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<< 【予告】吹奏楽コンクール課題曲トランペットパート解説2014のお知らせ | main | 吹奏楽コンクール課題曲2014トランペット解説【1.最果ての城のゼビア/ 中西英介】その1 >>


吹奏楽コンクール課題曲2014トランペット解説【はじめに/課題曲を聴いてみて】


















吹奏楽コンクール課題曲2014

みなさんこんにちは!
そして新入学おめでとうございます!新社会人の方はお仕事のことで精一杯かもしれませんが、みなさん楽しい新生活をお送り下さい。年度が変わっても昨年度と何も変化ないという方は、今年度、さらにトランペットに磨きがかかるよう頑張って下さいね。

さて、以前より告知をしておりました、今年度の吹奏楽コンクール課題曲のトランペットパート解説を行います!
それぞれの曲解説に入る前に、今回はこのブログでの進め方と、今年度の課題曲の特徴(独断と偏見)を書いていきます。


《課題曲を演奏しない方にも!》
トランペットを吹いているからと言って、課題曲を演奏するという方はかなり限定的なはずです。実際、僕自身も中高生の時に吹奏楽コンクールを頑張る学校ではありましたが人数が多くなかったので課題曲を演奏することは一度もありませんでした。なので、課題曲を吹くようになったのは音大の吹奏楽の授業からで、同級生が中高時代に演奏していた課題曲の話をされると全然ついていけなかった思い出があります。コンクールで課題曲、吹いてみたかったなあ。

それで、学生時代の僕と同じように課題曲を演奏しない方にとって、この企画が終わるまでの間、ブログが意味のないものになってしまうのは本意ではありません。それに、課題曲を演奏する方も、5曲中1曲しかコンクールのステージで演奏することはありませんから、そう考えると一つの作品に対する解説を欲している人口ってすごく少ないと思います。ですから、毎回の記事が単なる楽曲の解説にならないよう、もっと方向性を広げて「曲を練習するということ(個人、パート、セクション、合奏)」「譜面を読むということ」「音楽に対する考え方」「本番への心構え」など、様々な場面で使える内容をちりばめて書いていこうと思います。ですので、ぜひ全てのラッパ吹きの方にこれまで通りブログを読んで頂ければとても嬉しく思います。


《進め方/お願い》
これまで通り毎週火曜日に更新を行います(更新時間はその時によります。ごめんなさい)。
1曲につき2回の記事で完結させる予定です。そのうち1回の記事は、その作品をベースにした様々な角度からの内容を、もう1回の記事では楽曲に沿って演奏のアドバイスをする、という流れを基本にしたいと思っています。結果として6月中にはすべて完了する予定です。
掲載する曲順はランダムです。1から順番にやるかどうかもわかりません。はやく2を書けとか、3を先にしろとか、そういうのは受け付けませんのでご了承を。
あと、これまでに書いてきた沢山の記事をリンクさせる予定ですので、ぜひそちらも一緒に読んで頂ければと思います。

また、コンクールに限らず、ひとつの作品を複数で演奏する時は(管楽器はほぼ全ての作品がそうです)、共演者が同じイメージ、同じ方向性を持っていることがとても大切です。ですから、このブログを共演者の中の1人だけが読んでいるよりも、全員が読んでいたほうが演奏がまとまります。「まとまる」というのは、このブログに書いてあることすべてを信じて実践しなさい!と言っているわけではありません。「これは考え方違うな」という話題をするにしても、このブログを元にしてくれたほうが方向性が定まると思うのです。なので、ぜひ同じパートの方にもこのブログの存在を伝えて下さい!そしてみなさんで読んで意見を交わしてみて下さい。きっと良い方向に向かうはずです。
そして、このブログに書かれた記事は同じパート内で共有するためにプリントアウトをして頂いても構いません。ただし、印刷する際、1記事すべてを印刷して下さい。文書の一部だけを掲載したり、文章の一部を変えることはご遠慮頂きます。そして、印刷する際には「ラッパの吹き方」というブログからのプリントであること(URLを掲載すること)を守って頂ければと思います。これらは何かあった時に、自分が書いたことで責任がとれるようにするためです。そしてインターネット上に記事を(文章を)掲載、転載するのは、どのような場合でもご遠慮下さい(ブログの存在や記事URLを紹介してもらうのは構いません)

これらについて、何かありましたらメールフォームよりご連絡をお願い致します。こちらのリンクよりお進み下さい。


《課題曲を聴いてみて》
学校の部活動では、今の時期、ちょうど部員が少なくなっており、これから入部してくる新1年生の入部数や育ち方(最初からめちゃくちゃ上手い部員が入ってくる可能性もありますね)によってバンドレベルやサウンドが大きく変わってくることでしょう。ですので、多くの団体ではコンクールでどの課題曲を演奏するか、まだ確定していないのではないか、と推測します。
そこで、参考になるかわかりませんが、今の時点で僕が感じたそれぞれの作品のおおまかな特徴を独断と偏見で書いてみたいと思います。
まあ、どの課題曲にするかの決定権を持った方がこのブログをどのくらい読んで頂いているのか未知数ですから、意味があまりないのかとも思ったのですが、とりあえず「この曲はこんな特徴があるのか」ということが頭の中に入っていると、どの作品を演奏することになっても演奏者側としても少しは参考になるかな、と思ったので書いてみます。

というのも、今年の課題曲、作風はひとまず置いておいて、オーケストレーションに大きく差があると感じました。オーケストレーションというのは、どこをどの楽器で演奏し、形にするのか、ということです。例えば最初のメロディはクラリネットとアルトサックスに、その時の伴奏はホルンに、その時の低音パートはテューバ以外の低音楽器に、オブリガードをユーフォニアムに、打楽器はどの楽器でどのリズムを、、、そういったことです。これによって、印象が大きく変わり、変な話、どんなに素晴らしいメロディ、和声進行であってもつまらない音楽に聴こえてしまいかねないんです。

バンドによって、木管が充実しているところもあれば金管のレベルが高いところもあると思います。人数のバランスにもよるでしょうし、変な話、どこかの楽器に特別ハイレベルな奏者がいる可能性がありますし、その逆もありますね。単にその曲が良いから、とか、なんとなくこの曲なら演奏できるかな、などと漠然と根拠のない選び方をするよりは、それぞれの作品の特徴を掴み、自身のバンドとの相性を考えて選曲することは大切です。
それでは、簡単に、それぞれの作品の特徴(荻原が勝手に思ったこと)を書いてみます。


課題曲1「最果ての城のゼビア」〜頑張っているのに報われない?〜
とにかく薄いです。ほとんどTutti(総奏)がありません。吹奏楽というよりは大きな室内楽をやっているように思います。そこから言えることは
「各楽器の音色が浮き出てきやすい」という点です。吹奏楽でよくある、様々な楽器同士のブレンドされたサウンドというものはこの作品からはほとんど生まれてこないでしょう。ですから、すべての奏者が「それぞれの楽器の持つ素晴らしい音色」を出すことができるバンドにはとても向いているのではないでしょうか。もしくは、個性的な奏者が沢山揃っているバンドは面白い演奏ができそうですね。中でも、作曲された方がホルン奏者ということもあるのでしょう、要所要所にホルンのSoli(soloの複数形)が出てきます。ホルン全員がホルンらしいサウンドを出せるバンドには最適かと思います。「ホルンらしい音」って本当に難しいですよね。
そして、スコアを見ると、全体的に楽譜が白く見えます。ということは、細かな動きよりも長い音、ロングトーンが多いということです。したがって、奏者全員のピッチが安定していることが重要で、クラリネットなど、複数人で一つのパートを演奏しているところは、音がうねらないように極めてクリアな安定したサウンドを奏でることが必要です。
曲の一貫性がなく(狙ってそう書いていると思われます)、このような切り貼り的な作品を魅力的に作り上げるには、ディレクターである指揮者の手腕が相当必要で、求められるべきことがどれもハイレベルな作品だと思います。


課題曲2「行進曲『勇気のトビラ』」〜楽しさというクオリティを高めよう〜
モチーフが明確で、一見(一聴?)よくあるコンサートマーチかな、と思わせておいて、ところどころに高橋節といいますか、ユーモアがちりばめられている、とても魅力的な作品だと感じました。とにかくわかりやすく、演奏していて楽しいでしょうね。若くて元気な中高生には特に合ってるな、という印象を持ちました。こういった作品は「この場面はこうやって演奏したら面白いんじゃないか」という発想を具体化していく楽しみがあるので、イマジネーションが豊富で、しかもそれを具体的に演奏できるレベルを持った奏者が多ければ多いほどこの作品が活きてくるのではないかと思います。
部活(団体)によっては、指揮者(監督)の力がとても強くて、奏者がみんな真面目でおとなしく黙々と練習をするところもありますが、その練習姿勢だと課題曲2の面白さはなかなか出すことができないかもしれません。ただ、それを逆手にとってこの機会に奏者たちの自主性を伸ばすきっかけにする、というのも良いかもしれません。コンクールはどうしても真面目で確実で、、、と言った方向性になりがちですが、コンクールだろうが音楽であることに変わりありません。「楽しむ」ことを忘れては音楽になりません。


課題曲3「『斎太郎節』の主題による幻想」〜Tuttiの魅力と難しさ〜
チャンスの「朝鮮民謡の主題による変奏曲」と、バーンズの「パガニーニの主題による幻想変奏曲」を足して二で割って半分に切ったような印象を受けました。
課題曲1とは真逆の、管楽器同士の音がブレンドされた響きが多く聴こえるオーケストレーションです。簡単に言えば、同じ動きをしているパートが多いので、常に「分厚い音」がしている作品で、ある意味、演奏者は安心です。初見演奏でミスや落ちてわからなくなった人が数人いても、何となく最後まで通せてしまう、そんな感じです。
こういったオーケストレーションの作品は、初心者の方など、演奏や合奏にあまり慣れていない人がいても、何とか形にできる作品だと思います。しかし、それは落とし穴でもあります。みんなで演奏する、ということは同じ音の高さ、同じリズムを演奏している人が沢山いる、ということですから、安定したピッチの中にひとりでも悪いピッチがあると、途端に音が濁りはじめ、クリアな響きがしなくなり、音がうねってきて、鳴りが悪くなった結果、バンドのまわり(ステージ上)だけでドンチャン騒いで、客席の人たちを置いてけぼりにするステージになりやすいんです。「みんな頑張ってるのにバンドの音が響かない」この悩みがコンクール間近になっても払拭されない、なんてことになるかもしれません(おどかしすぎ?)。
まあ、結局どんな作品を演奏しても求められることは一緒で、ピッチが悪いのは良い影響を与えることはできないんですが、例えば課題曲1から4を全部初見で演奏してみて「お、3は結構良い音してるじゃないか」と勘違いしないようにして下さいね、ということです先生。


課題曲4「コンサートマーチ『青葉の街で』」〜ザ・コンサートマーチ〜
ザ・課題曲。ザ・コンサートマーチ。
この手の曲は、親しみやすく、演奏しやすい(指揮しやすい)ので、「ウチのバンドにはこれが合ってる」と根拠もなく選択しやすい気がします。特に、中学校の吹奏楽部で指揮者が顧問(音楽の先生/音大ピアノ科出身、管楽器経験ほぼなし)の場合にそうなるような気がしてなりません。何度も言いますが、荻原の勝手な解釈で好き放題言ってるのであまり気にしないで下さいね。
各自の演奏レベル(音を出すこと、サウンドやピッチなど)云々よりも、「音楽の流れ」「フレーズ感」「雰囲気」そういった大きな全体像をまとめる力を持った指導者がいるバンドでは、良い仕上がりが早々にできてしまうのではないか、と思います。
そこから見えてくることは、各パートの奏者たちは、仮に今から楽譜を渡して、コンクール間近になった頃にはもう飽きている気がしする、ということ。それくらいこの作品を完成させるために必要なことはディレクターである指揮者の手腕によると思います。それは曲想を豊かに付けるということだけではなく「マーチがマーチらしく聴こえるにはどういった感じ方で、具体的にどのように演奏すると良いのか」がわかっていないといけません。さもないと、どこまでも重く、ネバついたマーチが完成してしまうことでしょう。


課題曲5「きみは林檎の樹を植える」〜楽譜はちゃんと書いてあるから怖がらないで〜
指揮者、奏者全員の譜読みとそれぞれのパートに割り振られた音をきちんと出すことができ、それを合奏でも落ちることなくきちんと再現できればあっという間に完成します。こういった作品は第一印象が「複雑」「理解できない」「で、でた〜wwww現代音楽www」と言われてしまいがちですが、テンポ指示もあり、きちんと小節線も、その中に入っている音符の数も合っているので、決してわけのわからない要求をしていません。ですから、きちんと音楽の基礎的な理論を持っていて、譜面をきちんと読むことができる人たちの集団であれば、それなりの演奏ができてしまいます。でも、それ以上のことをこの作品でしよう、と思っても「遊べるスペース」がとても狭いのでなかなかできません。結果、「バランスのとれた演奏」「ミスをしない奏者の集団」「アンサンブルができる集団」「指揮者が楽曲を理解しているか(変なことをしでかさない人か)」であることがレベルの高い演奏ができる条件ではないかと思います。
とても高い塀に囲まれて、それぞれの空間の中に監視員がいて、「トランペットはこの枠の中にいて下さい」「打楽器はここから動かないで下さい」「クラリネットは指示に従って下さい」そういったことが沢山求められている状態なので、いかにその限られた範囲の中で真面目に、でも遊び心を持って意欲的に取り組めるか、が大切ではないかと思います。
ロボットみたいな無機質、無感情な演奏にはならないで下さいね。


ええと、ごめんなさいね。本当に言いたい放題書いてしまいました。決して悪気はありません。スコアを見て、CDを聴いて、少しだけラッパで吹いてみての印象をそのまま書いてみました。
それぞれの作品に関してはこれから時間をかけてしっかりを書いていきます。参考になるかわかりませんが、みなさんもぜひスコアを見て、それぞれの作品に対する印象を持ってみてはいかがでしょうか。そして共演者のみなさんでお話してみて下さい。楽器によって見方が違うかもしれませんし、人によって好みや思うことも違うはずです。

それでは、初回はここで終わります。次回から具体的に作品の解説などを書いていきますので、どうぞよろしくお願いします!
また来週!


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at 06:19, 荻原明(おぎわらあきら), 吹奏楽コンクール課題曲2014

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