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ミスをする、ということ。








みなさんこんにちは!
「ラッパの吹き方」も今年最後の記事になりました。読んで下さった皆さんありがとうございました!
飽きっぽい性格の自分が1回も休まず毎週更新できたのがすごいと勝手に思ってます(笑)

今回も年末関係なく普通に書いてきますよー


《「すいません」という言葉》
レッスンにおじゃました吹奏楽部でたまに見かけるのですが、演奏を止めて何か言おうと思ったらその前にほとんどの子たちが「すいません」「すいません!」と連発するんですね。
なんて積極的に質問をしてくる部活なんだ、すげーな。と驚いたら違っていました。

謝ってるんです。

よくよく聞けば、演奏している時に音をはずしただとか入り遅れたとか、その他諸々、ばっちり演奏できなかった時は必ず「すいません」と謝る習慣があるそうなんです。昔から。

ぶっちゃけ、変じゃないですか、それ。

話せば長くなりますが、音楽という世界で100%完璧な演奏ができるなんて(ミスしない、というレベルではなく)まずありえません。目指すものが果てしない、逆に(自分自身の中でだけ限られる)納得のいく演奏なんてできてしまった時点で音楽が完成してしまうので、もう何もすることがなくなってしまいます。練習だって何だって。
それに、音楽というのは自分自身の判断でどうこうするものではなく、あくまでも聴いてくれる人がどう感じるか、という点に限られますから。。。

いや、何が言いたいのかというと、要するにですね、

「謝らなくてもこっちはわかります」

ってことです。
演奏を止めざるを得ないような大きなミスをしてしまって、本当に他のメンバーに迷惑をかけてしまったなら別ですが(のだめカンタービレでオケの演奏が止まってしまうシーンがありましたね)、良い演奏ができるように目指すという「練習」をしているのですから、粗いところがあるのはあたりまえだし、それを指摘して更に演奏レベルを上げていく時間なんですから、謝る必要なんてないんです。そして、みんながどんな演奏をしているかは「すいません」と言わなくても指導している人は全部わかちゃっています。

更に言えば(これは指導している先生などが自覚すべきことですが)「すいません」という行為が、本来の意味を失って「習慣化」しているだけにも見えるのがとても気になります。練習中に演奏が止まったら反射的に「すいません」と言ってしまうような環境は決して良いものだとは思えません。

なんか厳しいこと言っちゃいましたが、その学校や部活特有の「伝統」や「歴史から生まれてきたもの」は良いものはより発展させるべきだし、良くないものはどんどん廃止していくべきだとずっと昔から思っています。それらに気づくことも大切だし、変えていく勇気も大切です。


叱られているわけではないし、より良い演奏をするための提案なのですからレッスンで指摘されるのは悪いことではありません。
大事なことは「2回同じ指摘を受けない」ということです。このことについては過去の記事「次回の合奏、レッスンまでにすること」に書いてありますので読んでみて下さい。


《表情に出さない》
本番の時にミスをしてしまう、ということは誰にでもあることです。
練習で完璧にできていても本番で同じレベルで演奏ができることはプロでも非常に難しいことです。

でも「あー、ミスしちゃったーーーーー」ということを演奏中に表情に出してしまうのは絶対にやってはいけないことです。
変な言い方ですが、聴いている側としてはそんなに気にならない(もしくは気づいていない)ことって結構多くて、ステージで堂々としていれば、よりそうなるものです。

しかし一旦表情に出してしまったり、首をかしげてしまったりするとすぐバレるし「下手そう」に見えるものです。

ミスをしても表情に出さないことも「演奏テクニックのひとつ」だと思って下さい。


ということで今回は「ミスをする」ということについていろいろ書いてみました。
ミスは「しようと思ってすることではない」のですから(もちろんミスはないのがベストですが)、落ち込むことはありません。

「次回はミスのない完璧な演奏をしよう」と思って、より質の良い練習に励むことが大切です。

今年1年沢山の練習をして本番を経験してきたと思います。
ひとつひとつの練習、本番で見えてきたことを活かして、ミスのない良い演奏ができることを常に目指してぜひ来年も頑張って下さいね。
このブログが少しでも参考になってもらえれば幸いです。

それでは、今年も本当にありがとうございました!
来年もどうぞ「ラッパの吹き方」をどうぞよろしくお願いします!

それでは、よいお年を!


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at 04:38, 荻原明(おぎわらあきら), 本番・合奏練習

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