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2011.12.27 Tuesday
調子が悪い時【補足】
みなさんこんにちは!クリスマスは何をして過ごしましたか?楽しかったですか?
アンコンがある方はもしかしたら練習ばっかりで終わってしまったかもしれませんね。。。
さて今年の「ラッパの吹き方」も今回で最後です。
今年も(確か)一回も休むことなく毎週更新できたのもこのブログを見て頂いている沢山の方々のおかげです。本当にありがとうございました!
さて、前回まで「調子が悪い時」というタイトルで3週に渡り書いていきました。
今回は補足としてもうちょっと書いてみることにします。
《調子が悪いといじくりやすいところ》
楽器を吹いて「あ、調子悪いかも」と感じた時、「調子が悪い時2」で書いたように様々な角度から原因を考えてみるのは悪いことではありません。
ただこの時に原因を
「アンブシュアがいけないのでは?」
と考えてしまうと、良くない方向に行く可能性があります。ここは注意して欲しいことですし、一番陥りやすいところでもあります。
至って健康で、唇が荒れているでもなく、呼吸もしっかりできていて気持ちも前向きであるにも関わらず、思うような音が出せない、音をはずしやすいという時、やはりアンブシュアに原因があるのでは、と考えてしまうでしょう。
それは決して間違っているわけでなく、実際にアンブシュアに原因がある可能性があります(あくまでも可能性です)。
そうなってしまった原因は様々あると思いますが、どんな原因があってもここでしてはいけないことは
「いつも通り吹けない(音の反応などが悪い)からアンブシュアを(無意識も含め)探ってしまう」
ということです。
アンブシュアが多少なりとも崩れてしまうと、なんとなく感覚がおかしい、とか良い音が出ないなど他の人にはあまりわからなくても自分がすごく気になることが沢山出てきます。
でもそこで単純に「じゃあアンブシュアを戻そう」と考えてしまうと、ドツボにはまってしまう可能性が高くなるんです。
アンブシュアというのはトランペットを吹いている時の口周辺の状態ではありますが、表面の筋肉をどうこう操作して完成されたものではありません。口の中の状態(舌の状態や位置)、マウスピースを当てる力加減、ブレスコントロールや楽器の構え方など様々な要因からできあがった自分自身だけの口周辺の状態です(誰にも真似はできませんし、誰かの真似もできません)。
筋肉は必要ですが、それは「作るため」ではなくあくまでも「支える、キープするため」のものでしかありません。
ですから「トランペットを吹いていて口周辺の筋肉がバテる」ということは本来ないのです(演奏時間にもよりますが)。
少し話がそれてしまいましたが、要は「アンブシュアをいじっても良いことはない」ということです。
アンブシュアに関しては過去に記事として6回に渡って書いているので、そちらもご覧下さい。
「アンブシュア1」
そこで次のはなし。
《数日吹かなかった後》
トランペットを吹いていて、一番調子を崩している(違和感を覚える)と実感する時というのは「数日吹かなかった後」だと思います。
結構頑張っている吹奏楽部だと、毎日練習しているのに、テスト期間に入ると1週間前から部活停止になって、テスト明けまでまったく吹けない、なんて方もいるのではないでしょうか。中学生の時の自分がそうでした。
日数にしておよそ10日トランペットをちゃんと吹くことができない、というのは今の自分は考えただけでも結構なプレッシャーです(自分は1日以上吹かない日が続くということはここ何年もしたことがありません。したがって観光旅行をした経験が一切ありません。笑)。
こうなってしまうと、さすがに「感覚」だけでなく、支えるための「筋力」も衰えてしまっています。
結果、数日休んだ後は思うようにトランペット吹くのが難しくなってしまいます。
その時、決して強引に元に戻そうとしてはいけません。その行為で変な吹き方をして調子を崩してしまうと本当に元に戻るのにものすごい時間がかかってしまう可能性があるからです。
音色が悪くても、ハイノートが出なくても無理をして音を出さずに、ウォームアップ、基礎練習を出せる音域でじっくりゆっくり吹いて下さい。
大切なのは「体全体のバランスと感覚を取り戻す」作業に徹することです。
前向きなことを言えば、上手いけば数日休む前よりも良いバランスで演奏ができるようになるかもしれません。一旦リセットして更に良くするんだと考えれば、慌てて元に戻さなきゃ!と思うこともないでしょう。
ものは考えようです。
ということで、今年の「ラッパの吹き方」もこの記事が最後になりました。
最初にも書きましたが、毎日沢山の方にこのブログを見て頂いているようで、本当にありがとうございます!
今年は本当に様々なことがあり、特に3/11の大震災では音楽業界にも大きな影響があった年でした。
一プレイヤーとしてできることは本当に限られ、心苦しく感じることばかりで、震災に見舞われた沢山の方々のことを思うと、ブログなんて書いている場合じゃないと思うこともありましたが、とにかく自分は自分でできることを続けよう。いつも通り生活できる人間はいつも通り生活して、そこから何かできることを見つけよう、と決めて今年一年生活してきました。
年を越すのも大変な状況の方もまだまだ沢山いらっしゃいますが、来年は少しずつでも日本中が良い方向に進めるよう願いつつ、自分ができること、すべきことを手を抜かずやっていこうと思います。
ということで、来年早々3日から更新していきますので引き続き「ラッパの吹き方」をどうぞよろしくお願い致します!
それでは!
アンコンがある方はもしかしたら練習ばっかりで終わってしまったかもしれませんね。。。
さて今年の「ラッパの吹き方」も今回で最後です。
今年も(確か)一回も休むことなく毎週更新できたのもこのブログを見て頂いている沢山の方々のおかげです。本当にありがとうございました!
さて、前回まで「調子が悪い時」というタイトルで3週に渡り書いていきました。
今回は補足としてもうちょっと書いてみることにします。
《調子が悪いといじくりやすいところ》
楽器を吹いて「あ、調子悪いかも」と感じた時、「調子が悪い時2」で書いたように様々な角度から原因を考えてみるのは悪いことではありません。
ただこの時に原因を
「アンブシュアがいけないのでは?」
と考えてしまうと、良くない方向に行く可能性があります。ここは注意して欲しいことですし、一番陥りやすいところでもあります。
至って健康で、唇が荒れているでもなく、呼吸もしっかりできていて気持ちも前向きであるにも関わらず、思うような音が出せない、音をはずしやすいという時、やはりアンブシュアに原因があるのでは、と考えてしまうでしょう。
それは決して間違っているわけでなく、実際にアンブシュアに原因がある可能性があります(あくまでも可能性です)。
そうなってしまった原因は様々あると思いますが、どんな原因があってもここでしてはいけないことは
「いつも通り吹けない(音の反応などが悪い)からアンブシュアを(無意識も含め)探ってしまう」
ということです。
アンブシュアが多少なりとも崩れてしまうと、なんとなく感覚がおかしい、とか良い音が出ないなど他の人にはあまりわからなくても自分がすごく気になることが沢山出てきます。
でもそこで単純に「じゃあアンブシュアを戻そう」と考えてしまうと、ドツボにはまってしまう可能性が高くなるんです。
アンブシュアというのはトランペットを吹いている時の口周辺の状態ではありますが、表面の筋肉をどうこう操作して完成されたものではありません。口の中の状態(舌の状態や位置)、マウスピースを当てる力加減、ブレスコントロールや楽器の構え方など様々な要因からできあがった自分自身だけの口周辺の状態です(誰にも真似はできませんし、誰かの真似もできません)。
筋肉は必要ですが、それは「作るため」ではなくあくまでも「支える、キープするため」のものでしかありません。
ですから「トランペットを吹いていて口周辺の筋肉がバテる」ということは本来ないのです(演奏時間にもよりますが)。
少し話がそれてしまいましたが、要は「アンブシュアをいじっても良いことはない」ということです。
アンブシュアに関しては過去に記事として6回に渡って書いているので、そちらもご覧下さい。
「アンブシュア1」
そこで次のはなし。
《数日吹かなかった後》
トランペットを吹いていて、一番調子を崩している(違和感を覚える)と実感する時というのは「数日吹かなかった後」だと思います。
結構頑張っている吹奏楽部だと、毎日練習しているのに、テスト期間に入ると1週間前から部活停止になって、テスト明けまでまったく吹けない、なんて方もいるのではないでしょうか。中学生の時の自分がそうでした。
日数にしておよそ10日トランペットをちゃんと吹くことができない、というのは今の自分は考えただけでも結構なプレッシャーです(自分は1日以上吹かない日が続くということはここ何年もしたことがありません。したがって観光旅行をした経験が一切ありません。笑)。
こうなってしまうと、さすがに「感覚」だけでなく、支えるための「筋力」も衰えてしまっています。
結果、数日休んだ後は思うようにトランペット吹くのが難しくなってしまいます。
その時、決して強引に元に戻そうとしてはいけません。その行為で変な吹き方をして調子を崩してしまうと本当に元に戻るのにものすごい時間がかかってしまう可能性があるからです。
音色が悪くても、ハイノートが出なくても無理をして音を出さずに、ウォームアップ、基礎練習を出せる音域でじっくりゆっくり吹いて下さい。
大切なのは「体全体のバランスと感覚を取り戻す」作業に徹することです。
前向きなことを言えば、上手いけば数日休む前よりも良いバランスで演奏ができるようになるかもしれません。一旦リセットして更に良くするんだと考えれば、慌てて元に戻さなきゃ!と思うこともないでしょう。
ものは考えようです。
ということで、今年の「ラッパの吹き方」もこの記事が最後になりました。
最初にも書きましたが、毎日沢山の方にこのブログを見て頂いているようで、本当にありがとうございます!
今年は本当に様々なことがあり、特に3/11の大震災では音楽業界にも大きな影響があった年でした。
一プレイヤーとしてできることは本当に限られ、心苦しく感じることばかりで、震災に見舞われた沢山の方々のことを思うと、ブログなんて書いている場合じゃないと思うこともありましたが、とにかく自分は自分でできることを続けよう。いつも通り生活できる人間はいつも通り生活して、そこから何かできることを見つけよう、と決めて今年一年生活してきました。
年を越すのも大変な状況の方もまだまだ沢山いらっしゃいますが、来年は少しずつでも日本中が良い方向に進めるよう願いつつ、自分ができること、すべきことを手を抜かずやっていこうと思います。
ということで、来年早々3日から更新していきますので引き続き「ラッパの吹き方」をどうぞよろしくお願い致します!
それでは!
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at 11:17, 荻原明(おぎわらあきら), バテ・不調・緊張・ミス
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