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<< チューナーとピッチ、音程 2 | main | チューニング 2 >>


チューニング 1


















みなさんこんにちは!
さて前回はピッチや音程について書いていきました。
今回は具体的にピッチを合わせる作業、「チューニング」について解説します。

チューニングと言えば、合奏前に必ず行う大切な作業ですね。
吹奏楽やオーケストラに所属している方なら必ずしていることでしょう。

いきなり話がそれますが、自分が中学生の時に入っていた吹奏楽部ではかなり能率の悪いチューニングをしていました。
どんなやり方だったかと言うとですね、まず指揮者の横にキーボードがありましてずーーっと一人がBbの音を出し続けます。その人はもう片方の手にチューナーを持っています。キーボードから正しい音程のBbが出てますから、チューナーは±0を指しています。
で、フルートパートから一人ずつBbを出していき、チューナーの針が動かなくなる=正しいピッチになるようになるまで音を出し続けます。ピッチが合うまでは解放されません。で、合ったら次の人が同じことをする。
全部員数が当時40人くらいいましたから、このチューニングが完了するまでヘタすると一時間くらいかかってしまいます。

このチューニング、非常に能率が悪いというのはわかりますよね。

合奏があるごとにこの作業をしていますから、平日の時間が短い活動時間の時などは合奏時間の半分くらいをチューニングに取られていました。しかもこの作業で全員のピッチが完璧になっていれば良いのですが、かなりピッチの悪い演奏をしていました。

なぜチューニングをすぐに終えることができなかったのか、また、こんなにみっちりチューニングをしたのに実際の合奏ではピッチが合わないのか。これは前回、前々回の記事にも書いてありますが、根本的に正しいピッチを出す吹き方がきちんとできていない=無理な音の出し方をしていることが大きな原因です。結局何十人もいる中で一人ずつチューニングをしなければならないというプレッシャーの中で、その場から解放されたいと強引に口などを操作してピッチを合わせようとしているから、実用的なチューニングになっていないんですね。

《ユニゾンの響き》
さて、話を戻しましてチューニングというのは複数で音楽をする時に行う作業です。
自分ひとりでピッチを正しくする練習の時とはちょっと違いますよね。一緒に演奏する相手と響きを合わせなければ合奏は成り立ちません。

実際に曲を演奏する時はハーモニーを作ることが中心になっていきますが、最も基本的な響きである「ユニゾン」をぴったり合わせることができなければ美しいハーモニーも生まれません。

ユニゾンとは、同じ高さの音を一緒に出している状態です。全員で同じ音をロングトーンしている時もユニゾンですし(オクターブが違ってもユニゾンと言えます)、同じパートを一緒に吹いている(=同じメロディを一緒に吹いている)時もユニゾンです。吹奏楽などは1パートを複数で演奏することも多いのでなおさらユニゾンを作る作業が多くなっていくと思います。

こんな経験はないでしょうか。お互いチューナーできちんとピッチを合わせているのに、いざ一緒に吹いた時になんだかしっくりこないと感じることを。
これにはピッチが正しいだけでは合わない理由があるんです。


《揃えるのはピッチだけではない》
これは例えるなら、同じ道路の上でバラバラに車を走らせている状態と言えます。
仮に道路という同じ場所で2台の車が走っていても、その車が色も形も違い、スピードも違っていたらそれは揃っているように見えなくて当然です。
逆に色も形も同じ車が同じスピードで平行に走っていたら、誰が見ても揃っていますよね。

響きを合わせるという作業はこれにとても似ています。

2人のトランペット奏者がユニゾンでばっちり合わせるためには、「ピッチ」以外に「音色」という要素、そして「息のスピード」という要素が揃っていることが大変重要になってきます。
一人が固いサウンドで、もう一人がソフトなサウンドではユニゾンに聴こえさせることはとても難しくなります。また、一生懸命になりすぎてギュウギュウと楽器に息を押し込んでいるような必要以上にスピードを上げて吹いている人と、弱々しく楽器が鳴りきっていない人とでは例えピッチが同じだとしても、これもユニゾンに聴こえることは難しいです。

ピッチだけではなく「スタイルを合わせる」「サウンドを統一する」ということを意識しましょう。

ですから、その時に演奏している曲がどんな雰囲気なのか、そしてその場面に求められているトランペットの音色を各自がしっかりをイメージしていれば、ピッチが多少ずれていたとしてもユニゾンに聴こえてくるものなんです。


自分が中学生の時にものすごい時間をかけて合奏前のチューニングをしていたにも関わらず、演奏が始まった途端にピッチが揃っていない原因はここにあったのだと思います。今更気づいてももう遅いのですが(笑)過去に戻れるものならその場で言ってやりたいですね。

ということで、正しいピッチを出す練習は個人で行うこととして、合奏になった時にはあまりピッチのことばかり気にするのではなく、もっと他にも大切な要素が沢山あるのだという意識を持って、「同じ音楽をしている」という気持ちをしっかり持って全員で歩み寄る合奏をするよう心がけて下さい。

次回も引き続きチューニングについてお話していきます。
ではまた来週!


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at 04:45, 荻原明(おぎわらあきら), ピッチと音程

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