼するものだから、だったらもうトランペットは吹かいほうが良いのではと、音符が書いてある箇所をわざと演奏しなかったそうなのです。その直後、指揮棒が止まり、これはさすがにマズかったかな、と思った矢先、指揮者が驚きの言葉を口にしました。

「トランペット、まだ大きい」

これは本当にあった話だそうです。ここまでくるともはやトランペットに対する先入観、固定観念、もしかすると嫌悪感を抱いているのかもしれません。何か過去にイヤな目に遭ったのでしょうか。

そういえば「タンギングするな」と言われた話も聞いたことあります(笑)

ここまでではないにせよ、確かに小編成のオーケストラでは弦楽器のプルト数(弦楽器は隣り合う同じパートを担当する2人を1プルトと数えます)もとても少ない場合もありますし、そういった作品を選んでいる時点で、そもそもの団員が少ないという理由もあるのかもしれません。
もちろん、音量バランス的にトランペットが大きすぎる可能性も大いに考えられますが、本当にそれだけが原因なのでしょうか。「デシベル的音量バランスが悪い」と安直に結論づける前にもっとたくさんの可能性を見つけることが大切だと思うのです。
例えば、

・楽曲の解釈、オーケストレーションの解釈はどうか(トランペットの存在感は意外にあるのでは?)
・弦楽器がもっと鳴る音で演奏できないか
・アンサンブル的なタイミングの問題
・ピッチが合うことで解決できないか
・フレーズの捉え方がもっと揃ったらどうなるか
・音のベクトルや音のスピード感、呼吸がもっと合ったらどうなるか
・トランペットの響きが大きい(よく鳴っている)とは考えられないか

場面によっても違うと思いますが、「トランペットが目立ちすぎるからトランペットを抑える」という発想はあまりにも安直すぎると思うのです。まさに「出る杭は打たれる」的発想。日本人ならでは(?)なのかもしれません。
なぜ弦楽器をもっと鳴らす(本来、弦楽器は非常によく鳴る楽器です。決して音量は小さくありません)練習やアドバイスを考えられないのか、音楽の捉え方、フレーズと取り方が違いすぎてアンサンブルとしてのバランスが悪い可能性も多いにあるわけですから、そういった角度から完成度を高め、バランスを調節していくという発想にならないのか、疑問が残ります。

そうやって指揮者に「抑えて抑えて」と言われ続けてたどり着いたところが、何の楽器の音だかわからないフワモコなサウンドです。金属的で鋭い音など必要にされたことがないトランペット奏者は、自らの奏法を変化させて独自に開発した謎サウンドで「うるさい」と指摘されないように頑張って小さく吹いているのではないかとも思うのです。

フワモコの音はトランペットの「音の出る原理」から逸脱して発生させたものですから、当然様々な支障が出ます。その最たるものが「不安定なピッチ」です。
体の使い方を駆使して人工的に生み出した音色は、トランペットがもともと用意してくれている「その楽器の持つ音色のポイント」に当てることはできませんから、結果として「その楽器の持つ正しく鳴るピッチのポイント」にも当てることができません。よって、ピッチがはまらずに大変不安定な演奏になってしまう、ということです。

ですから、指導者は楽器の鳴るポイントを無視した「もっと柔らかい音で」という要求と「ピッチを安定させて」という二つの要求を同時にすることは、「前進しながら後退しなさい」と言っているようなもので、これでは奏者がかわいそうですよね。


そして、次に挙げるもうひとつの大きな理由も見過ごすわけにはいきません。


[加工された音を耳にする機会が多くなった]
トランペットに対して謎な要求をしてくる人の多くは、トランペットが実際にどのような音を出すのか、よくわかっていない人が多いです。

そういった方は、大きくわけて3つのイメージがあるように感じます。


ひとつは「レコーディングされたCDなどの音」
ひとつは「音響の良いホールの客席で聴いた音」
そして近年では「録音して、さらに加工した音」

どれも生音とはかなりのギャップがあります。

CDなどの音は、スピーカーやイヤホンなどで聴いたときにバランス良い状態になるよう調節しているわけですから実際とは違います。
ホールも「音響」を考えられて作られているわけですから、ステージで演奏している音だけがそのまま耳に届いてくるわけではありません。これは後述します。
最近ネットで演奏を配信する人も増えてきましたが、音を加工している場合が非常に多いですね。また、自分でも経験がありますが、そういった加工をしていなくても「録音」という段階で音はかなり違って聴こえますし、それをインターネットにアップロードするとさらに変化する場合があることを経験しています。


【ホルンの音はとても硬い?】
こんなことを書いている僕も、実は音大に入ってから数年間は「柔らかい音」を追求するイメージを非常に強く持っていました。「とにかく柔らかくふくよかな音を」がつきまとっていた理由は上記に挙げた通り「プロが実際に出している音を知らなかった」からなのです。

音楽に入り、プロの演奏をたくさん耳にするようになりましたが、響きの良いホールで、ちゃんと客席から聴くばかりでなく、リハーサルや響きのない空間での演奏を間近で聴くことも増えてきて、大学4年のころからはN響の公演にエキストラで参加させていただく機会もあり、実際の現場で様々な楽器がどのように演奏しているのかをたくさん勉強させてもらいました。

その中で一番驚いたのが、ホルンの音色です。

french-horn-1566587_640.jpg

N響をはじめとしたプロオーケストラは高校生の頃からたくさん聴いていて、ホルンは元々持っているイメージもホールで聴こえてくる音も「柔らかい」というイメージをずっと持っていました。しかし目の前で聴いた音は意外にも金属的で輪郭がしっかりしていた、というギャップを体験しました。ややもすると硬すぎでは?と感じるくらいしっかりした音なのですが、自分が降り番(編成的にパートが少ないなどで、同じ公演の中で自分が演奏に参加しない作品)のときに客席で聴いた音は、今までたくさん耳にした「あのホルンの音」だったのです。

「聴こえてくる音にここまでギャップがあるとは!」

という衝撃と、音に対するイメージが変わった瞬間でした。

したがって、奏者も指導者も、響きの少ない空間で目の前で聴いた音と、その音がホールの客席に届いたときの音の変化、ギャップを理解することが大切です。CDで聴いた音や、ホールの客席で聴いた音、特に今は動画投稿サイトに出回っている音などを真に受けて、その音を出そうとしてもそれは無理な話です。

トランペットの持つ素の音を理解して、それを出すことを目指してください。


【すべては用意されている】
トランペット本来の持つ音色のことを僕は「ツボに当たった音」と表現しています。

ある程度値段のする楽器は、それぞれのメーカーが研究を重ねて作り上げられた素晴らしい完成品です。もちろん、見た目だけではなく吹奏感、音色や響き、安定したピッチ、ダイナミクスレンジ(音量)の広さなど、様々な面で研究し、何らかのテーマや目指すものがあって作られています。

例えるならこれらは「土地から設計され、家具や家電、生活用品がすべて用意された物件」です。

f5b0810e23fdbc18724e04e6383153c6_s.jpg
(こんな生活してみたい…)


生活しやすい構造(と設計者が考えて)、テーマが統一された家具や壁紙。そういったひとつの完成された空間で自分がどう生活するか、ということになるのですが、自分の求めているデザインや欲しかった機能のある家電があれば、それはとても居心地の良い部屋になるでしょうし、そうでない場合は不満やストレスが出るかもしれません。

楽器はこのように「すでに用意されている状態を理解し、自分の求めている方向性と一致するか」という判断で選んでいく必要があります。

しかし、それらを無視し、「これじゃない」と家電を破壊し、壁紙を破き、最悪の場合は「この廊下が通りにくい」と壁に穴を開けて新たな動線を作り出すような吹き方をしてしまう人が少なくありません。そういった人は楽器の試奏ですぐにこういった言葉を発します。

「吹きにくい」
「これはダメな楽器だ」

と。
違うのです、本当にダメな楽器など実際にはほとんどありません。吹きにくいのも印象が悪いのも「用意された家電や壁紙が自分のイメージと合っていない」もしくは「部屋の形や廊下のサイズを理解せずに自分の勝手なわがままで暴れている」だけなのです。

ツボに当たった音を出す、ということはそれぞれの楽器の特性、テーマを理解することです。
それが自分の求めていたものなのかそうでないのかはもちろんありますが、イコール「ダメな楽器」ではありません。「自分の求めているものとは違う」というだけであり、他の人にとってはその楽器がベストで、まさに求めていたもの!となるかもしれないのです。


楽器の試奏は「物件探し」のような楽しさがあります。その楽器の持っている音のツボを見つけて吹いてあげると「なるほど、こういうコンセプトがあるのか」「こんな音色を開発した人は追求したのかな」「こういう人に演奏してほしいのかな」などのイメージがたくさん湧いてきます。その中で「この部屋に住んでみたい!」と思うものに出会える、そんなタイミングがあると良いですよね(僕は今は新しいC管がほしいです)。

ということで、楽器の持つ本来の音、音のツボとはどういったものなのかを書きました。

この話題は実際に出ている音を体感するのが一番手っ取り早いのは言うまでもありません。レッスンを経験することはその一番身近で確実なものです。ぜひ僕のレッスンにも一度いらしてください。定期レッスンだけでなく、単発でできる「吹奏楽クラス」という形式も用意しています。吹奏楽クラスはホームページにはいろいろ条件が書いてありますが、それとは無関係にどなたでも受講できますのでご安心ください。

次回は実際に音のツボに当てるための方法を解説していきますので、引き続きご覧いただければ幸いです。
それでは、また来週!


【”note”版ラッパの吹き方へご登録ください】

note_logo_catch.jpg

先日「note」というサービスに登録しました。”note”では「ラッパの吹き方 Ver.2.0」と題しまして、今後出版予定の「トランペット ハイノート本」の原稿を掲載していく予定です。なぜそのようなことをするのか、今後どのように展開していくかは、”note”上で順次お伝えしております。今皆様にお願いしたいのは、”note”のユーザー登録です。登録をされた方にしかできないサービスが多いため、ぜひ今のうちにお願いしていただきたいと思っております。お手数ですがよろしければぜひフォローをお願いします!(ラッパの吹き方 Ver.2.0はこちら)



[ラッパの吹き方著者 荻原明のレッスンを受けませんか?]

PrestoBana.jpg

荻原が講師をしている音楽教室「プレスト音楽教室」です。現在、音大受験生から初心者の方まで幅広い年齢層のトランペット奏者およそ30名が定期会員として毎月レッスンを受けております。本格的に上達したい方も、趣味としてゆっくり楽しく吹きたい方も、それぞれのご希望に合わせたレッスンメニューをご用意しておりますのでご安心下さい。

奏法に関する分析力と、からだの使い方の知識の豊富さで、トランペットを演奏する上での疑問や悩みに対して的確な解決方法を導くことに定評がある荻原明のトランペットレッスン、まずは無料体験レッスンにお申し込みください!

プレスト音楽教室 トランペットクラスの紹介ページはこちら

オンラインで時間を気にせず楽々お申込み。プレスト音楽教室無料体験レッスン申込みフォームはこちらから



【「ラッパの吹き方」Facebook、Twitter bot 】

 
 ラッパの吹き方bot

 過去の記事を掘り出してまとめたり、ブログ更新情報やお知らせなどをしています!ぜひページフォローをお願い致します!

「ラッパの吹き方」Facebookページはこちら
※Facebookアカウントをお持ちでなくても閲覧は可能です。

また、Twitter「ラッパの吹き方 bot」では現在1,300ほどのツイートストックを1時間間隔で配信しております。本文のキーワードになる部分や記事タイトルをリンクとともに紹介しておりますので、ぜひご登録ください。

[Twitter ラッパの吹き方 bot]


[こちらは著者 荻原明の個人アカウントです]





【トランペット ウォームアップ本好評発売中!】



「ラッパの吹き方」著者、荻原明によるウォームアップ教本、Amazonにて好評発売中!(こちらをクリック!)

「トランペット ウォームアップ本」は単なる楽譜ではなく、なぜウォームアップをする必要があるのか、具体的に何をすべきかを6つのステップに分けてしっかりと解説しています。レベルに合わせた楽譜も掲載しているので、初心者からベテランの方まで無理なく進めることができます。
また、各ステップの間にはコラムやチェックポイントなどの読み物も充実し、多くのイラストとともに舌の正しい使い方や正しい呼吸についても解説。

この「ウォームアップ本」であなたはもっとトランペットが好きになるでしょう!

[初心者の方には基礎練習の教本として!]
マウスピースのセッティングや音の出し方など基礎中の基礎の解説もしっかり書かれているので、トランペットをはじめたばかりの方には、基礎練習の本としてもご利用いただけます。

荻原明 著
B5伴 63ページ
定価 2,000円+税
ISBN 978-4-86543-558-0



【「ラッパの吹き方」から生まれた「まるごとトランペットの本」好評発売中!増刷(第2刷)出来!】



当ブログ「ラッパの吹き方」をベースにした著書「まるごとトランペットの本」が青弓社より発売中です。
『トランペットの歴史や種類、選び方、メンテナンス、吹くときの姿勢といった基礎知識から、プロ奏者の著者ならではのウォームアップや練習方法、イメージの作り方、演奏のトラブルシューティング、楽譜の読み方までを多数の写真や楽譜を交えて大紹介!(表紙カバーより)』

全国各書店、大手楽器店、Amazon等インターネットでもお求め頂けます。

 >>Amazonのページはこちら

荻原 明 著
四六判 208ページ 並製
定価:1600円+税
ISBN978-4-7872-7359-8 C0073



「ラッパの吹き方」ブログに関するご意見ご感想、各種お問い合わせはこちらのメールフォームからお願い致します。

お返事はgmailにていたします。スマートフォン等の携帯端末へ返信をご希望される場合は、PCやgmailからの受信が可能な状態かご確認下さい。万が一返信できない場合はそのままになってしまいますのでご了承下さい。


JUGEMテーマ:吹奏楽




当ブログの写真・記事等の(全部、一部問わず)無断利用、ネット上(TwitterやFacebookなどのSNSを含む)などへの無断転載を禁止します。

at 07:16, 荻原明(おぎわらあきら), ピッチと音程

-, trackbacks(0), pookmark


音楽的なチューニングをするために大切なこと 4(チューナーの正しい使い方)

みなさんこんにちは!

先日「note」というサービスに登録しました。文字や映像などを掲載できるブログのようなものですが、「ラッパの吹き方」を発展させたより核心に迫る内容をこちらで展開していく予定です。詳しくは具体的な方針が固まってからお伝えすることになりますが、通常のブログと違い、フォローしていただくことでコメントを残せたり読める記事が増えることがあります。
登録はすぐにできますので、お手数ですがよろしければぜひフォローをお願いします!
"note"のラッパの吹き方 Ver.2.0はこちら

さて、地域によって開催日が全然違うと思いますが、全国的にはコンクールシーズン到来って感じでしょうか。
毎回ですいませんが、課題曲に関する記事一覧を以下に掲載していますので、ぜひ読んでみてください。課題曲を演奏しない方も参考になる内容ばかりです。

==============================
吹奏楽コンクール課題曲トランペットパート解説2017 全作品の記事リンク


課題曲1「スケルツァンド」/江原大介 前編
 演奏者はツアーガイド/楽譜を読む、ということ(テンポ、リズム、音の高低)

課題曲1「スケルツァンド」/江原大介 後編
 合奏は演奏者全員の個性を持ち寄る場/音をブレンドする?

課題曲2「マーチ・シャイニング・ロード」/木内涼 前編
 パート譜について/行進曲という音楽について

課題曲2「マーチ・シャイニング・ロード」/木内涼 後編
 拍のウラから入るときの吹き方/テンポが走ってしまう原因/ユニゾンを合わせるために大切な3つのこと

課題曲3「インテルメッツォ」/保科洋 前編
 「うた」ってなんだろう/うたいかた

課題曲3「インテルメッツォ」/保科洋 前編
 自分の思う音楽を作り上げよう/指揮者との関係

課題曲4 マーチ「春風の通り道」/西山友宏 前編
 音の推進力/音量バランスを整える

課題曲4 マーチ「春風の通り道」/西山友宏 後編
 アーティキュレーションの表現方法/強弱のつけかた

課題曲5 メタモルフォーゼ 〜吹奏楽のために〜/川合清裕 前編
 現代曲ってなんだろう/楽譜とのジレンマ(異質なところを見つけよう)

課題曲5 メタモルフォーゼ 〜吹奏楽のために〜/川合清裕 後編
 楽譜の「見た目」から得られる印象


課題曲解説をまとめてご覧になる場合はカテゴリー「吹奏楽コンクール課題曲2017」からお入りください(こちらをクリック)

==============================

それでは、今週もチューニング、ピッチに関して進めてまいります。

《チューナーは使い方を考えて》
僕はブログやレッスンでチューナーをあまり使わない、という話をよくしていますが、これは決してチューナーの使用を否定しているわけではありません。
音楽をする上で安定したピッチは大切なことですし、その目に見えないものを可視化できるチューナーはとても便利なものです。

僕が否定的になっているのは、吹奏楽部の部員全員がチューナーを自分の前に置き、ピックアップマイクで自分の発するピッチを常に計測しているあの姿に対してです。

チューナーのスイッチをずっとONにしておいて、自分の発した音をすべて拾ってしまうと、意識はチューナーの画面に向けられてしまいます。そのときの結果が常に±0であればいいですが、普通はそんなことにはならず、ちょっとでも針が傾いてしまえば、まるでテストで×をつけられたような感覚になり、それではマズい、修正しようと体が無意識に反応してしまいます。

しかし、発した音というのはすでに投げてしまったボールのようなもの。飛び方がまっすぐでなかったからと、飛んでいる最中にああだこうだと方向を変化させることが現実で起こればそれは非常に不自然であり、実際に演奏ではあってはならないことです。
しかも音を出してからピッチを変化させようとするその体の使い方は、いわゆる奏法を不安定にさせてしまいます。

それが習慣になると、楽器を構える段階からすでに正しいピッチを出すことばかりを意識してしまい、本来の楽器を吹く目的、音楽をする目的を完全に見失った不自然な状態になり、調子を崩してしまいかねません。

何よりも、それは音楽ではありませんから、楽しいわけがありません。演奏していても、聴いていても。

そもそも、音楽をしているときに、奏者の意識がチューナーの表示に支配されると、相手の出している音などまったく耳に入らなくなります。音楽は人間同士が生み出すものであるはずなのに、そんな状態では作品を完成させることなど不可能です。


では、チューナーはどのように使うと効果的なのでしょうか。


[チューナーは確認をするもの]

ということです。

チューナーは、音を出したそれがどうだったか確認のために見るのです。

そして、そのときの結果がどうあれ、そのまま受け止めます。
この時点では良い悪いということはありません。

[理由と結果をリンクさせる]

次に、「そのときどういったアプローチで音を出したのか」

といった理由と結果をリンクさせる「研究」をします。
※これまあくまでも「研究」であり、安定したピッチで演奏するための準備段階です。研究の成果を実際の演奏に反映させる、という順序を踏むことはどんな技術に対しても重要なことです。

こんな吹き方、こんな構え方、こんな体のバランスで吹いた結果、ピッチがこうなった(こうなる傾向になりやすい)。といった感じ。

音を出す前にいろいろと考えておき、実践してみる。
そうした「研究」によって傾向が見えてくれば、自分の音を出すときのクセも見つけることができますし、結果を求めるだけのやみくもな吹きまくり時間はなくなり、効率良く成長につながります。


[ピッチに直接影響を与える部分を理解する]
では、実際にピッチに影響をあたえる部分を見つけてみましょう。以下をひとつずつ操作したりいろいろな変化をさせてみてください。

・アパチュア(口周辺)
・マウスピースの角度(楽器の構える角度)や支点、当てる位置
・楽器の角度
・舌の形
・舌の位置(上アゴや歯との位置関係)
・姿勢
・吸気量
・お腹(腹圧)
・肩や喉
・楽器の持ち方
・音に対するイメージ
・部屋やその部屋にあるもの
・演奏している曲、部分
・譜面台の位置や角度


また、

体調(睡眠、精神状態、ストレス、食事量、食事内容、疲労など)
ウォームアップ内容、ウォームアップにかけた時間

についても時間をかけて調べてみましょう。

上記の研究はピッチを安定させるために、まずは「変化する場所を理解する」段階ですから、強引にピッチを合わせにいくようなことは避け、素直に受け止めましょう。

これらの研究は、何をどう使うと良いとか悪いとか、そういうことではありません。こんなにも様々なことがピッチ変化に影響をあたえているのか!という発見をしてほしいのです。


《一番大切なこと》

928c00a8665ecf9e6529a623c376acca_s.jpg

みなさんはボールを投げたことがあると思います。

投げたボールの飛び方や距離は後から修正できません。なぜなら、「投げる前にすべてが決まっているから」です。

ボールの持ち方やフォームなどの体の使い方で結果が変わります。

トランペットで安定したピッチを出すのもこれと同じで、「音を出す前にすべてが決まっている」ことをまず覚えておいてください。


[方法よりも大切なもの]
ボールを投げるときに無計画に投げることはあまりないと思います。
あまり意識したことはないと思いますが、実際にはバッターに向かって投げるとか、キャッチボールの相手に投げるとか、「ボールとってくださーい」と言われて投げ返してあげるとか、どんな場面でどうやってどのくらいの力で投げるのか、具体的なイメージを持ってから投げようとしています。

しかし我々はロボットではありませんから、目標に向かって腕の筋肉を何kgかけ、手首のスナップを何度から何度へ時速何kmのスピードで北北西12.5m先の…なんてことは考えませんし、考えられません。それなのにイメージは、それを現実のものにできる力を持っています。体のパーツをどう使っているのかなどわからないのに。

トランペットで安定したピッチを出すこともこれと同じで、まずは何よりもイメージが一番大切です。

しかもそのイメージは、正しいピッチを頭の中に浮かべるとか、声に出して歌えるとか、そういう直接的なことだけではありません。

「音色」「響き」「音量」「テンポ感」、メロディならば「フレーズ感」「アーティキュレーション」「うたいかた」「伝えたいメッセージ」など、音楽をする上で大切なものが、すべてピッチにも影響を与えます。

どちらかというと、そういった総合的なイメージの中に「ピッチ」も含まれている、と言ったほうが正しいでしょう。
素晴らしいイメージが強ければ強いほど、ピッチも安定してくるものです。

ということは、素晴らしいイメージができる知識や経験が必要になる、ということですね。

チューナーを前に置いて、その針がどこを指すかなど、素晴らしい音楽のイメージには含まれていません。
安定したピッチを得るために今、始めるべきこと、見えてきましたか?

コンクールで慌ただしい時期ではありますが、夏休み、いつもよりも時間がとれる方は、ピッチを安定させるための「素晴らしいイメージ」を育む研究をしてはいかがでしょうか。

それでは今週はここまで。
次回の記事では、実際に安定したピッチを鳴らすための方法を解説していきます。


【”note”版ラッパの吹き方へご登録ください】

note_logo_catch.jpg

先日「note」というサービスに登録しました。”note”では「ラッパの吹き方 Ver.2.0」と題しまして、今後出版予定の「トランペット ハイノート本」の原稿を掲載していく予定です。なぜそのようなことをするのか、今後どのように展開していくかは、”note”上で順次お伝えしております。今皆様にお願いしたいのは、”note”のユーザー登録です。登録をされた方にしかできないサービスが多いため、ぜひ今のうちにお願いしていただきたいと思っております。お手数ですがよろしければぜひフォローをお願いします!(ラッパの吹き方 Ver.2.0はこちら)



[ラッパの吹き方著者 荻原明のレッスンを受けませんか?]

PrestoBana.jpg

荻原が講師をしている音楽教室「プレスト音楽教室」です。現在、音大受験生から初心者の方まで幅広い年齢層のトランペット奏者およそ30名が定期会員として毎月レッスンを受けております。本格的に上達したい方も、趣味としてゆっくり楽しく吹きたい方も、それぞれのご希望に合わせたレッスンメニューをご用意しておりますのでご安心下さい。

奏法に関する分析力と、からだの使い方の知識の豊富さで、トランペットを演奏する上での疑問や悩みに対して的確な解決方法を導くことに定評がある荻原明のトランペットレッスン、まずは無料体験レッスンにお申し込みください!

プレスト音楽教室 トランペットクラスの紹介ページはこちら

オンラインで時間を気にせず楽々お申込み。プレスト音楽教室無料体験レッスン申込みフォームはこちらから



【「ラッパの吹き方」Facebook、Twitter bot 】

 
 ラッパの吹き方bot

 過去の記事を掘り出してまとめたり、ブログ更新情報やお知らせなどをしています!ぜひページフォローをお願い致します!

「ラッパの吹き方」Facebookページはこちら
※Facebookアカウントをお持ちでなくても閲覧は可能です。

また、Twitter「ラッパの吹き方 bot」では現在1,300ほどのツイートストックを1時間間隔で配信しております。本文のキーワードになる部分や記事タイトルをリンクとともに紹介しておりますので、ぜひご登録ください。

[Twitter ラッパの吹き方 bot]


[こちらは著者 荻原明の個人アカウントです]





【トランペット ウォームアップ本好評発売中!】



「ラッパの吹き方」著者、荻原明によるウォームアップ教本、Amazonにて好評発売中!(こちらをクリック!)

「トランペット ウォームアップ本」は単なる楽譜ではなく、なぜウォームアップをする必要があるのか、具体的に何をすべきかを6つのステップに分けてしっかりと解説しています。レベルに合わせた楽譜も掲載しているので、初心者からベテランの方まで無理なく進めることができます。
また、各ステップの間にはコラムやチェックポイントなどの読み物も充実し、多くのイラストとともに舌の正しい使い方や正しい呼吸についても解説。

この「ウォームアップ本」であなたはもっとトランペットが好きになるでしょう!

[初心者の方には基礎練習の教本として!]
マウスピースのセッティングや音の出し方など基礎中の基礎の解説もしっかり書かれているので、トランペットをはじめたばかりの方には、基礎練習の本としてもご利用いただけます。

荻原明 著
B5伴 63ページ
定価 2,000円+税
ISBN 978-4-86543-558-0



【「ラッパの吹き方」から生まれた「まるごとトランペットの本」好評発売中!増刷(第2刷)出来!】



当ブログ「ラッパの吹き方」をベースにした著書「まるごとトランペットの本」が青弓社より発売中です。
『トランペットの歴史や種類、選び方、メンテナンス、吹くときの姿勢といった基礎知識から、プロ奏者の著者ならではのウォームアップや練習方法、イメージの作り方、演奏のトラブルシューティング、楽譜の読み方までを多数の写真や楽譜を交えて大紹介!(表紙カバーより)』

全国各書店、大手楽器店、Amazon等インターネットでもお求め頂けます。

 >>Amazonのページはこちら

荻原 明 著
四六判 208ページ 並製
定価:1600円+税
ISBN978-4-7872-7359-8 C0073



「ラッパの吹き方」ブログに関するご意見ご感想、各種お問い合わせはこちらのメールフォームからお願い致します。

お返事はgmailにていたします。スマートフォン等の携帯端末へ返信をご希望される場合は、PCやgmailからの受信が可能な状態かご確認下さい。万が一返信できない場合はそのままになってしまいますのでご了承下さい。


JUGEMテーマ:吹奏楽




当ブログの写真・記事等の(全部、一部問わず)無断利用、ネット上(TwitterやFacebookなどのSNSを含む)などへの無断転載を禁止します。

at 07:17, 荻原明(おぎわらあきら), ピッチと音程

-, trackbacks(0), pookmark


音楽的なチューニングをするために大切なこと 3(音程とピッチの関係)

みなさんこんにちは!

先日「note」というサービスに登録して、課題曲解説記事をこちらのブログから転載してみました。
まだ試験的ですが、今後は「ラッパの吹き方」を「note」に移行して続けるのはどうかな、と少し考えていまして。

いかがでしょうか。ぜひ一度ご覧になって、ご意見をいただければ幸いです。また、よろしければフォローもお願い致します。

ラッパの吹き方のnoteはこちらからご覧いただけます


さて、そろそろコンクール本番!という地域も増えてきているかと思います。心から音楽を楽しんで、その楽しい!という気持ちを聴いてくれる人たち(もちろん審査員も!)に届けてくださいね。

課題曲を演奏する方もそうでない方も、先日書き終えた課題曲解説をぜひご一読ください。合奏に関して参考になる内容です。


==============================
吹奏楽コンクール課題曲トランペットパート解説2017 全作品の記事リンク


課題曲1「スケルツァンド」/江原大介 前編
 演奏者はツアーガイド/楽譜を読む、ということ(テンポ、リズム、音の高低)

課題曲1「スケルツァンド」/江原大介 後編
 合奏は演奏者全員の個性を持ち寄る場/音をブレンドする?

課題曲2「マーチ・シャイニング・ロード」/木内涼 前編
 パート譜について/行進曲という音楽について

課題曲2「マーチ・シャイニング・ロード」/木内涼 後編
 拍のウラから入るときの吹き方/テンポが走ってしまう原因/ユニゾンを合わせるために大切な3つのこと

課題曲3「インテルメッツォ」/保科洋 前編
 「うた」ってなんだろう/うたいかた

課題曲3「インテルメッツォ」/保科洋 前編
 自分の思う音楽を作り上げよう/指揮者との関係

課題曲4 マーチ「春風の通り道」/西山友宏 前編
 音の推進力/音量バランスを整える

課題曲4 マーチ「春風の通り道」/西山友宏 後編
 アーティキュレーションの表現方法/強弱のつけかた

課題曲5 メタモルフォーゼ 〜吹奏楽のために〜/川合清裕 前編
 現代曲ってなんだろう/楽譜とのジレンマ(異質なところを見つけよう)

課題曲5 メタモルフォーゼ 〜吹奏楽のために〜/川合清裕 後編
 楽譜の「見た目」から得られる印象


課題曲解説をまとめてご覧になる場合はカテゴリー「吹奏楽コンクール課題曲2017」からお入りください(こちらをクリック)

==============================

現在、「チューニング」に関して様々な角度から解説をしております。
前回、前々回で音程とピッチについて触れましたので、今週はその2つがどのような関係になっているのか、書いていきます。


《音程は距離》



音程とは、2つの音の隔たりのことです。
これは例えていうなら、メジャーや定規で計測した距離のようなものと言えます。

どこにいようが、どこから測ろうが、10cmは10cm。5mは5m。距離は同じです。

ですから、その距離をしっかり確保し続けて進んでいれば、見ている人にとっては違和感を覚えません。

しかし、これが複数人だったらどうでしょうか。


[スタートラインを揃える]



みんなが5mを測って正確に進んでいたとしても、計測し始めた位置(最初の立ち位置)がバラバラだと揃っては見えません。
ですので、スタートラインを決めて、そこから全員計測する必要が出てきます。

これが音楽だと、「スタートライン=基準ピッチ」ということになるわけです。
基準ピッチについてはこちらの記事をご覧ください


《ピッチはスタートラインを決めるに留める》

スタートラインを決めて、みんながそこに揃って立っている状態になること、これが音楽で言うところの「チューニング」です。

上にある写真の陸上トラックのように明確なスタートラインが引いてあればいいのですが、音は目視で判断できません。そこでスタートラインを正確に確認するために「チューナー」という周波数測定器を用いるわけです。


スタートラインが決まり、全員が同じ立ち位置から一斉に○m進めば、○m先で横一列に揃っています。音楽で言うならこれはユニゾンで演奏している状態。スタートラインという基準ピッチが同じで、その先も全員が正確な距離をずっと保ち続けられれば(=正確な音程で演奏できれば)不安定な音程の演奏にはならない、というわけです。

しかし曲を演奏するのはこんなに単純ではありません。半音もあればオクターブもあり、各パート、各奏者に割り当てられたものが違いますから、テンポとリズムに合わせて次々と距離(音程)を変えながら進むことになります。

その複雑に連続する距離を、ずっと計測していきますか?計測し続けられますか?


[音程は書道のようなもの]

もしも頑張って与えられた楽譜の音程をひとつずつ計測し、正確な距離で演奏ができたとしても、それに何の価値があるでしょうか。

ずっとチューナーを見ながら演奏をしているというのは、そういうことを求めているようなものです。


僕はメロディは「書道」のようなものだと思っています。



書道ーー文字というのはいくつもの角(かく)が様々な角度や長さ、強さや速さの流れや動き、そしてそれらが連続して作られた「線の集合美」です。

書が美しいと感じるかの判断基準はもちろん人それぞれですが、そこには「バランス」の要素が強く関係しています。

太い筆で力強い流れを生み出したものも、細く繊細な線によって生まれたものも、それぞれがバランスよくなっていれば美しさを感じます。

そこには「第一角の距離は○cmでなければならない」とか「第一角と第二角のバランスは絶対に1:2である」とかそういう決まりはありません。

描いた人が感じている「美」の感覚によって生み出された「人間味」のある文字だからこそ、それに心を打たれ感動するわけです。

逆に、定規やコンパス、分度器などを駆使して、文字を書いてみたらどうなるでしょうか。
まるでそれは人間味なく、場合によっては脅迫状のような恐怖すら感じるものになってしまうと思うのです。

これが音楽、音程だったら…。イメージしてみてください。

前回の記事で書きましたが、人間がグッとくる音程感は「その音楽を感じ、心豊かにうたった人」から生まれてくるものです。正確な距離感を計測し続けるだけの機械的な作業だけで生まれた音程は、人の心に訴えかけることはできません。


[人間味あふれる技術の習得を]
もちろん、正確な音程を歌える技術やそれを楽器で演奏できる技術は必要です。しかし、それが最前面に位置していたり、それが全てを支配してしまうのは絶対に避けるべきです。

美しい音程感でうたえる技術もまた、人間味あふれる訓練や学習によって習得していくべきです。チューナーを見ているだけでは絶対に音程感は養えません。
大好きな歌を心からうたおうとする気持ち、楽譜を機械的ではなく「音楽」として捉える意識。そうした姿勢から生まれてくるものですから、とにかく、チューナーという機械に頼りすぎないことです!

チューナーばかり見ている人は、一旦機械のスイッチOFFにして、顔をあげて視界を広くとってみてください。そこにはあなたの音を響かせる空間が広がっています。同じ音楽を作り上げる仲間がたくさんいます。あなたの奏でる音楽を楽しみに待ってくれている人たちがたくさんいます
音楽はそうした人と人を繋げてくれるものであって、あなたはプログラミングされたロボットになるために楽器を演奏しているのではありません。

まずは音楽を楽しむこと!楽器の演奏を楽しむこと!

コンクールだろうが何だろうがこれは絶対に忘れてはいけません!


チューニングに関する話題は来週以降も続けますので引き続きおつきあいいただければ幸いです。
それでは!


【”note”版ラッパの吹き方へご登録ください】

note_logo_catch.jpg

先日「note」というサービスに登録しました。”note”では「ラッパの吹き方 Ver.2.0」と題しまして、今後出版予定の「トランペット ハイノート本」の原稿を掲載していく予定です。なぜそのようなことをするのか、今後どのように展開していくかは、”note”上で順次お伝えしております。今皆様にお願いしたいのは、”note”のユーザー登録です。登録をされた方にしかできないサービスが多いため、ぜひ今のうちにお願いしていただきたいと思っております。お手数ですがよろしければぜひフォローをお願いします!(ラッパの吹き方 Ver.2.0はこちら)



[ラッパの吹き方著者 荻原明のレッスンを受けませんか?]

PrestoBana.jpg

荻原が講師をしている音楽教室「プレスト音楽教室」です。現在、音大受験生から初心者の方まで幅広い年齢層のトランペット奏者およそ30名が定期会員として毎月レッスンを受けております。本格的に上達したい方も、趣味としてゆっくり楽しく吹きたい方も、それぞれのご希望に合わせたレッスンメニューをご用意しておりますのでご安心下さい。

奏法に関する分析力と、からだの使い方の知識の豊富さで、トランペットを演奏する上での疑問や悩みに対して的確な解決方法を導くことに定評がある荻原明のトランペットレッスン、まずは無料体験レッスンにお申し込みください!

プレスト音楽教室 トランペットクラスの紹介ページはこちら

オンラインで時間を気にせず楽々お申込み。プレスト音楽教室無料体験レッスン申込みフォームはこちらから



【「ラッパの吹き方」Facebook、Twitter bot 】

 
 ラッパの吹き方bot

 過去の記事を掘り出してまとめたり、ブログ更新情報やお知らせなどをしています!ぜひページフォローをお願い致します!

「ラッパの吹き方」Facebookページはこちら
※Facebookアカウントをお持ちでなくても閲覧は可能です。

また、Twitter「ラッパの吹き方 bot」では現在1,300ほどのツイートストックを1時間間隔で配信しております。本文のキーワードになる部分や記事タイトルをリンクとともに紹介しておりますので、ぜひご登録ください。

[Twitter ラッパの吹き方 bot]


[こちらは著者 荻原明の個人アカウントです]





【トランペット ウォームアップ本好評発売中!】



「ラッパの吹き方」著者、荻原明によるウォームアップ教本、Amazonにて好評発売中!(こちらをクリック!)

「トランペット ウォームアップ本」は単なる楽譜ではなく、なぜウォームアップをする必要があるのか、具体的に何をすべきかを6つのステップに分けてしっかりと解説しています。レベルに合わせた楽譜も掲載しているので、初心者からベテランの方まで無理なく進めることができます。
また、各ステップの間にはコラムやチェックポイントなどの読み物も充実し、多くのイラストとともに舌の正しい使い方や正しい呼吸についても解説。

この「ウォームアップ本」であなたはもっとトランペットが好きになるでしょう!

[初心者の方には基礎練習の教本として!]
マウスピースのセッティングや音の出し方など基礎中の基礎の解説もしっかり書かれているので、トランペットをはじめたばかりの方には、基礎練習の本としてもご利用いただけます。

荻原明 著
B5伴 63ページ
定価 2,000円+税
ISBN 978-4-86543-558-0



【「ラッパの吹き方」から生まれた「まるごとトランペットの本」好評発売中!増刷(第2刷)出来!】



当ブログ「ラッパの吹き方」をベースにした著書「まるごとトランペットの本」が青弓社より発売中です。
『トランペットの歴史や種類、選び方、メンテナンス、吹くときの姿勢といった基礎知識から、プロ奏者の著者ならではのウォームアップや練習方法、イメージの作り方、演奏のトラブルシューティング、楽譜の読み方までを多数の写真や楽譜を交えて大紹介!(表紙カバーより)』

全国各書店、大手楽器店、Amazon等インターネットでもお求め頂けます。

 >>Amazonのページはこちら

荻原 明 著
四六判 208ページ 並製
定価:1600円+税
ISBN978-4-7872-7359-8 C0073



「ラッパの吹き方」ブログに関するご意見ご感想、各種お問い合わせはこちらのメールフォームからお願い致します。

お返事はgmailにていたします。スマートフォン等の携帯端末へ返信をご希望される場合は、PCやgmailからの受信が可能な状態かご確認下さい。万が一返信できない場合はそのままになってしまいますのでご了承下さい。


JUGEMテーマ:吹奏楽




当ブログの写真・記事等の(全部、一部問わず)無断利用、ネット上(TwitterやFacebookなどのSNSを含む)などへの無断転載を禁止します。

at 06:14, 荻原明(おぎわらあきら), ピッチと音程

-, trackbacks(0), pookmark