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イメージと実際の演奏のギャップ 2


















みなさんこんにちは!

前回より「イメージと実際の演奏のギャップ」について解説しています。

トランペットでは、中音域(五線内のF音前後)が一番コントロールしやすいと多くの方が思うのではないか、なぜなら、そのあたりの音域は、自分のイメージと出た音の結果が一致しているから、というのがひとつあると思われる、というお話をしました。詳しくは前回の記事をご覧ください(こちらから見られます)

逆に低音域や高音域になると「思った通りの音が出てくれない(=コントロールが難しい)」と感じることが多くなります。大きな音で鳴らしたいから一生懸命吹き込んでいるのに、かえって音が出ず、頑張っているのに報われない、とか。

そうなった時、きっと多くの方が「まだ努力が足りない」とか「まだパワーが足りない」とか、様々な角度から「プラス」の方向へ意思を向けているのではないか、と思うのです。
努力をするのは悪いことではありませんが、例えば高い音が出ないとか、大きな音が出ないとかは、一概に力(パワー/筋力)が足りないことが原因だとは言い切れないのです。

そこで、大切なのは「バランス」である、と前回の記事で書きました。

今回の記事では、そのコントロールすべき「バランス」とは具体的に何を指しているのかを解説していきます。


《バランスとは具体的に何を指しているのか》
バランスをとるために必要な要素は大きくわけて4つあります。


[圧力 〜空気の大きさと重さ〜 ]
ひとつは「体内の空気圧」です。ここでは「圧力」と書きます。
トランペットから音を出す時、お腹に力を入れる(腹筋を使う)のはご存知の通りです。では、なぜお腹に力を入れる必要があるのでしょうか。
これは「体内から楽器へ空気を流し込むため」とも言えるのですが、楽器へ流れ込んでいる息は、すでに「結果」でしかないので、意識するポイントとしては遅すぎます※。したがってもう一歩手前の、肺から口の中までにどんな圧力がかかっているのかを意識し、コントロールすることが大切なのです。
僕はこの目に見えない圧力を、「物体」としてイメージしています。物体には大きさと重さがありますので、圧力を高くしている時は、とても大きくて重いもの(形状は立方体でも球体でもなんでもいいですし、表現しようとする音に対してそのつど変化したほうがいいと思います)のイメージ、といった感じです。
圧力が高くなれば基本的には音量が大きくなり、より張った音になります。

※体内から放出されてしまった(トランペットに流れこんだ)空気は、例えるなら、ゴルフやテニスで打った後のボールのようなもので、それを何らかの力でコントロールする(方向や飛距離を変えようとする)というのは聴いていて自然な状態ではありませんね。もちろん、クレッシェンド、デクレッシェンド、フォルテピアノなど、吹いている最中に体の使い方を変化させて音楽的な表現をすることは少なくありませんが、それらすべては「特殊」な行為であり、そういった特殊な演奏をきちんと演奏できるようにするためにはまず「普通」で「自然」な吹き方を身につる必要がある、と考えているのでこう書いています。


[息のスピード]
このブログで何度も書いている通り、音の高さを変化させるのは息のスピードです。スピードが遅ければ低く、早ければ高くなります。
問題なのは、そのスピードをどこで変化させるか、ということ。方法は大きくわけて2つあります。ひとつは「腹筋(腹圧)」によるもの。そして「口の中の空気の通るサイズ(舌とアゴの動き)」変化によるもの。

お腹に力を入れれば腹圧が高まりますので、その圧力を高くしていけば肺の中の空気は速く噴出することになります。しかしこの動きには、先ほど説明した圧力に対しても変化が生まれ、力がかかればそれだけ息の強さも増してしまうので、音量にも影響を与えます。
実はバランス崩れを起こしやすい一番の原因がここにあります。それについては次回解説します。

もうひとつの「口の中のサイズ」は、舌とアゴがどんな形状になっているかということです。息が口の中を通過した際のサイズが息のスピードを変化させます。この方法は、腹圧による強さにあまり影響を受けることなくコントロールができるので、ピアノの音量で優しく高音域を出したい時にも有効な手段です。
したがって、音域変化は舌とアゴのコントロールがメインであると考えてください。


[飛距離]
意外に意識していないものが飛距離です。ここで言う飛距離とは、ベルから出た音がどこまで飛んでいくかのイメージとは異なり、口の中から噴出した空気が楽器の中でどのくらいの距離を飛んでいるのか、ということです。
僕はレッスンで飛距離を説明する時、口の前、どのくらい先にロウソクが立っているのか、というイメージをまず持ってもらい、そのロウソクの火を吹き消す時(もしくは吹き付けても火が消えない程度)の強さを飛距離と言っています。息の飛距離は遠ければ遠いほどいい、というイメージを持ちやすいのですが、口から出た空気の飛距離と音が遠くまで届くことは比例しません。
前述の「スピード」と混同してしまいがちですが、実際に「スピードは速いが飛距離が短い」ということが起こるので、イメージする時にしっかりと区別できるようにしておきましょう。


[角度(方向)]
このブログのオリジナルの表現で、「反比例の法則」というものがあります。

音のツボ良い例

詳しくは「ハイノート(ハイトーン)へのアプローチ6」を読んでいただければと思いますが、「音のツボ」に当てるための空気や意識の角度(方向)について言っています。


以上4つの要素のバランスが、音域によって変化するのです。
次回の記事では具体的にそのバランスについて解説しますので、引き続きおつきあいください。

それでは、また来週!

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at 07:02, 荻原明(おぎわらあきら), ハイノート(ハイトーン)

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