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個人練習とは


















こんにちは!
部活ではそろそろ新入生も楽器が吹けるようになってきた頃かもしれませんね。
先輩は頑張って後輩たちを教えてあげてくださいね。このブログも役に立てば嬉しいです。


音楽をする者にとって必要不可欠なものと言えばなんと言っても「練習」ですよね。
練習練習。ひたすら練習の日々。練習しなきゃ何も始まらない。
自分が中学生の時に所属していた吹奏楽部なんか、1年間にある本番なんてたった4回ですよ。でも部活は一週間に5回やってました。
今思えばとっても能率の悪い練習をしてましたね。。。楽器出してプープー音出したら即、楽譜を広げて与えられた曲練習。なんとなくすることがなくなって、気がつけば帰る時間。
そんな調子だったので上達した実感はほとんどありませんでした。

ということで、今回は練習とはいったい何をするものか?を書いていきます。
練習の仕方がいまいちわからない、練習時間が余ってしまって何をすれば良いのかわからなくなる、という人は特に自分の練習を思い出しながら読んでみて下さい。

まず、一番根本的な質問をします。


 あなたはなぜ練習するのですか?


本番があるから?上手くなるため?

もちろんそうですね。では、更に質問。
上手くなるためにどんな練習をしていますか?逆に、どんな練習をすれば上手くなると思いますか?

これがきちんと答えられる人はきっとすでに演奏レベルは高いか、もしくは近い将来とっても良い演奏ができる人でしょう。そしてここから解説していく内容もあたりまえに思うはずです。知ってるよ、もうやってるし、って感じね。


《個人練習の内容》
「練習」とひとくちに言っても個人練習の他にトランペットパートで行う練習や、金管セクション練習、合奏など様々な形態での練習があります。しかしその中で一番重要なのが個人練習です。個人練習がおろそかなようでは、複数人で行う練習に参加しても足を引っ張ってしまったり、他の人についていけなくなってしまいます。ですので個人練習こそ最も重視しなければならないものだ、ということを覚えて下さい。

その一番重要な個人練習で行うもの内容は、以下のように分けられると思います。


 1.ウォーミングアップ
 2.テクニカル練習
 3.曲練習



《ウォーミングアップは最も重要!》
1のウォーミングアップとは、スポーツで言う準備運動と同じものです。その日のコンディション(=調子)を確認するとともに、毎日の演奏がムラのないよう一定の状態にするために行う一番大切なものです。これをしないと一日が始まりません。時間があろうがなかろうが必ずしっかりと行うべき個人練習で最初にするものです。
そんな重要なウォーミングアップについては、後日このブログでじっくりと解説していきます。


《自分の中の”引き出し”を増やすために》
2のテクニカル(=技術)練習とは、更に分けるとこうなります。

 a.教本を使ったテクニカル練習(フィンガリング(指使い)、ハイノート、タンギング等)
 b.音楽の表現技術の習得(カンタービレ(歌うように)演奏できるようにする、音色の追求等)

a.の練習の最終的な目的は「どんなに難しい楽譜を演奏することになっても難なく吹けるようにする」ために行うものです。トランペットに要求される技術は年々難しくなってきています。中高生が演奏している吹奏楽曲も、昔にくらべて非常に高度な技術を要求してきています。先生が「次この曲やるぞー」と楽譜を渡されて、それからひとつひとつ難しいパッセージを練習して解決していくのではなく、あらかじめ様々なパターンを想定して個人で練習しておくことが大切なんです。様々なパターンを練習して演奏技術が高くなれば(沢山のテクニックを持っていれば)、例えどんなにややこしい調号の曲であっても、臨時記号が沢山でてくるような曲でも、早いテンポの曲でも、音の跳躍が激しくても、たいして曲の練習をしなくても演奏できてしまいます。

余談ですが、プロの世界では例えばオーケストラの本番があるとすると、最長でも本番3日前に集まっていきなり合奏をします。
3日間合奏が続きます。翌日本番をやります。終わり。お疲れ! こんな調子です。
1日練習で本番なんてこともありますし、もっとすごいのがレコーディング関係のプレイヤーさんたちはスタジオに集まったその場でアレンジャー(作曲家)さんが楽譜を配って(っていうかその時やっと完成した。)いきなりレコーディング、なんてこともザラだそうです。さすがにそれはやったことないし、怖いけども。。。
でも、できちゃうんですよね。
それは、個人個人がすでに様々なテクニックを持ち合わせているから。言い換えればテクニックの引き出しが沢山あるから可能なことなんです。

与えられた曲の練習をひたすら練習して、その曲の中だけに出てくる難しいパッセージが演奏できるようになったとしても、後日新らしい楽譜を配られた時には、ふりだしに戻ってまた一から練習しなければなりません。ですので、与えられた曲の練習ばかりしているというのは応用がきかない能率の悪い練習なんですね。
様々なテクニックを手に入れるためには教則本(教本なんて言い方もします)の使用が非常に有効です。有名どころでは「アーバン金管教本」とか「クラーク」「コープラッシュ」「リップフレキシビリティーズ」などがあり、用途によって(自分が習得したい技術によって)本を使い分けたりします。荻原の個人レッスンでは基本的に「アーバン」を使って技術練習を行っています。
これらの教本については後日詳しく解説します。
 ----------------------------
演奏テクニックだけが高度なだけでは音楽は完成しません。そこでbの「表現技術の習得」という練習が必要になってきます。
例えば「美しい音色の研究」であったり「その作品にマッチした様々な表現の追求」だったりします。
これは曲の練習でももちろん行うものですが、aのテクニック練習と同じで与えられた楽譜についてだけ考えているようでは、応用がきかなくなります。合奏で指揮者に「○○な音で!」と言われてもさっぱりイメージがわかないようではよろしくないですよね。
ですからそのためにいろんな表現ができるように準備しておくことが大切です。
様々なメロディやトランペット特有のフレーズ(ファンファーレ等)を集めた教本や、音大生がよく使っているオーケストラでのトランペットの有名なフレーズばかりを集約した「オーケストラスタディ(略してオケスタ)」なんてものもあり、これらを使って練習することも良いですが、なんといってもイメージするための引き出しを増やすにはジャンルを問わず沢山の一流プレイヤーのコンサートやCDを聴くことが有効です。
「トランペットってこんな音が出せるんだ!」と感じ、それを真似てみることが最初は何よりも大切。そこから自分の理想とする音色だとか表現を持てるようになっていきます。
聴く演奏は、トランペットの演奏だけでなく、声楽家や他の楽器からも吸収できることは沢山あります。そもそも吹奏楽ってノンジャンルじゃないですか。ジャズも演奏すればポップスだって演奏する。だからクラシック音楽や吹奏楽曲だけでなく、好き嫌いせず沢山の音楽に触れる続けることが大切です。
楽器を持ってる時だけが練習ではないですよ。

「自分のイメージした表現」を的確に演奏に反映させるためにはaの様々なテクニックを持っている必要があります。いろんなテクニックがあればあるほど、自分のイメージに近い演奏ができるようになります。したがって、aとbは切り離して考えられないものなんですね。

また、テクニカル練習は終わりがありません。それは作曲家が書いた曲の数だけ要求されるテクニックはあるので、今でもどんどん作品が増えて続けています。ですから演奏する私たちにとっては常に練習を欠かすことのできないものなんです。


《基礎練習ってやらないの?》
ここまで読んでみて「あれ?基礎練習ってどこ行った?」と思った人がいるでしょう。
確かに「基礎練習」という名前で何か練習をしている部活は非常に多いです。
しかしこのブログ上では、みなさんの考えている基礎練習の一部はウォーミングアップに、さらに基礎を発展させていく練習を2番のテクニカル練習に振り分けて考えています。
基礎練習という名前で毎日代わり映えのないテクニックの練習をしているだけでは内容がかたよってしまいますし、ウォームアップの段階で使うべきではないものが含まれている可能性があります。
じゃあウォームアップやテクニカル練習では具体的にどのようなことをするべきなの?ということについては後日詳しく解説していきます。


そしてそして、これらの練習をした上で、やっと今まさに自分が演奏しなければならない曲の練習が始まります。ここからは今まで培ってきた技術の応用になります。


《練習の重視する割合》
以上のことから、毎日の個人練習で「重視する順番」としては

 1 > 2 > 3

という割合が理想です。練習時間の割合じゃなくて、「必ずやるべきものの優先順位」ですよ。
教本を使うことよりも目の前にある曲の練習をしなきゃ!と思うかもしれません。教本練習なんて遠回りに感じてしまうという人がいるかもしれませんが、先々のことを考えると上記の割合で練習を続けたほうが上達は早いのです。

吹奏楽部など、学校で練習をしている人にとっては、特に冬の時期など活動時間が非常に短かったりします。ヘタすると1時間もないくらいだったり。でも、例え1時間であっても充分すぎる内容の練習ができるはずです。例えば

[練習時間1時間での配分例]
 ■ウォームアップ 10分
   休憩 5分
 ■教本を使って練習 20分
   休憩 5分
 ■曲練習(苦手な箇所を抜き出して練習)10分
   休憩 5分
 ■曲を通してみる(個人でもパートメンバーと一緒でも)5分


これで良いと思います。もちろん本番前だったら違う配分になるだろうし、その頃には苦手箇所が克服されてるかもしれないし。あくまで一例として挙げてみました。肝心なのは 1 > 2 > 3 の順番と重要性で、曲練習よりも他のところに重点を置いているかどうか、ということです。あと、各練習を集中して行うためにも休憩をこまめに取ることも非常に大切です。
ちなみに最後に通し練習を入れたのは、まだ自分ができていない箇所を発見して、翌日の課題を持っておくためです。
このように、その日、個人練習にどれくらいの時間が割けるかということをあらかじめ把握し、逆算して練習メニューを決めておくことは非常に大切なことです。ダラダラと長時間練習すれば良いというわけではありません。大切なのはそれぞれの練習の中身と集中力です。


《逆算した練習》
毎日の個人練習に割ける時間を把握して逆算してメニューを決める、と今書きました。
しかし、逆算して考えるのはそれだけではありません。

次の本番まで、どれくらい練習が確保できるのか、ということを考えておくことが大切です。

例えば、本番が終わったばかりの時というのはまだ具体的な合奏練習は少ないはずです。その時は重点的に様々なテクニカル練習に励んでみたり、次回の本番で難しい箇所があったら、それを克服するために(曲を練習するのではなくて!)同じ内容のテクニカル練習を教本から抜き出して練習しまくる、という感じで進めていきます。
本番が近づいてきたら、教本練習に割いていた時間を少しずつ曲練習へと移して、応用的な練習に切り替えていきます。
合奏の日が定期的にある場合は、その日に向けて(完成させようとするのではなく)一つの目標(この箇所だけは絶対吹けるようにしておく!とか)を持って合奏に参加します。
更に本番直前にはテクニカル練習に使っていた練習時間のほとんどを曲練習にしても良いと思います。

こうやって本番までを逆算して能率のよい練習をすることが上達へのステップにつながります。

毎日なんとなーく与えられた曲を吹いて(「練習して」とはあえて書きません!)、苦手なところをごまかしながら無駄な練習時間を費やしていては、本番で良い演奏なんて絶対にできるわけがありませんよね。
ドキっとした人いませんか?
一夜漬けで曲を完成させるなんて、絶対にできませんよ!


《上達のスピード》
たまに、練習の成果に即効性を求める人がいます。でも、ゲームでパワーアップのアイテムをゲットしたら急に強くなった、と言うようなことは、絶対にありません。練習は根気がいるものです。ステージで素晴らしい演奏をするためには、毎日毎日コツコツ地味な練習を繰り返すしか方法はありません。だから、プロであっても必ず練習はしているんですよ。
パワーアップアイテムやレベルアップの呪文でもあったらどんなに楽か。。。(笑)


最後に、自分はプレスト音楽教室をはじめ、いろんな学校の吹奏楽部などでレッスンを行った経験がありますが、たまに「上達とはレッスンを受けてするもの」だと思っている生徒さんがいます。これは完全に間違い。レッスンは確かに上達するために大切な要素ではありますが、それ以上に個人練習が大切なのです。個人でしっかりと練習して準備してきたものを聴いてもらい、自分一人では発見できなかった知識をアドバイスされた結果、今まで以上に上達するものです。先生に教えてもらえればいいと思って受け身の個人練習をしていては一向に上達はしませんよ。


それでは、頑張って毎日の練習に励んで下さいね!



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at 05:13, 荻原明(おぎわらあきら), 練習に対する考え方

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