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<< 頭ではわかってるのにできないのはなぜ? | main | イメージと実際の演奏のギャップ 2 >>


イメージと実際の演奏のギャップ 1


















みなさんこんにちは!

このブログではみなさんからのご質問を随時募集しておりまして、たくさんのメールをいただいております。ありがとうございます。
頂いた質問の内容は様々ではありますが、その中でも一番多く寄せられる質問がやはりハイノートです。

トランペット吹きにとっては初期の段階でぶつかる大きな課題のひとつですね。中学校や高校で始めた方の場合、まだ1,2年くらいしか楽器を吹いていないのに、どんどん高い音を吹かされるといった急すぎる環境の変化に対応できず、出し方もよくわからないのに合奏で指摘されてしまうから、しかたなく力ずくで出そうとしてわからなくなる、という流れが多いから悩む方が多いのだと思っています。

結局のところ、本当の意味で高い音が出る理論と、その方法を適切に伝えられることができる人がまだまだ少ないのかな、とも感じます。

今、もしハイノートで悩みを持っている方がいたら、これまでにもたくさんの記事を書いてきたので、まずそれを読んで頂ければと思いますが(こちらからまとめて読むことができます)、今回は今まで書いていなかった補足的なことも含め、違う角度から音域変化がどのように行われているのかを確認し、ハイノートを出すための参考になれば、と思います。


《イメージと実際の演奏のギャップ》
みなさんは、誰かが吹いているフォルテの音を耳にした時、例えるならその音を「力強い」「音量が大きい」と感じることでしょう。こういったイメージを持つことは、実際の身体にも無意識に影響を及ぼします。
例えば、テレビでお笑い芸人のコントを見て面白いと感じれば笑顔になり、笑い声を出すでしょう(体に直接触れられ、くすぐられたわけでもないのに)、会議で納得がいかないことが起これば苛立ちや怒りを覚え、握りこぶしを作ることもあります(殴られたわけでもないのに)。人間は肌に直接的な刺激を受けなくても、様々な要因で筋肉が反応するのです。だから頭の中で「これから自分は強い音を出す」とイメージすれば、自然と力をかける方向に身体を使おうとするのです。

しかし、トランペットの興味深いところは、実際に出てくる音と、それを発している奏者の体の使い方がからなずしも一致していないことです。
これを知り、実感できることがトランペットをコントロールする上で重要なポイントです。
では、詳しく解説してみましょう。


《トランペットは大きな音が出る楽器》
わかりやすいのでフォルテの話で統一します。
トランペットは形状からしても想像できるように、もともと大きな音を出すために作られた楽器です。大勢いる中、遠くの人間にもちゃんと音が届くように作られ、そして改良されてきたわけですから「頑張って吹いたら大きな音が出る」のではなく「大きな音が出るように設計された」と考えると、わざわざ奏者が頑張って大きな音を出そうとする必要はなく、どうすれば大きな音が出るのか、その方法を見つけることが大切だということがわかるはずです。


《中音域は素直に吹ける》
ところで、トランペットが一番鳴らしやすいと感じる音域はどのあたりですか?
人によって多少のばらつきはあると思いますが、きっと多くの方は「中音域」と言うのではないでしょうか。
おおよそ、五線の真ん中あたり、GとかFとか。その下とか。

では、なぜこのあたりの音域が一番吹きやすいのでしょう。
理由はいろいろあると思うのですが、そのなかのひとつに

「コントロールがしやすい」

ことがあげられます。コントロールがしやすいというのは、もっと具体的に言えば

「イメージ通り吹ける(吹き加減と結果が一致している)」

ということ。
それが正しいかは別として、フォルテで吹こうと思ったら、自分の身体もイメージ通りのフォルテの力を使う、ということ。多少力を込めて音を出せば、その通りに反映してくれる。そんな感じ。

中音域というのは、ある程度イメージ通りの身体の使いかたで音が反応してくれるから吹きやすいと言えます。


《音域による吹き方のギャップ》
では低音域、高音域はどうでしょうか。

みなさんの中にも、吹奏楽やオーケストラで下のパートを担当した際、五線より下あたりの低音域をフォルテで吹こうとしても全然鳴ってくれなかったり、息の音しか出なかったり、音がひっくりかえってしまったり、そんな経験をしたこと、ありませんか?

「こんなに頑張って吹いているのに、全然鳴ってくれない!」
必死に吹けば吹くほど出てくれないんですよね。

これがまさに音域による吹き方の違いなんです。

この問題を解決するには、音の出る原理についてもう一度確認する必要があります。

そもそも音の高さの変化は空気を振動させる数が多いほど高い音になり、少なければ低い音になります。
トランペットでは、唇の振動数がそれに当たり、息のスピード変化によってコントロールしています。

したがってトランペットでの音の高さは、息の流れるスピードによって変化するのです。

低音域を吹くためには、息の流れるスピードを遅くする必要があるのですが、最初に書いた通り大きな音を出そうとした際、どうしても身体の力を強く使おうとしてしまいます。身体の使い方が正しいかどうかは別として、身体の筋力を強くすればするほど、体内の空気圧が高くなりますから、結果として唇を通過する息のスピードは速くなってしまいます。

スピードの速い息は、低音を出すためのものではありません。

ですから、低音域でフォルテを出そうとした時、(出た音の)イメージが力強いばかりに身体の使い方までもが力強くなってしまうと、矛盾した状態になり、音に反映されなくなってしまう(フォルテで吹けなくなってしまうか息の音しか出ない無音状態になる)。

トランペットを演奏する側と聴く側の大きなギャップがここにあります。


《バランスを保つ》
レッスンで常々言っていますが、「トランペットはバランスが大切」な楽器です。
バランスが崩れた時、イメージとは違う結果が生まれてしまいます。

今回のお話がまさにそれで、トランペットから音が出なかった時(息の流れる音だけになってしまった時)は、バランスが崩れた時なんですね。いわゆるミスをした、と感じると、どこかが悪いのだと思いがちなのですが、イメージをきちんと持っていて、アパチュアも確保できていて、舌やアゴもきちんと使えていて、息を流す腹筋なども正常な状態であっても、それらのバランスが崩れていると音にならなかったりするのです。
先ほどの低音域のお話では、息の流れが、音域に合っていなかったために音がきちんと出せませんでした。


次週はこの「バランス」というのが具体的に何を指しているのか、それらはどのように変化させるのか、解説します。バランスを冷静にコントロールする力を持てると、ハイノートを出すことが大変だ、苦手だ、という発想もなくなってきますよ!
それでは、また来週!


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at 07:58, 荻原明(おぎわらあきら), ハイノート(ハイトーン)

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