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せっかちは損をする


















楽器を手にしていると、すぐに音を出したい、どんどん吹きたい、そんな気持ちになりませんか?
レッスンや本でトランペット奏法に関する新しい情報を手に入れたら、とにかくどんどん音を出したくなりませんか?
音がはずれたり、うまく吹けないから、当たるまで何度も何度も吹いてしまう、そんな経験ありませんか?

僕はトランペットを始めた中学生の頃から音大生くらいまで、ずっとそのタイプでした。

とにかく吹く。吹きまくる。ずっと吹く。何度でも吹く。バテても吹く。


しかし、今の僕がそこにいたら「ちょっと待て」と言うでしょう。



《ゴルフ》



みなさんはゴルフ、したことありますか?

僕は子どもの頃、伯父に古いゴルフクラブを一本譲ってもらい、家の前でブンブン振り回して遊んでいました。
野球でもサッカーでもなく、なぜ子どもなのにゴルフだったのかと言いますと、その当時テレビで藤子不二雄A原作の「プロゴルファー猿」というアニメがやってたんです。それに感化されただけです。コースまわったこととか一切ありません。

子どものころ影響を受けて少しだけ詳しくなったゴルフが、まさか大人になってからトランペットの演奏に繋がるとは、当時は思いもしませんでしたが、繋がったんです。
今日はそのお話をしたいと思います。


しかし、ゴルフをしたことない方が圧倒的に多いはずなので、そこは理解しております。
どなたでもわかるように書きますので、最後までぜひ読んでください。



《ゴルフを参考にしてみましょう》



ゴルフは何本もの形状の異なるクラブ(ボールを打つための道具)を使い分けます。

飛距離が出せるクラブ、
近い距離にしっかりと落とすクラブ、
バンカーという砂の上から打つためのクラブ、
そのホールのゴールであるカップに正確に転がすためのクラブ。

目的によってどれを使うのか変わりますし、風向きや風速、飛ばしたい方向にある木の高さなど、とにかく様々な条件と自分のイメージをリンクさせてクラブをえらびます。





《ショットまでに行っていること》

ゴルファーは立ち位置をしっかり決めて、打つ方向を見たり、ボールの位置を確認したりと様々な確認をして、スイング(クラブを振ること)をします。


実際の映像を見てもらったほうがわかりやすいですね。





この動画を参考に、ボールを打つまでにゴルファーが行なっていた(であろう)ことを順番に挙げてみます。


1.現在のボールの場所から目的の場所までの状況(ボールの置かれた場所は?風は?木やバンカーは?)
2.ボールをどこへどう飛ばすのかを決定する
3.目的を達成するためにはどのクラブを使うべきか
4.目的を達成するためにはどのようなショットを求められるのか(ボールスピードや角度=スイングや力の加減など)
5.クラブを選択し、ボールの前に立つ
6.目的を達成するためのからだのうごきになるよう調整する
7.イメージ(目標)と体の使い方をリンクさせる
8.スイング→ショット


動画を見ていてもわかる通り、ショットまでにとても長い時間をかけています。

こんなに時間がかかるのは、優柔不断なのではなくイメージと体の使い方をリンクさせるためだと推測します。
ですから、それがすべて決まってしまえば、実際にからだを使ってスイング→ショットはむしろ迷いもなくスムーズに行なっているように感じます。

ゴルフは1つのホールでおよそ4打でカップに入れることを要求されますから、一打一打が非常に慎重で正確なコントロールを要求されるスポーツです。
適当に何十回もボールを打つことはできないのです。


《動き出すまでのほうが長い》
先ほど挙げたショットまでの流れ中で、実際にからだを使って動き出すところはどこからでしょうか。

1.現在のボールの場所から目的の場所までの状況
2.ボールをどこへどう飛ばすのかを決定する
3.目的を達成するためにはどのクラブを使うべきか
4.目的を達成するためにはどのようなショットを求められるのか
↓ここからやっとからだを使う↓
5.クラブを選択し、ボールの前に立つ
6.体が目的を達成するためのうごきになるように調整する
7.イメージ(目標)と体の使い方をリンクさせる
8.スイング→ショット

イメージを具体的に固めるところのほうがよほど時間がかかり、逆に実際に体がうごきはじめてからは、もう決めたことを実行するだけなので結構すぐ済んでしまいます。



《トランペットに置き換えて考えてみる》

僕は以前より、イメージすること、意を決する点、頭脳的、メンタル的な面が、ゴルフとトランペットでとても似ていると思っていました。


ゴルフのショットまでの流れをトランペットに置き換えて考えてみましょう。

1.これから何を演奏するのか決まる
2.それを実現するためにはどのように演奏すればよいか、イメージを具体化する(聴く人にどう届けるのか、どんなメッセージを届けるのか)
3.その演奏をするためにはどのようなからだの使い方が必要か
4.楽器をかまえ、マウスピースと唇を密着させる
5.(からだの)演奏準備
6.吸気→演奏

音をひとつ鳴らすだけでもこれだけの準備が必要です。ゴルフと似ていませんか?
そして、トランペットを演奏する場合もゴルフのショット同様、イメージのほうに重点を置いていることがわかると思います。


《あなたはいかがですか?》
トランペットを吹いている人の中には、とてもせっかちに音を出してしまう方が多くいらっしゃいます。

そういった方を見ていると、「今どんなイメージで、どんな演奏をしようとしたのですか?」と聞いてみたくなります。
ほとんどの場合その回答は後付けか、もしくは、考えていなかったかのどちらかになるでしょう。


一音入魂なんてスローガン戦後教育みたいで僕は嫌いですし、茶道や華道の作法でもありませんが、美しい演奏の実現や自分にとってプラスとなる練習であるためには、一回一回の音を出す所作は具体的なイメージや丁寧な準備から生まれるものだと思います。

何も考えず、もしくは適当なイメージ、雑な準備では絶対に美しい演奏はできません。


《迷いすぎも良くない》
また、これとは逆に迷ってばかりの準備の方もいらっしゃいます。

マウスピースの当てる位置や角度がどこだかわからず、ベストを探しているうちに正解が見えなくなって混乱したり、いざ音を出す瞬間になってあれこれ余計なことを考えて優柔不断になったり、音を出してからピッチや音色を修正する行動も良いこととは言えません。


迷ってしまう最大の原因は、自分の演奏に自信がないからです。


例えばマウスピースの当てる位置が定まらないのは、唇のどこかにピタっとハマる正解がもともとあったわけではありません。
調子が良いときや、演奏に集中できているときを思い出してください。そのとき、唇の当てる位置に迷ってしまうこと、ほとんどないはずです。

迷っているのはマウスピースを当てる位置ではなく「発した音が人々に認められるか、ミスはしないか、自分が納得できるか」という恐れからくるものです。

音を出してからピッチを修正するのもこれと同様です。


気持ちは非常によくわかるのですが、聴いている側からするとそれはとても不安定で、落ち着いて音楽を楽しめません。
ですから、まだ誰もわからない未来に不安を抱くのではなく、「ミスしてもいい」くらいのスタンスで、しかし最上の成功イメージを持つことのほうがよほど大切です。


《ミスの確率を減らし、自分に自信を持つためには》

ミスの確率を減らすには、練習時間の使い方と中身が重要です。

毎回毎回音を出す目的意識をしっかり持った練習、研究、実験をし続けて、

「こうしたらこうなるのではないか」
「この場合はこうなった」
「こうするとこんな結果になった」

といった方法と具体的な結果を強くリンクさせるのです。

僕はこれを「正確なインプット」と「正確なアウトプット」と呼んでいます。正確にインプットしたものを何度もアウトプットできるスキルを手に入れれば、いつでもそれを使うことができます。そういった「引き出し」をいくつも用意することでどんな作品であっても、「ここはこうやれば確実に音が出る」「この場面に出したい音色はこうやって鳴らせば絶対大丈夫」などという自信につながり、奏法ではなく音楽的な表現に集中できるのです。


そういったこともあって、トランペットから音を出すときは、その一回一回を丁寧に、かつ意味のあるものにするよう心がけてください。



それでは、今回はここまでです。
来週は「ハイノート本」の更新です。ぜひ”note”をご覧ください!
こちらでは”次の次の週”にお会いしましょう!


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at 07:31, 荻原明(おぎわらあきら), 体の使い方

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