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レッスン効率を上げるためのアドバイスの捉え方


















みなさんこんにちは!




現在、ありがたいことにたくさんの生徒さんのレッスンを担当させていただいています。
生徒さんが増えればそれだけ個性、性格、考え方などが違った方に出会うわけで、まったく同じ内容、同じ進め方でレッスンはできません。僕自身それがとても勉強になっているのですが、さすがにこれはどうなんだろう?と思うことがひとつだけあるので今回はその話題から書いてみたいと思います。


《あるレッスンでのこと》
このときは楽器のセッティングについてレッスンをしていました。

荻「では楽器を構えて、マウスピースを唇に当てます」
荻「最初に上唇にマウスピースを貼り付けて、、、」

生徒さん「ブーーー!!」

(いや、あの、まだ話としては上唇を貼り付けて、までしか言ってなくて。)

荻「上唇が貼りついたのを確認したら、下唇でアパチュアを作るうごきをするんですが、そのときに、、、」

生徒さん「プーーーーー!」

(いや、あの…)


(話の途中なんですけども!!!!)




こんなレッスンの展開になる生徒さんが結構な人数いらっしゃいます。
気持ちはよくわかります。とてもわかります。吹きたいですよね。話長いですよね。忘れないうちに、手に入れた情報をもとに確認したいですよね。話長いですよね。

わかります。わかるんですが…。


《レッスンは落ち着いて進めましょう》

先日掲載した記事「言葉によるアドバイス(伝える側)」にも書きましたが、何かの行為を言葉で表すと、必ず順序が発生してしまいます。

楽器から音を出すまでの一連の流れは、実際のうごきであればほんの数秒です。
しかし、その一連の流れをひとつひとつ誤解を招くことなく、順序だてて説明するとなると、とっても時間がかかります。

トランペットを演奏するという行為は、自転車を運転するように様々な部分が的確にはたらき、それらのバランスが成立してこそで、面倒であってもひとつずつ正確に積み重ねなければなりません。
そんなに慎重にならなくても、力一杯口を締め付けて思い切り体内の空気圧を高めれば確かに音は出せるのですが、それって、自転車を運転する際に地面を蹴って進んだり、下り坂だけ前に進んでいる状態を「運転できた!」と言っているようなものです。正しくないので、近い将来必ず行き詰まります。


レッスンを効率良く、きちんと積み重ねていくためには、

聞いて

考え(理想や結論、目指すものを脳内完成する)

自分なりに理解し

実践し

評価を受け

再度検証し

次の課題もしくは再度チャレンジ



この流れを丁寧に進めていくことが大切です。

この中で特に大切なのが、「受け取ったアドバイスを自分なりに(きっとこういうことを伝えようとしているのだろうと)結論を出す」→「実践」する、という点です。

言葉には誤解がつきものです。先生も生徒も超能力者ではありませんから、相手の思考を完全コピーして渡したり受け取ったりできません。よって、相手の言葉をそのまま受け取るだけでは理解はほとんどできず、的確に実践することは不可能なのです。


ですから、最初のレッスン風景のお話しが僕の単なるグチではないことをご理解いただけたかと思います。
まずは先生の話を最後まで聞いて、goサインが出たら吹く、という落ち着いたレッスンを進められるよう心がけてもらえるだけでレベルアップにつながりやすくなります。


《ジグソーパズル》
レッスンはジグソーパズルを作っているようなものです。
そのときの目標によってピースの数も絵柄の難易度も様々ではありますが、組み立てて完成を目指すことはいつも同じです。

そして、今組み立てているパズル(課題)は、これまでに作り上げてきたピース(スキル)と必ずどこかで繋がります。

トランペットを練習し、上達するということは、パズルをどこまで大きなものに作り上げていくか、という果てしなく続くチャレンジだと思ってください。

パズルはすんなり組み合わせられるときもありますし、時にはとても難しいときもあります。場合によっては違ったピースを強引に押し込んでしまって先に進めず混乱することもあるでしょう。

そんなとき、協力してくれる人がいるととても助かります。
それが、先生です。


《パズルを完成に導く様々な指導方法》

先生は生徒さんのパズルを完成させることを目標としていることに変わりはありませんが、場面によって、また講師によってその進め方や方法は変わってきます。
では、同じ「レッスン」という時間には、どんな場面があるのか、いくつか例を挙げてみましょう。


[ジグソーパズルというゲームの攻略方法を伝えているとき]
ジグソーパズルはどのように考え、実践すれば完成するのか、方法やコツなどを教えてくれているときがあります。
パズルの絵柄やピース数などは関係なく、もっと大きくて根本的な情報や知識です。今後様々な場面で思い出しては必要となる大切なものです。
「基礎」や「(音楽や作品に対する)考え方」と言っていいのかもしれません。


[パズルのピースを手渡してくれるとき]
ひとりでは見つけられなかったかもしれないピースを先生が「ここにもピースがあるよ」と手渡してくれることがあります。経験年数が少なかったり、レッスン初期はこれが多いかもしれません。初心者の場合、どうしても知識量の関係で視野が狭くなってしまうので、「ああ、こんなところにもピースがあったのか!」といったシーンが多くなるのです。


[どのピースとピースがくっつくのかアドバイスをしているとき]
このシーンがレッスンでは一番多いかもしれません。どれが正しく組み合わさるのか、生徒さんが困っているときに伝えるアドバイスです。

「これはここ!」とだけ言うのと「これはこういった形で、ここはこの形だから一致するんだよ」と、理由を含めた説明をするのでは、理解度も変わってきますよね。

僕は説明がくどいと思われても必ずしっかりと理由を伝えます。そうでないと、同じ状況で困ったときに自分だけで打破できないからです。

それに、理由を説明せず方法だけで覚えてしまうと、教わった人の中の誰かが必ず後付けの根拠ない理由を添えてしてしまうので、結果として都市伝説が生まれてしまうのです。

「楽器を吹くときは腹式呼吸で、お腹に空気を入れるんだよ。そのために腹筋を鍛えておかないといけないんだよ。胸式呼吸はダメだからね。さあ肺活量を増やすためにマラソンをしよう!」

とか、こういうのはきちんと理由を説明し続けなかった先生、都市伝説を否定できない勉強不足の先生、◯◯式とか◯◯メソッドと名付けてわざと神秘的特許商品を作り上げてしまう先生にすべて問題があります。
上記の腹式呼吸の話は全部ウソですから覚えないでくださいね。


[一緒になってパズルを組み立てているとき]
習っている人を後ろからコントロールして、どんどんパズルを組み立てていくような感じです。

パズルのピースを掴むのも、組み立てているのも自分の体なので、この先生がいると自分が突然レベルアップしたかのような魔法にかかります。しかし、そのほとんどは後ろで操作している先生の力なのです。

こういった指導は、経験則ですが吹奏楽指導を中心に活動をしている人に多い気がします。外部講師として突然出現して魔法をかけるのです。この日まで何日も何日も顧問の先生と一緒に勉強して失敗して練習を積み重ねてきたのに上手くいかなかったことが、この先生が現れたら途端にバンドの演奏が変わった!なんだこれは!この先生すごい!金賞いけるんじゃね?

しかし、この先生が去った翌日、音を出してみるとまた以前のバンドの音に戻ってしまいました。昨日のあれは何だったんだろうか…。

このように、本人たちは気づかずに指導者の力にコントロールされて演奏がとても良い状態になる、ということは実際にあります。

しかし、この指導者はなぜそうなったのか理由を教えないので(時間がないから、というのもあるでしょうが、基本は企業秘密的扱いをしているから)、奏者たちは昨日と同じことができないのです。アウトプットの方法を教わっていないのですから当然です。だからまたあの人を呼ぼう、となる。特にコンクール直前に。儲かりまっか?

この方法、僕は主義ではないのでやりません。時間をかけてひとつずつを積み重ね、奏者がアウトプットできるようにレッスンしなければ意味がないからです。

ただ、この方法に似たようなことはレッスンでしています。
教本でも楽曲でも、僕が先に1,2小節吹いたら、同じ箇所の音色や表現を可能な限りマネて吹いてもらう。それを先まで続けていく、という時間です。
演奏する直前に音色や吹き方などのお手数を示すことで、余計なことを考えず、緊張する暇も与えず、音色やスタイルを再現することに夢中になっていくと、自然と頼れることが限られてきて、ソルフェージュ力も高まっていきます。

ただし、この練習の後には必ず理論的な説明を添えます。今、何をしたのか、どんなことが起こったのか、次にどうすればよいのか。

魔法なんてないのです。


[組み立てているのを黙ってみているとき(分析や見守り)]
ずっとこればかりでは困りますが、過保護になっていちいち何に対してもすぐああだこうだ言うのも良くないと思っています。必要なときに必要なだけ的確なアドバイスをするためにも講師は黙って分析し、生徒さん自身が自力で解決できそうなときは、あまり口を挟まずに吹いてもらうとか、最後のまとめとして本番のように最初から最後まで通してもらうなど、そういった時間がこれにあたります。


いかがでしょうか。
あなたがレッスンを受けたり、合奏に参加したら「今はこういう時間なんだな」と冷静に分析してみましょう。そうすれば自分がどうすれば良いのか見えてくると思います。
また、先生のレッスンに対する考え方や進め方をジグソーパズルに置き換えてみるといろいろ見えてきます。突き放すタイプや過保護なタイプ、核心を貫くタイプなど。先生との相性って、先生の性格というよりも、レッスンに対しての取り組み方によって生まれるのだと思います。

やりとりがスムーズになると、今よりもっと先生と仲良くなれるかもしれませんし、理解力も高まりまり、得られるものも大きくなりますよ!


それでは来週は「ハイノート本」の更新です。来週は”note”をご覧ください!
こちらでは”次の次の週”にこちらでお会いしましょう!


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at 00:29, 荻原明(おぎわらあきら), 音楽に対する考え方

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