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荻原 明
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2009.12.29 Tuesday
口の中が乾く、ということ
みなさんこんにちは!
もう年末ですねー。と言っても年末年始もいつもと同じ一週間を過ごすことになる荻原です。まあ国民的行事とかあんまり好きじゃないのでこっちのほうがありがたいんですけどね(笑)
さて、今週からはまた違った内容を書いていこうと思います。
《口の中が乾く》
みなさんは楽器の練習をしているということは頻度は別として本番が必ずやってくるはずです。その本番の時、いつもはあまり気にしていなくても口の中が乾いてしまう経験をしたことがあると思います。
口の中が乾く=唾液の分泌量が減ると、スムーズな舌の動きが出来なくなったり、唇が乾燥してしまうなどトランペットを演奏する上で良くない状態になってしまいます。
荻原が高校生の時のことですが、校内の文化祭で吹奏楽部が発表をする機会がありました。
夏休み明けすぐだったと思うんですが会場は冷房もない体育館で、しかも他の文化部の発表もあり時間が限られた中でのコンサートを行うというこで、セッティングで走り回り汗をかき、息切れしたまま音出しもしないうちに着席していきなり演奏開始というキツい展開で、気づけば口の中がカラッカラ。我に返ってものすごい緊張していることに気付き、余計に口の中が乾燥して全然思うような演奏ができなかったことがあります。
若かったからこれでもなんとかやってのけたのかもしれませんが、今思えばホントすごい状況で演奏してたなと思います。
このような状態で本番をすることはみなさんはあまりないのかもしれませんが、それでも本番中にどんどん口の中が乾燥するという経験はきっとあるんじゃないかと思うんです。
《緊張と口の中の乾燥の関係》
あんまり知識がないものでちょっと調べた上で書いてますが、緊張をした時に口の中が乾燥するというのは人間の持つ正常な作用だそうです。
緊張をすると交感神経が優位になって体の中が引き締まる状態になるそうで、唾液の分泌も少なくなるということでした。
まあ、詳しいことは良いんですが、緊張してもある程度口の中の乾燥を防ぎたいものですね。
《水分の摂取》
自分は、本番にもよりますがあまり緊張をしなくなりました、最近。ですが練習の時もいつでも常に水分を摂取するように心がけています。手元に水がないと不安になっちゃうくらい絶対に水のペットボトルを持ち歩いていますね。
水分は「喉が渇いたな」と思ってから摂取してもすぐに潤うということはありません。ですから、例えば本番直前に水をガブ飲みしたところで乾燥を防ぐことはできないんです。夏場などは熱中症予防を呼びかけるためテレビのニュースとかでも同じことを言っているので聞いたことがあるかもしれません。スポーツをしている方もこれは知っているはずです。
ですからこまめな摂取を心がけるのが良いとされています。
《水がベスト》
水分、と言ってもいろいろありますよね。お茶とかジュースとか水、スポーツドリンクなど。
でもあくまでも「水」が良いと思います。
まずジュースは論外です。口の中がベタベタしてしまうし、ジュースが口の中に残った状態で楽器を吹くのは良いわけがありません。
スポーツドリンクは水分を吸収するスピードが速いので良いとは思いますが、やはり糖分があるせいで口の中や唇がベタついてしまいます。スポーツドリンクを飲んだ後に水を飲んだりうがいをするならベストかもしれませんが、練習中や本番直前の舞台袖ではそうもいきませんよね。めんどくさい。
お茶はどうかと言うと、、、自分はおすすめしません。というのもお茶には(ものによりますが)カテキンが含まれています。ポリフェノールも同じものだそうです。
で、なぜおすすめできないかと言うと、お茶を飲むと口の中、特に歯がギシギシした感覚になってしまい、とにかくタンギングがしにくいんです。
また、ポリフェノールは日本茶に多く含まれているそうですが、紅茶にも含まれています。あとココアにもカカオポリフェノールという成分が含まれているそうです。
水分ではありませんがチョコレートを食べた時にも歯がギシギシした感覚になるのはこのためだったんですね。
学生の方はわからないかもしれませんが、赤ワインを飲んだ時も同じような感覚になるんですが、これもポリフェノールのためです。
ということで、やっぱり水が一番良い、という結論に達しました。
カテキン、ポリフェノールは体にはとても良いものなんで、トランペットを吹いていない時に沢山飲みましょ。
あと、お茶やコーヒーを沢山飲むとカテキンやカフェインで利尿作用が働いてトイレが近くなってしまうのも練習に集中できませんからね。そういった意味でもあまり飲みません。
話がそれますが、かなり昔のことなんですが、オーケストラの仕事で朝早かった時に早めに現地に着いたのでマックでコーヒーを飲んだんです。で、練習場に着いて合わせが始まったらものすごいトイレに行きたくなって演奏に全然集中できなかったことがあったんです。
これは体質なのかもしれませんが、コーヒーやコーラ、あと理由はわかりませんがスポーツドリンクを飲んだ時というのは、ものすごいトイレが近くなってしまうんです。なので、今でも練習や本番の前にはこれらの飲料は控えるようにしています。コーヒー大好きなんですけど(笑)
《常温の水》
今のような寒い時期にはあまりないかもしれませんが、冷たい水を口に含んですぐにトランペットを吹くとコントロールがしにくい経験をしたことはありませんか?
冷たいものを飲んだ時は、血管が萎縮して反応が悪くなってしまうのが原因です。
いちいちこの状態になってしまうのは問題ですよね。なので、練習中に水分を摂取する時はできるだけ常温の水を飲んでいます。
コンビニで買うとつめた〜い状態なので、ネットで大量買いして家を出る時にそれを持っていく、なんてことをしています。
本当は(熱いのではなく)暖かい飲み物がベストなんですが、「お湯」って売ってないですからね(笑)水筒を持ち歩けばいいのかもしれませんがめんどくさいので;
《こだわり?》
今回の記事は完全に荻原個人が日常感じていて過去の経験で良くなかったものを削除していった結果です。ですから、他の管楽器奏者の方は「こんなにこだわらなくてもよくね?」って言うかもしれませんね。お茶やコーヒーを飲んで本番やっている方も沢山いらっしゃいますし。
まあ、ぶっちゃけどうでも良いっちゃ良いんです、こんなこと。
別に神経質になっているわけではなく、こだわりを持って頑な(かたくな)にやっているわけでもないんですが、日常のクセというか習慣でこういった結果になったというだけです。
演奏に集中するために、(自分の体に関して)できるだけ余計な妨害をされたくないという気持ちがあるんですよね。
ということで、ちょっと頭の片隅に置いてもらえればと思い、書いてみました。
では今週はこのへんで!
ってかこれが今年最後の記事ですね。一年間ありがとうございました。来年も引き続き「ラッパの吹き方」を掲載していく予定ですので今後ともどうぞおつきあい下さい。
それでは良いお年を!
もう年末ですねー。と言っても年末年始もいつもと同じ一週間を過ごすことになる荻原です。まあ国民的行事とかあんまり好きじゃないのでこっちのほうがありがたいんですけどね(笑)
さて、今週からはまた違った内容を書いていこうと思います。
《口の中が乾く》
みなさんは楽器の練習をしているということは頻度は別として本番が必ずやってくるはずです。その本番の時、いつもはあまり気にしていなくても口の中が乾いてしまう経験をしたことがあると思います。
口の中が乾く=唾液の分泌量が減ると、スムーズな舌の動きが出来なくなったり、唇が乾燥してしまうなどトランペットを演奏する上で良くない状態になってしまいます。
荻原が高校生の時のことですが、校内の文化祭で吹奏楽部が発表をする機会がありました。
夏休み明けすぐだったと思うんですが会場は冷房もない体育館で、しかも他の文化部の発表もあり時間が限られた中でのコンサートを行うというこで、セッティングで走り回り汗をかき、息切れしたまま音出しもしないうちに着席していきなり演奏開始というキツい展開で、気づけば口の中がカラッカラ。我に返ってものすごい緊張していることに気付き、余計に口の中が乾燥して全然思うような演奏ができなかったことがあります。
若かったからこれでもなんとかやってのけたのかもしれませんが、今思えばホントすごい状況で演奏してたなと思います。
このような状態で本番をすることはみなさんはあまりないのかもしれませんが、それでも本番中にどんどん口の中が乾燥するという経験はきっとあるんじゃないかと思うんです。
《緊張と口の中の乾燥の関係》
あんまり知識がないものでちょっと調べた上で書いてますが、緊張をした時に口の中が乾燥するというのは人間の持つ正常な作用だそうです。
緊張をすると交感神経が優位になって体の中が引き締まる状態になるそうで、唾液の分泌も少なくなるということでした。
まあ、詳しいことは良いんですが、緊張してもある程度口の中の乾燥を防ぎたいものですね。
《水分の摂取》
自分は、本番にもよりますがあまり緊張をしなくなりました、最近。ですが練習の時もいつでも常に水分を摂取するように心がけています。手元に水がないと不安になっちゃうくらい絶対に水のペットボトルを持ち歩いていますね。
水分は「喉が渇いたな」と思ってから摂取してもすぐに潤うということはありません。ですから、例えば本番直前に水をガブ飲みしたところで乾燥を防ぐことはできないんです。夏場などは熱中症予防を呼びかけるためテレビのニュースとかでも同じことを言っているので聞いたことがあるかもしれません。スポーツをしている方もこれは知っているはずです。
ですからこまめな摂取を心がけるのが良いとされています。
《水がベスト》
水分、と言ってもいろいろありますよね。お茶とかジュースとか水、スポーツドリンクなど。
でもあくまでも「水」が良いと思います。
まずジュースは論外です。口の中がベタベタしてしまうし、ジュースが口の中に残った状態で楽器を吹くのは良いわけがありません。
スポーツドリンクは水分を吸収するスピードが速いので良いとは思いますが、やはり糖分があるせいで口の中や唇がベタついてしまいます。スポーツドリンクを飲んだ後に水を飲んだりうがいをするならベストかもしれませんが、練習中や本番直前の舞台袖ではそうもいきませんよね。めんどくさい。
お茶はどうかと言うと、、、自分はおすすめしません。というのもお茶には(ものによりますが)カテキンが含まれています。ポリフェノールも同じものだそうです。
で、なぜおすすめできないかと言うと、お茶を飲むと口の中、特に歯がギシギシした感覚になってしまい、とにかくタンギングがしにくいんです。
また、ポリフェノールは日本茶に多く含まれているそうですが、紅茶にも含まれています。あとココアにもカカオポリフェノールという成分が含まれているそうです。
水分ではありませんがチョコレートを食べた時にも歯がギシギシした感覚になるのはこのためだったんですね。
学生の方はわからないかもしれませんが、赤ワインを飲んだ時も同じような感覚になるんですが、これもポリフェノールのためです。
ということで、やっぱり水が一番良い、という結論に達しました。
カテキン、ポリフェノールは体にはとても良いものなんで、トランペットを吹いていない時に沢山飲みましょ。
あと、お茶やコーヒーを沢山飲むとカテキンやカフェインで利尿作用が働いてトイレが近くなってしまうのも練習に集中できませんからね。そういった意味でもあまり飲みません。
話がそれますが、かなり昔のことなんですが、オーケストラの仕事で朝早かった時に早めに現地に着いたのでマックでコーヒーを飲んだんです。で、練習場に着いて合わせが始まったらものすごいトイレに行きたくなって演奏に全然集中できなかったことがあったんです。
これは体質なのかもしれませんが、コーヒーやコーラ、あと理由はわかりませんがスポーツドリンクを飲んだ時というのは、ものすごいトイレが近くなってしまうんです。なので、今でも練習や本番の前にはこれらの飲料は控えるようにしています。コーヒー大好きなんですけど(笑)
《常温の水》
今のような寒い時期にはあまりないかもしれませんが、冷たい水を口に含んですぐにトランペットを吹くとコントロールがしにくい経験をしたことはありませんか?
冷たいものを飲んだ時は、血管が萎縮して反応が悪くなってしまうのが原因です。
いちいちこの状態になってしまうのは問題ですよね。なので、練習中に水分を摂取する時はできるだけ常温の水を飲んでいます。
コンビニで買うとつめた〜い状態なので、ネットで大量買いして家を出る時にそれを持っていく、なんてことをしています。
本当は(熱いのではなく)暖かい飲み物がベストなんですが、「お湯」って売ってないですからね(笑)水筒を持ち歩けばいいのかもしれませんがめんどくさいので;
《こだわり?》
今回の記事は完全に荻原個人が日常感じていて過去の経験で良くなかったものを削除していった結果です。ですから、他の管楽器奏者の方は「こんなにこだわらなくてもよくね?」って言うかもしれませんね。お茶やコーヒーを飲んで本番やっている方も沢山いらっしゃいますし。
まあ、ぶっちゃけどうでも良いっちゃ良いんです、こんなこと。
別に神経質になっているわけではなく、こだわりを持って頑な(かたくな)にやっているわけでもないんですが、日常のクセというか習慣でこういった結果になったというだけです。
演奏に集中するために、(自分の体に関して)できるだけ余計な妨害をされたくないという気持ちがあるんですよね。
ということで、ちょっと頭の片隅に置いてもらえればと思い、書いてみました。
では今週はこのへんで!
ってかこれが今年最後の記事ですね。一年間ありがとうございました。来年も引き続き「ラッパの吹き方」を掲載していく予定ですので今後ともどうぞおつきあい下さい。
それでは良いお年を!
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at 00:28, 荻原明(おぎわらあきら), ケア
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