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アンサンブルでの音量バランス


















みなさんこんにちは!

さて、前回まではそれぞれの割り当てられたパートでの役割について解説しましたが、今回はトランペットパート全員が覚えておいてほしい内容、「合奏での音量バランス」について書いていきます。



《音量バランス》
トランペットを吹いている方のほとんどは吹奏楽やオーケストラ、室内楽など、複数の人とのアンサンブルを経験されているのではないかと思います。ピアノの伴奏でトランペットを吹く時もある意味アンサンブルと言えます。
そういったアンサンブルをしている時「トランペットの音が大きすぎる」もしくは逆に「トランペットの音が小さい、聴こえにくい」といったことを指摘されたことはないでしょうか。
自分の関わっている演奏の録音などを聴いて、音量のバランスが悪いと気づいた経験もあるかもしれません。

自分がまさしくそうでした。
中学生の頃吹奏楽部に入っていて、なんだかよくわかりませんが音量ばかり異常に出せた自分は、大きな音を出そうと思っているわけでもないのに、吹奏楽コンクールの音源を聴いてみたらものすごいでっかい自分の音がいて、しかもそれがかっこよければまだしもミスしまくってピッチも悪くて、ガサツな演奏に恥ずかしくなったりしてました。
高校生の時には逆にものすごい音量を出す先輩たちが多く、自分も負けじと大きい音を出してやろうと力一杯吹いているのになぜだか音が飛ばなくて悩んだこともありました。

トランペットをはじめ金管楽器は、他の楽器に比べると非常に大きい音量が出せるのが良くも悪くも特徴のひとつと言えます。
クラシックなどの音楽で、プロの生演奏をライブで聴いたことがある方はここぞというところでオーケストラや吹奏楽の先頭に立って、かつ他の楽器の邪魔をしないで、でもガンガン演奏しているシーンや他の楽器とバランス良く調和させてアンサンブルしているところを耳にしたことがあるかと思います。

バランスの良い音量で演奏をする、というのはトランペットに限らずすべての楽器に課せられた課題であると言えますが、これができるようになるためにはある程度のテクニックが必要です。

どんなテクニックかと言うと、簡単に言えば『自分が演奏をしている時に他の楽器の音が聴こえている状態を保つ』ということ。
しかしこれはそんなに難しいものではありません。音量バランスが悪い時というのは、他の人の音を聴かないで好き勝手に吹いてしまっている時なんです。要するに耳を使ってアンサンブルをしていない状態です。


楽譜にはfやpなどの強弱記号が書かれていますね。以前このブログでも強弱記号について書いたことがあります(こちらをクリック)。この記号を「主観的」に捉えて演奏をしていると音量バランスが崩れてしまいます。

例えばf(フォルテ)が書いてあるからと言って自分の勝手な基準で「でっかい音」を吹いてしまうようでは、フルートやオーボエと肩を並べてアンサンブルをするのは難しくなります。明らかにトランペットのほうが大きな音が出てしまうからです。そうではなくバンドやオーケストラ全体で作り出すフォルテのサウンドを作らなくてはならないのですから、すべての楽器がしっかりと聴こえる音量=自分の音で他の楽器をかき消してしまわないようにバランスを作ることが重要になります。
自分が演奏している時に、自分の耳で他の一緒に演奏している楽器の音が聴こえる状態であれば、基本的にはバランスは保てていると思って大丈夫です。

しかし全員で調和のとれたフォルテのサウンドを作り出すシーンばかりではないので、場面によってはファンファーレなどトランペットが思い切り吹いた方がふさわしいと思われることもありますし、一概に上記のようなバランス感覚で演奏するべきではないとも言えますが、やはりそんな時でも他の演奏しているすべての楽器に耳を傾ける力を持ってなければどのくらいまで音を出しても大丈夫なのかわからなくなり、結果的に良いバランスでのアンサンブルは難しいでしょう。

もちろんp(ピアノ)の時も同様です。ピアノと書いてあるからと言って、小さい音量を出せば良いわけではありません。他の楽器とのバランスを作ってこそのピアノです。
この場合、例えば金管楽器だけでコラールのようなハーモニーをpで演奏する時と、ソロクラリネットとソロトランペットで同じメロディを演奏する時とでは音量はだいぶ違うことはわかると思います。
注意して欲しいのは音量バランスのことだけでなく、音質にもこだわりを持っていなければ調和のとれた響きを作ることはできませんので、この点に関しても自分の耳をフルに使って演奏するようにして下さい。他の人の音色にも耳を傾けると、よりバランス良いアンサンブルをすることができると思います。

主観的な音量だけで演奏をしない、ということを心がけてアンサンブルを楽しんで下さいね。

《音量とピッチの関係》
先程音質にもこだわりを持ちましょう、と書きましたが、音量というのは決してオーディオのボリュームを変化させたような単純な大小というわけではありません。
pと楽譜に書いてあっても、固い粒が並ぶスタッカートで演奏する場面もありますし、息絶えてしまいそうな弱々しいサウンドを求められる場面もあるでしょう。ですから、そういった点での統一も必要になりますが、他にも安定したハーモニー、安定したピッチで全員が演奏をすることも非常に重要になります。

音量や音質のバランスが良くても、ピッチが安定していなければ音が客席まで届かないのです。

中学生の時、音楽室の中で部員全員が個人練習を行うということがよくありました。
様々な楽器が様々な曲を一斉に吹いている状態です。この時、自分が何を吹いているのかさっぱり聴こえないことが多かったんですね。こういった経験をしたことがある方は多いかもしれません(人数が多い部活や、練習をして良い場所を限定されている学校などでは、自分だけの音をしっかりと聴ける練習スペースを確保することは難しいですよね)。
ひとりひとりは真剣に音楽をしているけれど、その曲も内容もバラバラで統一感のない状態は全員の音量がそれほど大きくなくても、とてもうるさく聴こえてしまいます。「騒音」のひとつです。
繁華街などの人が沢山いる中で喋ると自分の声が聴こえにくいのと同じです。

まあこれは極端な状態ですが、合奏であってもハーモニーが合っていない状態というのは、「偶然全員が同じ楽譜の同じ場所を吹いている」だけにすぎないのです。なんだかやかましい音楽に聴こえてしまう時、全員の縦の線(音の出だしや処理などを指す言葉。指揮者が見ているフルスコアが全パートの楽譜を縦に積み重ねて書かれているのでこう呼ばれます)を合わせようとするだけでは音量バランスを安定させることは難しいのです。


ということで、今回はアンサンブルでの音量バランスについて書きましたが、結論を言うとバランスは音量そのものだけに注意をしていても解決しないということが理解できたのではないかと思います。まあ、これを言い始めればすべてのテクニックをしっかり持ち合わせてなければいけない=プロ級にならなければいけない、みたいなことになりかねないので、まずは「自分だけの世界観で音量を決めない」「自分が演奏している時、自分の耳に他の全ての楽器の音が聴こえてくる状態を保つ」ということに注意して演奏をしてみて下さい。
それだけでもかなり上質なアンサンブルに変わってくると思いますよ!

それではまた来週!



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at 10:35, 荻原明(おぎわらあきら), 本番・合奏練習

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