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チューナー依存


















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みなさんこんにちは!

今回の記事は、多くの人がちょっと耳が痛い…(いつも痛いんだけど、って声も聞こえますが)お話かもしれません。でも、とってもとっても重要なことですから、ぜひ読んでいただきたいと思います。


《チューナー依存》

僕はこのブログでも再三書いておりますし、いろんなところで話題に出すので何度も聞いていらっしゃるかもしれませんが、


『なぜチューナーと向き合って楽器を吹いているのですか?』


あれ、何をしているのでしょうか。僕にはさっぱり理解できません。
いや、わかりますよ、何をしているのかはわかります。そうではなくて、何で譜面台の上にチューナー置いて、音を出しているのか、その理由がわからないのです。


(出典:https://item.rakuten.co.jp/nakazen/10002131/)

メーカーもメーカーで、それを助長するかのような商品を作ったりして、意味がわかりません。
いや、わかりますよ。需要があれば商品化するのはわかります。そうではなくて…。



チューナーと向き合って練習をされている皆さんは口を揃えてこうおっしゃるでしょう。



「ピッチを安定させるためだ」



と。

そうでしょうそうでしょう。チューナーをは周波数を計測する器具ですからね、それが目的なのは見当がつきます。


しかし、ひとつ確認させてください。



「そのチューナー、いつになったらあなたの前からなくなるのですか?」



あなた、チューナー依存かもしれません。



《とりあえずピッチなんてどうでもいい》

こんなお話をずっと前から何度も何度も書いたり言ったりしております。うるさいなーしつこいなーと自分でも思う。でも言わずにいられない。
ただ、こればかりだとなんだか文句ばかりで説得力ないな、と以前より思ってはいたのです。反感を買ってしまうだけだと。


でもどうしても、目の前にチューナーを置いて、本当の意味で音楽を楽しむ心を知らないうちに奪われ、ピッチを合わせなければならないという精神的な鎖にグルグル巻きにされた多くの管楽器奏者を解放したいのです。


大げさ?
いや、でも本当にチューナーを見て音楽なんて、1%もできるはずがないのです。

反感覚悟で僕は言います。



「とりあえずピッチなんてどうでもいいからもっと自由に演奏しようよ」



そのほうがよっぽど生き生きと心を解放して音楽を楽しめます。これは絶対に正しい意見だし、絶対に譲れません。



《さらにお聞きします》
それでもなおチューナーを譜面台から降ろさない人にお聞きしたい。


あなたはこれから自分が出す音のピッチが「間違っている」こと前提で吹こうとしていませんか?

出した音をチューナーで確認して「修正しよう」としていませんか?




だって、もしもあなたがこれから出す音が(結果は関係なく)絶対に正しい、正しいはずだと自信を持っているのならば、チューナーなど使う必要はないわけですし、自分の音を機械ごときにジャッジされることに腹が立つはずです。チューナーごときに自分の音を判断されてたまるか!と思うはずなのです。
そもそも音楽を演奏する上での優先順位の最上位がピッチではない!と認識し、ピッチ以外にも大切なことがたくさんあると理解しているならば、チューナーをずっと見続けて基礎練習やロングトーン、曲を吹くなど絶対にするはずがありません。


あなたは、自分の自信のなさ、技術のなさをチューナーに押し付けて正当化しようとしているだけなのです。




どうせ自分の出すピッチなんて合ってないんだよ

ほうら!合ってない!

自分は合ってないってわかってるよ!ピッチに自信を持ってなんかないから大丈夫!



何が大丈夫なんだか。


こんな気持ちで音を出しているからチューナー依存症になるのです。




音楽の一番大切なことって何ですか?ピッチですか?




《自信》
それでもまだまだチューナーのスイッチを切らない人、譜面台から降ろさない人にひとつ問題を出します。



『1+1= 』



はい、お答えください。

多分、簡単すぎて疑いましたよね。本当にその答えで合っているのかと。
別にひっかけクイズではありません。普通の算数の問題です。



答えは?




2?



ですか?






え?本当に2ですか?
2でいいんですか?(2位じゃダメなんですか?って人がいましたね)








え?2?
本当に?








えーーーーー……







2ですか?
それでいですか?











最後にもう一度確認しますよ?

2で本当に良いんですよね?
絶対そうだって言いきれますか?いいんですね?























正解です。





少なからず心が揺らいだでしょ。誰がどう答えたって100%答えは決まっているのに、「本当に?」と連呼されたら自分の意思が揺らいだはずです。


「もしかしたら答えが違うかもしれない。」


この気持ちが生まれただけでなく、勝手にもっと深層に行ってしまったり、妄想が始まる人もいます。


「2だとは思うんだけど、もしこれで間違えたら恥ずかしい」
「間違えたら、周りに笑われるかもしれない」
「間違えたら『こんなのもわからないの?』と言われて恥ずかしい思いをするかもしれない」
「怒られるかもしれない」
「周りと違う答えだったらイヤだ」
「自分だけ答えが違ったらどうしよう」


もはや問題とその答えについてとかそういうレベルではなく、「周りの目」とか「体裁」とか「世間体」とかそんなことで心がゆらぎ、脳が支配されています。



ピッチは算数よりもさらにフワっとした目に見えないものですから、これ以上に確信が持てません。



その自分に自信を持てない心の揺らぎがチューナー依存になっているのです



チューナーを使い続けているから、自分のピッチに自信が持てないし、だからずっとピッチが安定しないのです。



《根拠のある自信を持つ》
チューナーを手元から離せない人は、強制的にチューナーを取り上げたところで結局何も変わりません。音を出すのが恐怖になるだけです。


では何が必要なのか。それは


「根拠のある自信」です。



「こうすれば大丈夫」という方法が絶対の自信になれば、音を出すことが恐怖にならないし、安定したピッチで演奏ができるはずです。


根拠のある自信を身につけるには、「これだけ自分は根拠のある研究と練習を積み重ねてきたのだ」という経験から生まれた「こうすれば必ずこうなる」確信と、「アクシデントが起きることの覚悟とその対処方法」という万が一何かが起こったときに落ち着いた対応ができる経験の積み重ねです。


ピッチを安定させるためには、一体何が必要で、それを手に入れるにはどのようなことをすれば良いのかを明確にしておくこと。

そして、実験や研究の段階で山のようにミスを経験し、それらをすべて記憶と感覚にストックしておくこと。
そこから生まれる万が一の事態への対処法と、確信を手に入れること。

これらすべて「自分の努力や経験から生まれたもの」です。

チューナーが示した結果を見て、その事実を受け取っただけでは何の成長もありません。



《音のツボを例に》
例えばひとつ。
ピッチを安定させるには「音のツボ」に当てることが絶対に必要です。音のツボとはそれぞれの楽器に用意されている「一番鳴るポイント」を指します。

その音のツボに当てるためにいくつかの小さな(しかしどれも非常に重要な)条件が必要になります。アパチュアが存在していること、口の中の空間作りが適切であること、その空間とバランスのよい体内の空気圧が存在すること。そしてなによりも、音のツボに当たったときの音を理解して、それを目指して演奏しているか、ということです。

小さな(しかしどれも非常に重要な)条件をひとつずつクリアし、それらを関連づけるためには、様々な条件下での実験が必要です。例えば舌の形だけあれこれ意識してしてもそれが他の部分の条件と相性が良くなければ良い結果は発動しませんから、様々な組み合わせを試してみる。それらのほとんどは上手くいきませんが、根気よくやっていれば、カチっと噛み合うものが必ず見つかります。

ちなみに「噛み合う」と判断するためには求めるものが具体的にイメージできていなければたどり着けません。

これを繰り返し、カチっと噛み合う方法と結果を理解し、何度でも再現できるようになれば、「確実にできる」という自信が生まれます。


根気のいる作業になる場合もありますが、永遠にチューナーを見続けることを考えれば、いかに意味のある研究や練習であることかがわかるはずです。



《練習と研究、実験》
僕は「練習」という言葉ひとつで内容をまとめてしまいたくないのです。練習とは、身につけるために行う行為であって、その身につけるものを見つけたり手に入れたりする行為は練習よりももっと前の「研究」や「実験」といった時間です。

研究→実験→練習

という3段階のプロセスによって、揺らぎのない技術を身につけることができると考えています。そしてこれによって身につけたものは、自分の強い自信となって効果を発揮すること間違いありません。



もちろん、心の中の「自信」はこれだけではありません。説明のつかない、もっとモヤっとした何かが自信をなくしたり、恐怖心を芽生えさせたりするものです。

しかし、楽器を演奏する上での「自信」は強力な味方であることに間違いありません。

ただフラフラと楽器を吹いてその場を楽しむだけではなく、機器に頼って自分を正当化するのでもなく、真剣に頭を使った研究と実験をすることをお勧めします。



《チューナーは悪ではない》
ここまで言うとチューナーは悪者のような感じになってしまいますが、決してそうではありません。
人間は周波数の微妙な違いを的確に判断する能力はほぼありません。

ですから、必要なときにチューナーを用いることはとても有意義だと思います。

それは、例えば実験や研究中の「確認」のためであったり、室内楽でのチューニング(オーケストラでのオーボエの立場)をする場合はきちんとしたピッチの提示をするためにもあったほうがいいかもしれません。また、ピッコロトランペットで、Bb管とA管を同じ管で抜き差しする場合、A管の伸ばす距離は目測になってしまうので、チューナーで微調整をします(過去の記事「いろいろなトランペット 2(ピッコロトランペット)」参照)。





それでは、最後に「安定したピッチ」を出すために大切な3つの要素を再度確認して今回は終わりにしたいと思います。



1.安定したピッチを出すための方法を理解し、それを実践して身につけること
2.チューナーは確認のためだけに使う(チューナーを言い訳の道具にしないこと)
3.自信を持つこと



それでは今回はこのへんで。




いよいよ次回の更新でこちらでの「ラッパの吹き方」ブログは終了です!(でもちょっと諸連絡の更新などはし続けます)
9年間ありがとうございました!


4月からは新しいブログ「ラッパの吹き方:Re(リ)」にて更新いたします!引き続きよろしくお願いします!




来週は「ハイノート本」の更新です。ぜひ”note”をご覧ください!
こちらでは”次の次の週”にお会いしましょう!




【「トランペット ハイノート本」原稿 先行公開中】

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at 07:48, 荻原明(おぎわらあきら), 練習に対する考え方

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