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楽器を構えるとベルが大きく下がってしまう


















みなさんこんにちは!
さて、今回は頂いたご質問からひとつピックアップして、書いていきます。

今回はこちらのご質問です。
===================================================================
小学校6年でトランペットを吹いています。
3年生の時からやっているんですが、吹くときにベルが下がってしまいます。
ベルを上げようとすると、顔がすごく上をむいてしまって、顔の向きを戻そうとすると、音がきたなくなってしまいます。
唇の形などが合ってないのかなとか思うんですが、私はトランペットにむいていないんでしょうか?(抜粋)
===================================================================



ありがとうございました。
とりあえず最初にお伝えしておきます。「向いてなくないですから安心して下さい!」

お会いしたこともないのに、大丈夫と言い切るのは無責任で良くないのかもしれませんが、僕が言いたいのは「すぐに決めつけるのはやめましょう」ということです。もし向いていないのでは、という疑問を持つのでしたら、あと10年は吹き続けてからにしましょう。大丈夫です。
では、楽器を吹く上で、悩みよりも楽しみが増えるように、いくつかの考え方や対策を書いていきます。


《トランペットはもともとバランスが悪い》
この質問を書いて頂いた方だけでなく、自覚があるかないかは別として、吹く時にベルが必要以上に下がってしまう方、結構多いです。特に小中学生に多く見られるのですが、その理由のひとつに「楽器が重い」ことが挙げられます。更に、トランペットは横長な形状をしている割に、持つべき場所が若干手前にあるので、どうしても構えるとベルが重く感じるバランスになってしまうんですね。
結果、筋力(腕や握力)の弱いお子さんが持つと、ことさらベルが下がってきてしまう、ということです。

ある意味これはしかたのないことかもしれません。ベルが下がらないようにするには筋力をアップするか、下がってきてしまう前に一旦構えをリセットさせるなど、自覚するしかないからです。

ただ、解決まではいかないかもしれませんが、対策はあります。それは「持ち方」を研究する、ということです。

先程も述べたようにトランペットはバランスの悪い楽器です。それならば、持ち方を工夫して、バランスの良い状態に近づけていければ良いのでは、と思うのです。

トランペットの構え方については過去に記事を書いてあります。ぜひそちらを参考に、自身に合った持ち方を研究してみて下さい。


トランペットの構え方


《ベルが下がってしまう他の理由》
ベルが下がってしまう理由が、筋力ではない場合に考えられることは「支点が下唇にある」ということです。
いかがでしょうか、吹いている時の状態を観察してみて下さい。

トランペットを吹く時、マウスピースをまず上唇の中央に軽く触れて(置いて)あげて下さい。それが「支点」です。上唇はこの場所をキープしてあげるだけで充分です。では下唇は何をしているかと言うと、この部分は顎(あご)という土台にある下唇や舌、顎そのものの動きなどによって音色や音の高さなど様々な要素をコントロールする部分なのです。
マウスピースを当てると単純に考えてしまうと「口の周り」というあまりにもざっくりしたイメージだけでトランペットから音を出そうとしてしまいますが、それぞれの役割はだいぶ違う、ということを覚えておいて下さい。

詳しくは過去の記事「アンブシュア 3」を読んでみて下さい。

さて、マウスピースの支点が下唇にあるということは、下唇を押さえつけていることにつながります。本来ならば「音楽的なコントロール」をする大切な場所を「支える(支点)」という仕事を下唇に任せてしまうと、それだけでもう顎全体はいっぱいいっぱいになってしまうのです。その状態で演奏をしようとするならば、無理矢理に力を込めて顎をガチガチにしてしまったり、使っていなかった上唇(鼻の下)で様々なコントロールをしようとする上下逆の状態になってしまう恐れがあります。しかし、鼻の下周辺の筋力というのは顎や下唇周辺に比べると弱いので、どうしてもすぐバテてしまいますし、そもそもコントロールが上手くいきません(顎のように鼻の下を大きく自由に変形させたり開けたりできますか?)。

ということで、支点は上になる、ということです。

この話題を出したのは、質問の中に「ベルを上げようとすると、顔がすごく上をむいてしまって」というくだりがあったからです。
もちろん、誰でも吹いている時にベルアップをしようとすれば頭が後ろに行くので、楽な姿勢ではありませんが、きっとこの方は「ベルをまっすぐ向けようとしても顔がすごく上を向く吹き方をしている」と予想できます。したがって、マウスピースの支点が下唇になっているのではないか、と思いました。

「顔の向きを戻そうとすると、音がきたなくなる」というのが、いまいちイメージできないのですが、きっとこれも支点がずれてしまったか、一時的に上唇に支点が戻ったことが原因ではないかと考えられます。(吹いていて突然)大きなノイズが出てしまったり、ドッペル音(2つの高さの異なる音が同時に出てしまう)、音域変化(インターバルや音域の広い音階など)で音色が大きく変わってしまう(高音域がくぐもったような細い音など)などの「大きな変化」に関しては、唇とその周辺の変化、特に意図的に変化させてしまった時に起こる現象と思って良いでしょう。

そして、質問を頂いた方がなぜこのような吹き方になってしまったのか、という点については、実際に吹いているところを見ない限りわかりません。もしかすると歯並びの問題があるのかもしれませんし、先程書いた筋力の問題かもしれません、姿勢かもしれませんし、単なる長年(この時点ですでに楽器歴3年)のクセかもしれません(高音域を無理に吹かされすぎてしまった等)。


《支点を戻す》
支点を変える(戻す)というのは、ある意味アンブシュアを強制的に直すことにもつながってしまいますから、いきなり「今日から支点変えます!」は危険です。コントロールができなくなり、一時的に「潰れ」の状態になってしまいます。
ですから、あまり深く考えずに、まずは楽器を構える時に「上唇にマウスピースを最初に触れる」ということだけ常にイメージしてみて下さい。
あとは、顎や舌を大活躍させて演奏することをウォームアップなどの時間で覚え、感覚的に使えるようになっていくことを意識していれば、少しずつですがきっと、本来の良い吹き方(ここでは上記のような体の部分それぞれが一番活躍できる働きを見せる吹き方)になっていくと思います。気長にいきましょう。


ということで、今回は「楽器の構え方」と「マウスピースの支点」について書きました。少し前に似たような記事を書いていますので、今回の記事が気になるという方はぜひこちらもお読み下さい。

参考記事「楽器を構えると疲れてしまう

それでは、また来週!



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at 09:15, 荻原明(おぎわらあきら), 構え方・操作

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