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ミスを活用する(後編)


















みなさんこんにちは!



先週の記事では、「ミス」をテーマに、ミスすることは悪いことばかりなのか、といった内容を書いてみました。
もちろん本番でのミスはしないに限りますが、練習中のミスは「なぜ今ミスしてしまったのか」を振り返り、今後ミスをしないための材料を手にいれる瞬間であり、それが成長するための大切な材料になる、といった内容でした。

今回はさらに掘り下げて、ミスを成長材料にするために、ミスの瞬間、どんなことを考え、その後どのように練習をしていくことが効率的か、そんなことを書いていきます。


《ミスをした瞬間》
ミスをした瞬間、先ほども書いたように「やっちゃった!」という「焦り」に頭の中が支配されてしまいがちです。気持ちはとてもわかります。僕もそうなっちゃうことがあります。
焦ってしまうと、それを無かったことにしたくなる衝動に駆られてしまい、すぐにもう一度吹いてごまかそうとしたくなるものです。

うまくいかなかった直後、ごまかすようにすぐにもう一度吹きなおすクセを持っていませんか?


《振り返る冷静さが必要》
しかし、その時にできる限り冷静になることが大切です。すぐに二度目を吹かないで、今どんな吹き方をしていたか、振り返ってほしいのです。

具体的には以下のような点について振り返ってください。

【身体をどのように使っていたか】
奏法面全般を振り返ってみてください。どこかバランスの悪い状態のところがなかったでしょうか。口周辺、口の中、楽器の持ち方、呼吸、姿勢、力の使い方など。

【頭の中のイメージはどのような状態だったのか】
音楽的イメージ、音色やテンポ感、完成図のイメージなど、そのフレーズを吹くための充分なイメージで頭の中が満たされていましたか?違うことを考えていたり、「ミスしたらどうしよう」「ちゃんと吹けないんじゃないかなあ」などとネガティブな発想で頭の中がいっぱいになっていたり、集中力は充分でしたか?

【周りの環境】
例えば、指揮者から「ミスするなよ!」と嫌なプレッシャーをかけられた直後だったり、第三者からの視線やその場の空気からのプレッシャーはどうでしたか?
また、吹いている場所がいつもの場所にくらべて全然響きがないとか、逆に響きすぎるとか、吹いている人が大勢いて自分の音がよく聴こえないとか、そういったことはどうでしょうか。


まずは、このように、ミスした原因かもしれない材料を可能な限りかき集めることが大切です。

では、1つの例を挙げて、ミスを活用するまでの流れを見てみましょう。


《ミスの活用例:音が途中だけ無音になる》
例えば五線の下から「ドレミファソー」と音階を吹いた時、「ファ」の音だけ音が鳴らなかったとします。その前後は音になっていました。

慌てずに、その瞬間の身体、イメージ、空間がどうだったのか振り返ってみます。

【身体はどうだったか】
・指はきちんと押せていた
・息は充分すぎるほど入っていた
・呼吸に関しては特に考えていなかった
・少し力んでいたかもしれない
・口の中はたくさん動かせていたと思う

【イメージ】
・音階なんて簡単に吹けるし、いつもやっていることだから…そう言えば何も考えてなかった気がする。

【空間】
・ひとりで吹いていたので、周りのプレッシャーはまったくない。むしろ誰もいないので気楽だったと思う。
・狭い部屋なので響きがまったくない。生音。


冷静に振り返るとこれだけ出てきました。
次にこれらに関連性がないか、考えてみます。

[まとめてみる]
狭い部屋で響きがなかったので、ついいつもより力が入って息を入れすぎていたかもしれない。息が充分すぎるほど入っていたかもしれないが、それは入れすぎていた、の間違いではないか。

イメージが何もなかったのはよくないし、だから呼吸がおろそかになっていたのかもしれない。短いフレーズだし、呼吸のことなんて考えなくても出せるし。

口の中(舌)に関しては意識していたので、動かしていた。けれど、意味もなく動かしすぎていたのかもしれない。


こんな感じで身体、イメージ、空間についていくつかのつながりが見えてきました。
それでは、原因が一体何だったのか、いくつかの仮説を出してみたいと思います。

[仮説]
息が入りすぎていたのは原因であると思われる。低音域で息を入れすぎると、スピードが上がりすぎてしまい、高音域を吹くための吹き方になってしまうから。

口の中が動きすぎるのも、息を入れすぎたこととつながるように思う。低音域を吹くための下の状態もそうだが、音階でたかだか5度(ドからソの音程は5度)なのに、もっと広い音域を吹くための動きをしていたのかもしれない。ドからソのリップスラーなんてたいして動かさなくてもできるし。

ということで、2つの大きな仮説が見えました。
では、早速これらが原因だったのか、もう一度同じものを吹いてみましょう。


[再チャレンジ]
息が入りすぎていたことを確認する→下の「ド」の音がきちんと鳴る息のスピードと量を確認してから、もう一度「ドレミファソー」と吹いてみる。息の量を増やしすぎないように意識する。音がかすれることはなくなった。(ただ、音階が上がるにしたがってファ、ソあたりのピッチが低くなるように感じる。息が一定すぎるのか?

口の中がどれくらい動けばいいのか、一度リップスラーで確認してみる。やはり、想像以上に動かす必要はないようだ。ではもう一度「ドレミファソー」と吹いてみる。先ほどの息の入れ方との相乗効果もあり、とてもキレイに吹くことができた。

もちろん、これらを吹く時のイメージはきちんと持った上で、呼吸もおろそかにせずに集中して吹いてみたので、それらのバランスがだいぶよくなったと思う。

もう一度同じメロディを吹いてみる→音がかすれることもなくなった。


《理論、知識が必要》
こういった流れです。
ブログでは頭の中で考えていることを文字化しているのでかなり面倒に見えますが、考えて実践している時間は数分です。
実際にはもっとたくさんの仮説を立てたり、原因を見つけてみたりと、紆余曲折があっての結論、解決へ導かれるとは思いますが、なんにせよここまでたどり着くには、ある程度の理論や知識が必要になります。

だからこそレッスンや合奏での指揮者からの指摘などが成長にはとても役に立つとも言えます。しかし、解決までたどり着かないにしても、立ち止まって振り返り、「原因はなんだったのか」まではひとりで頑張ってみてほしいと思います。考えること、冷静になることなどが成長するための大切な材料になりますからね。まずはそれが第一歩です。

このやりとりを繰り返しているうちに、自分のミスするパターンが見えてきたり、クセがわかってきたりするかもしれません。自分のことが客観的に見えてくると、これから起こりうる可能性も予期できるかもしれません。

そして、原因や仮説を立てた後、最後の最後に信頼のおける先生に解決策を求めると、非常にスムーズかつ成長が早く高いものになります。


効率的な練習とはこのようなものだと考えます。100回繰り返して「習慣」として身についただけのものは、もろく壊れやすいのです。理想は、練習量以上に理論的に考えた上で続けるコンスタントな練習です。


《教えるほうも考えるべき》
ですから、指導する側も、教わる人がレッスン以外の場所でしっかり成長できるように教えることが大切です。「何度言ったらわかるんだ!」的発言をしている先生のほうが原因なのかもしれないのです。

また、最近は「◯◯で驚くほど変わった」とか、煽りの強い言葉で誘導するタイトルのブログ、SNS投稿などが目立ってきました。タイトルの書き方は2ちゃんの影響なのかもしれませんが、読んでみると中身はスカスカだったりします(きちんと身のある内容のところもありますが)。結論がなかったり、結局何がどう驚くほど変わったのか書いている本人しかわかっていないか、本人すらわかっていないのでは?と思う記事だったり。

まあ、それはどうでもいいのですが、ともかく、レッスンでは理論や根拠をしっかり持った上での音楽性を伝えていくものでないと、これからはダメだと思うのです。精神論が前面(全面)に出てきてしまうのは昭和で終わりです。
ただ、理論や根拠に縛られて、冷静すぎるのも良くありません。音楽に対する強い情熱、教える側が音楽を心から楽しんでいないと、ダメだと思っています。それプラス、ちょっとしたユルさ。
自分ももっとすべてにおいて高いところへ行きたいと思っています。

ということで、今回はミスを活用する方法について書いてみました。
また来週!



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at 06:43, 荻原明(おぎわらあきら), バテ・不調・緊張・ミス

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