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ブレスをするのは悪いこと? 5


















みなさん、明けましておめでとうございます!
今年も「ラッパの吹き方」をどうぞよろしくお願い致します。

さて新年最初の記事は、昨年末から続いている「曲中のブレスについて」の最終回です。

これまでの記事をご覧になっていない方は、可能でしたら最初からお読み頂けると理解がスムーズかと思います。

ブレスをするのは悪いこと? 1
ブレスをするのは悪いこと? 2
ブレスをするのは悪いこと? 3
ブレスをするのは悪いこと? 4


前回の最後に、急いでブレスをすると「ブレスモドキ」になってしまい、実際には全然空気を取り込めていない、と書きました。
では、具体的にきちんと空気を取り込むにはどうすればいいのか、今回はこれをメインに書いていきます。


《呼吸のしくみ》
これまでも「ラッパの吹き方」ブログでは呼吸についてたくさん書いてきました(呼吸カテゴリの記事をまとめて読むにはこちらをクリック)。なので、ここでは簡潔に説明しますが、呼吸というのは

「力を使って吸い込むのではない」

ことをまず理解して下さい。
呼吸は体のいろいろな部分が働くことによって「自然に」起こることなのです。寝ていても、無意識でも呼吸が止まることがないのがその証拠で、具体的には「脳や呼吸中枢からの指令で横隔膜や肋間筋が収縮することで肺が外側に引っ張られて、陰圧が起こり、空気が自然と入ってくる」のです。

全部を理解する必要はないので安心して下さい。単に空気が入るために意識的にどこかに力を込めてはいない、ということを理解してもらえればOKです。

では、どうするか。簡単です「空気を取り込もう」と思えばいいのです。

そんなんで入るか!と思うかもしれませんが、これが正しい呼吸の仕組みなのです。
なぜなら呼吸を司る横隔膜や肋間筋などは、脳や呼吸中枢(首の後ろの延髄に密集している)という場所の指令によって神経を伝って働いているので、例えば握りこぶしを作るときのようなピンポイントに力を込めるのとはだいぶ違うからです。
日常の呼吸は無意識に脳や呼吸中枢からの指令で行われていて、さらに意識的にも呼吸をコントロールすることができる特殊な部分なのです。


《瞬間的なブレスの方法》
では、演奏をしている最中、瞬間的にブレスをするにはどうすればいいのでしょうか。

まずは空気を取り込む時に「力をかけない」ということが前提になります。
しかしこれはあくまでも「効率よく空気を取り込むため」が理由で、仮に体中に力がかかっていても呼吸運動を行うことはできます。
しかし、体に力が入っていると、横隔膜や肋間筋が動きにくくなってしまうので、充分な空気を取り込めない(=損してしまう)のです。

そして、次に「空気がはいりやすい状態」にしてあげます。
具体的には、空気の通り道を広げてあげることです。喉を開けるのですが、これをするためには「舌の奥を軽く下げる」だけで充分です。力をかけすぎると喉が絞まりますので。
そして、先程書いたように全身の力を抜きます。
あとは「空気を入れよう」と思うだけです。空気の塊のようなもの(目には見えない)が喉を通って肺の中にストンと落ちたような感じ(個人的感覚なのでご了承を)を持てればそれで充分です。

人間が生きるために行っている行為のほとんどは「自然な感じ」がするものです。しかし人間はどうしても納得するために「実感を求めてしまいがち」なので、呼吸に関しても「吸ったぞ!」と感じたくて「力」をかけてしまいちがです。しかし、実際の呼吸はそれほど実感を持てるようなものでもなく、「知らないうちに入っている」くらいがちょうどいいのです。

ですから、この時のブレスも「あれ?入った?」と思ってしまうかもしれません。そんな時は鏡を見ながら実践してみて下さい。おなかや胸回りがふくらむ動きをしていれば空気は入っています。もうそれで充分です。

この解説からわかるように「意識的に吸う」という運動はどこにもありません。

演奏中に瞬間的にブレスをするには、そのポイントで「舌の奥を軽く下げ、全身の力を抜き、空気を取り込もうと思う」これでOKです。これだけですから、慣れてくれば瞬間で空気をしっかり取り込むことができます。


《瞬間的なブレスの注意点》
ブレスは、どうしても大量に取り込みたいと思いがちです。不安になるし、せっかくなら沢山入ったほうが良いと思ってしまうからかもしれません。
しかし、その時に必要なブレス量は様々で、大量に取り込まなければならないとき(ブレスをしないことが良いとされる音楽を演奏するとき)というのは、めったにありません。ですから、次のブレスポイントまで健康でいられる量が入れば充分なのです。

そして、燃費よく吹くことが重要です。
どんなに効率よく空気を取り込めたとしても、空気を必要以上に沢山使わないと演奏ができない吹き方をしてしまうのは良くありません。軽く吹いただけでも効率よく音を出し、コントロールするためには一日の初めに行うウォームアップをしっかり行うことが特に重要です。
力で無理に音を出してしまう習慣がある方は、ブレスに悩みを持っている場合が多いように感じます。


《まとめ》
「一息が長い=上手い人」みたいな傾向があるように感じます。
もちろん、一息が長いのは、ブレスコントロールが充分にできている証拠ではあります(きちんと音が出せていれば、の話)。しかし、それが「ブレスをすることは良くない」という考えになってしまうのは話が違います。

憶測ですが、吹奏楽部などでやたらと長い「ロングトーン」をしているところが多いからだと思うのです。なぜロングトーン練習をしているのか、という明確な目的を説明しないまま、単なる日課としてダラダラと音をのばして疲れて時間を無駄に浪費してしてしまうのは避けるべきで、そんなことだから36拍ロングトーン大会みたいなことをし始めてしまうのだと思います。空気は音域や音量、そして楽器によって消費量が大きく異なります。それもわからず「管楽器」とひとくくりにして息の耐久レースをしてしまうものだから、その楽器がいちばん生き生きと鳴るための方法なんてそっちのけでただ(どんな質の悪い音であっても)長くのばせた人が勝ちみたいなことをしてしまうのだと思います。

ブレスを含めて初めて音楽になります。それは管楽器に限ったことではありません。音楽が呼吸をしているのです。

ですので、まとめると

「ブレスは堂々と自信を持って取り込んでOK。しかし、音楽は壊さないようにしましょう」

こんな感じでしょうか。


とうことで5回にわけて書いてきました曲中のブレスについて。参考になるところがあれば幸いです。
次回は久しぶりにブログから送っていただいた質問にお答えします。

それでは、今年も「ラッパの吹き方」をどうぞよろしくお願い致します!
また来週!

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at 06:02, 荻原明(おぎわらあきら), 呼吸

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