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課題曲2「マーチ・シャイニング・ロード」/木内涼 前編(吹奏楽コンクール課題曲トランペット解説)





みなさんこんにちは!

これまでお知らせしていたように今回からしばらくの間「吹奏楽コンクール課題曲トランペット解説2017」と題しまして、ブログを書いていきます。

ただ、このブログをご覧いただいているどれほどの方が課題曲と関係しているのか、と考えると、そう多くはないと思うのです。課題曲と無縁の方がしばらくの間置いてけぼりになってしまう記事になりたくないので、できる限り多くの方が参考になる内容にして参ります。ですから、課題曲の詳しい解説…「練習番号◯からはどのように演奏を…」みたいなことはほとんど書きません。

そして、解説する曲の順番はランダムですので、まず最初は『課題曲2「マーチ・シャイニング・ロード」/木内涼』から始めたいと思います。


【パート譜という存在】
吹奏楽を演奏されている方はいつも当たり前に使っている「パート譜」。
しかしこれ、かなり特殊な楽譜です。
僕はツイッターもやっていますが(このブログのbotもあるのでフォローよろしくお願いします!)、先日投稿したツイートに対し、たくさんの方にリツイートやいいねをしてくださったので、掲載してみます。






ということです。
パート譜は非常に効率的にできていますが、必要最低限の情報しか掲載していないぶん、意識をしていないと見落として(聴き落として)しまうことも多々あります。

具体的には自分が任せられている音符をタイミングが来たらミスしないように吹くことに集中してしまいやすく、仮に30名で演奏していて、その全員が自分のパート譜を正しく演奏しようと意識すると、「タイミングに合わせて音を出している集団」になってしまうのです。


イメージが湧きやすいようにこれを演劇に置き換えてみましょう。
役者ごとに受け持つセリフとそのタイミングだけが書いてある台本があったとして、物語の流れや他の役のセリフをあまり理解していない集団が好き勝手なイメージで自分のセリフを言っているそんな演劇が果たして面白いか、ということです。

しかし吹奏楽ではかなりの頻度で起きている現象なのです。

受け持っている音符が作品のそれぞれの場面でどのような存在なのか、それを理解した上で、では自分はどう演奏するかをイメージし、伝えられるように練習する。

そうやって準備して全員で集まってひとつの作品を完成させなければ、合奏というものが

「タイミングずれてる」
「リズムが違う」
「テンポが違う」
「そこはスタッカートと書いてある」
「音量大きい/小さい」

など、楽譜に書かれている情報の再現が正しいのか間違っているのか指摘をするだけしかできなくなります。
これでは本来「音楽」を作り上げるための時間である合奏が非常にもったいないものになってしまいます。


ということで、パート譜はスコアを見ての演奏が困難だから作られたものであり、完全な存在ではないということを覚えておいてください。


【行進曲、という音楽】
さて、この作品はマーチ、行進曲です。
その名の通り、行進するために作られた音楽です。
しかし課題曲のようなこの類いは行進曲という形式を楽曲として演奏する目的のほうがメインなので「コンサートマーチ」なんて言われ方もします。

ではみなさん、「行進曲」を演奏するときに心がけておきたいこと、心がけるべきことはなんでしょうか?

きっと一番多いのが

「テンポが一定、正確であること」

ではないでしょうか。

それでは、正確なテンポをキープをするために、どのような心がけをしていますか?

きっと真っ先に思い浮かぶのが「メトロノーム」ではないでしょうか。


[メトロノームという道具]

先日、

メトロノームは練習に必要か1
メトロノームは練習に必要か2

という二つの記事を掲載したのでお読みいただいた方もいらっしゃるかもしれませんが、メトロノームは確かに正確なリズムを刻み続ける機械ではあります。

しかし、正確なリズムで演奏できるようになるための手段として、「メトロノームのクリック音(カチカチ音)に自分の演奏を合わせる」練習に僕は違和感を覚えます。


なぜならメトロノームというものは「反復運動による点の連続」だからです。


アナログのメトロノームもデジタルでも、そのほとんどが左右に揺れる反復運動をしていて、左右の末端にたどり着いたとき、「カチッ」とか「ピッ」とかのクリック音を発生させます。
言うならばこれは

「規則正しい単なる点の連続」

です。

それに対し、音楽の持っている運動は反復でも点の連続でもないのです。


[フレーズ感と推進力]
音楽の最も重要な要素の中に「フレーズ感」があります。

言葉で考えるとわかりやすいですが、今まさに読んでいただいているこの文章も、文字が並ぶことで「単語」になり、それらが繋がることで「文章」になります。
文字の羅列を一定のリズムで読んでいてもほとんど頭に入ってきません。


ひ と は む い し き に も じ ひ と つ ひ と つ を つ な げ て ぶ ん し ょ う と し て よ ん で い る の で す


わかりにくいですよね。
人は、無意識に文字ひとつひとつをつなげて文章として読んでいるのです。

音楽でもこれは同じ。文字は音符であり、その音符がいくつもつながることで「フレーズ」が生まれます。


「出したその音(音符)は次の音へと向かおうとする力を持っています」

「フレーズの最初の音は、フレーズの最後の音へ向かう意志があるのです」

「フレーズとフレーズはひとつのストーリーを構成するために関係しあっているので、最初のフレーズは次のフレーズに向かおうとしているのです」


ですから、

「作品の最初の音は、終止線にたどり着こうとする意志を持っているのです」


演奏者は楽譜に書かれている音符たちをグループ化し、フレーズとして感じることが必要になります。


[フレーズを見つける方法]
フレーズの構成にはいくつかの基本的なパターンがありますので、それを覚えておくとフレーズの範囲や区切りが見つけやすくなります。
行進曲などのシンプルな構成の音楽は、偶数小節...具体的には2小節や4小節、8小節などでひとフレーズになることが一般的です。

また、2+2+4でおおきなフレーズになっている作品も多いです。

例えば童謡「チューリップ」は、

 さいた さいた チューリップの花が
 並んだ 並んだ あかしろきいろ

2+2+4ですね。


フレーズを見つけやすくするコツとしては、スラーで吹いてみることです。さらに、テンポが速い曲は少しゆっくりと、ゆっくりなテンポの曲は少し速めにすると、自然にブレスをしたくなる箇所や、タンギングをして切り替えたくなるポイントが見えてくるかもしれません。それが「あなたの感じる」フレーズの区切りである可能性があります。

と言うのも、1フレーズ範囲は絶対に1通りとは限らないのです。
なぜなら、2小節という短い範囲を1フレーズと捉えることもできますし、長く16小節と捉えることもできるからです。フレーズはある程度長いほうがのびやかな音楽の流れを感じやすくなるのですが、適度な区切りがないと息苦しく感じたり、飽きてしまう可能性もあります。逆に短いフレーズが連続しすぎると、しつこく感じたり、過呼吸ぎみな演奏になってしまい、聴いていて疲れます。

ではどのようなフレーズの捉え方が最も気持ちいい(と自分が思う)か。それは、朗読や落語、演劇などを参考にすると良いと思います。

人間の最も身近である「言葉」をどのように表現するか、様々な表現者を参考にしてみてください。

そして最終的にどのようなフレーズ感で演奏するかは、プロデューサーでもある指揮者が統一し、決定します。
しかし指揮者だけに全部任せるのではなく、まずは自分が一番良いと思うフレーズで演奏できるように準備しておくことが大切です。


[フレーズ感はメロディだけではありません]
行進曲でよく出てくるパターンに「裏打ち」があります。それぞれの拍の裏に音符が出てくるこのリズムは、ある意味行進曲が行進曲らしく感じる最も重要なリズムではないかと思います。

しかし、これを楽譜化して、さらにパート譜にすると、まるで模様のように音符が並び、とてもつまらないもに感じてしまうかもしれません。
しかし、行進し続けるためには裏打ちが連続する必要があるので、どうしてもこの役を担うパートが出てきてしまいます。

トランペットにもよく出てきますね。この作品にもあります。
この裏打ちを練習するとき、どのようなことを心がけますか?また、どのように練習しますか?

「メトロノームに合わせて正確に刻んでいく練習をする」

これは先ほどの文章を読んでいれば相応しい練習とは言えないとわかりますね。

なぜなら、自分のパートが裏打ちであろうがメロディはどこかのパートが演奏しているわけですから、フレーズも必ずあるからです。
これがパート譜だけを見て演奏していると陥りやすい現象のひとつです。

裏打ちであろうがシンプルなロングトーンであろうが、その場面も必ずメロディがあり、そのフレーズ感の中に自分のパートも存在していることを絶対に忘れないでください。


[スコアの重要性]
よって、自分がメロディを演奏している間はフレーズ感を持ちやすいのですが、そうでない場面でバンド全体がどうなっているのかを知るために非常に便利なのが「フルスコア(スコア)」です。

スコアにはすべての楽器が何をしているのか書いてありますから、スコアでフレーズを確認することが結局一番手っ取り早いですね。

課題曲に関しては、5曲セットで1,000円程度しかかからないので、演奏される方は購入してみてはいかがでしょうか。
研究材料としてはかなりお得だと思いますよ。


ということで、今回はまず「フレーズ」の重要性について書きました。
次回も課題曲兇魃藾佞気譴覆なも、課題曲自体無関係な方も、次回もぜひご一読ください。

それではまた来週!


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at 06:57, 荻原明(おぎわらあきら), 吹奏楽コンクール課題曲2017

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