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アンブシュアを直すべきか 3


















みなさんこんにちは!

学生の方は夏休みまっただ中といったところでしょうか。うらやましい!
コンクールで大変な毎日を過ごしている方は、ぜひ体を休めるということも頭に入れて演奏して下さいね。
体も頭も疲労がピークになると、音がどんどん出せなく(出しにくくなる)「潰れ」という状態になりかねません。せっかく一生懸命練習してきたコンクール曲ですから、万全のコンディションで演奏できるように、ウォームアップをしっかりと行いましょう。
個人練習の時間が取れないからと、合奏中の休憩時間に練習したり、お昼休みを早めに切り上げて個人練習したり、そういったことは極力控えるようにして、とにかく体をいたわってあげて下さいね。勉強も楽器も、一夜漬けでは何も得られませんから、ギリギリになって焦るのは精神力の無駄ですよ。

それでは、今週も頂いたご質問から、アンブシュアについて書いていきます。今回が3回目。内容はこちらでした。
========================================
アンブシュアをなおしたいと考えているのですが、アンブシュアを変えてきちんと吹けない期間が出来てしまうのが怖いです。そこで質問なのですが、アンブシュアを変えた場合どのくらいの期間で新しいアンブシュアに慣れることが出来るでしょうか。
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前々回では「アンブシュアは直さない」ということを書きました。前回の記事では「アンブシュアは完成した製品を出荷する出口でしかない(ここであれやこれや作る場所ではない)」ということを書きました。もしお読みでない方はぜひ過去の記事を先に読んで下さい。

アンブシュアは直すべきか1」 
アンブシュアは直すべきか2」 


《指導者からの指摘》
世の中のトランペット指導をしている人の中には「あなたのそのアンブシュアじゃ、まともに吹けないから変えなさい」と軽く言ってしまう人がいます。しかし、これまで見聞き経験してきた中で、そうしてアンブシュアを「意識的に」変えて良くなった!という人を見たことがありません。僕が知らないだけで世の中にはいらっしゃるのかもしれませんが、多くは(本人がどう思っているかは別として)以前のほうがよかったんじゃないかなぁ、と感じてしまうことばかりでした。

なぜアンブシュアを変えても良くなる可能性が低いのか。それは、これまでにも書いたように「人によって良いアンブシュアが違うから(=模範解答がないから)」なんです。
もしかすると、今の科学技術ならば、その人それぞれに最適なアンブシュアを見つけ出すことができるのかもしれません。演奏しやすいアンブシュアというものが科学的、論理的に解明されるかもしれません。
スポーツの世界では、結構そういった方法で成績を伸ばしていることも多いようですが(聞きかじり)、とりあえずトランペットの演奏に関するアンブシュアではそういったことはまだ聞いたことありません。
だから、根拠はありませんがアンブシュアに関してはそういうの無理なんじゃないか、とも思います。

話を戻しますと、結局「見た目を直そう」としているからおかしくなっちゃうわけで、顔の表面的な動きや形にこだわっている限りはアンブシュアに関しては解決しないと思います。したがって、僕の場合はレッスンで現状のアンブシュアで大きな苦労をされている方には直接的に「直しましょう」とは言いません。ほとんどの場合は、他の話題(口の中の舌、顎など)に着目してもらい、アンブシュアをあまり意識しないように練習を続けてもらうことで、(時間はかかりますが)改善していきます。ただし、生徒さんの状態やいろいろな面を考慮して、頭の片隅に置いておく程度にアンブシュアに対して伝えること(今のアンブシュアだと苦労していませんか?など)はあります。


《方向性、共通性》
「アンブシュアは人それぞれ」と言い続けていますが、これまでに見てきた沢山の一流トランペット奏者の吹き方を見ていると、ある程度の方向性、共通性というのがあると感じています。ひとつは

「口角を横に引っ張らない」

という点。そして

「顎の部分しか使わない」

という点。これらは共通しているように感じます。実際に聞き歩いたわけではないので、立証はありません。あくまでも見た目と動きだけです。

僕は中学校に入り、初めてトランペットを手にした時に先輩から「口をおもいきり横に引っ張って唇を振動させて音を出す」と教わって、それをひたすら信じて(特に懐疑的にもならず)高校も音大の最初の頃もそれで吹いていたように感じます。高校生に入ってからは音大受験のためにレッスンを受け始めたことがきっかけで、徐々にアンブシュアも安定してきていたのかもしれませんが、結局のところアンブシュアを意識的に直そうと思ってはいませんでしたから、そのなごりは常にあったはずです。

顎に関してはこれまでも沢山書いてきましたが、人間は顎(舌、下の歯、下唇、下半分の口輪筋など全て含め)はとても発達し、自由で繊細でしなやかな動きができるので、この部分のみを使う気持ちでいるべきだと思っています。したがって、頭蓋骨部分(上唇、鼻の下、上半分の口周辺筋肉全般、上の歯など)は、反応はしますが(結果として動きはありますが)、意図的に力(筋力)をかけて動かしたり、顎や下唇以上に頭蓋骨部分をメインとして使うべきではありません。ということで、

「口角を引っ張らない」
「顎の部分しか使わない」

この2点はみなさんに意識していて欲しいと思っています。逆に言えば、今「使うべきではない」と言った部分をトランペットを吹く時に使っている方が、「アンブシュアを変えなさい」と指摘されている可能性が高いです。その時、前回までの記事でも書いたように「意識的に直す」のではなく、その使ってしまっている部分はひとまず放置し、本来使うべき部分を積極的に使っていく姿勢でいられるように心がけて下さい。
そうすることで、今まで負担をかけて使ってきた、本来使うべきではない部分の力が軽減され、より使いやすい顎の部分全般で演奏するように少しずつ変化してくるはずです(僕はそういう経緯で今に至ります)。時間はかかるかもしれませんが、そうすることが負担なくアンブシュアを良いものにしていく方法ではないか、と思うのです。

最初の話に戻りますが、「アンブシュアを変えなさい」という先生に出会ってしまった場合、見守ってくれているタイプであれば、いつしか「アンブシュア、良くなってきたね」と言ってもらえる日を信じて上記のようなアプローチで練習に励んでもらえればと思いますが、「僕の真似をしなさい」とか「僕が言う通りにすぐ変えなさい」と強制する人であれば、無視するか離れたほうが良いかもしれません。最終的は判断はおまかせしますが、少なくとも僕の考えでは、良い方向にいかないだろうな、と思ってしまうもので。

ということで、今週もアンブシュアに関して書きました。
次回はアンブシュアのまとめを書きたいと思いますので、引き続きおつきあい下さい。

それでは、また来週!


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at 06:27, 荻原明(おぎわらあきら), アンブシュア

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