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口の中と管の中のはなし。








みなさんこんにちは!

さて、突然ですがみなさんが使っているマウスピースのスロート内を覗き込んで下さい。スロートというのはトランペットに差し込む筒の部分です。

キレイですか?ツルツルしていますか?
なんだかガサガサしてるという方いませんか?


《マウスピースブラシ》
みなさんマウスピースブラシは持っていますか?
これ。



マウスピースの中を掃除するための道具です。これをシャンク側(口をつける方の反対側)から差し込んで水で流しながらゴシゴシするだけです。別段ブラスソープとかそういうのがなくても充分だと思いますが、息の入る一番最初の部分ですから、ぜひ定期的に掃除をしてツルツルの状態を保つように心がけて下さい。

マウスピースブラシはとても安いし、楽器屋さんとかヤマハなどで簡単に手に入りますから、もし持っていないという方がいたらぜひ買いましょう。


《歯磨き》
トランペットを吹く前に食事などをとった時、みなさんは歯磨きをしているでしょうか。
今でこそ自分は昼食をまたいで楽器を演奏するという時には必ず歯磨きをするよう心がけていますし、すでに習慣になっているのでそうしないと気持ち悪くて楽器を吹くことができません。

でも、中学生の時などはそんな発想は皆無でした。
自分が現役当時の公立中学校って土曜日は午前中は普通に授業があって、午後はめいっぱい部活ができる日だったんです。

ですから、部活に入っている人は土曜日もお弁当持参で学校に来ていました(当時の横浜市内の公立中学校全部かどうかはわかりませんが平日も給食はありませんでした)。
ですから、土曜日の授業が終わってすぐにお弁当を食べ、すぐに楽器を出して基礎練習をして…。歯磨きをするという意識はなかったんですよね。今思えば気持ち悪いな。

でも、最近になってですよね。社会人の人でもお昼休憩の後の歯磨きをする習慣がうまれたのって。

企業がそれを推してヒットした商品を自分も使っています。


これいいですよ(笑)

自分が歯磨きに目覚めたのは高校生の時です。中学生の時は、ただ単に吹奏楽が大好きなだけでしたが、だんだんと音大に行きたい、もっと専門的に学びたいと思ったのが中学3年のおわりごろ。一生トランペットを吹きたければ、歯を健康に保つのがとても大切だと知り、正しい歯磨きの仕方を調べて毎日丁寧にするように心がけ始めたんです。
おかげで、未だに歯磨きはとても時間がかかっていて、高校生当時はアナログの歯ブラシだったので一回20分くらい、今でも電動を使っているのにも関わらず10分くらいやってるという良いんだか悪いんだかって感じになってしまいました(笑)

まあでも高校生の時にも部活前に歯磨きをしていた記憶がないので、昼食後そのまま楽器を吹いていたんでしょうね。。矛盾してましたね。

ともかく、必ず口の中を清潔にしてから楽器を吹く習慣を身につけて下さい。


《管の凹みは気にするのに》
歯磨きをきちんとしていても管の中には汚れが付着します。
とりあえずみなさんのトランペット、主管(チューニングスライド)を抜いてマウスパイプ(マウスピースに直結している直線の管)の中を覗き込んでみて下さい。

キレイですか?

ここがもし汚かった場合は、その先の管も相当汚れてると思います。時間を見つけてトランペット全体を掃除して下さい。フレキシブルクリーナーというのがヤマハなどから出ていますのでそれを使うと良いと思います。
管の中の掃除については過去に書いたことがあるので、こちらをご覧下さい


なぜ楽器の中がキレイじゃないといけないのか。とても説得力のある説明をしましょう。

みなさん、楽器をぶつけて管を凹ませてしまったら、気持ちも相当凹みますよね。
それは見た目が悪くなってしまうだけでなく、凹むことによって管の中がまっすぐでなくなってしまう=息の流れが正しくなくなるからという大きな理由があるはずです。
あとは修理代がかかるとか(修理しても見た目が直るだけで、もう元通りにはならないのです)。

しかし、楽器を凹ましていなかったとしても、管の内部が汚れでデコボコしていたら、結果としてそれは同じではないですか?

どうでしょう。良いサウンドで、その楽器の本来持っている良いピッチで演奏したいと思うなら、楽器の表面だけでなく内部もキレイにしておかなければならないということがおわかりになったでしょうか。

ですから、まずは歯磨き。そして定期的な管内の掃除。これを必ずしましょうね。


《口の中の健康状態》
たまに「口内炎が痛くて楽器吹くのが辛い」というのを聞きます。
自分自身、結構不健康な食生活をしているのにも関わらず、口内炎って一度もなったことがないんです。あれですよね、ほっぺた噛んじゃった時とかに粘膜がただれてしまったような状態のことを口内炎って言うんですよね。自然発生的に口内炎になったことがないのでよくわからないのですが、確かに口の中を噛んでしまうとアンブシュアを作った時に歯と接触して違和感や痛みを感じたことはあります。

体質なども関係していると思いますが、口内炎になりやすいという方は食生活を見直すこと、規則正しい生活をすること。あと大事なのが歯磨きの仕方をきちんと学ぶことだと思います。
そして、ビタミンBなどを積極的に摂取すること(場合によってはサプリメントやドリンク剤を併用しても良いと思います)を心がけましょう。

肌荒れとかって、精神面からもくる、って言うじゃないですか。
ですから、コンクールとか本番前って練習練習で疲れていて、精神的にも体力的にも疲れますよね。生活リズムも不安的になりやすいし、そうなると食生活も偏りがでてしまうかもしれません。
これって、口内炎になる要素が満載なんですよね。

もし本番前日にひどい口内炎ができたら、ベストなパフォーマンスができなくなってしまいます。
ですから、日頃から意識してなりにくい体質に改善していくことが大切だと思います。

敢えては書きませんが、口内炎だけでなく虫歯とか歯の病気も同じです。
良い演奏がしたいと思うなら、自分の体から整えましょうね。


ということで、今回は管の中のこと、そして口の中のことについて書きました。
良い演奏をするためには良い内容の練習と良いコンディション作り、良い精神状態が不可欠です!
バランスよく日常を過ごせるといいですね。

それではまた来週!

当ブログの写真・記事等すべての営利目的による無断利用、ネット上などへの無断転載を禁止します。

at 12:01, 荻原明(おぎわらあきら), ケア

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トランペットを始める年齢








みなさんこんにちは!

さて、このブログを読んで頂いている方のほとんどは楽器を演奏しているかと思いますし、その大半はトランペット奏者でしょう。みなさんはいつから楽器を始めましたか?

おそらく、ほとんどの方は中学校の吹奏楽、早く始めても小学校高学年の金管バンドなどではないかと思います。
まさかピアノやヴァイオリンのように2歳とか3歳から始めた、という人はまずいませんよね。
例外的に親がトランペットを持っていてそれをおもちゃにして吹いていた、というのはあると思いますが、そういうのではなくてきちんとトランペットを吹くための練習を始めた年齢ってことです。

音楽を始めるには早いほうが良いとはよく聞く言葉ですが、トランペットをはじめとした金管楽器は中でも一番遅いスタートです。


《楽器体験会》
僕が所属している東京文京区にあるプレスト音楽教室では「楽器体験会」というイベントを行っています。
個人レッスンを始めるにあたって、どんな先生なのか、やりたいと思っている楽器が自分に合っているのか(続けられる気持ちになれるのか)といった確認をするような体験レッスンは随時行っていますが、体験会では音楽教室のいろんなクラスの講師が一斉に集まって気になる楽器をいくらでもいくつでも触って演奏しちゃいましょう、といったイベントなんです。もちろん無料で。

音楽教室のFacebookに写真があるのでよかったら見て下さい

通常の体験レッスンってやっぱりハードル高いですよね。本気でレッスンを始める気持ちになっていればとても参考になるとは思うんですが、覚悟が固まらないと申し込むところまではなかなか...。

で、つい先日のこのイベントでトランペットにもチャレンジして頂いたお子さんが何人かいらっしゃいました。
多分、幼稚園くらいのお子さん、あと小学校低学年くらいのお子さんでしょうか。
やっぱりトランペットを構えるとバストランペット?!って思うくらい大きく感じますし、マウスピースのカップの中に口が全部入っちゃう。サポートして持ってあげないと正しい持ち方はできません。

ま、でもあくまで「体験会」ですから、トランペットっておもしろい!こんな楽器あるんだ!名前覚えた!みたいになってもらえればそれで充分ですし、あわよくばもう少し大きくなっても覚えていて、その時から本格的に始めてもらえれば嬉しいです。

でもこれが結構音出せちゃったりするんですよね。


トランペットって、いったい何歳くらいから始められるものなのでしょうか。


《すごい動画》
トランペット吹きの中では有名なYouTubeの動画があります。ご存知でしょうかこの動画。

これとか、

これ。

直接の面識はないのですが(多分)、お父様がトランペット奏者のようです。
いや、最初に見た時は衝撃でした。こんな小さい子がトランペットを!って。楽曲のレベルは練習すれば誰でもある程度はいけますが、そうではなくてこんな小さな体で楽器を構えるのも発音するのもできちゃうんだな、ってことに驚きです。

何より、このお子さんたちはトランペットをやらされてる感がないのが良いですよね。本当に楽しんでるようですし、上手になりたいって思っているように感じます。


《前歯の問題》
また音楽教室の話になっちゃいますが、実は数日前に教室にいらっしゃったあるお母様が、息子さんがどうしてもトランペットを吹きたいと言っているということで、それなら一度体験レッスンを受けてみては?とお伝えしたんですが年齢が6歳らしいのです。

うん。まあ、レッスンをするかしないかは別として、トランペットに興味を持っていて吹いてみたいと思っているなら、その願いはかなえてあげたいじゃないですか。
ただ、ひとつだけどうしても確認しておかなければいけないことがあるんですよね。

「前歯」の問題です。

トランペットは、唇をマウスピースと前歯(上)に挟んで安定させた状態にならないと音が出せませんよね。
お母様に確認したら、そのお子さんは上前歯は永久歯になっているとのことでしたので安心しましたが、歯の状態によってはトランペットを吹くのを少し待ってからのほうがいいと思うんです。

もちろん、乳歯の状態でもトランペットを吹くことはできます。ただ、上下の前歯4本のどこかが抜けてしまうと、その時点から永久歯がきちんと生え揃うまでの長期間、中断せざるを得ません。

もし、その時期にトランペットがとても楽しくなってきて、もっと練習したい!となってしまうと、それはとても残念なことですよね。そして永久歯にすべて生え揃うまでその気持ちが継続できるか、というのも個人差はあると思いますがやはり難かしいところがあります。


《筋力の問題》
上下の前歯が完全に永久歯になってからも、小柄なお子さんの場合トランペットは非常に重く、持ちにくい可能性があります。
実際、生徒さんの中には小学生の方がいますが、30分のレッスン中に一度は休憩(手の休憩)を入れないとキツそうです。

手が痛くなってしまうのは休憩を取れば回復しますが、それよりも重要なのが「正しい構え方を継続していられるか」という点です。
トランペットは構えると先端、ベルのほうが重く、下がってきてしまいがちです。

ベルが下がった状態で楽器を吹き続けるというのは、結果として下唇にプレスをかけてしまうので、音色、音域に関して上達しにくくなってしまいます。ですので、もし筋力が弱いお子さんがトランペットを練習する時には、指導者が常にきちんとした構え方ができているかを見守ってあげるべきです。
良くないクセを付けてしまってからではそれを直すのも大変です。


《コルネット》
小学生の鼓笛隊などでコルネットが主流になっているのは、トランペットに比べてベルが短くコンパクトになっていることも理由のひとつでしょう。
また、トランペットにくらべてサクソルン属であるコルネットは音が比較的出しやすい点もあげられます。

ですので、小学生くらいのお子さんは、コルネットから始めるのはとても良いことだと思います。
しかし、学校の備品を使うのであればそれで良いとは思うのですが、個人レッスンなどの場合はコルネットを買って、しばらくして中学校の吹奏楽に入ったらトランペットを買って...というのは金銭的にも負担がかかってしまうので考えどころではあります。

本当に体格の小さなお子さんが個人で楽しむ程度であれば「ポケットトランペット」という手もあります。

ポケットトランペットとは、通常のトランペットと同じ管の長さではありますが、可能な限り管をグルグル巻いてコンパクトにした楽器です。
音はきちんと出せますが、おもちゃと言ってしまえばそれまでです。決して吹きやすくありませんし、ピッチコントロールも難しいおもちゃ的な楽器です。

でも値段は安いので手始めとしてポケットトランペットで様子を見てみるのも良いかと思います。


《プロになって思うこと》
ここまで、楽器を始めるにあたっての幼い年齢の場合を書きましたが、始めた時期が遅い場合(自分自身も含め)、こんなことを思っています。

今、自分がプロになって感じているのは、中学生に入ってもまだ楽譜がきちんと読めなかった自分が、それこそ2歳、3歳からピアノやヴァイオリンを始めた方々と同じ土俵で一緒に演奏活動をしていても、音楽的な面でギャップを感じてはいないということです。そう思っているのは自分だけなのかもしれませんが(笑)、結局のところ弦楽器の方とスタートが10年ブランクがあっても、本気でやっていれば取り戻せるんだな、と思います。
テクニックを学ぶことも、「歌う」ということを表現できるようになることも、音楽的な知識を得ることも、確かに短時間で身につけることは山のようにありますが、結局は自分の努力次第。

弦楽器は大人になってからプロになるというのはかなり難しいですが(骨格や筋肉の発達の問題が多い)、音楽や楽器を好きになること、そして知識を身につけることに関しては年齢のリミットがありません。ですから「この楽器やってみたいな!」と思ったら年齢など関係なく始めちゃえば良いと思います。好きであり続けられれば誰でも(プロになれるかは保証できませんが)絶対に上達します!


ということで、今回はトランペットを始める年齢などを中心に書いてみました。
また来週!


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at 09:48, 荻原明(おぎわらあきら), 音楽に対する考え方

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