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音楽的なチューニングをするために大切なこと 6(音のツボに当てる方法 その2)


















みなさんこんにちは!

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今週は具体的に「ツボ」に当てる方法を解説します。

【アパチュアがポイント】
ツボに当てるというのは、イコール楽器の持っている本来の「鳴る場所」を見つける、ということです。

したがって、金管楽器本来の音の出し方でなければ実現しません。金管楽器本来の音の出る原理を理解することがまず最初のステップです。

そのための最大のポイントは「アパチュア」です。

[唇『を』振動させる?]
金管楽器は唇の振動によって音が出る、というのは多くの方がご存知ですが、その唇の振動を「自力で振動させる」のと「結果的に振動が発生する」のでは原理も方法も負担も音域変化の労力も大きく変わります。

みなさんの中にも経験がある方が多いと思うのですが、マウスピースが唇についていないときに唇を強くつむって「ビー」とか「ブルルルル」と振動させたことがあるかもしれませんが、あれは単に唇をビービーさせているだけであり、金管楽器の音の出る原理とは異なります。僕はあの行為を「セルフバズィング」と名付けて差別化していますが、マウスピースの中で同じようにセルフバズィングをしても確かに音は出ます。しかしそれは金管楽器の音の出し方とはまったく違うものですから、楽器が本来持っている音は出ません。

では、金管楽器はどのようにしてい音が出ているのでしょうか。大切なのは

「楽器の持つ抵抗感とアパチュアのサイズバランス」

なのです。ごく簡単に言うと、

「体内の空気がマウスピースや楽器に流れることで生まれた空気抵抗で、唇は自然に振動を始める」

こう考えてもらえれば良いかと思います。
大切なのは体内の空気は楽器の中までずっとつながっている、という点。体の中の空気が存在している部分と、楽器(マウスピース)との間にアパチュア(唇)がありますが、この部分で体と楽器のつながりを遮断させないことが、トランペット本来の音を出すためには非常に大切なことなのです。

ですから、トランペットから音を出すために私たちがすべきことは「アパチュアという穴を作り出すうごき」だけであって、強い筋力などまったく必要ないわけです。逆に、トランペットを吹くために口周辺に力を込めている方、そうすることが音を出す方法だと思っている方は、金管楽器本来の音の出る原理とは違った方法、いわゆる「セルフバズィング」で演奏している、と言えます。


[ツバ出そうとして大音量を鳴らしてしまった体験、ありませんか?]
ウォーターキイから水分を出そうとしたら、とてつもない大音量で「ブーーー!」と音を出してしまったこと、ありませんか?僕は中学生の頃にありました。あのときは、もちろん音を出すつもりなどなく、(音が出ないように)マウスピースを大きくくわえていたはずなのに不本意に大音量で鳴らしてしまう。なぜあのようなことが起こるのか。それは、あの状態が金管楽器本来の音の出る原理に基づいているからです。アパチュアという穴(この場合は超巨大な穴)と、空気の流れ(この場合は超高圧な抵抗感)のバランスが整ってしまった結果、唇の振動が発生した、ということなのです。とてつもなく大きな音が出たのは、空気圧がとても高い状態だったこともそうですが、そもそもトランペットという楽器が大音量で鳴らすことが「最初から」用意されているからです。


【正しい音の出る原理で吹いているか確認する】

では、実際にご自身がどのようにして吹いているか確認してみましょう。
この動画にヒントがあります。



これは以前、僕が実際に吹いてみたものです。TwitterFacebookにも投稿したのでご覧になった方がいらっしゃったかもちません。

Bb音を2回吹いて、最初のほうは金管楽器本来の吹き方で出しています。
2回目の途中でグッとピッチが上がった瞬間がありますね。そのときにどうしていたかと言いますと、口周辺に力を込めて、アパチュアを潰しました。

アパチュアは本来、音を出すために存在しているサックスやクラリネットなどの木管楽器で言うリードですから、「発音(反応)」「音色」の良さを最優先に求める部分です。音域変化、ピッチ変化を司る部分ではありません(でもそれができてしまうからやっかいなんですよね)。よって、少しでもアパチュアでピッチを調節しようものなら音色が真っ先に犠牲になり、ノイズの含まれた鳴らない音になってしまいます。

この動画はiPhoneで簡易的に録画したもので、音質もよくありませんが、音色の差はご理解いただけたかと思います。

動画で聴こえた「アパチュアを意図的に潰したときのサウンド」が、いつものあなたのサウンドに近いと感じた場合、もしかすると「セルフバズィング」で吹いているかもしれません。


【動画のマネをしてみましょう】
では次に、この動画のように、ロングトーンをしている最中にわざとアパチュアを潰してみましょう。

鳴っていた音が潰れてノイズが増えましたか?

動画と同じようなことができた場合、あなたはアパチュアをきちんと「空気の通り穴」として作った状態で吹いている、と考えられます。
しかし、口周辺に力を入れても音色があまり変わらない(急激に音色が悪化しない)という方、その場合はセルフバズィングの可能性が高いです。

その場合はピッチが不安定になることを承知の上で、唇に空気の通り穴がしっかりある、と自覚を持てるくらい大きなアパチュアを作り、ただ単に空気を通過させるだけの状態で吹いてみましょう。最初はならなくても構いません。その場合は空気の圧力を高めてみましょう(簡単に言えばたくさん空気が流れ出るようにするということ)。決してアパチュアを小さくしようと口周辺に力をかけるようなことがないように気をつけてください。
アパチュアサイズと空気の圧力バランスが良くなると、いつもの音とは違う、もっと響きの多い or 音量の大きい or ビャービャー広がったような音で突然鳴り始めるはずです。そしてそれが金管楽器本来の原理で音を出した、ということになります。先ほどの「ツバを出そうとして大音量」と原理は同じです。

唇が反応するかどうかは、あくまでもバランスなのでアパチュアサイズをもっとコンパクトにして(でも必ず穴が開いている)、空気の圧力も少し減らしていくと、様々な条件で音が出るようになります。

【逆の発想で解決させる】
しかし習慣、クセというのはなかなか変えられませんよね。
そんなときは逆の発想で徐々に良い方法に切り替えていきましょう。

上の動画にあるように、一旦アパチュアを潰しても再度開くことができれば、鳴りが復活します。

音が潰れているときには「意図的に口周辺に力をかけている」状態ですから、それらの不要な力をすべて解除することで生き生きと鳴る音を取り戻すことができる、というわけです。

なので、セルフバズィングで吹いている(可能性のある)方は、動画のように閉じたり開いたりするうごきを繰り返してみましょう。

長いロングトーンの最中に何度もアパチュアを開け閉めするのではなく、一回吹いたら口を離して、またセットして一回やって、の繰り返しのほうが自分が何をしているのかがよく理解できると思います。

そうするうちに金管楽器本来の吹き方、常に開いたアパチュアで音を出すほうがよほど良い音が出るし、楽だし、しっかり鳴るとわかってくるはずです。
その音が良い!これをずっと出していたい!と気持ちを持っていれば、わざわざ負担のかかった鳴りの悪い音を出そうなど思うことはなくなります。
ぜひ練習してみてください。

チューニングとピッチの話は、もう少し続きます。
それでは、また来週!


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at 07:40, 荻原明(おぎわらあきら), ピッチと音程

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