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<< 音楽的なチューニングをするために大切なこと 1(ピッチ) | main | 音楽的なチューニングをするために大切なこと 3(音程とピッチの関係) >>


音楽的なチューニングをするために大切なこと 2(音程)


















みなさんこんにちは!
さて、前回より「チューニング」について書いております。

前回は「ピッチ」について詳しく書きました。ご覧になっていない方はぜひそちらからお読みください

そして、今回は「音程」についてです。


《混同されやすい「ピッチ」と「音程」》
「音程が良い/悪い」なんて表現をよく耳にしますが、音程とは具体的にどういった意味かご存知でしょうか。

ピッチは1つの音に対して、その音の周波数が何であるかを指すのに対し、音程とは「2つの音の隔たり(距離)」という意味で使われます。

そして、日本では音程の単位を「度」を用いて表します。

例えば、

「ド」の音と同じ高さの「ド」は「1度」
「ド」と隣の「レ」は「2度」
「ド」と「ソ」は「5度」
「ド」と1オクターブ上の「ド」は「8度」

といった具合です。

一例


また、音にはシャープやフラットが付くことで、同じ音でもいくつもの種類がありますね。
それらを差別化するために度数の前に「長(ちょう)」「短(たん)」「増(ぞう)」「減(げん)」「完全」などの漢字を付けて明確にします。

一例


長や短などは度数によって使われ方が違い、以下のようになります。


1度、4度、5度、8度は「…減---完全---増…」

2度、3度、6度、7度は「…減---短---長---増…」


これ以上詳しく知りたい方は、「楽典」という音楽理論の教科書がありますので、そちらをご覧になってください。


《音程の持つ個性》
ここまでは何だか音楽の授業みたいで面白くありませんね。知ったからどうだっていうの?という疑問すら感じてしまいかねません。

確かに、それぞれの音程を理解しただけではあまり実用的ではありませんが、こういう考え方はいかがでしょうか。


「音程には個性やカラーがある」


今からお話しする内容は、とても個人的で主観的なイメージが含まれているので、無理に共感されなくて結構です。考え方だけ受け止めてください。

[音程が印象を決めている]
何かのメロディを聴いて、グッときたことありませんか?
何度聴いても「良い!」と思えるメロディはありますか?

それはもしかして、メロディの持つ音程が好みなのかもしれません。

音程によって印象は大きく変わります。それでは、いくつか聴いてみましょう。


[8度(1オクターブ)]
8度は「1オクターブ」とも呼びます。周波数的には倍の関係にあるため、非常に仲が良く調和しやすい音程です。

8度音程は「澄んでいる音」「シンプルで強い」「雄大に広がる」そんな印象を持っています(主観です)。

例えばこんな曲はいかがでしょうか。



Time to Say Goodbyeという曲。ご存知の方も多いと思います。このAメロ部分だけ楽譜に起こしてみました。上記の映像では1分10秒あたりからです。



この曲は何と言ってもAメロ7小節目にある8度の跳躍です。その部分以外は結構なだらかで落ち着いた音程感なだけに、突然8度飛ぶインパクトの強さがこの作品を強く印象づけているように感じます。


8度のメロディは他にもいろいろあります。例えば、ディズニーの「ピノキオ」で使われている「星に願いを」。



メロディの最初いきなり8度です(0分25秒あたりから)。


「オズの魔法使い」で使われた「虹の彼方に」。



これも歌い出しが8度です。

このように8度音程は広々としていて澄んだ印象や決然とした強い意志のようなものを感じます(主観です)。


[6度]
僕は個人的にこの6度の跳躍が好きなようです。なんだかグッとくるメロディは6度が多いので、紹介します。



アイルランドの民謡「ロンドンデリーの歌」です。ほとんどの部分が2度の音程で作られているのに、一番盛り上がるところでいきなり6度上に飛ぶところが印象的です。以下の譜例はこの映像の1分3秒くらいからです。



このユーフォの方、素敵な音ですね。ユーフォって良いですね。




若い方はご存知ないかもしれませんが、さだまさしさんが歌われた「北の国から」という作品です。同名のテレビドラマが人気でした。

このメロディの歌い出しが6度です。






美空ひばりさんの名曲「川の流れのように」です。

本当に美しい曲だと思っていたら、この作品のサビに入る部分が6度なんですね(1分30秒あたり)。



6度の音程は、ちょっと切ないけど勇気をもって力強く響く音程のように感じます(しつこいようですが、主観です)。


[他の音程]
全部の音程について書いていると大変なので割愛しますが、例えば2度は音階を演奏しているときと同じなので、調性を感じやすいことが多く、安定感があります。ベートーヴェン作曲交響曲第9番、いわゆる「第九」のあの有名なメロディはほとんど2度でできていますね。そしてまさかの「カエルの合唱」も第九と同じ2度ばかり。

みなさんも好きなメロディやグッとくる音楽がどんな音程で作られているのかをぜひ調べてみてください。


《音程を感じた演奏を》
わたしたち吹奏楽やオーケストラなどを演奏している者は、ほとんどの場合「楽譜→演奏」の構図で音楽をしています。

ですので、楽譜に書かれている広い音程に対して、どうしても「跳躍」とか「インターバル」などと呼び、機械的、理論的な捉え方をしてしまいがちです。そのため、一生懸命コントロールをしたり、パワーで上の音に届かせようとしてしまいがちです。場合によっては「音、外しそう…」とかネガティブになったりもしますね。

しかし今回のように、まず音楽としてメロディを感じたとき、音程が広いからどうだこうだなどと理論的なことは考えておらず、もっとシンプルに「素敵なメロディだなあ」と「うた」としてまずは捉えています。

楽譜は、音楽を正確に記録した便利なツールですが、演奏者が楽譜を読むことに意識を支配されて、一番大切な「音楽」を見失ってしまうようには決してなりたくありません

そうならないためにも、楽器のコントロールの話よりも前に、その音楽を感じ、心豊かに歌ってみてください。気持ちよく歌えたら、それをそのまま楽器で歌ってみましょう。音がどのくらい飛ぶとか、外しそうとか、そういうことを凌駕した演奏になれるはずです。

ということで今回は「音程」について書きました。
次回は前回と今回でお話したピッチと音程の関係についてお話していきます。

それではまた来週!



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at 06:24, 荻原明(おぎわらあきら), ピッチと音程

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