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空気の使い方 3


















みなさんこんにちは!

今回は「空気の使い方」の3回目です。


《必要分のみ取り込む》
演奏する、と言っても長いメロディを吹くこともあれば、8分音符1発だけ吹くときもありますね。
ですから、そのときそのときで吸気量も吸気にかかる時間も変化します。
8分音符1発吹くだけで深呼吸みたいに大量に空気を取り入れても無駄ですから。

「何を今さら当たり前なこと言ってるんだ」と思うかもしれません。
しかし、結構見かけるんですよ。どんなときでも目一杯、一生懸命、とても沢山空気を入れようとしている方が!

それって日帰りの遠足に10日間のサバイバル登山の道具を持っていくようなものです。とても意味がない行為ですし、不必要な負担をかけてしまいます。


そしてもうひとつ。
「肺の中をからっぽに」とか「これから息を吸うから、一旦全部出しちゃいましょう」とかよく聞きませんか?
管楽器の呼吸について話すときの常套句みたいになっていますが、これって本当に必要なことなのでしょうか。

これは必要ないことと言えます。そもそも、肺の中に空気がまったくない状態になんてできません。常に空気は入っているのです。
だって喋るとき、いちいち大きな呼吸をして蓄えないと喋れませんか?そんなことありませんよね。

空気を全部出してしまうという発想は、意味がないどころか体に負担をかけているので逆効果と言えます。

少々乱暴な言い方をすれば、いちいち空気を取り込まなくても、少しくらいの演奏はできるんです。肺には常に空気が入っているわけですから。

同じようなことで、演奏開始時、指揮者のザッツが出るまで息を止めてしまう人がいます。これも呼吸を乱したり、体に負担や不必要な力をかける原因のひとつになります。前回の記事で、呼吸は不随意運動(無意識に呼吸をしている)と、随意運動(意識的に呼吸を行う)の両方ができる、と書きました。自分の意思で空気を取り込むその直前まで、通常の呼吸はそのまま放置(無意識に)させておけばいいのです。呼吸がとまっていなくても、不随意運動で吸気状態でも呼気状態でも、深呼吸のような大きな随意運動は開始できます。

漢字ばっかりでややこしいですね。要するに、息を止めなくてもどんなタイミングでも空気を取り込むことはできる、ということです。
したがって、演奏前に呼吸を止めないように注意してください。


「吸う」ということを重要視しすぎて、呼吸がどんどん大変な行為になるのは良くありません!


《マックスまで取り込むのはなぜか》
今年の春に出版しました僕の著書「トランペット ウォームアップ本」の中には、自分のもっている呼吸の最大値で吹くウォームアップのステップがあります。要するにマックスまで空気を取り込んで、それを効率よく非常に長いフレーズを演奏する、というもの。

さきほど、空気なんて取り込まなくても肺にあるんだからそんなに沢山取り込まなくていい、と書きました。まるで矛盾しているかのようですが、必要分だけ取り込むためのコントロールができるようにするためには、ウォームアップ時に自分の持つ最大値で呼吸ができるようにしておくことが大切なのです。

テレビって「こんなに大きな音量にしないのに」というくらい大きな音が出るようになっていますよね。車のエンジンも「こんなにスピード出したら捕まっちゃう」くらい出せるようになっています。

あれは、その最大値を非常に大きく設定しておくことで、小さい音量や遅いスピードを安定させるためだそうです。そうしないと、通常モードでエンジンフル稼働になってしまい、オーバーヒートしてしまう想像ができますよね。

呼吸も同じで、まずは最大値まで使えるようにしておくことが大切なのです。

ただ、この吸気量はあくまでも「演奏ができる(コントロールがきく)最大値」です。本当にギリギリまで空気を取り入れてしまうとコントロールがきかなくなってしまうので、その点は注意してください。

ということで今週はここまでです。
次回、呼吸の最終回です。

それでは、また来週!


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at 06:25, 荻原明(おぎわらあきら), 呼吸

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