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<< イメージと実際の演奏のギャップ 3 | main | ブレスをするのは悪いこと? 1 >>


「もっと楽器に息を入れて!」を鵜呑みにしない


















みなさんこんにちは!

トランペットを吹いていて、指導者さんなどから「もっと楽器に息を入れて!」とか「遠くまで音を飛ばして!」なんて言われた経験ありますか?
吹奏楽やオーケストラをやっていれば一度は言われたことがあるのでは、と思うくらいこの言葉、出現頻度が高いです。

指導者などからの指摘というのは大きくわけて、

「指導者自身が求めている(表現など)」
「(一般的なことが)できていないので指摘した」
「間接的な言葉やイメージから出てくる言葉」

のどれかです。

「指導者自身が求めている」というのは、例えば楽譜に書いていないクレッシェンドをここにつけましょう、など。

「できていないので指摘した」というのが一番多いと思いますが、要するにダメ出しってやつです。冷静に的確に指摘する人もいれば「なんでできないんだ!」と怒る人もいます。

「間接的な言葉やイメージから出てくる言葉」というのは、例えば「もっと丸い音で」とか「優しく歌いましょう」とか、「イメージ」や「たとえ話」「資料」を取り入れて結果を促すような指摘です。物語性の強い作品や作曲者自身が語った何かが残っていたりすると、それも交えたりすることもありますが、そういうのがまったく関係なく指揮者のイメージの中で出てくる言葉も非常に多いです。

もちろん、きっちり3つに分類することはできません。言葉による表現というのは非常に複雑ですからね。

だからこそレッスンを受ける側は、それがたとえ話なのか具体的な奏法についての指摘なのか、結果的に何を求めているのかなど、考えたり判断したりする必要があります。そうしないと、たとえ話なのに実行しようとして混乱する、なんてことも起きかねないのです。

「言われた通りにやってるのに怒られた!」とか「指導者の言っていることがさっぱりわからない」といった、指導者と自分がかみ合わない時はまさにそれです。

では、その典型的なものを挙げてみましょう。


《たとえ話なのか実際のことなのか 〜言葉の仕分け作業〜》
とてもよく耳にするのが、「お腹に息を入れなさい」。これはもう定型文的表現で、一部ではネタとして使われるほどになったのでやっと時代は変わったな、そして良かったな、と若干安堵しています。
ブレスする時、お腹に息を入れようなんて真に受けてはダメですよ。万が一お腹に空気が入ったらすぐに救急車ですからね。
ということでこれはもちろん、たとえ話です。

指導者から、「この場面は怒り狂って吹きなさい!」と言われたら、たとえ話だとわかるでしょう。演奏中にこの場面が来たらおたけびをあげてイスを投げつけたりする人、きっといませんものね。

では、今日の最初に書いた言葉はいかがでしょうか。


《「もっとトランペットに息を入れて」と指摘されたら》
まず、どんな指摘を受けた時にも「なんでそんなこと言われたのだろう」と考えてみてください。自分の演奏がどのように聴こえていたのかを客観的に振り返りましょう。

この言葉を言われた時は、きっと「音が聴こえない」もしくは「トランペットらしい音が出ていない」「存在感が薄い」ということでしょう。トランペットにもっと息が入ることによって「音圧」が高くなるので、それを期待しているのだと考えられます。

ということは、これはたとえ話ではなく、事実を言っているとわかります。トランペットに息は入りますし、息を入れているのは自分です。しかし、もうちょっと細かく言うと、

『トランペットに息が入るのは、自分の体の作用によるもの』

ですよね。お腹に力がかかると息が体の中から噴出するのですから、「息を入れて」とは奏法についての直接的な指示ではなく、あくまでも結果の話であり、イメージでのことなのです。詳しく説明していない、とも言えますね。



「楽器に息を入れる」この言葉を聞いた時についやってしまう体の使い方に一番近いのが、小さな子どもがケーキに付いたロウソクの火を思いきり吹き消そうとしているあの動きです。前かがみになる「内側へ向かう力」を使ってしまうのですが、あの動きは楽器を吹くには適していません。楽器を吹くための体は「外側へ向かう力」がかかっているべきで、両腕を広げて胸を張るような動きが望ましいのです。

ということで、「トランペットにもっと息をいれて!」と指摘された時、「そうか、もっと息を入れよう!」と安直な行動をとるのではなく、もうワンクッションとって「なんでそんな指摘をされたのかな?」と「トランペットにもっと息が入るにはどういう体の使い方をすればいいかな?」という2つを考えて、自分の持っている知識とテクニックの「引き出し」から適切なものを見つけ出し、実行してほしいと思います。



結局のところ、何に関しても指摘をされた時にはまず「なぜその言葉を投げかけられたのだろう」と考え、「どんな演奏や表現を望んでいるのだろう」という結論を見つけ出し、直接的に奏法について言われているのか、イメージの話なのかを見抜いて、指導者が望む結果を生み出すために自分は何をどうすれば良いのか、を考えるようにしてほしいと思います。
レッスンや合奏などでは、最初から一瞬で考えて正しい方法を見つけて実践するというのはなかなかできることではないと思います。でもそれで良いのです。いつもこのルートで物事を考えて実践する習慣を身につけようとしていれば、少しずつ慣れてくるはずです。

吹奏楽やオーケストラ、もしくはレッスンを受けている方はぜひ今回の記事を思い出して実践してみてください。
少し時間がかかっても焦らず冷静に考えるよう心がけましょう。
上手くいけば指導者から「そう!そういうこと!」と褒められると思いますよ。

それでは、また来週!

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at 07:36, 荻原明(おぎわらあきら), 体の使い方

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