smtwtfs
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< May 2009 >>
profile
ogiwarasite.jpg

academySMALL.jpg
recommend
トランペット ウォームアップ本 (MyISBN - デザインエッグ社)
トランペット ウォームアップ本 (MyISBN - デザインエッグ社) (JUGEMレビュー »)
荻原 明
【販売部数1000部達成!】「ラッパの吹き方」ブログ著者、荻原明 初の教則本!ウォームアップと奏法の基礎を身につけられる一冊です!
recommend
まるごとトランペットの本
まるごとトランペットの本 (JUGEMレビュー »)
荻原 明
「ラッパの吹き方」から生まれた「まるごとトランペットの本」発売中です!
プレスト音楽教室
プレスト音楽教室 当ブログ著者、荻原明が講師をしている音楽教室です。生徒さん随時受付中です!
ラッパの吹き方bot/Twitter
ラッパの吹き方bot 「ラッパの吹き方」ブログから抜粋した1400以上のことばと記事の紹介をしています。練習のお供に、ぜひご活用下さい!
ラッパの吹き方 Facebook
ラッパの吹き方フェイスブック ラッパの吹き方Facebookでは新着記事の紹介のほか、"note"でのハイノート本原稿公開の更新情報、これまでの記事を発掘して紹介をしております。
sponsored links
links
mobile
qrcode
 スマホ版表示に変更

※スマートフォンで閲覧している時のみ作動します
        
サイト内検索はこちら↓
new entries
categories




archives
others
無料ブログ作成サービス JUGEM


スポンサーサイト








一定期間更新がないため広告を表示しています

at , スポンサードリンク, -

-, -, pookmark


楽器の選び方 2








みなさんこんにちは!
今週は前回に続いてトランペットの選び方について書いていきます。

《トランペット購入の前に》
前回の記事のようにいろいろなところから情報を入手して、実際に購入する際の流れを書いていきます。

まずいきなり楽器店に行くよりは事前に電話で希望する楽器があるかどうかを問い合わせておくのが良いかと思います。希望する楽器の在庫が少ないというのもよくあることです。それを知らずにお店に行って希望の楽器がないから、じゃあ他のでいいやという妥協をしてしまうと後で後悔しかねませんからね。それと休日に行く場合、楽器店は混みますから試奏をする時にも音出しスタジオ等を確保してもらうために来店時間も伝えておくとスムーズかと思います。

またある程度の予算の上限も決めておきましょう。楽器というのは(特に輸入品は)円高などに影響を受けますから、価格の変動が激しいですし通常専門店では定価で販売はしません。多少は安くしてくれるものです(お店によりますが)。
ちなみに支払い方法も確認しておくと良いかもしれません。特に現金で購入するつもりの方は当日持参するのは(学生の方は特に)大金ですからちょっと怖いですし振込でもOKかどうか聞いておきましょう。

《トランペットの選定》
前回も書きましたが初心者の方は楽器の善し悪しの判断をするのが難しいと思いますので、楽器を選ぶ時できるだけ信頼のおける先生(トランペット奏者の先生)や先輩などと一緒に行きましょう。自分のマウスピースと今使っている楽器、チューナーを忘れず持参して下さいね。

楽器店に行ったら、事前に伝えておいた楽器をできるだけ在庫があるだけ出してもらって下さい。

ないとは思いますが、見た目や操作性で良くないものがあるかまずチェックしてみましょう。抜差し管の動きがグリスを塗っているのにスムーズではないとか、表面にキズが付いている(気になる人は)とか。もしかするとピストンの動きが悪いということも考えられます(自身の押し方に問題がある場合もあります)。このような時はグリスやバルブオイルを付けてもらってみて下さい。それでもダメなようなら選定の際に考慮に入れておき、もしもその楽器が一番吹きやすかった場合は、購入前にリペア(修理)してもらえるように相談しましょう。

それではさっそく試奏をします。
トランペット選定
写真のように順番に並べて端から吹いてみます。ちなみにこの写真は荻原の生徒さんが楽器を購入する際の選定時のものです。トランペットがズラっと並んでるのは壮観だったので撮ってみました(笑)中央にある黒くくすんでいるのは荻原の私物です。こうして見てみると年季がが入ってて汚いですね。。。

マウスピースの選定の記事の時にも書きましたが、楽器の善し悪しは感覚によるものが強いですから、第一印象を大切にしましょう。
吹奏感は自分に合っているか(特に息が入りにくく感じるのはあまりおすすめしません)、音色は好みか(好みでない音色というのは他の同じモデルも同様になる可能性が高いので違うメーカーも吹いてみましょう)。ピストンの押し心地はどうかなどなど。
良いね、この楽器!と思ったものと、そうではないものをマウスピースの選定と同じように分けていって下さい。トーナメント方式です。詳しくは過去の記事「マウスピース 2」を読んでみて下さい

さて、第一印象を大切にするのはもちろんなのですが、そのトランペットのピッチの良さも確認してみましょう。
初心者の方が判断しにくいところなので、同行してもらった先生などにも吹いてもらって、そのトランペットの持つ音のツボに息を流した時の響きとピッチをチューナーを使って確認します。
どんなに吹きやすく音色が良く感じても、ピッチの良くない楽器は後悔します。ですので、ピッチのチェックはしっかりしましょう。

こうして何度かそれぞれの楽器を吹いていき、最終的に一番良い印象を持った楽器に決定するというのが荻原のオススメする選定方法です。

個人的な考えなのですが、試奏の時に「少し息が入りすぎるなあ」と感じるくらい(今使っている楽器よりも管の中が大きく感じられる印象を受けるくらい)の楽器にしておくのが良いと思っています。
なぜかと言うと演奏経験が長くなるにつれて技術も成長していきます。成長していくにつれて購入した楽器に息が入りにくくなる可能性もあるから(息をより能率良く沢山入れられるようなってくるから)です。体というのは楽器に少しずつ合ってくるものです。ちょうど中学校入学時に大きかった制服が卒業の頃にはぴったりになっているような、そんな感覚です。

《選定品》
楽器屋さんに行くと、陳列してある楽器の中にプロの奏者の方のサインが入った認定証のようなものやその方のプロフィール、写真などと一緒になっている楽器があります。これは選定品と言って、楽器屋さんがプロの奏者の方にお店の中にある楽器を実際に試奏してもらい、選んでもらったものです。
プロの選定ですからもちろん吹きやすくて良い楽器であることはほぼ間違いありません。自分が購入する時に相談できるプロ奏者の方が身近にいない方にとっては非常に助かると思います。

ですが、100%その楽器が自分に合っているかというのは断定できません。
それは先程書いた通りです。
楽器も好みやその人の吹き方でだいぶ変わってきますから、選定品を試奏もせずに即決定ということはしないようにしましょう。

《中古品》
楽器屋さんに置いてある楽器は、全てが新品というわけではありません。楽器屋さんは基本的に下取りもしているので中古品も置いてあります。
中古品の中には今となっては新品では手に入ることができないビンテージものの楽器などが置いてあることもあります。
ですから、定価より安く売っている楽器もありますが、別段中古品=価格が安いものだけというわけでもないんです。

中古品を買うのは初心者の方にはあまりおすすめできませんが、興味があったら吹いてみるのも良いかもしれません。試奏するだけならタダですし(笑)


さて、2回に渡って楽器選定のポイントを紹介してきました。今年から楽器を始めて本格的にやってみたい!と思ったらぜひ自分の楽器を持つことをおすすめします。自分の楽器というだけ愛着も湧いて吹くことそのものがより楽しく感じることでしょう。楽器を大切に扱うという意識も大きく変わりますし、なにより自分に合った吹きやすい楽器で練習することはレベルアップに直接つながることですからね!

それではまた来週!


当ブログの写真・記事等すべての無断利用、無断転載を禁止します。

at 00:01, 荻原明(おぎわらあきら), 楽器・アクセサリー・ツール

-, -, pookmark


楽器の選び方 1








みなさんこんにちは!
もう5月も半ばを過ぎて、新入部員の人たちも楽器が吹ける頃になってきたのではないでしょうか。

前回まではマウスピースの選び方について書いていきましたが、今回は楽器選びのポイントを紹介していきます。
とは言っても楽器というのはそんなに簡単に買えるものではありませんね。金管楽器は木管楽器、ましてや弦楽器に比べればかなり安いものですが、それでも何十万はしてしまいます。学生の方はご両親がOKしてくれなければ到底買うことはできないでしょうし、社会人の方でもやはり少し悩んでしまうくらいの価格ですね。ですから、もし楽器を買えるということになったら、絶対に良いものを手に入れたいですよね!

《カタログやネット、通販では絶対に買わないこと!》
楽器に良いものと悪いものがある、というのは多少語弊があるかもしれません。「自分に合ったもの」と言うのが正しいでしょう。
とは言え、それはある程度名の知れたメーカーである程度しっかりした価格の楽器に限ります。

以前、全国チェーンの安売りの殿堂に入った時に1万円のトランペットを見たことがあります。メーカー不詳の見ただけでなんだかすごい楽器でした。例えば安いからと言ってこんなものを買ってしまったら一万円をドブに捨てるようなものです。
今はインターネットでも簡単に楽器を買うことができます。しかし楽器というのは家電製品ではありませんからこの購入方法には問題があります。また、近所に楽器屋さんがないからと言ってカタログ注文して購入するのも良いとは言えません。

《信頼のおける楽器店で買うこと》
マウスピース同様、楽器屋さんに自ら足を運んで「選定」して購入する方法を絶対にとって下さい。
楽器というのは全工程を機械が行っているわけではありません。職人さんの手でひとつひとつ作り上げています。ですから、同じメーカーの同じモデルであっても、その全てが同じ吹き心地ではないのです。
カタログには能書きが沢山書いてあったりもしますが、それは参考程度にしかなりませんから、かなりの経験者で楽器の違いがわかる人以外はまずいろいろ楽器を吹き比べてみることが大切だと思います。

また、管楽器の専門店であれば問題はないのですが、ギターやドラムなども取り扱っている総合的な楽器店の店員さんは、しかたのないことですが、どうしても管楽器の知識に乏しい傾向があります。そういったお店では同じタイプの楽器をいくつも置いてあることも少ないですし(いくつも出してくれないかもしれないし、そんなに売れないから入荷してないかもしれない)、ましてや様々なメーカーを揃えてないことが多いです。そのような少ない楽器数の中から選ぶのはやはり難しいものがありますし、あまり良い楽器が流れてきてないかもしれません。

そのためにはおのずと取り扱っている種類が豊富で、同じモデルの楽器が複数置いてある管楽器専門店で購入するということになるのです。

東京近郊に住んでいる方でしたら新宿区の新大久保というところにぜひ行ってみて下さい。
ここは東京一管楽器専門店がある場所で、楽器選びには最適です。

楽器の種類が豊富なだけでなく、きちんとした相談ができる店員さんがいる楽器店で購入しましょう。高価な買い物ですから妥協はしてはいけませんし、こちらの希望するものや予算に合わせて店員さんがオススメしてくれる信頼性も非常に大切になってきます。
そして、購入後もきちんとケアをしてくれる(楽器修理や保証がきちんとしている)お店であることが必須です。

また、変な話になってしまいますが、管楽器専門店では流通の関係で品揃えが豊富なメーカーとそうでないメーカーが極端に分かれていることも多いです。例えばヤマハ系列のお店であればもちろんヤマハを推薦してきますし、BACHの輸入している卸会社と契約している楽器店ではもちろんBACHが豊富に置いてあるはずです。ですから、希望する楽器メーカーがよくわからないという時は複数の管楽器専門店に足を運んで様々なメーカーを吹き比べてみることも必要かもしれません。

《先生や先輩の意見を参考にする》
ここまで書くと、楽器選びをする以前にヘトヘトになってしまいそうですよね。
そこで頼りになるのが先生(学校の音楽の先生というよりはトランペットを専門に演奏しているプレイヤー)や先輩の意見や、その方の持っている楽器について情報を得ることが良いでしょう。
特にプレイヤーの意見は非常に参考になるはずですし、もしかしたらその方の持っている楽器も吹かせてもらえるかもしれませんね。なぜその楽器を選んだのか、他の楽器や他のモデルはどういった感じなのか、というお話を沢山聞いてみて下さい。
そして、そういった方にはいわゆる「行きつけ」の楽器店があるはずです。そうなるとだんだんと的(マト)が絞られてくるのではないでしょうか。
逆に言えば、初心者の方はひとりでは楽器を買いにいかないほうが良いということになります。知識が豊富な方からいろいろ聞いてみましょう。

《楽器選定の前に》
荻原自身もトランペットの現役プレイヤーですので、ここで簡単にトランペットのそれぞれの特徴について書いてみます。
ですが、ここに書いたものはあくまでも荻原の独断と偏見によるものですから「絶対にそうだ」と言い切れるものではありません。お間違いないように。荻原ひとりの見解ですし、結構偏ってますからね。

■楽器メーカー
トランペットメーカーは様々なものがあります。そして時代によっても流行があったりなかったりします。演奏するジャンルによっても、また同じ師匠を持つ門下生で使っているメーカーが非常に偏っていることがあります。ある意味地域性みたいなものがあるんですね。でもその中でも普遍的に支持されているであろうメーカーをいくつか紹介します。

・BACH(バック)
マウスピースの項目でも紹介した超メジャーなメーカーです。初代創立者であるヴィンセント・バック自身がアメリカのトランペット奏者であることからも信頼度が高く、日本では一番ユーザーが多いと思われるメーカーです。荻原自身もBb管とC管は現在BACHを使用しています。どんなジャンルでも合わせ安く、重厚にしっかりと鳴る印象があります。時代によって吹き心地が大きく変わっているような気がします。シリーズとしてはあまり種類があるわけではなく、一般的には「180」シリーズが代表的な楽器として存在しています。このメーカーで低価格のシリーズもあるのですが、それはあまりおすすめできません。

・YAMAHA(ヤマハ)
日本人なら知らない人がいないというくらいメジャーな楽器メーカーですね。トランペットをはじめとする管楽器にも近年非常に力を入れてきていて、購入しやすい低価格なものから、かなり高額なものまで種類はとても多いです。
「吹きやすさ」としてはどのメーカーにも勝るものがありますが、逆に言ってしまうと音色に個性が出せないメーカーとも言えます。
初心者でとりあえず楽器を買ってみよう(と、自分の子どもがいつまでトランペットを続けられるか不安でしかたないと思っている親御さんなどを含む)という方は、入門的に安めの楽器を購入するのも良いかもしれません。ですがそうなると本格的に楽器を続けたくなった時に買い直しの必要が出てくるかもしれませんね。
勝手な感想ですが、最近のヤマハの高額な商品の中にはSchilke(シルキー)社製のトランペットにイメージを近づけているような気がしないでもないです(なんだそれ)。

・Schilke(シルキー)
トランペットメーカーの中では非常に高額なメーカーです。というのも、熟練した技術者によるハンドメイドで1本1本作り上げているメーカーで、いわゆる名器のトランペットです。
ハズレ楽器がほとんどないのですが初心者にはあまりオススメできません。それは高額であるということもそうなのですが、個人的な感想を言うとBACHやYAMAHAのような音のツボの広さがまったくなく、しっかりとした演奏技術と音楽性を持っていないと、結構トンチンカンなサウンドを出してしまいやすいのです。
荻原も高校生の時にBb管を、音大1年生の時にC管をシルキーにしていたのですが、その当時の自分の演奏技術ではシルキーの持つ「良い音」を出すことが非常に難しく、楽器負けしていた印象があります。
高額だから良い音が出せるというのは、あたりまえですが自分自身の演奏技術に比例していますので、いきなりシルキーを持つのはオススメできない、というわけです。
しかし、本当に良い楽器だと思います。荻原は現在、かなり初期に作られたシルキーのピッコロトランペットを愛用しています。素晴らしい楽器で、一生モノです。

・XO(エックスオー)
どの楽器店にも多く置いてあるものではないので知らない方がいるかもしれません。
最近できたメーカーで、製造地以外はすべて日本人の技術者によって行っているそうで、かなり吹きやすく、また価格が安いのが特徴です。
初めてトランペットを購入しようと思っている初心者の方にもオススメできます。
本当に本当に個人的な発想ではありますが、予算的にBACHが買えないのであればこのメーカーを勧めています。荻原の生徒さんはそういう流れでXOを使っている人が結構います。
新大久保にあるDAC(ダク)という管楽器専門店(荻原がいつもお世話になっているお店)にはとても沢山の在庫を持っていますので、選定もしやすいという理由もありますが。
スタイル的(見た目も吹き心地も)にBACHに似ている印象があります。吹き心地は多少軽く、重厚に鳴らすのは難しいかもしれません。
ちなみに荻原の使っているコルネットはXOです。結構お気に入りです。


。。。。他にも本当に様々なトランペットを製造しているメーカーはありますが、ここでは書ききれませんしすべてを知っているわけではないのでこのへんで。。

■ゴールドブラスとイエローブラス
さて、楽器のカタログを見てみると、商品によって「ゴールドブラス」と「イエローブラス」というものが書いてあるかと思います。
「ブラス」というのは真鍮のことで、銅と亜鉛の合金です。この銅と亜鉛の割合によって呼び方が変わってきています。
簡単に言えばゴールドブラスのほうが銅の含有量が多くて、実際に楽器を持ってみるとイエローブラスよりも重いです。ゴールドブラスはイエローブラスに比べて楽器をしっかり鳴らすのにパワーが必要です。
ですので、初心者の方はまずイエローブラスを選ぶほうが良いかと思いますが、これは個人差がありますから一概には言えません。一番良いのは吹き比べてみることだと思います。
ちなみにゴールドブラスのほうが高額になります。

荻原の持っているBb管、C管の両方はイエローブラスです。

■メッキとラッカー
金管楽器はほとんどのものがピカピカキラキラしていますよね。これは真鍮という金属の上にメッキやラッカーをかけて仕上げているからです。真鍮そのものというのはピカピカしていません。トリガーやチューニングスライドのグリスを塗る場所が真鍮そのものの色です。
真鍮の上にメッキやラッカーをかけるというのは、金属の腐食を防ぐためというのがひとつありますが、この仕上げ方によっても音色に変化が出てきます。
一般的には銀メッキは暗く(悪い意味ではなく)重厚な響き、金メッキは明るく輝かしい響きがする傾向があると言われています。また、ラッカーというのはメッキに比べて金属への耐久性が劣るようですが(ラッカーのほうがメッキ仕上げより安い)、粗悪なものというわけではありません。

こちらもブラスそのものの素材と同じく、いろいろなものを吹き比べてみるのが一番かと思います。

■チューニング管の形状
チューニング管というのは、チューニングをしてピッチを安定させる時に抜いたり入れたりする部分です。
この部分は、トランペットに息を入れた時に一番最初にカーブする部分ですので、形状により吹奏感が大きく変わります。

チューニング管


この画像はBACHのトランペットです。チューニング管の部分に注目して下さい。これは良く見る形状の主管かと思います。

リバース管


次の画像はシルキーのトランペットです。この主管の部分、先程のバックとつなぎ目が違うのがわかりますか?
このシルキーのチューニング管の形状を「リバース管」と呼びます。

リバース管の状態ですと、息の流れがスムーズになるように作られていますので、吹いた時の抵抗感が少なく息が入りやすい傾向があります。こちらも実際に吹き比べてみないとわかりにくいとは思いますが、選ぶ際に着目する場所のひとつと考えておいて下さい。

ヤマハのサイトにチューニング管の違いについて図解がありましたのでリンクを貼っておきますね。


■その他
トランペットはどんなものでもパッと見同じように見えてしまいますが、よくよく見てみると楽器やメーカーによって微妙な違いがあります。それら全てに何らかの根拠があり、特徴になっています。ここで全てを説明することはできませんし、荻原は楽器職人ではないので詳しいことはわかりません。
結局のところ、自分に合っているな、と感じられるかどうかであって、これらの情報だけでどれかひとつのメーカーやモデルに決定できるものではありませんから、管楽器専門店で実際に試奏させてもらうことが一番良いと思います。

前回までのマウスピースについての記事にも書きましたが、最初に選ぶ楽器はできるだけノーマルなもの、一般的なものにするのが無難です。そのへんは次回のブログで解説していきますね。

それではまた来週〜


当ブログの写真・記事等すべての無断利用、無断転載を禁止します。

at 00:40, 荻原明(おぎわらあきら), 楽器・アクセサリー・ツール

-, -, pookmark