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言葉によるアドバイス 2(受け取る側)



















みなさんこんにちは!

前回は音楽のアドバイスを言葉で伝えるのは難しいですね、という話題の「伝える側」目線からのお話でした。ご覧になっていない方はこちらからお読みください

今回は「アドバイスを言葉で受け取る側」目線から書いていきます。


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《言葉にすべては含まれていない》
指揮者やコーチ、先輩などからアドバイスを受けたとき、その言葉には、その人が伝えたかったすべてが含まれているわけではないことを常に意識してください。
伝える側が一番伝えたい、と思ったことが言葉の中心や主語になることがほとんどである、と考えられます。

そして一番気になったことは=1番目につく(1番耳につく)ことなだけで、どうしても表面的な指摘になることが多くなります。

例えば、「トランペットうるさい!」とか「タンギングがはっきりしていない」とか「テンポが乱れる!」とか。

優れた指導者の場合は、言葉の表現を工夫したり、そうなった理由や改善方法もセットで伝えることもありますが、残念ながらそういった人ばかりではありませんので、やはり受け取る側の心構えや受け取り方の一工夫が必要です。


では、具体的にアドバイスを受けたときの捉え方、考え方、実践の仕方について解説します。
ここでは吹奏楽の合奏をしていて指揮者から「トランペットうるさい!」と言われたと仮定して進めていきましょう。


[1.現状を理解する(過去を把握する)]
指摘をされると、自分のことしか考えられなくなってしまい「自分が原因」「自分が悪い」「小さく吹かなきゃ小さく吹かなきゃ…」と萎縮してしまう人が多いのですが、そうではなくてまず、自分も含めて周りがどうなっていたか、視野を広くしてできる範囲で構いませんから冷静に思い出してください。

すると、いろいろなことを発見します。

周りの音量が自分の想像よりも小さかったかもしれません。
自分の演奏したところは途中でメロディではなくなったのに、そのままの勢いで吹いてしまったのかもしれません。
とっても柔らかなサウンドでみんなが演奏していたかもしれません。
自分の演奏していた箇所は、フルートと一緒にハーモニーを作り上げている場面だったのかもしれません。

「うるさい」と言われると、つい自分が出した「音量」がデシベル的(数値的)に大きかったか!と意識してしまうのですが、もしかするとそうではなく「そのシーンには異質」な存在だったとか「空気が読めていない演奏」だったのかもしれません。

このように視点を自分にだけ向けてしまうと、なぜ指揮者がそう言ったのか、本当の理由が見えてこないことがよくあります。なので、まず全体を客観的に、そして冷静に聴く力を持ってください。そのためには常に周りの音を捉えつつ演奏に参加することがもっとも大切です。


[2.相手がイメージしていることを理解する(未来を予測する)]
先ほどのことが省みることであれば、もうひとつ大切なのは未来を予測することです。
要するに、指揮者が「うるさい!」と言ったその言葉には、「どうなって欲しい」というメッセージも含まれているのですから、それがいったいどんな演奏なのかをイメージする力です。
もしかすると他に何か言っていなかったか、他の人にアドバイスをした言葉は何かなかったか、どんな指揮をしていたか、どんな表情だったのか、など。
言葉の奥に込められた本音や本当のメッセージを仮定でもいいので「きっとこうなってほしいのだろう」と捉えてください。


[3.自分がすべきことをまとめる(自分なりの演奏を決定する)]
これまでに得た情報を元に、自分が次にどう演奏するか明確に決めましょう。
「指揮者はきっとこんな結果を望んでいるのだろう」と仮定でもいいのでイメージを固めます。
イメージがなければ演奏は具体的になりません。まずはイメージをすること。


[4.実践する]
望んでいるであろう演奏をします。そのためには仮定であっても望んでいるであろう完成形のイメージを強く持ちます。
自分で納得していることも大切ですが、それをまずは指揮者に「こういうことを望んでいたんでしょ?」とアピールして届けます。
将来的には指揮者だけでなく、客席までそれを強く届けることが必要です。


いかがでしょうか。
言葉にするととても大変そうで時間のかかる気がしますが、慣れてくればそんなに大変ではありません。
ただし、そのために必要なのは「表現力の引き出し」をいくつも持っていることです。この表現でなければ、この表現で行く!そんな引き出しをいくつも持つためには、個人練習のときから、もっと言えば楽器を持っていないときから様々なことに反応し、音楽をはじめとした表現している人や芸術作品に触れる機会をたくさんもつことが引き出しを多く持つためには必要です。


《怒られた、と萎縮しないように心がけましょう》
一番良くないのが、指摘されたときに「怒られた!」と捉えてしまい、萎縮して再度吹いてしまう状態です。

そうならないように、

「きっとこんなことが言いたかったんだろうな」
「きっとこんな演奏を望んでいるんだろうな」

を仮定で構わないので考えて、

「じゃあこんなふうに演奏してみよう」

と実践してみる。これが大切です。

指摘は怒られたわけではなく、もっと良いものを作っていくためのアドバイスと捉えてください。


《奏法だけで解決しようとしない》
指摘に含まれた言葉が体の使い方や技術的な内容だと、どうしても奏法を意識してしまいがちです。

奏法を考えること自体は悪くありませんが、「奏法だけで解決」しようとすると、うまくいきません。
人間は機械ではありませんので、様々なことが関連し、機能しています。特定の箇所だけをどうにかしようとしても結果はついてこないのです

ではどうするか。まずは結果のイメージを強く持つことです。
そして、体全体でそのイメージを実践することが大切です。

例えばタンギングひとつとっても、舌のことだけ考えて、使おうとしてもまず機能しません。
なぜなら、舌はアゴと非常に深いつながりがあるからで、さらにアゴは頭蓋骨や首と関連していて、首は上半身全体と関連しあっているからです。

仮に体全体を意識することができても、それらを結果的にどんなふうに使いたいのかがわからなければ、ぎこちないうごきになります。そこで大切なのが「結果のイメージ」を強く持つことです。例えばハッキリした発音を求められたときであれば、舌がどうだとかピンポイントで考えず、もっと大きなイメージ「人前で滑舌よく喋っている」で吹いてみる。それだけで改善されることも多いのです。


いかがでしょうか。
指摘された言葉はすべてのメッセージが含まれていないので、自分の頭の中でそれを補い、どんな結果を望んでいるのかを仮定でもいいのでイメージしてみる。
これができるようになれるように「捉え方」を意識してみてください。


それではまた来週!


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at 06:19, 荻原明(おぎわらあきら), 音楽に対する考え方

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