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トランペットのカスタマイズ(改造)


















みなさんこんにちは!

突然ですが、みなさんが使っているトランペット、カスタマイズ(改造)していますか?

吹奏楽部などで学校や団体が所有している楽器を借りて演奏している方には縁のないことだと思うのですが、トランペットをはじめとする金管楽器は様々なパーツを交換したり付け足しすことが可能なんです。中でもトランペットはカスタマイズがしやすいのか、カスタマイズしたい人が多いのかわかりませんが、結構多くの方が何かしら店頭に置いてあった時とは違う状態にしているように見受けられます。

カスタマイズをする目的はもちろん、より良い音が出せるようにとか、よりコントロールしやすくするためにとか、プラスになるためにしているはずです。

では最初に、トランペットで主にカスタマイズしているパーツを挙げてみようと思います。
ちなみに、写真のトランペットは僕が使っている楽器で、一切カスタマイズしていない基本中の基本のV.Bach(バック)ですので、実際の改造パーツがどんなものなのか、ある程度はリンクを貼ってみます。ただ、当ブログとは無関係なリンクですので、リンク切れ等の保証は致しかねます。

そして写真の楽器がめっちゃ汚いのは思っても口にしちゃダメです(笑)
磨くのが楽器にとってあまり良いことだと思わないので。。。


《カスタマイズされることの多いパーツ》

■マウスピース
マウスピースの改造は、こだわる人は本当にこだわります。リム(唇の当たる場所)の大きさ、厚みに始まり、カップの大きさや形、そしてスロート(筒になってるとこ)の直径や形状など。手のひらサイズのマウスピースですが、こだわり始めると細部に至るまでカスタマイズする方もいらっしゃいます。
そして、それらすべてのパーツがネジで分解できるように改造こともできます(そういった技術を持ったリペアマンなどがいれば)。
市販のマウスピースはどれも納得がいかないとか、口当たりは良いんだけど、このカップの形状は気に入らない、なんて思う方がオリジナルで作ってもらっています。
自分が納得するまでとことん追求するか、ある程度自分に合っていればまあこれでいいかと思えるか(マウスピースのせいだけにしないでいられるか)。それは奏者の性格にもよるんでしょうかね。

■重り
いつだったか、楽器メーカーのBachが「メガトーン」というマウスピースを発売しました。通常のマウスピースに比べると、カップの外側の金属量が多いのでとても重いんです。
今はもう(多分ですが)製造していません。Monette(モネ/モネット)のマウスピースもメガトーンと形状がとても似ています


なんでこんなにでっかくて変な形をしているのかと言うと、音の反応が良くなるんだそうです。実際僕自身もメガトーンを吹いたことがありますが、確かにいつものマウスピースよりメガトーンのほうがベルの更に向こうで音が鳴っている感覚を持ちました。
おお、これはすごい。と思いましたがこれを使って演奏したいとは思えず、結局普通のマウスピースを使い続けてます。

これらのマウスピースは製品自体がいわゆる金属の重りを付けていますが、自分が今使っているマウスピースに簡単に付けられる重りも売っています。
エッジフェクターと言うらしいのですが(ごめんなさい正式な名前を今知りました)、これだとリング状になっているので、マウスピースのスロートに差し込むだけで、ぐっと重くなります。

そしてマウスピースだけでなく、楽器に重量感を持たせることは、鳴らすためのプラス要素だ、という考え方を持っている技術者やプレイヤーも多くいます。


■ボトムキャップ



楽器に重量感を持たせる一番注目される部分はボトムキャップです。ピストン下のフタのようになっている部分。ここの重さが音の響きに影響を与えると言います。
ボトムキャップは3つとも替える人より、どこかひとつだけ変更する人が多いように思います。

響きが豊かになるだとか何とか。試しにやってみたことはありますが、いまいちよくわかりません。
逆に軽くしているボトムキャップもあるようです。


■ピストンボタン
ピストンボタンは、右手の指で押しているところです。ここはネジでついているのですぐに取り外すことができます。写真のピストンボタンはXO(エックスオー)のコルネットで最初に付いていたもの。



この写真のピストンボタンで演奏しようとしたところ、僕の場合ツルツルすべって演奏しにくかったので、付属品の(多分)貝がついているものに交換しました。




■ピストンのバネ(バルブ スプリング)
先程のピストンボタンと一緒に写っていたバネですが、これもXO製品の付属です。この写真だと何のことやらわかりにくいのですが、バネの強度が違うので、ピストンを押した時の重さ(指にかかる負荷)が変わるんですね。それによってどうなるかと言うとピストンアクションが軽くなったり重くなったりする、と、まあそれだけのことです。

他にも、ピストンボタンが直接当たるワッシャと呼ばれる部分や、内部のフェルトなども厚みや素材を替えることによりピストンアクションが変化するパーツが売られています。



フェルトは時間の経過(使用頻度による)と共に潰れてきてしまい、ピストンが返ってきた時のコツコツした振動が激しくなってきます。そうなったら交換したほうが良い部分ではありますが、違う素材にして何か変わるのか、という点については試したことがないのでよくわかりません。


■支柱
トランペットの支柱はチューニングスライドやその近くにくっついています。



先程「重り」について書きましたが、この支柱が付いているかどうか、何本付いているかで演奏時の音の抵抗感や響きに影響を与えると言われています。ざっくり言えば支柱がないほうが軽く吹けて、支柱が多ければ抵抗感が増す、といったところでしょうか。
初心者の楽器には(金額的な面もあると思いますが)支柱が付いていない場合が多いです。

この支柱、自分で買ってきて付けることもできるんですよね。


■マウスパイプ
マウスパイプとは、マウスピースを取り付ける一直線の管のことです。



楽器屋さんのトランペットコーナーでトランペットと一緒にただのパイプが置いてあるのを見たことがある方もいると思います。見た目に違いがわからないので、一体なぜこの部分だけが置いてあるのか疑問に思ったことありませんか?
これらは金属の材質が違うんですね。

息を入れて最初に通過するマウスパイプですから、一番影響を与えやすいということでしょう。ただ、マウスパイプを交換するには、楽器のハンダをはずして付け替える作業が必要で、技術料もマウスパイプ自体も結構お金がかかります。
試しにやってみよう、というのは難しいですね。


■ベル
マウスパイプと同じように、ベルそのものを交換することができます。様々な素材でできたベルにより、音質などが変わるということだそうですが、これも試したことがないのでよくわかりません。以前、違う素材でできた同じメーカーの楽器を吹き比べましたが、やっぱりよくわかりませんでした。
ベルも付け根からハンダを外して取り付けるため、結構な時間と金額がかかります(楽器製造メーカーによっては、オーダーメイド的にベルを選択して注文することもできます)。

メーカーによってはネジ状になってベルを交換できたり、付け根から取り外せるようになっているものもあります。




■メッキがけ
トランペットの表面は基本的にラッカー、シルバー(銀メッキ)、ゴールド(金メッキ)、まれにノーラッカーがあります。
楽器をコーティングしている素材によって音色や響きに違いがあると言われています。
メッキがけは後からでもすることが可能で、銀メッキの楽器の上から金メッキをかけることもできます。部分的に金にすることもできます。
ですが、メッキ on メッキが果たして良いものかどうかはわかりません。
これもかなりの金額と日数がかかると思われます。

マウスピースにも同じ様にメッキをかけることができます。これも部分的に(例えばリムだけに)かけることが可能です。

金属アレルギーを持っている方は、銀によってアレルギー反応が出てしまうので、そういった場合は金製品を使うことをおすすめします。したがって、楽器を購入する際は銀メッキの楽器を選ばないこと、そしてマウスピースも、最低でも唇が直接当たるリム部分が金メッキの商品を使うようにして下さい。

ちなみに、マウスピースのリムが金になると、銀に比べてツルツル滑りやすくなります。


《カスタマイズは賛否両論》
ここまで、主なカスタマイズパーツについて書きましたが、これらの改造を行うことについては賛否両論があります。
そっけない感じで解説してきたのでお気づきでしょうが、僕自身は一部を除いてあまり賛成できません。

なぜなら、自分の楽器をカスタマイズするということは、練習によっては解決できない、もしくは自分の実力をのばすことができる何かを具体的にどう改造することによって解決できるのかを理解していなければ意味がないからです。

興味本位や流行、プロ奏者がこんなことをしている、などの情報だけでカスタマイズを行い「何かよくなった感じがする」というレベルでは時間とお金の無駄だと思います。
しかも、ハンダをはずして行う大幅な改造は、万が一納得いかない結果になってもそう簡単に戻せない(見た目に直せても完全には戻らない)リスクもあります。

それでもトランペットを沢山持っていて、経済的にも余裕があってカスタマイズが趣味で特に何かを求めているわけではないDIY的、日曜大工的な感覚あれば別に構いません。そうではなく「練習することに努力や時間をかけず、カスタマイズで上達した気になってしまう他力本願」になってしまうのはとてもよくない、と言いたいんです。

ほとんどのことは練習と努力によって解決する(身につける)ことができます。定価2万円の楽器を使っても一流のトランペット奏者が演奏するとそれなりのレベルで演奏できてしまうことを目の当たりにした身としては、楽器の善し悪し、カスタマイズは練習や努力によって身につけた自分の実力、音楽性を表現しやすくできるツールかどうかでしかありません。

ま、要するに「カスタマイズしている時間があるなら練習しましょう」と言いたいだけです。カスタマイズするお金があるなら、それを個人レッスンの受講料に使ったほうがよっぽどレベルアップにはつながると思いますよ。


《市販の楽器もある意味カスタマイズしたもの》
ご存知のように楽器というのは様々なメーカーから沢山の種類が販売されています。
それら複数の楽器はパッと見ただけでもデザインやパーツの組み方が異なるものも多くあります。

なぜなら各メーカーは技術者とアドバイザー(プロ奏者)によって「この作り方が(様々な意図、目的による)トランペットのベストな設計」と考え、作り上げています。

安い楽器はコストを押さえつつ、抵抗感を少なくして初心者でも吹きやすく作っていますし、オーケストラで良い音が出せるように考えている楽器があったり、ジャズで良い音を出せるように、など。。。

これはある意味、トランペットを熟知している「技術者によるカスタマイズされた楽器」とも言えます。

自分としてはそういった様々な楽器を(技術者の考え方をできるだけ理解しつつ)自分の演奏環境や目的、奏法に合っているのか試奏して選んだほうがいいのではないか、と思うんです。というか自分はそれで充分。
だから今使っている楽器に不満がないとは言えませんが、カスタマイズしようとも思わないんです。本当に不満なら買い替えます(その前に練習ですけど)。

まあでも、楽器屋さんで何か面白そうなパーツを見つけて試させてもらえる程度なら楽しいですけどね。もしもそれが自分に本当に良さそうだと思ったら使ってみても良いかもしれません。結局は自己責任です。


《ロータリー、ピッコロトランペットのカスタマイズ》
最初に写真付きで解説したのは、Bb管やC管のピストンバルブに関してでした。
トランペットは他にもロータリー、ピッコロなどがあるのはご存知でしょうが、それら独特なカスタマイズについて簡単に書いてみようと思います。

■ロータリーのキー
ロータリーはピストンに比べて値の張る楽器ですが、さらにその中でも上位レベルの楽器には、チューニングスライドにキーがついているものがあります
これは、high CキーやAキーなどと呼ばれるもので、右手の小指の近くに押す場所があります。

このキーを押しながらhigh CやA(五線上の音)を出すと音の抜けや音色が安定するといったもの。もし、付いていない楽器にキーを付けるカスタマイズをした場合、相当な値段になります。

余談ですが、high Dの音を出す時は、ウォーターキー(ツバ抜き)を押して解放させると出しやすい裏技(?)があります。ただ、high D音と共に一緒にツバが吹き出す恐れはあります(笑)


■ピッコロトランペットのフィンガーフック(トリガーフック)



ピッコロトランペットはメーカーや製品によって形状が非常に異なります。例えば僕が使っているSchile(シルキー)というメーカーのピッコロ(P5-4)は写真のようなデザインです。この楽器を持った時の左手は「にぎる」だけの状態ですよね。普通のBb管でしたら左手は3番管のトリガーを動かす仕事がありますが、ピッコロでも同じようにフックやリングを付けて抜き差ししたいと考えるならば、カスタマイズすることもできます。
今のところ自分はそれをやっていませんが、確かにあったら便利なのかな?と思ったりもします。
実際、シルキーの他のラインナップでは最初からリングが付いています

でも一度リング付きのシルキーのピッコロを持ったとき、今の自分の持ち方とリングの位置がかなり違ったのでしばらく使ってみないと本当に良いかどうかはわからないですね。ピッコロは低音域のピッチが非常に不安定なので、そういった点ではトリガーを動かしたいと常々思っているのですが。。。


ということで、今回は楽器のカスタマイズについて書いてみました。
カスタマイズを実際に行っている方、興味を持っている方にはちょっと今回の記事はイラっとさせてしまったかもしれません、ごめんなさい。
でも楽器そのものに興味があって、更に自分のレベルアップを図るためのプラスアルファな要素である可能性は否めませんので、お金や時間に余裕がある方はぜひ技術の高いリペアマンのいる楽器店でいろいろ相談してみてはいかがでしょうか。
質問した人の回答がアバウトだったり、単に「いいよこれ!」といってパーツを売ってこようとする場合は注意しましょうね。

それではまた来週!


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at 12:46, 荻原明(おぎわらあきら), 楽器・アクセサリー・ツール

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