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課題曲2「マーチ・シャイニング・ロード」/木内涼 後編(吹奏楽コンクール課題曲トランペット解説)

 




みなさんこんにちは!

先週より「吹奏楽コンクール課題曲トランペットパート解説2017」と題しまして更新しております。

最初の曲は課題曲2「マーチ・シャイニング・ロード」です。曲順はランダムにて掲載しますのでご了承ください。
今回はこの作品の後編です。前編はこちらからご覧いただけます

また、課題曲を演奏されない方も引き続き参考になるブログにしたいと思い、作品に限定しすぎた具体的な内容はほとんど書いておりません。こちらも合わせてご了承ください。

それでは始めます!


【裏拍から入るメロディ】

まず、この譜例をご覧ください



作品冒頭のトランペットです。この楽譜のように拍の裏から吹き始めることってとても多いですよね。

吹奏楽部ではよく「ロングトーン」と題した個人練習や基礎合奏練習を行うことも多いかと思うのですが、そういった場合のほとんどは拍のアタマからしか演奏していないのではないか、と思います。それが理由かわかりませんが、拍のアタマ以外から演奏を始めるときに、とてもぎこちない呼吸やからだの使い方になっている方が多いように感じるのです。

みなさんだったらこの譜例、どのように演奏しますか?

この場合の大切なことは

「音の出始めと呼吸の(呼気=空気を出す)タイミングを合わせない」

ということです。
その理由は以下の通りです。


[音がなくても音楽は1拍目から始まっている]
先ほどの譜例に、低音パートを足してみます。



いかがでしょうか。トランペットが裏拍からであっても、音楽自体は1拍目アタマから始まっているということ。
ですので、トランペットの1拍目アタマにある休符は

「アタマから始まる音楽なのに、吹かせてくれない」

という「ストレス」を感じされられてしまう存在と捉えます。

みんなで横一列で並んで歩いていて、いざ中へ入ろうとしていたのに、自分だけ警備員に「はいトランペットちょっと止まってー」と言われたら「なんでだよ!入れてよ!」となりますよね。そういったストレスです。

溜まったストレスは半拍遅れで始まる音符に向けられます。したがって、この半拍後の音符は他に比べると強いパワーを持っているのです。したがって、このような場面は基本的にすべて

「半拍遅れで出た音は、アタマ拍よりも強い力を持っている」

と考えるのが自然な流れです。

こういったパターンを代表するリズムに「シンコペーション」があります。様々な場面で登場していますので、ぜひ見つけてみてください。シンコペーションに関してはまた機会を見てこのブログでも書いていこうと思います。


[具体的な吹き方]
そのような演奏をするための具体的な吹き方ですが、難しいことではありません。

呼吸や音を出すまでの流れは、通常どおり1拍目アタマから出すつもりで準備します。

しかしアタマ拍を吹こうとしたとき、本来であればオープンする(はなす)はずの舌をくっつけたままにしておくのです。

これがストレスになります。空気はもう口元まで来ているのに、舌によって出口が閉ざされているせいで音が出せません。
そして、半拍遅れで舌をオープンするのです。

からだの準備は1拍目アタマで、完全に準備できていたのに音が出せなかったストレスを裏拍の音にぶつけてください。


【走ってしまう原因は】
この作品はアウフタクトのメロディが基本になっていて、4拍目に8分音符が2つ並ぶメロディが多く、スラーが付いている場合とそうでない場合の両方がトランペットパート以外の楽器にも書かれています。


19小節目のアウフタクトから入ってくる1stトランペットパートです。19小節目アウフタクトはスラーで書かれていますが、21小節目はアクセントスタッカートで書かれています。

Youtubeにはすでにたくさんの吹奏楽部がこの作品を演奏している動画がアップロードされているので、いくつか拝聴させていただきましたが、その動画ではスラーのときはそれほど気にならないのですが21小節目アウフタクトのようなスラーがないときに「走っている」演奏をいくつも耳にしました。


[走ってしまう原因]
「走る」というのは、「メトロノームの示す一定のテンポ、もしくは他の奏者よりも演奏が先に行ってしまう」という意味です。

こうなってしまう一番の原因は「フレーズ感を持っていない(感じ方が弱い)」からです。

言い換えると「音符をひとつひとつ順番に並べているだけ」の状態です。


軽やかさ(スタッカート)や、ハッキリした(マルカート)表現をこころがけると、結果的にそれぞれの音符に割り当てられた時間(音価)よりも短い音の長さになることが多くなります。

しかし、音符の「音を出している時間(ONの時間)」のことばかり考えて演奏すると、音を出さないOFFの時間(間(ま))の意識がなくなって、「次々に音を出そう」としてしまいます。




テンポは一定だし、それぞれの音価に割り当てられた時間は音を出す/出さない関係なく一定ですから、この場面で言うと21小節目アウフタクトの「8分音符」2つがくっつき合ってしまい、テンポよりも先に行ってしまう=走った演奏になる、ということです。


[走らないために]
そのために一番大切なのは、やはり「フレーズで音楽を感じること」です。スタッカートが連続するメロディでもフレーズはもちろん存在しますから、その中にある音のない時間も、休符もフレーズを構成している大切な存在であるように意識します。

フレーズを意識するために僕がレッスンでも多く取り入れている方法のひとつに「どんなメロディでもまずはスラーでつなげて吹いてみる」というものあります。

フレーズを意識しやすくするために、作品に書いてある指定テンポを一旦無視し、自分が一番しっくりするテンポに変えても構いません。ただし揺れすぎた不安定なテンポ感や、テンポがなくなってしまわないように注意しましょう。

楽譜に書かれているメロディをスラーで吹いてみると、ブレスをすることが自然に感じられる箇所や、吹き直したくなる箇所、逆に切りなくないと感じる箇所などが見えてくると思います。これがフレーズです。

フレーズを感じることができたら、楽譜に書かれている通りのスラーとタンギングに徐々に変えていきます。ここで大切なことは、スラーで吹いていた空気の流れを変えずに「タンギングを参加させる」イメージで演奏することです。タンギングをすることで先程まで感じていたフレーズが切り分けられてしまうと、この練習は振り出しに戻ってしまいます。

「タンギングはフレーズ流れの中に参加するもの」と考えてください。


テンポとフレーズに関しては前回の記事にも詳しく書いてありますので、ぜひそちらも参考にしてください(こちらから見られます


【遅くなってしまう原因】
マーチには必ず出てくる「Trio(トリオ)」の部分。trioは三重奏という意味でも使われますが、この場合は「中間部」という意味です。
活気溢れるマーチの中でTrioは対照的に優雅に美しく演奏する部分であることが一般的です。しかし、もちろんマーチですから、テンポの変化はありません。

YouTubeでいろいろを拝見していたとき、Trioが「遅い」と感じる動画がとても多くありました。

その中には実際にメトロノーム的テンポ(絶対的テンポ)が遅くなっている場合もありましたし、メトロノーム的には合っているのに、「遅い印象」を与えているものもありました。

実はこれも「フレーズ」の感じ方が原因の場合がほとんどで、Trioの場合は「たっぷり演奏しよう」と意識した心の中の歌が、音符それぞれの推進力を失わせているからなのです。

言葉というのは面白いもので、指揮者から「そこ、もっとたっぷり演奏して」と言われると、各自の一番身近な(もしくはその人がその単語を最も使用するジャンルや背景)を真っ先にイメージします。例えば


「たっぷり寝る」
「たっぷり時間をかけて勉強する」
「お金をたっぷり持っている」
「スマホの電池がたっぷり入っている」

など。いろんなシーンで使われますし、それぞれ若干意味が違っています。

辞書をひくとその理由が見えてきます。

=========================================================
たっぷり(副)スル
1.満ちあふれるほど十分なさま。たくさん。「鍋に―(と)水を注ぐ」「―(と)食べる」「時間は―ある」
2.まだゆとりのあるさま。十分すぎるさま。ゆったり。「―(と)したドレス」
3.その数量は十分にあるさま。「―一時間はかかる」
4.名詞の下に付いて,そのものが満ち満ちている,十分であるなどの意を表す。「色気―」「いやみ―」
5.数量を示す語の下に付いて,十分その数量がある意を表す。「二合―入る」「一二センチ―ある」

(Appleアプリ「辞書(スーパー大辞林)」より)
=========================================================


よって、それぞれの奏者が「たっぷり」をどう解釈したか、どんなイメージを持ったかによって、変わってしまうのです。
本来吹奏楽やオーケストラで演奏する人は「今、指揮者はどういう演奏を求めていその言葉を言ったのだろう」と考え、指揮者のイメージになるように演奏するのが正しいやりとりなのですが、どうしても自分が一番想像しやすい(想像してしまった)解釈になってしまいがちです。

そして「たっぷり」と指示されると「時間をかけるべき」「音符ひとつひとつに時間を充分にかける」と解釈する可能性があり、その奏者たちの持っている音楽の推進力が減衰していくことが遅くなる原因のひとつだと僕は思っています。

静かで優しい演奏と、遅く感じる演奏はまったく違うものですので、Trio部分でもずっと前向きに、どちらかと言えば推進力が落ち気味に感じやすいシーンだからこそ、より強い推進力で演奏するべきだと思います。


[指揮者自身も注意して欲しい]
これらの「走る」「遅くなる」は、指揮者自身のからだの使い方が影響している場合もとても多いと思います。
元気よく指揮をすると、同時にからだが固くなってガチガチと動くその様子は、「余裕がない」「慌ただしい」「急がなければならない」印象を与えることがあります。
また、Trio部では必要な力まで抜けてしまった大振りのアクションが、結果的にテンポを引っ張っている可能性があります。

指揮そのもののテクニカル的な問題だけでなく、「指揮者を見なさい」と連呼しすぎて指揮者がすべての分野において絶対的権力を持ってしまうと、その指揮者の一挙一動が音楽の表現に影響を与えすぎてしまいます。

そのとき、奏者はただの「楽曲を構成する音たち」「単なる駒」でしかなくなり、音楽の重要な要素のひとつである「そのメンバーでその空間で、その瞬間一緒に演奏しているから生まれるライブ感」が生まれなくなってしまうのです。アンサンブルに余裕がなくなり、決められたことをただ遂行するだけの駒では、合奏も「約束を守る」「ミスは許されない(指摘する要素がこれしかない)」という非常に悪い空気の中で自由のきかないピリピリした音しか出せなくなってしまいます。

ぜひ指揮者さんや指導者さんもそういった自分が与えている影響やその結果についてよく考え、言葉やアクション、表情に気を遣っていただきたいと思います。


【ユニゾンを合わせるために大切な3つのこと】

この作品のTrio部分(練習番号H)はトランペットパートが全員ユニゾンで書かれています。

オーケストラでは非常に多い、ユニゾンやオクターブ離れて同じ動きをしている場合、一番重要視すべきこと、ユニゾンがユニゾンとしてしっかり聴こえるために必要なことは何でしょうか?


きっと多くの方が「安定したピッチ」と答えるのではないか、と思います。

もちろんその通りです。しかし、それ以上に大切な3つの要素があります。それは

 1.音色(同属楽器の場合)
 2.音のスピード(音量バランス)
 3.フレーズ感

これらの共通したイメージが必要です。少々乱暴な言い方をすれば、ピッチが若干合っていなくてもこれらが揃っていると(音楽的に)違和感がない場合も多いのです。ひとつずつ解説します。

[1.音色の統一]
このために大切なことは「それぞれの楽器の持つ音を出す」ことです。自分のからだで変に加工せず、音のツボに当てて素直に鳴らせるようにします。
ツボに当たった音は「トランペットの音」ですから、そういった意味で統一感があるのです。「音のブレンド」という謎めいた表現がありますが、音は溶けて形を失い、違ったひとつの音が生まれることはありませんのでご注意ください。

音のツボに関しては過去の記事「チューニングスライドをたくさん抜く方へ2
音のブレンドに関しては過去の記事「音をブレンドさせるとは

をご覧ください。


[2.音のスピード(音量バランス)]
若干イメージ的な世界になってしまいますが、具体的には「空気圧」と考えてもらっていいかと思います。よって、音量と捉えることもできます。
ただ、同じくらいの音量(デシベル)であっても、高圧ぎみの奏者と低圧ぎみの奏者がいて、トランペットは圧力関係なく音を出すことができます。どちらも無理のない範囲でならば問題ないのですが、過剰に圧力が高い奏者は、本来の楽器の吹き方とは違う可能性もあります。

このバランスを整えるためには、やはり「音のツボ」に当てて吹くことが大切です。

そして、相手がどのような吹き方をしているのかを聞く力や余裕も必要になります。


[3.フレーズ感]
先ほどお話した通りです。同じフレーズを感じ、同じ歩調で音楽を作り上げる「歌」を持っていることが統一感を生み出すためには重要です。
「テンポは揃っていなくていいの?」と思うかもしれませんが、テンポやビート感をしっかり持っていなければ本当の意味でのフレーズ感のある演奏はできません。メトロノームのカチカチ音に全員がはめていくような演奏では、例え揃っていても音楽の流れは皆無です。したがって、フレーズ感を持った奏者どうしであることが絶対に必要なのです。


ということで、これら3つの条件を整えることを目的としてパート練習をぜひ実施してください。
何度も何度も一緒に吹いて揃わないと、どうしてもメトロノームを持ち出してきたり、チューナーで音を揃えそうとしたりしてしまいがちですが、揃わない理由はそういった細かなところではなく、フレーズ感やその音楽、その場面を自分はどう表現したいか、といったとても大きな存在のところに目が行っていないことが原因かもしれません。


これらの条件はユニゾンやオクターブに限らず、ハーモニーを作る場合でも、室内楽のように各自が違ううごきをしている場面でも、全てのシーンにおいて同じように重要です。


【終わりが始まり?】
課題曲を演奏されない方にも…と書いたのですが、ここだけ作品について触れされていただきます。

クライマックスに入る直前、「練習番号L」の1小節前からの数小節が非常にユニークというか、違和感を覚える部分があります。


この部分なのですが、吹いてみるとよくわかると思います。

この練習番号Lの1小節前は、メロディとしては「終わる=解決」しようと向かっているにもかかわらずその音は現れず、ここから新たに始まるメロディが始まっているのです。

確かにこういった作り方は音楽によく出てきます。
ポップス作品だとわかりやすいので2曲紹介してみます。


[終わりが始まりのメロディ]

僕の今いる夜は/秦基博・槇原敬之



このページの57分13秒あたりから聴いてもらえるとわかると思います(その箇所からダイレクトに再生してお聴きになりたい方はこちらをクリックしてください。その部分から始まります)。


もう一曲。


銀河鉄道999/ゴダイゴ



懐かしい。古くてご存知ない方もいらっしゃるかと思いますが、この作品の2分17秒あたりから何度も何度も出てきます(こちらもその箇所からダイレクトに再生してお聴きになりたい方はこちらをクリックしてください。その部分から始まります)。

おわかりでしょうか。メロディが終わると同時に次のメロディ(これら2つの動画の場合は同じメロディを何度も繰り返す)パターンです。


「練習番号L」1小節前は、これらと同じような構造になっている、と考えていいと思います。

しっくりこない理由は、「終わりの音を吹かずに始まりのメロディを吹かせる」という点です。しかもメロディーを演奏している全パートがそうなっています。だれも終われない!



よって、これで何が起こるかと言いますと、フレーズの一部が重なり合った結果「切れ目(フレーズとフレーズの間)」がなくなってしまい、感覚的にブレスが取りにくい。そしてストレスが溜まるという点がまず挙げられます。

例えるなら、定時で仕事を終えて、さあ帰ろうと思ったその瞬間、上司に仕事を頼まれたようなそんな感じ。


なんでこのようなオーケストレーションをしたのか僕はわかりません。演奏パートたくさんあるのだから、いっそのこと「終わるパート」と「始まるパート」に分ければいいのに、と思ったのですが、多分意図したことなのでしょう。




こうすればみんな健康に演奏できるのに!と思ったのですが。


楽譜を改変するわけにはいきませんから、演奏者側としてはとにかくこの箇所は、「まだ終わらないのだ」「ここから新しく始めるのだ」と理解して演奏することです。そうしないと、とても吹きにくく、ブレスができないとか、フレーズを感じられないとか、様々なアクシデントを引き起こしてしまうと思います。


ということで、吹奏楽コンクール課題曲トランペットパート解説2017の最初の作品は、課題曲2「「マーチ・シャイニング・ロード」/木内涼」でした。
次回は他の作品を取り上げて書いていきます。課題曲を演奏されない方にも参考になる内容で書きますので、ぜひ皆様引き続き「ラッパの吹き方」をどうぞよろしくお願い致します。

それでは、また来週!


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at 06:17, 荻原明(おぎわらあきら), 吹奏楽コンクール課題曲2017

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