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2017.03.17 Friday
吹奏楽コンクール課題曲トランペットパート解説2017開催のお知らせ
みなさんこんにちは!本日は告知をさせていただきます。
4月から開催する「吹奏楽コンクール課題曲 トランペットパート解説」開催のお知らせです。
2013年から開催しているのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、毎週火曜日更新のこのブログの記事を4月最初の更新よりしばらくの間、課題曲に関連した内容を書いていくことになります。
しかし、課題曲を演奏される方、吹奏楽コンクールに参加される方、吹奏楽をしている方がこのブログをご覧になってくださる方のどのくらいの割合なのか、未知数です。
「課題曲とか関係ないし!」
という声も聞こえてきそうです。
そういった方が「じゃあしばらくブログ見なくていいや」となってしまうのは僕としても不本意です。
そこで、課題曲に限定した内容を延々と書くことは致しません。
そしてさらに今年からは少し書き方を変えていこうと思います。
【解説の進め方】
基本的には1作品を2回にわけて書くことは昨年と同じです。その2記事について、これまでは前編がトランペットの方だけでなく課題曲に関わる方、なんらかの形で合奏やアンサンブルをされている方が参考になるような楽曲の解釈についてや、合奏時のテクニックについてのお話が中心で、後編は具体的に作品を順を追って細かく解説していました。
ただ、テクニカルな内容や、その場面だけに限定した話は様々なサイトや雑誌、動画でたくさん行われていますから、「ラッパの吹き方」ブログでは、もっと広範囲に書くことにします。
今回はどちらかというと「合奏」「アンサンブル」「作品を演奏する」「楽譜を読む」といった点について重点的に書いていきますので、あなたが演奏するであろう作品の解説記事だけでなく、ぜひすべての記事に目を通して、コンクールはもちろんのこと、演奏する上で参考にしていただければと思っています。
そうすることにより、課題曲を演奏されない方にとっても引き続きお役に立てる内容を書いていけると思いますので、ぜひ今後とも当ブログをよろしくお願い致します!
【掲載順はランダムです】
課題曲解説は4月4日(火)から開始し、これまで通り毎週火曜日の更新になります。
これまで通り、記事にする順番はランダムです。
すべての作品に対しての記事が何らかのお役に立てるように書きますので、その作品を演奏しない方、まったく聴いたことがない方も一度目を通していただければと思います。
【お願い】
[みなさんで共有してください!]
課題曲を演奏される方、コンクールに参加される方は、ぜひいつも一緒に演奏されているトランペット仲間にもこのブログの存在を教えてください。
一緒に演奏する仲間の皆さんで読んでいただくことにより、作品に対する見方やイメージが統一され、演奏にも良い影響が出ます。
[印刷はOKですが、文章の無断転載はおやめください]
このブログに書かれた記事は一緒に演奏されるお仲間、パートで共有する目的でプリントアウトをして配布して頂いても構いません。ただし、印刷する際、1記事すべてを印刷して下さい。文書の一部だけを掲載したり、文章の一部を変えることはご遠慮頂きます。そして、印刷する際には「ラッパの吹き方」というブログからのプリントであること(URLを掲載すること)を守って頂ければと思います。これらは何かあった時に、自分が書いたことで責任がとれるようにするためです。そしてインターネット上に記事の一部、全部に関わらず(文章を)掲載、転載するのは、どのような場合でもご遠慮下さい(ブログの存在や記事URLを紹介してもらうのは嬉しいです)。
これにつきましてはメールフォームからご連絡ください。
[Facebook、Twitterでの拡散をお願いします!]
また、「ラッパの吹き方」はブログだけでなくFacebookやTwitterでも配信しております。
みなさまのフォローやシェア、リツイート、いいね!は何よりの励みになりますので、ぜひお願い致します。
Twitterはこちら
Facebookはこちら
それでは、今後とも「ラッパの吹き方」をどうぞよろしくお願い致します。
また来週火曜日にお会いしましょう!
4月から開催する「吹奏楽コンクール課題曲 トランペットパート解説」開催のお知らせです。
2013年から開催しているのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、毎週火曜日更新のこのブログの記事を4月最初の更新よりしばらくの間、課題曲に関連した内容を書いていくことになります。
しかし、課題曲を演奏される方、吹奏楽コンクールに参加される方、吹奏楽をしている方がこのブログをご覧になってくださる方のどのくらいの割合なのか、未知数です。
「課題曲とか関係ないし!」
という声も聞こえてきそうです。
そういった方が「じゃあしばらくブログ見なくていいや」となってしまうのは僕としても不本意です。
そこで、課題曲に限定した内容を延々と書くことは致しません。
そしてさらに今年からは少し書き方を変えていこうと思います。
【解説の進め方】
基本的には1作品を2回にわけて書くことは昨年と同じです。その2記事について、これまでは前編がトランペットの方だけでなく課題曲に関わる方、なんらかの形で合奏やアンサンブルをされている方が参考になるような楽曲の解釈についてや、合奏時のテクニックについてのお話が中心で、後編は具体的に作品を順を追って細かく解説していました。
ただ、テクニカルな内容や、その場面だけに限定した話は様々なサイトや雑誌、動画でたくさん行われていますから、「ラッパの吹き方」ブログでは、もっと広範囲に書くことにします。
今回はどちらかというと「合奏」「アンサンブル」「作品を演奏する」「楽譜を読む」といった点について重点的に書いていきますので、あなたが演奏するであろう作品の解説記事だけでなく、ぜひすべての記事に目を通して、コンクールはもちろんのこと、演奏する上で参考にしていただければと思っています。
そうすることにより、課題曲を演奏されない方にとっても引き続きお役に立てる内容を書いていけると思いますので、ぜひ今後とも当ブログをよろしくお願い致します!
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これまで通り、記事にする順番はランダムです。
すべての作品に対しての記事が何らかのお役に立てるように書きますので、その作品を演奏しない方、まったく聴いたことがない方も一度目を通していただければと思います。
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一緒に演奏する仲間の皆さんで読んでいただくことにより、作品に対する見方やイメージが統一され、演奏にも良い影響が出ます。
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また来週火曜日にお会いしましょう!
当ブログの写真・記事等の(全部、一部問わず)無断利用、ネット上(TwitterやFacebookなどのSNSを含む)などへの無断転載を禁止します。
at 07:35, 荻原明(おぎわらあきら), 吹奏楽コンクール課題曲2017
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2017.03.14 Tuesday
歯車の噛み合わせ 2
みなさんこんにちは!
前回は、経験したことのない行動は非常に細かく、順を追って説明する必要がある、ということを書きました。
前回の記事をご覧になっていない方は、ぜひ「歯車の噛み合わせ1」を先にお読みください(こちらをクリック)。
今回の記事は、多くの方が苦手(具体的な方法がいまいちわからない)高音域(ハイノート)を吹くことを例に、それぞれの歯車について、そしてそれらがどうのように関連しているのか、解説します。
これまでにトランペットで満足いく高音域を出した経験のない人にとってはその方法がわからないわけですから、順番にひとつひとつ解説する必要が出てきます。そして、そのひとつひとつは、まるで歯車の仕組みのようにすべてが関連し合い、結果へとつながっていくのです。
【ハイノートを出すための歯車とは】
ハイノートを出すために必要な条件は「アパチュアに流れる空気のスピードを必要なぶんだけ上げる」こと、それだけです。
そのための歯車は以下のようになります。
[歯車1:マウスピースの貼り付き]
まずひとつ目は「マウスピースと唇が貼り付いている状態」を得ることです。いわゆる「プレス」ですが、この単語はどうしても「押し付ける」「潰す」ような連想をしがちで僕は好きではありません。マウスピースと唇は「貼り付いている状態」がベストと考えます。
この「貼り付き」というのは2つの条件、「空気漏れしない」ことと「マウスピースの位置がずれない」が達成しているかであり、それ以外に求めることは特にありません。軽く当てるだけでもこの条件は達成しますので、確認してみましょう。
[歯車2:舌とアゴの柔軟性]
次に、舌やアゴが柔軟に、自由に動き回れる状態であるか、が必要です。舌とアゴの位置や形状によって、空気の流れるスピードを調節することができます。高音域の場合は空気の流れるスピードを速めるわけですから上顎と舌との間の空間を狭くすることが求められます。
そして舌が自由にうごくためにはアゴの協力なくしてはできません。
[歯車3:アパチュア]
空気の通り道であり、唯一の出口であり、音の発信源(=リード)でもあるアパチュアは、形状やサイズによって原型となる音色が変化するのですが、大切なのは、「アパチュアは空気の通り道として常に開いている」状態である、という点です。口周辺の力を強く込めて唇を密閉し、強い空気の力で唇をこじ開けた結果、唇を振動されるもの、と思っている方が非常に多いのですが、そうではありません。常に開いているようにしておきます。これはいくつかの歯車の中でも非常に重要な要素のひとつです。
[歯車4:腹圧]
いわゆる「腹筋」といわれる部分です。腸などがある下腹部は「腹腔(ふくくう)」という袋状になっていて、その周りをコーティングしている腹筋が収縮(=力がかかっている状態)すると腹腔内の空気圧が高まり、その上にある横隔膜が押し上げられます。すると、空気が貯蔵されている肺やその空気の通り道にも圧力がかかって、アパチュアへと空気が流れ、音になります。腹圧の力加減によって、空気の流れるスピードが変化しますから、この歯車のバランスコントロールはとても重要です。
[歯車5:ツボに当てる]
楽器が持っているそれぞれの最適な音を出すポイントを「音のツボ」と呼んでいます。無理な負担をかけずに空気の流れる方向に当てることでツボは見つかります。
音のツボは的(まと)の中心のような存在で、とりあえず的に当たりさえすればその音は一応出ます。中音域は的が大きいのですが、高音域になるにしたがって、的は小さくなり、中心以外が存在しなくなってくるので、すべての音域においてツボに当たり続けていなければ、ハイノートは出すことができません。
高音域と中音域で音の出しやすさが異なるのは、これが一番関係していると考えています。ですから、ツボに当たらなければ(演奏に使える)高音域は出せません。
[歯車6:ソルフェージュ]
心の中でこれから出す音、これから演奏するメロディの「最高の状態」を常にイメージしているかが、大切です。暗闇でどこにあるかわからない的に向かってヤミクモに矢を放つようなものであり、「なんだかよくわからないけど高い音出す!」ではまず当たりません。仮に当たったとしてもそれは偶然でしかありません。偶然では、根拠となるものを得られませんから、もう一度同じことをする、という再現ができないのです。
いかがでしょうか。ざっくり挙げてざっくりな解説でしたが、高音域を出すための必要な条件はこのようなものです(細かく言えばもっとあります)。
高音域を出すためには、これらの歯車どうしがかみ合って、連動していくことが必要です。どこかが存在していなかったり、噛み合っていなければ結果は伴いません。
例えば、歯車1の貼り付きがなければ、歯車2のアゴをうごかすことができません。唇が貼り付いていなければ、アゴをうごかした途端にアパチュアが急激に(不本意に)広がってしまい、音が出なくなるからです。
【とりあえず噛み合わせる】
完璧なハイノートを最初から出そうと思う必要はありません。
まずはすべての歯車が噛み合い、機能させることが先です。
仮にひとつひとつの歯車のクオリティが低く、噛み合いがぎこちなくても機能していれば、不安定で満足いかないかもしれませんが高音域が出ます。最初はそれで構いません。
そのスタート地点から、それぞれの歯車のクオリティを高め、より歯車どうしの噛み合い精度を上げていけば、方向性は脱線せずに効率よく伸ばせます。
今回は高音域について書きましたが、他にもタンギングとか、様々なテクニックはいくつもの歯車が噛み合った結果生まれたものです。
ですから、これから身につけていくテクニックや、もっと質を上げていくテクニックがある場合、それを構成している歯車ひとつひとつがいったい何なのかを見つけてください。
それがレベルアップのための大切な条件です!
ということで今回はここまで。
また来週!
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at 07:08, 荻原明(おぎわらあきら), 練習に対する考え方
2017.03.07 Tuesday
歯車の噛み合わせ 1
みなさんこんにちは!
トランペットを吹いていて具体的にできないことや身についていないスキルを要求されると、「練習しなきゃ」と思いますよね。
しかし、練習を積み重ねてもなかなか思うようにいかないこと、よくありませんか?
何かを新しく身につけるというのはほとんどの場合時間がかかります。例えばレッスンを受けて、終わるころにはできるようになっているなどというまるで美容院で髪を切ってもらったかのような変化はまず起こりません。
「じゃあできるようになるまでもっともっと練習しなきゃ!」
この意気込みはとても素晴らしいことですし、技術習得や上達に必要な意志とも言えます。
が、やはり効率よく、できるだけ短時間で身に付けたいものですね。
そこで今回は「身につく」というのがどういったことなのか、できないことができるようになる変化を起こすために大切な考え方を書いてみたいと思います。
【歯車の噛み合わせ】
世の中にある様々な「うごき」は、歯車の噛み合わせのような働きで行われていることがとても多いです。
例えば、「コップを手に取る」といううごき。
客観的に見ていると単に「コップを手に取る」だけに思いますが、実際の体の中では、
「必要な関節、筋肉などが働いてコップに手を伸ばす→必要な関節、筋肉などが働いてコップを握る→必要な関節、筋肉などが働いてコップを持ち上げる」
このようにからだの必要な部分がそれぞれ働くことによって、結果「コップを手に取る」という行動になるわけです。
しかし、そんなこと考えてコップを手に取る人はいません。
「よし、次は肘の関節を曲げるぞ…よし。次は各指の関節を、おっと、中指の角度が足りていない、これでは落としてしまう。もっと深く、深く曲げなければ…」
こんな人いません。からだのパーツがそれぞれどのように働いているかではなく、「イメージ」や「見た目」で人間はほとんどの行動をインプットしています。
ですから、「コップを手に取る」という「行動の結果」を極めて簡潔に(言葉で)伝えるだけでほとんどの人はそれがどういうことなのかを瞬時に理解できますし、実際の行動に反映させることができます。
日常生活での行動のほとんどは、「行動の結果」を言語化していることに注目してください。
「歩く」「振り向く」「匂いを嗅ぐ」「舌を出す」など。
からだのどこがどう働いているかなんてわからないけれど、きっと全部できますよね。
なぜなら、これらは過去に何度も成功した経験を持っていて、さらに習慣的な行動として身に付けている「スキル(=身についている技能、技術)」だからです。
では、次はどうでしょうか。
「自転車に乗る(運転する)」
これは全員ができるわけではありません。自転車に乗ったことがない人には、あの細い車輪でバランスを取り続ける具体的なうごきはわかりません。
では次。
「トランペットでHigh Bbの音を出す」
僕のところに来る質問メッセージの9割が「高い音が出ません、どうすれば出ますか?」という内容です。なぜ高音域が満足に出せない人がこんなにも多いのでしょうか。
山のように情報があり、トランペット奏者の中にはもちろん高音域が出せる人もいる中で、出せずに悩んでいる人たちがそれ以上に多い。そしてなかなか解決しない。
これも先ほどの「コップを手に取る」話と関連付けてみると見えてくることがありそうですね。
コップを手に取ることは、すでに過去に経験をして成功もしているので、「からだがどのように働くとそれができるのか」を知っているからこそ、いちいち考えなくてもできているのです。しかし、未経験なことや、成功していないことはそれがわかっていないので、からだの具体的なはたらきがわかっていません。
仮にHigh Bbを出している人を間近で見ていても、それだけでは外見からのわずかな情報しか得られず、しかもその外見だけではからだのはたらきがどうなった結果なのかもわかりません(このときに自分の知っている方法で外見だけ真似してしまうことは、結論を得られずに苦労する未来が待っています。有名なジャズトランペット奏者の外見を真似てほっぺたを思い切りふくらましたり、目をぎゅっとつむったり、体をよじらせたりベルを真下へ向けて吹いたり。それが自分への負担になっていきます)。
そこで、誰かに高音域の出し方を教えてもらったり、調べてみたりすることになるのですが、そこで受け取る情報というのは、それぞれのからだの部分がどうなっているのか、という「部分的なうごき」でしかないのです。
コップを手に取るときの説明も、もしからだのそれぞれのパーツを説明していくことになると、
「(その位置からコップを手にするには)足を前に出して」
「(その位置からコップを手にするには)肘を伸ばして」
「(コップに触れたら)一旦指を伸ばして」
「指を曲げてコップを掴んで(注意:コップが潰れるほどの力ではない!)」
「そのまま握る力を抜かずに肘や肩を使って持ち上げて」
どこまで経験したことがあるのかわからないので、もしかすると「掴むとは」「持ち上げるとは」「肩の関節とは」といったさらに細かな説明や解説、場合によってはコップを手に取る前に経験しておく必要がある行動が出てくるかもしれません。
経験や成功したことのない人に言語を使って行動を説明するというのはこのような必要がどうしても出てきてしまうのです。
【歯車を噛み合わせるとは】
先ほど挙げたコップを手に取るまでのそれぞれのうごきは、例えるなら「歯車ひとつひとつ」です。
歯車を想像してください。歯車はひとつだけでは単なる回転にすぎませんが、その歯に他の歯車の歯が噛み合うと、連動して動き始めます。こうしていくつもの歯車が連動し合うと、例えば時計とか、エンジンとつながったタイヤなどが動き出し、時刻を正確に刻み続けたり、車が走ったりするのです。
どこかひとつでも歯車が噛み合っていなかったり、歯車そのものが存在していない部分があると機能しません。
それぞれの歯車がどれだけ高品質で素晴らしいものだったとしても、噛み合っていなければ結果は伴いません。
逆に、それぞれの歯車の品質が悪かったとしても、とりあえず噛み合ってさえいれば、とりあえずの結果は伴います。
高音域を演奏する仕組みも、これと同じなのです。
ですから、まずはクオリティが低くても構わないので、本当に必要な歯車をそれぞれ用意し、それらを正しく噛み合わせることが成功への第一歩になります。
では次回次回の記事では具体的にハイノートを出すためのそれぞれの歯車が何であるかを説明したいと思います。
それではまた来週!
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at 06:23, 荻原明(おぎわらあきら), 練習に対する考え方
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