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吹奏楽コンクール課題曲2014トランペット解説【4.コンサートマーチ「青葉の街で」/ 小林武夫】その2


















吹奏楽コンクール課題曲2014


みなさんこんにちは!ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしょうか。僕は今日もラッパのお仕事です!いえーい。。。。
あ、今日で最終日なんですよね。土日祝祭日のほうが仕事があるので、大型連休になってしまうと曜日感覚が全然なくなってしまいます。


さて、先週は課題曲4「コンサートマーチ『青葉の街で』」の1回目でした。2回目の今日は曲に沿って解説していきます。
ちなみに、この「吹奏楽コンクール課題曲2014トランペット解説」はランダムな掲載順になっています。
現在、課題曲1「最果ての城のゼビア」しかまだ掲載していませんので、他の曲に関しては今後順次書いていきます。少々お待ち下さい。

では、早速進めていきます。


[冒頭4小節間/全パート]
最初の3小節間それぞれの2拍目最初、ズボっと音が下がっています。こういったメロディを演奏する時、演奏者自身は全ての音を均等な音量バランスで演奏していると思って吹いていても、客席ではガタガタとしたバランスの悪い演奏に聴こえてしまっていることが頻繁に起こります。これを僕はレッスン等で「聴衆とのギャップ」という言い方をしています。様々な演奏表現で、これらは起こってしまうのですが、とりあえず以下に挙げることをどんな時にも意識して演奏して欲しいと思います。

■音形も表現も、自分が思った以上に曖昧に聴こえている(やりすぎだろう、と思うくらい大げさに演奏して、やっと普通)
■低い音は高い音より聴こえにくく、短い音は長い音より聴こえにくい


このことをレッスンで伝えても、「それってホントかなぁ」と半信半疑なリアクションをする生徒さんが多いのですが、ぜひコンサートホールでの演奏を客席から録音してみて下さい。少し大きめな部屋で簡易的に録音してみても良いかもしれません(マニュアル録音推奨)。
自分では、イメージ通りに演奏できていた自覚があったのに、録音を聴いたら全然違っていた、ダメだった(演奏が緩かった)、ということがわかると思います。演奏表現はとにかく「やりすぎじゃないか」と思うくらい大げさに演奏して、やっとお客さんに伝わるか伝わらないかというレベルなんですね。

さて、冒頭のファンファーレですが、音の高さは違えども、リズムが同じです。こういったパターンの時、どうしても1小節ごとに田植えのように演奏してしまいがちです。「1小節目、よいしょ」「2小節目、どっこいしょ」「3小節目、よっこらせっと。ふう」こんな感じで演奏すると、聴いている人は最初からいきなり疲れますし、飽きます。「これからこの重い演奏を聴くのか…」と、いきなりお客さんの心が離れてしまうかもしれません。
また、こういった演奏は、奏者自身の疲労も増幅してしまいます。よく、バテることイコール体力、スタミナだけ考えてしまうことが多いのですが、人間というのは何度も同じことを繰り返すと、精神面から疲労を感じやすいものです。まだ最初なのに、これから自由曲もあるのに、バテの予兆なんて感じたくないですよね。
よって、曲が始まったら4小節目のアタマに向かってまっしぐら(テンポは無視しないで下さいね)、フレーズの頂点まで一気にかけ上がっていくように演奏しましょう。

また、1,2小節目の3,4拍目は音を伸ばしています。こう言った動きのない箇所は、どうしても意思や拍感のないベタっとした音になりがちなのですが、そうならないために、自分の音だけでなく、ぜひ木管楽器の短いスケール(音階)や、金管中低音楽器のシンコペーションのリズムを聴いて、一緒にアンサンブルをしているんだ、という意識で演奏を楽しんで下さい。
そうすることで、長い音にも強いベクトルがかかり、前へ進む力がつきます。ですから、この2分音符は音を抜くのではなく、次の小節のアタマの音に向かって突き進んでいるんだ、という気持ちを音で示して下さいね。

以下、ちょっと余談です。

《吹奏楽はすぐに音を抜く?》
最近、やたらと「音を抜く」吹き方をする管楽器奏者を見かけます。中高生だけでなく、その時代からのクセが抜けずにいるのだと思いう音大生でさえも長い音になるとすぐ音を抜く人が多いんですね。
このことについては改めて記事でしっかり書きたいのですが、ここではひとつだけ書いておきます。

「音を抜くというのは特殊な吹き方」です!

この作品で言うならば、冒頭4小節目3拍目のように、「敢えて」デクレッシェンドを書いているこんな時に音を抜くのであって(2nd以外)、基本的には音は持続するものです。

音を抜く奏者が多いことや、合奏で楽譜に書いてもいないのにそれを多用してしまうバンドは、奏者よりも指導をしている先生方に問題があると思います。音を抜くことで語尾が曖昧になり、ちょっとしたことも音量差でごまかせてしまうゴニョゴニョアンサンブル、いかにも日本人好みの表現ですが、非常にみっともないし情けない。変にかっこつけているようにも聴こえるし、なによりも管楽器の持っている得意分野「音の持続」をしないなんて、だったらピアノにでもやってもらったほうが良いですよ。
また、あるバンドでは、「響きのない空間でも残響があるかのように聴こえる」という目的のために、奏者全員が音を抜いているのを聴いたことがあるのですが、絶対におかしいです。響きというのは空間が作り上げる現象なのであって、残響までを奏者が担う必要などあってはならないのです。

ということで、ぜひ楽譜に書かれた音価分、揺らぐことなくしっかり音を持続させる演奏を基本として下さい。またこれについては後日書きます。

先程から冒頭部分で止まってしまい、先に進まなくなっておりますが、ここでまとめて書いちゃうので、もう少しおつきあいください。

前回の記事でも書いたように「アーティキュレーション」を意識して演奏することがこの作品には結構求められていると感じます。特に、「楽譜には書いていないけど、こういうフレーズを演奏する時には、普通こう吹くよね」といった「定型」的なものを、楽譜に演奏指示が書いていないけれど、求められている箇所が沢山あります。しかもこの作品ではその「普通こう吹くよね」がいくつかの可能性で演奏することができるのが特徴と言えます。
沢山の作品を、沢山の奏者と演奏してきた経験値の高い方にはこれで理解してもらえるかと思いますが、、、簡単に言えば、「演奏団体によって同じ曲なのに様々な表現になる」ということです。

ある団体はとてもパワフルに、ある団体はきっちりカッチリと、そしてもうひとつの団体はとてもエレガントに、そういった仕上がりが様々に変化する作品で、それらがアーティキュレーションの使い方によってかなり影響されると思われます。
要するにこの作品は、楽譜上のことだけを演奏しても、塗り絵の色を塗る前の状態にしかならない、ということです。演奏者、指揮者がそこにどんな色をどんなふうに塗っていくのかは自由で、その結果もバンドによって大きく異なる可能性がある、ということなんです。でも、人間の髪だったら、だいたい黒を塗るよね、とか、太陽は赤や黄色、空は青か赤、、、何となく常識的に考えると限られてくるいくつかの可能性ってありますよね。それがこの作品にもある、ということです。
ですから、この作品を作り上げるにあたり、まず指揮者の頭の中で具体的な完成図がなければいけませんし、そのためにはどういった表現方法が必要になるのか、を勉強しておかなければなりません。その上で演奏者に統一された表現方法を伝え、演奏できるようになった上で合奏でまとめていくという計画性を持って下さい。

「最初は各奏者に譜読みをしてもらって、おおよそできるようになったら合奏でまとめよう」という指揮者のスタンスだと、実はこの作品は面倒なことになりやすいんです。特に初心者や経験の浅い奏者(中学生など)は、フレージング、スラーの付け方、アーティキュレーションなど、の楽譜に書いてあることを(悪意はないのですが)無視して自分の吹きやすいように吹くクセが出やすい作品ですから、最初の譜読みの時点で自由に練習をさせてしまうと、各奏者が様々に吹きやすいように加工し始めてしまって、いざ合奏で合わせてみたら統一感のない演奏になる可能性が高いのです。演奏グセは、直す事がなかなか難しく、個人練習の時に直ったと持っても、合奏やステージ上などの緊張感の高い場所に来ると、無意識にクセが出てしまいやすいんです。
ですから、クセを直す無駄な時間を作らないためにも、一番最初の時点で確実な練習をすることをお勧めします。そのためにはもっと早い段階で指揮者が具体的な完成図を持っていなければならない、ということです。

ちなみに、「吹きグセ」というのはどんなものかと言うと、例えば、初心者にありがちなのは、タンギングをせずに何でもスラーで吹いてしまう(特に音が飛ばない箇所)とか、少し自由に演奏できるようになった奏者の場合は、スラーの位置を勝手に変えてしまう(本人が吹きやすいため)ようなものを指します。例えばスラーの付き方ひとつにしても2つの音符に付いている場合と3つの音符に付いている場合では、吹き比べてみると違いが非常にわかりやすく印象が変わりますから、複数で同じメロディを演奏しているのに、ひとりだけ違うフレージングをしていたら合うわけがないのです。
ですから、指導する方、先輩方はぜひ楽譜通りの吹き方ができているのか、逐一確認してあげましょう。

やっと次にいきます。


[練習番号B 1小節前/全パート]〜アウフタクトの吹き方〜
前回の記事でも書いたように、この作品はほとんどがアウフタクトのメロディです。ですから、練習番号Bのアタマからではなく、その1拍半前からメロディが始まっているのですが、こういう時に注意して欲しいのが「出遅れ」です。アウフタクトの場合、特にこの作品の場合は3拍目の後半から吹き始めます。この時、自分パート譜だけを見て「イチ、ニイ、サ!」みたいな数え方から演奏し始めたら、もう完全に出遅れています。

まず「3拍目のアタマまで数えない」ということがひとつ重要で、何よりも大切なことは「他の楽器の演奏を聴く」ということです。当たり前じゃん、と思うでしょうが、自分のパート譜を目の前にして休みの数を数えていると、いつのまにか周りの音がBGMやカラオケのような存在になってしまいがちなんです。耳には届いているけど、心や頭には入っていない状態。まるで同じ演奏している仲間がいることをすっかり忘れてしまっているかのうようで、打楽器のリズムはまるでメトロノーム。それに合わせて「イチ、ニイ」と機械的に数えているだけ。言い方がキツいかもしれませんが、かなりの多くの人が、合奏ではこうなってしまいがちです。

音を奏でている人全員が大切な演奏仲間で、みんながそれぞれ一生懸命に演奏しているのだ、という自覚を今一度掘り起こして、その中に参加する楽しさ、喜びを感じて下さい。そうしていれば、曲の途中から演奏に参加することも、決して難しいことなどありません。

余談ですが、この練習番号Bの2小節前からの木管楽器のメロディが、どうしても「徹子の部屋」のオープニング曲に聴こえてしょうがありません。


[練習番号B〜/全パート]
最初の4小節には「cantabile(カンタービレ/歌うように)」と書いてあって、その後5小節目には「quasi marcato(クアジ マルカート/はっきりと)」と書いてあります。推測ですが、5小節目になったらマルカートで雰囲気をガラリと変えてね、ではなく、カンタービレ要素のまま、マルカート風味も追加して演奏して欲しいのではないか、と思います。

ただ、どう解釈するかは指揮者によりけりです。先程書いたように、この作品の雰囲気を決めるポイントのひとつがここにあると思われます。というのも、このmarcatoをどうやって演奏するかについては、例えばアクセントスタッカートのように少し鋭角な音符の羅列にすれば、かなりの力強さを表現できるはずです。一方、アクセントテヌートのように厚みや圧力を強調する表現にすれば、重厚で堂々とした演奏になるのでは、と思います。どちらが良いか悪いかでもありませんし、作曲者のイメージの通りに演奏する必要もありません。大切なことは、その表現んが聴く人を魅了するかどうかのセンスです。

練習番号Bの最後(20小節目)は、音を抜かないようにしましょう。
「音を抜かないと、他の楽器の音が聴こえない(動きがわからない)」と言う方もいると思います。しかし、そうなってしまうのは音量ではなく「奏者の意識」が問題であることがほとんどで、要するに他の楽器の音や動きを聴いていない、理解しようとしていないから、何も考えずに自分の音をパンパカ吹き鳴らしてしまうのです。これこそがバランスの悪さを生み出している最大の原因です。
自分が演奏している時に他の楽器は何をやっているのかを理解していて、実際の演奏中もしっかり耳に入っていればアンサンブルバランスはまず悪くなりにくいのです。したがって、この部分に関しても木管のスケールやトロンボーンの動き、ハーモニー(トランペットもここではハーモニーを構成しています)、低音や打楽器の演奏、これらを理解しいれば、音を抜くなんて姑息な手段を使ってバランスを取る必要なんてないのです。


[練習番号C/全パート]
参考演奏CDを聴くと、なぜかこの部分のトランペットがやったらデカくて、ちょっとどうなのかと思ったんですが…。確かに吹き鳴らしたくなる箇所ではありますが、音量や音圧で前面にドカドカとしゃしゃり出てくるのではなく、音の形や固さを意識し、表現して下さい。鋭角でスマートな音であれば、他の楽器の演奏している様々な音を邪魔することなく、主張することができます。これが仮に音圧や音量を高めて主張してしまうと、様々な楽器が奏でている「音」を覆い潰したり、かき消してしまいます。結果的にトランペットオンステージになってしまい、最悪なアンサンブルバランスになります。
スコアを見るとわかりますが、この部分は、楽器によって様々な動きをしているんですね。要するにバンドの鳴りが分厚い箇所であり、そしてゴチャゴチャしやすい箇所です。その中でトランペットはどういう存在でいるべきか、それをイメージしてみましょう。これは指揮者というよりも奏者が考え、演奏に反映させる仕事です。


[練習番号D 4小節目/全パート]
このスケールの練習は多分みなさん一生懸命やることでしょう。なので、それについては特に書きません。問題は、そのスケールに入る直前の「タイ」の長さです。先程もアウフタクトの演奏について書きましたが、今度はギリギリまで音符が書いてあります。
先程と同様に、3拍目のアタマまで音を伸ばしてしまうと、スケールはもう絶対に出遅れますから、2拍目の終わりで音を処理して少し早めに動き始めてしまい、時間的にゆとりを持った状態で(音と音の間隔を広めに)吹くとタイミングが合いやすくなります。しかもこうすることで客席には楽譜通りの演奏に聴こえるものです。
そして、この部分もやはり他の楽器、特に木管楽器と打楽器を耳を使ってアンサンブルしていくることが大切です。

ちょっとこれだけではわかりにくいと思いますので、ぜひ過去の記事「タイの吹き方」を読んでみて下さい。譜例もあるので、よりわかりやすいはずです。


[練習番号F/1st]
この部分をどう表現するかで、全体の雰囲気も変わります。真っ当に考えれば、少しボリュームを上げるため(旋律の輪郭を、より明確に示すための補強的な意味も含めての)トランペット1本(1パート)の参加だと思います。「solo」と書いていないことからもそれは読み取れます。実際、一緒に動いている木管が沢山いますよね。
なので、ここは、意気込んで「よっしゃ来たよ旋律!」とか思わなくて良いです。ウザイ。

しかし、考え方はいろいろあって、音楽ってのはどう解釈しても良いと思うんですね(しかし評価されるか否かの全責任は表現者にあります)。要するにトランペットをソリスト的に使ってしまう、というのもひとつの表現方法だと言えます。それが作者にとって、審査員によって、お客さんにとってどういう印象を与えるかはわかりません。でも、ものすごい良い音で吹けるラッパ吹きがいるんだったら、やってみるの価値があるかもしれませんね。責任は取りませんよ。


[練習番号G 2拍前〜/2nd→1st]
スコアを見てもらえればわかりますが、1stがメロディを吹いているので、Gのアウフタクトから来るリズムの最初だけを2ndがトップ奏者的存在で演奏しています。しかし、練習番号Gに入った瞬間から、そのリズムは1stに移動します。ということなので、この部分、2ndと1stがまるで同じ人が吹いているかのようなフレージング、吹き方、音色になるように沢山練習してみて下さい。


[練習番号G〜/全パート]
この部分も練習番号C同様、前面に出てくるところではないと思います。頑張りすぎて急激にバテるポイントでもありますから、注意して下さいね。
さて、この部分のように同じリズムが毎小節続くのは、開放されないストレスから、期待が高まってくるという効果があります。「この先どうなるんだろ、ワクワク」という気持ち。ですから、「ああ、まだ続くよ。疲れちゃったな」と思いながら毎小節吹いていてはいけないんですね。期待を高め、集中力も高めて、練習番号7小節目から更にパワーが高まり、8小節目の1拍目でグッっと音を止められ(強烈なストレス)、それが2拍目で爆発する、という横の流れを強く意識して演奏して下さい。そしてこのメロディ最後の音は「音を抜く」特別な箇所です。


[練習番号I/全パート]
この部分も、この作品をどう料理するかの分岐点になるところです。「Brilliante(ブリッランテ/輝かしく)」をどう解釈し、音で表現するか、しっかりイメージして下さい。テヌートぎみで演奏すれば上品さが、アクセント、アクセントスタッカート、スタッカートを使えばマルカートで力強さが出てくると思います。


[練習番号J/全パート]
冒頭のファンファーレがここでも出てきました。冒頭と同じ表現になるよう、低音域(メロディがくぼんでいる箇所の鳴らし方)には注意して下さい。特に、ここまで来ると集中力や体力が冒頭とは違いますから、それも踏まえて意識して下さいね。


[練習番号J 4小節目/全パート]
1拍目と2拍目の間にある「 , (カンマ)」は、楽譜や作曲者によって使い方が異なります。

ひとつは「ブレス」指示である場合、そしてもうひとつは「フレーズの分断箇所」、もうひとつは「ほんの少しの間(ま)」を作ってほしい」という指示です。これを理解していないと、合奏でおかしなことを一人だけやってしまったり、アンサンブルが乱れてしまうポイントになってしまします。

では、この作品ではどんな意味で使われているのでしょうか。ブレスをするというのはちょっと変ですね。なぜなら曲中、ここ以外には出てきてません。間(ま)を作るというのもマーチですから、ちょっと考えづらいですね(やっても構いませんが)。

したがって「フレーズの分断箇所」の意味で書かれていると僕は考えます。最初の1拍目はその前までのメロディの最後の音であって、2拍目からはその先のメロディの始発と捉えて歌って下さい。
ちなみに、フレーズの分断箇所で敢えてブレスをする必要はなく、ブレスによって演奏が不安定になるのだったら、どこかもっと安定してブレスができる場所を見つけるほうが良いでしょう。これはよく混乱してしまうことなので、覚えておいて下さいね。


[最後の小節/全パート]
トランペットは1拍目で演奏が終わっているので、何となくメロディを「納めて」しまいがちです(少しテンポを遅くして終わるなど)。しかし、スコアを見て下さい。中低音楽器は2拍目まで演奏が続いていて、それがこの作品の最後の音なんですね。ですから、1拍目で演奏が終わってしまうパートの人は、まだ音楽は続いているのだということを忘れずに「吹ききる(音を投げる)」イメージで演奏して下さい。



この作品は、先程も書きましたが表現の仕方によって様々に表情を変えることができそうです。どんな演奏をしようと思っているのか、それを具体化するにはどうすればいいのか、そういった下準備をしっかり行い、全員が統一したイメージを持った上で譜読みに入るように練習すれば、きっと完成までがとても早くなり、そのぶん自由曲にゆとりを持って取り組めるのではいか、と思います。

まずは基本に忠実に、楽譜を表現するという基本、そしてトランペット(管楽器)を演奏する時の基本をしっかりマスターする練習を怠らないようにして下さいね。


それでは、今回で課題曲4「コンサートマーチ『青葉の街で』」を終わります。
また来週!


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at 07:08, 荻原明(おぎわらあきら), 吹奏楽コンクール課題曲2014

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