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響く場所、響かない場所での練習














みなさんこんにちは!
気がつけばもう7月ですね。定期テストがある方はこれが終わればもう夏休みを待つばかり(?)でしょうか。それとも補修とかに追われてたり?
吹奏楽コンクールに出る方はこれから本腰入れて練習という感じでしょうね。頑張って下さい!

さて、みなさんはトランペットの練習をどんな場所で行っていますか?
部活動でトランペットを吹いている方は学校の音楽室や教室などがメインでしょうし、個人で吹いている方は防音室などで練習している方もいることでしょう。

《響く場所》
自分の学生時代の話になりますが、中学生の時は練習場所が特に決まっていませんでした。音楽室が他の教室などとかなり離れた場所にあったことも理由のひとつでしょうが、パート練習や個人練習の場所は音楽室だったり教室の外だったり階段の踊り場だったり廊下だったり、いろんな場所で行っていました。
高校生の時は各パートごとに教室が割り振られていたので、毎日同じ場所で練習していました。

これが何かというとですね、中高生の時の記憶では、練習場所が異常に響く場所ばっかりだったんです。
指導のためにおじゃましたいろんな学校もほぼ同じで、そもそも学校って基本的に響きやすい作りになってるんですよね。

音が響きやさというのは様々な要因があるのですが、簡単に言えば

 ■音が反射しやすい固い素材で作られた床や天井、壁であること
 ■天井が高いこと

が一番影響すると言えます。

逆に床がカーペットだったりカーテンがぎっちり閉まっている天井の低い部屋というのは音が吸収されて響きが悪いんです。
ほとんどの学校ってだいたい床が固くて、カーテンがあっても普通の教室は薄いものがほとんどですよね。他に布製のものなどがあまりないので、四方八方に音が反射してよく響くんです。
廊下なんてもっと響きますよね。トンネルみたいな状態ですから、それはもうウワンウワングワングワン響きます。

さて、このような響く場所で毎日練習していると、上達にどのような影響を与えるのでしょうか。


みなさんはお風呂場で歌を歌ったことがあるでしょうか。ドラマやアニメなどでもお風呂場で歌を歌うシーンがよく出てきますよね。ちびまる子ちゃんとか、まるちゃんとヒロシが歌いまくってます。
お風呂場も教室と同じように四方八方が固いもので作られていて、音を吸収するものが何もなく天井も高いのでよく響いてなんだか上手に聴こえるんです。
カラオケにエコーがかけられるのも同じです。

要するに、よく響く場所で音を出すというのは、自分の実力以上に上手に聴こえる効果があるんです。
吹いていて気持ち良いですよね。

でもこれは錯覚です。錯覚というか、響いているせいで細かい部分がごまかされて聴こえていないだけなんです。

ですからいつも響く場所で練習をし続けるのはあまり良いことではありません。
演奏が雑になってしまう恐れがあるのです。
それに、常に響いているせいでダイナミクス(強弱)を上手に付けることができなくなってしまいます。

《響かない場所》
では逆に響きの悪い場所で練習するというのはどうなのでしょうか。

狭い防音室などは、外に音ができるだけ漏れないように設計されているため、響きをできるだけ遮断するように設計されています。また、音楽室なども壁面や天井にボツボツと穴が空いている素材を使っていることが多く、これも音を吸収するようにできています。
こうような残響をあまり作らないようにできている空間で演奏をすると、粗(あら)が目立っていつも以上にヘタクソに聴こえがちになります。

響きのない空間で音を出すと、自分の音があまり鳴っていないように感じてしまい無理に音を出そうとしてしまいがちです。
そういった吹き方をしてしまうと、前々回の記事「トランペットを鳴らす、ということ」に書いたことと反してトランペットの許容範囲を越えた息を入れ方をしてしまい必要以上に苦しくなってしまいバテやすくなったり音をはずしたり、最悪調子が悪くなってしまうこともあります。

かと言って響きのない場所で練習するのは良くないからやめましょう、ということではありません。

大切なのは自分が今どんな空間で音を出しているのか、ということを理解しているかどうかが問題であって、響いていようが何だろうが「自分の音」であることに変わりはないのです。

《練習内容によって場所を変える》
響く場所、響かない場所ともにメリット、デメリットがありますので、その時の練習内容によって場所を変えるのが良いと思います。

例えば基礎的な練習をする時や、自分の音と向き合ってじっくりと個人練習をする時などはあまり響きのない場所で吹いたほうが良いでしょう。細部までごまかせない空間で音を出すのは集中力がいりますし、長時間の練習には向いていませんが、休憩をこまめに作って、できるだけ他の人の音がない防音室などを使えると良いと思います。その際、通し練習をしたり、あまりに大きな音量の練習は加減がわかりにくくなるのであまりおすすめしません。

響く場所での練習は、曲作りや本番を想定したアンサンブル、合奏などが向いていると言えます。また、ソロ曲を通して練習する時なども有効でしょう。
特にアンサンブルや合奏をする時は他の人とのバランスが大変重要になってきますので、楽器によって同じ響く場所で吹いていても鳴り方がだいぶ変わってきます。その時にどれくらいのダイナミクスで吹くと良いか、とか響く場所でもはっきり自分の音を鳴らすためにはどういう音型で吹くのが適しているのかなどの仕上げをする場所として使うのがベストです。

響く場所は粗が目立たずに細部をごまかしてしまいがちと先程書きましたが、音の出だしが不明瞭になってしまうのも響く場所での特徴です。
自分では結構カッチリ音を出しているつもりでも、響きに邪魔をされてモヤっとした演奏になってしまうことが多いのです。
見えない霧がかかっているような状況と言うとわかりやすいでしょうか。細かなフレーズやスタッカートなどが響く場所だとかなり極端に演奏しないと客席へ自分のイメージした演奏を届けることができなくなってしまうんです。

こういった点を注意して、練習では響く場所とそうでない場所を使い分けられると良いですね。

《コンサートホールの響き》
定期演奏会や吹奏楽コンクールなど、大きな本番でコンサートホールを使うことがあると思います。
音楽ホールというのは客席へステージの音を最高の状態で届けられるように計算されて作られていますが、ホールによって(設計した人によって/音楽ジャンルや目的によって)残響や吹き心地は様々です。でもいつもの音楽室に比べるとまったく違う上質な響きがしますよね。

演奏しやすく作られているはずのコンサートホールですが、あまりにベストに作られているために逆に演奏しにくく感じてしまう経験をした方はいませんか?というか自分自身がそうでした。中高生の時は学校でしか練習や合奏をしていませんでしたから、いきなり状態の良いコンサートホールで吹いた時の違和感はすごかったです。特に吹奏楽コンクールなどはリハーサルも何もできずにいきなりステージで吹かなければならないのですから、どう吹いていいのかわからなくなってしまい、響いて気持ち良かったので思わずいつも以上に吹きすぎて、曲の最後までスタミナを持続させることができなかったことがあります。録音したコンクールの演奏を聴いたら、自分の音がデカすぎて恥ずかしかったですね。。。。

みなさんの中にも同じような経験をしたり、同じような感覚を持った方がいるかもしれません。コンサートホールは、普通に吹けば勝手に良い様に聴こえますので、いつものまま、普通に吹けばそれで良いのです。
ただ、音楽室など目の前がいきなり壁になっている場所でいつも演奏していると、どうしても「音を遠くへ飛ばす」という気持ちがなくなってしまいがちです。また、コンサートホールで演奏する時に緊張をしてしまう原因のひとつは、自分の目の前に壁がないというギャップがあるからだと思います。ものすごい奥行きと高い天井の場所にいきなり座らせられると、ポツンと自分ひとりの世界になった錯覚を持つことがあり、不安になってしまいますからね。ですのでホールで演奏する時は自分の音を客席に届けよう、他の人とアンサンブルをしようという気持で音を遠くへ遠くへ飛ばそうとイメージして吹くことが大切です。客席の一番後ろに座っているお客さんに音を届けようと思って吹くと良いですよ。


吹奏楽コンクールに出場する方は、これからどんどん内容の濃い合奏が増えてくるかと思います。その時にはぜひ、本番はコンサートホールで演奏するのだ、という気持ちを持って音を目の前にある壁にぶつけるのではなく、その壁の向こうに自分の音が飛んでいくイメージで音を出して下さい。そうしていくことで、前回のブログ記事「そば鳴り」防止にもなりますし、「鳴る音」が楽に出せるようになってくると思います。

我々のようなアナログの楽器を演奏する者にとっては、吹く場所によって自分の音が大きく変わってしまう錯覚に陥りがちですが、結局はどこで吹いていてもそれが「自分の音」であることに変わりありませんから、まずはそれを理解した上で練習することが大切です。

ということで今回は練習場所について書いてみました。
毎日の練習内容を考えることも大切ですが、練習する場所にも目的や意図するものをしっかり持った上で使い分けられると良いですよ!

それではまた来週!


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at 01:26, 荻原明(おぎわらあきら), 練習に対する考え方

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