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CHARLES COLIN/ADVANCED LIP FLEXIBILITIES


















みなさんこんにちは!
この間までなんか楽器の吹き心地が悪いなあと思って久しぶりに楽器の中を徹底的に清掃したんです。そしたら全然変わりました。もちろん良い方に。
忙しさにかまけて掃除をサボってたのはダメですね;これからはもうちょっとこまめに掃除しようと思いました。みなさんも管内清掃はこまめにして下さいね。

さて、今回も教本の紹介をしようと思います。


《C.コリン/リップフレキシビリティーズ》

リップフレキシビリティーズ

日本語にすれば「唇の柔軟性の向上」というタイトルになりますかね?その名前から想像できるようにこの教本の中にはリップスラーしか掲載してありません。

リップスラーというのはトランペット奏者にとって絶対に必要な基礎練習のひとつですし、どんな教本にも必ずと言っていいほどリップスラー練習が書かれているのですが、紙面の都合なのか何なのか、リップスラーのパターンが限られているんですね。

しかし同じフィンガリング(運指)の音(=倍音)が連続していれば(違う倍音が含まれていてもスラーの音の跳躍であれば)どんなリズムでもどんな動きでも何でもかんでもリップスラー練習は成立します。
なので、ほぼ無限に演奏パターンがあるということです。

そしてリップスラー練習の大きな目的は音と音の移動がスムーズに演奏できることなのですが、もうひとつ「音域を広げる」というのも大切な目的です。
タンギングをすることなくブレスコントロールやアパチュア、口の中の動きなどを上手くコントロールして 低音域から高音域まで音質を変えることなく演奏できるようにするためにリップスラーはとても効果的な練習になります。

また、実際に曲を演奏する時は、作品の数だけ様々なフレージング、様々な音域で演奏するよう求められるわけですからできるだけ基礎練習の段階で沢山のパターンのリップスラーをマスターしておく必要があります。

それを習得するためにはこの「リップフレキシビリティズ」はとても効果的な教本と言えるでしょう。


《音域を広げる》
さて、実際にこの教本を使って練習してみようと思い本を広げてみると、最初のページはそんなに驚きはしませんが、すでに楽譜の書かれた2ページ目にして音域はほぼ2オクターブ、そして長いフレーズになっています。さらにページをめくるとBb管で吹いた場合High C(記譜でレの音)まで出てきます。

自分はこの教本を高校生の時に手にして練習をしていましたが、最初の頃は全然できませんでした。とりあえずHigh Cをマトモに出したことがありませんでしたし、そもそもリップスラーをそんなに真剣に練習した経験がありませんでしたから非常に苦労した覚えがあります。
でもとにかく練習してどうやったら低音域から高音域までリップスラーで上がれるのかを考えつつ吹きまくっているうちに結構楽に高音域まで行けるようになっていきました。

ただ、高音域というのは低音域に比べて倍音が隣接しているので(音が高くなると同じ運指で出せる音の幅が狭くなるということ)
、的確に出そうとしている音を当てるのが難しくなります。ちょっと気合いを入れすぎたりすると狙っていた音よりも上の音を「ピャー」っと出してしまったり、気を抜くと一つ下の音で上がれなくなってしまったり。。。。

高音域でリップスラーを練習するということは、単純にスムーズな音の移動を身につけるためだけでなくこれから自分の出そうとしている音をしっかりとイメージできているか、そのためのブレスコントロールや体全体のバランスを保つことなど総合的な練習につながるんだな、ということを無意識のうちにですが身につけることができたのではないかと思います。


《使い方》
高校生の時にこの教本を使っていた時は、アーバンのようにレッスンで見てもらってどんどん進めていくということはせず、とにかく最初のほうのページをじっくりと毎日練習していました。

というか、そんな簡単にどんどん進められるものじゃないですし、この教本。。。

ですからある程度の日数をかけて同じところを覚えるまで練習して基礎練習のメニューに取り込み、無理なく演奏できるようになってきたら次に行く、という流れで結局最初は教本の冒頭ばかりやっていました。


また、この教本もアーバンと同じく最初から順番に練習せず、途中途中でいくつかの異なるパターンが掲載されているので、音大生の頃はそれぞれのパターンをピックアップして全般的にやっていました。

特にリップスラーの合間に出てくるリップトリル(2つの倍音を素早く行き来する奏法)の練習はとても勉強になりました。
リップトリルは「アーバン金管教本」にも沢山書かれてはいるのですが、とにかく難しく大変なのでこちらでまずストレスなく演奏できるようにと沢山練習をしていました。

結果的にこの教本をすべて練習したわけではありませんが(最後のほうとか自分には無理です;)様々なリップスラーのパターンを覚えて、自分で様々な形、音域で毎日練習するようになっていきましたね。
今は特にこの教本をそのまま練習するということはほとんどありませんが、やはりこの本を長年使っていたからこそリップスラーの重要性や演奏のしかたを覚えることができ、実践で使える技術につながったんだなと思っています。


《ちょっと難しい?》
この教本の最初のページに書かれているエチュードは、音大の入試の課題になっています。
リップスラーはそれだけ重要なものではありますが、それだけに初心者の方にはちょっと難しい教本だと思います。
ある程度経験を積んだ高校生くらいから使い始めるのが良いかもしれません。

でも、まわりに指導をしてくれる人やこの教本の使い方を理解している人がいる場合は、この本に書かれているパターンをそれぞれの実力に合わせて少し簡単にして基礎練習に取り込むなどができればとても実用的になるのではないかと思います。

この教本に限ったことではありませんが、教本というのはそもそも書かれていることだけをそのまま練習しているようでは非常にもったいない使い方をしています。そのことに関しては後日解説します。

ともかく、リップスラーはこの本を使わなくてもトランペット奏者なら毎日しっかりと練習をしなければならないテクニックですので、自分に合ったレベルで書かれているものを見つけるなりして下さいね。

それではまた来週!



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at 04:28, 荻原明(おぎわらあきら), 教則本

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