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向き不向き


















みなさんこんにちは!
今回はブログにコメントして頂いた質問にお答えしてみたいと思います。

皆さんもご意見やご質問などありましたらぜひこちらの記事にコメントして下さい。他の人に読まれるのが気になる方はこちらのメールフォームからでも構いません(ただし、コメントを掲載した上で記事にさせて頂く可能性があります)。お返事は必ずします。

それでは、今回は のあ さんから頂いたこちらのコメントです。

====================================
高校2年でトランペット吹いています。
小中とフルートを吹いていて、高校生に入ってからの楽器替えでトランペットを始めました。しかし、始めて1年たつのですが第四線のC以上を出すのがきついんです。それに、中音域を吹いていてもすぐにバテてしまいます。
先輩に相談したところ、練習していれば出るようになるよ、と言われたのですが音自体が出ないので練習の仕方がわかりません。
私はトランペットにむいていないのでしょうか。
具体的なアドバイスをいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします。(抜粋)
====================================


のあさんありがとうございました。

コメントにあるハイノートに関してはこれまでにも記事としてかなり書きましたので、ぜひカテゴリー「ハイノート(ハイトーン)」を沢山読んで頂くとして、今回は


「先輩に相談したところ、練習していれば出るようになるよ、と言われた」
「音自体が出ないので練習の仕方がわかりません。」
「私はトランペットにむいていないのでしょうか。」


この3つについて書いていこうと思います。


《励ましの言葉がプラスになる人、ならない人》
「練習していれば出るようになるよ」という言葉、あなたはこう言われたらどんな気持ちになりますか?

「そっか!じゃあ音が出るまで練習頑張るぞ!」

となる人でしょうか。それとも

「...そんな無責任なこと言わないで下さい(もっとちゃんと教えて下さい)...」となりますか?


前者はポジティブ傾向で後者はネガティブ傾向だと思います。僕は完全に後者です。こんなブログを書いていること自体ポジティブではないのがわかると思いますし、そんなブログをがっつり読んで頂いているあなたもきっとネガティブ傾向だと思います。
なぜなら前者だと「こまけぇこたぁいいんだよ」って一蹴して終わってしまいますからね。


それぞれの傾向として、ポジティブな方は、何か大きな問題に直面した時に解決方法がわからず混乱してしまう可能性があります。そして、ネガティブな方はあれこれ考えすぎて思考の迷路にはまってしまう可能性が常に付きまといます。

ですからどちらが良いのか、と言うのは一言では表すことができません。その人がトランペットを吹くこと、練習することにどのくらい本気でいるのか、どんな環境で練習や演奏をしているのかによって様々に変わってきます。でも理想を言うならば「深く考え、それ実践する根気や意欲と、ある程度気楽でいられる状態」という「良いとこ取り」のバランスを持っていられるのが一番です。

天才肌の人に質問をしても「練習すれば(吹けば)いいんだよ」と言う傾向にあります。何も考えなくても最初からできてしまったことが多く、例えばハイノートがパラパラ出せてしまう人に、どうやってハイノートを出すのかを聞いても「?わかんない。何か出ちゃったんだよね→吹けば出るよ」てことになりがちなんです。
天才肌の人に勉強を教えてもらうと同じことが起こります。テスト前とかに経験したことがあるのではないでしょうか。「なんでこんなのがわからないの?」と言う人、周りにいませんか?


ちょっと話がそれてしまいましたが、複数で音楽をする時に必ず感じることなので書いてみました。


《向き不向き》
僕は小学生の時に学校の特設サッカークラブに入っていました。もともとかなりの肥満児だった僕を心配してくれた当時の担任の先生が猛烈に勧めてくれたのがきっかけなのですが、はっきり言ってサッカーのルールもよくわからないままやっていたんですよね。

「手を使わずに敵のゴールめがけてボールを蹴るスポーツ」

だいたいこんなレベル。

太ってはいましたが体を動かすことは嫌いではなく、毎週楽しんでクラブに出ていたのですが、何となく練習試合をしている中で覚えたいくつかのルールを守って競技をする以上のことはできず、サッカーが上手な人にはまったく歯が立ちませんでした。

当時の僕は「じゃあサッカーがもっと上手になるために何が必要なのか、どんな練習をするといいのか、試合の時の動きを考えよう」こういった発想にまったく至らなかったんです。そもそもそんなにサッカー熱がなかったと思います。
今思えば、せっかくやっているんだから行けるところまでやってみようと考え、努力をすればもっと面白かったんだろうな、という気になりますが、「下手だなぁ。サッカー向いてないんだな」と思ったところで終わっていたんですね。


こういう経験があるので、初めておじゃまする吹奏楽部の人たちを見ていると、同じようなモチベーションな人がすぐにわかります。「楽器吹くこともみんなと演奏しているのも嫌いじゃないけど、どうも上手くならないなあ。向いてないのかなぁ。(ここで終了)」

「じゃあどんなことをしよう」「もっと上手くなるためには」と言った目標を持つところまでいかないんですよね。ある意味、現状で満足...しているわけではないのでしょうが、そこまで努力しようという気にもならない、そんな状態ですよね。


ここで、のあさんのコメントをもう一度拝借しますと

「音自体が出ないので練習の仕方がわかりません。私はトランペットにむいていないのでしょうか。」

ここにいろんな気持ちが含まれているように感じました。

気分を害してしまったら申し訳ないのですが、ちょっとだけ厳しい事を書かせてもらいますと「練習の仕方がわからない→向いてないのではないか」という発想に至るのはあまりにも早すぎます。というのも「練習の仕方がわからない」の言葉が僕には「自分が納得できる教え方をする人が周りにいない(私が納得できる結果に導いてくれる人がいない)」と読み取れてしまうんですね。

なぜなら、僕自身が中学時代まだトランペットをどう吹いていいのかもわからない時、先輩は何も教えてくれなかったんです。中3の先輩は幽霊部員で全然音が出せませんでした(ほぼ存在していなかった)。上下関係がめちゃくちゃ厳しい時代だったので、中2というのは「後輩に教える」なんてことができる身分ではなかったんです(先輩に「何偉そうにしてんだよ、中2のクセに!」と言われ、部室送りになるのが怖かった)。ばかばかしい話ですが当時の僕がいた環境はそんなだったので仕方ないです。

で、音の出し方を教えてくれたのはトロンボーンの中3の先輩だったんですが、同じ金管とは言え、やはりトランペットとトロンボーンでは吹き方にかなりの違いがありますよね。だから結局教えてもらってもなかなか音が出せなかったんです。

悔しかったのでありとあらゆる手段を使って吹き方や練習方法について調べ、実践するようにしました。
今のようにインターネットがあればもっと知識を得るのは簡単だったのでしょうが、当時はそんなものはありません。ヤマハに行ってバンドジャーナルやバンドピープル(現在のバンドパワーは昔雑誌でした)を読み漁り、トランペットの奏法について書かれている書籍を買って、重要そうなところをマーカーでラインを引いていたり(当時は知識が少なすぎて理解できないところがほとんどでしたが)、中古CD屋さんに言ってなけなしのお小遣いでトランペットやオーケストラのCDを買いまくるなど、とにかく悔しさから生まれてくるパワーでいろいろ頑張りました。

その甲斐あってか、始めて間もない頃はまったく音を出せなかった僕が中1の終わりではHigh Bbまで(強引ではありますが)何とか出せるようになり、楽譜に書かれていることもある程度演奏できるまでになったんです。

僕は天才肌ではないので、いつも悩んで苦労して挫折を繰り返し練習し続けた結果、今の自分がいるんだと思っています。今の中高生の方が当時の僕よりも何倍も上手です。僕の生徒さんにも同じように言うのですがだいたい「お世辞だ」と言われてしまいます。でも本当に僕は下手だったんです。

ですから、「自分はトランペットに向いていない」なんて簡単に言ってしまうのは時期尚早ですし、言うこと自体間違っていると思います。
まだまだ自分の力でやれることは山ほどあるんですから。


コメントの中の「音自体が出ないので練習の仕方がわかりません。」ということについてまだ書いていませんが、今回の内容とカテゴリー分けをしたいので次週にまわしたいと思います。

ネガティブ傾向の人は「まだまだ自分は下手だ」という考えから練習を熱心に続けられる力を持っている人です。ですので自分に負けないようにぜひできる限りの努力を重ねて上達していって下さい。そして、常にネガティブにならず、褒められた時は素直に喜び、感謝し、もっともっと上達してやるんだ、という気持ちで練習に励んでもらえればと思います。
頑張って下さいね。

それでは、また来週!


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at 09:21, 荻原明(おぎわらあきら), イメージ

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