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潰れ 2(解決編)


















みなさんこんにちは!

先週火曜日にアップした記事「潰れ1」について、今回は解決方法や潰れにならないために日頃心得ておきたいことなど書いてみます。


《ポジティブに考える》
「潰れ」とは無理な奏法や無理な練習をし続けてしまった時に起こる、ある程度演奏経験を重ねてきた人がなりやすい精神的・肉体的ないわゆる病気や怪我のようなものと考えて下さい。

日頃あまり練習をしてない人がコンクールや本番前に突然急激な練習をしたり、その際に非常に厳しい指導を受け、精神的にダメージを受けた時などに徐々に音が出なくなり、最終的には「自分がどうやって音を出していたか」がわからなくなる状態です。

同じ環境にいても、潰れてしまう人とそうでない人がいるのは、その奏者の「考え方・捉え方」にも原因があります。
例えば指導者から「なんでもっと上手に吹けないんだ!」「その(演奏)箇所、絶対はずすな!」と言われた時に「クソ、絶対上手く吹いてやる!」と考えている人は潰れにくいと思います。反対にそういうシチュエーションでアワアワして「どどどどどどどうしよう、次間違えたらどうしようどうしよう」と緊張してしまう人は注意が必要です。

緊張して「間違えたら殺される」とまではいかないにしても、ネガティブに考えてしまうと体が硬直して呼吸も上手くできず過剰なマウスピースのプレスをしてしまい、頭の中の緊張で一杯になってしまうので音楽に対するイメージ、音感、歌うことなどもできず、失敗に終わるという結果を招いてしまいます。

ですから、失敗したらどうしようなどと考えないようにして「成功している自分」「良い演奏をするイメージ」を最優先に持って演奏することを楽しむようにメンタルを変えていくようにして下さい。
成功することに自信を持つには、常日頃からの練習量、練習内容にも左右されますから、本番前になっていきなりペースを上げるのは良くありません。

また、「自分は下手だ」という発想は二通りの考え方に発展します。ひとつは「下手だ→もうダメだ」となってしまう人。もうひとつは「下手だ→じゃあもっと頑張って練習してやる!」となる人。どちらが良い考え方なのかは一目瞭然ですが、後者であっても潰れにつながっていく可能性があります。


《一生懸命すぎる人》
「もっと頑張って練習してやる!」と気合いが入るのは悪い傾向ではありません。ただ、それが過剰になって空回りしてしまうと、休憩を取らないで吹き続けてしまったり、バテているのに無理矢理音を出そうとしてしまいます。
非効率的な練習メニューは何も身に付かず、冷静さを失いがちです。

責任感がとても強く、劣等感を持ちやすい(ネガティブ)、今の自分を認められない頑張り屋さんの傾向で、それが高い評価を受ける場合もあるのですが音楽の練習の仕方については良いとは言えません。
練習は効率的に、例え短い練習時間であっても中身のあるものにしたほうが結果はついてきます。長時間練習ができる場合でも、休憩をこまめに取って体と心を休め、音を出して練習する時間は集中し、楽器を持たないで練習する時間も取るなどをするように心がけましょう。

その時、自分の演奏を「認める」姿勢(ここはとても良くできた、今良い音が出せた!)と、「認めない」姿勢(もっと良い演奏ができるのでは?)を両方持ち合わせていると良いと思います。


《とても調子が悪い時(潰れる前兆)》
もしあなたが日々の練習をしていくうちにどんどん調子が悪くなってくる気がしたら、それは潰れの前兆かもしれません。
もしそれに気付いた場合、原因は「肉体的」なのか「精神的」なのか、それとも両方なのか、時間を巻き戻して思い出して下さい。

できるだけ具体的に、練習の仕方に問題があったのか、何か衝撃的な言葉を指導者から言われたショックからなのか、など。

原因が見えてきたらその対処を取るように心がけましょう。精神的な原因だったら先程書いたように考え方を変えていく。肉体的(練習量など)が原因だったらもう一度効率的な練習方法を考えて実践してみるなど。

そうすることによって本格的に潰れてしまうのを防げるかもしれません。


《練習内容を考えてみる》
潰れやすい人は「無我夢中で練習する」傾向があります。無我夢中は何だか良いイメージ、脇目も振らずに一生懸命で素晴らしいように思いますがここでは「何も考えずとにかく音を出しまくる」良くない練習の仕方、という意味で捉えて下さい。

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるとはよく言ったもので、何度も何度もトライしていればそのうち良い演奏ができるんじゃないか、ミスしたことを反省せず数パーセントの確率でできた難しいパッセージやハイノートを「成功した」と考えてしまうのは良くありません。それは成功したことが奇跡的なのであって、ミスしまくっている方がその時点での実力なんです。

練習とは「本番で成功するために行うもの」という認識を持って下さい。ですから例えばハイノートを出すためにはどんな吹き方をすべきなのか、難しいパッセージが吹けないのは具体的に何が(どこが)原因なのかを見つけて集中的に練習するなど、ひとつひとつの練習内容に具体的な原因と目標、結果(100%の成功を目指す)を持つようにしましょう。


《奏法を考える時間、考えない時間》
いつも奏法を考えていると潰れ傾向になります。
奏法は効率的にトランペットを演奏するために「知識として」持っていて損はありません。でも逆に言えばまったく奏法を考えなくても音は出せるし、演奏もできるんです。実際、僕も楽器を始めて数年間は奏法なんて考えたことがありませんでしたが音は出ていました。

奏法を考えることによって今よりもレベルアップする可能性は高くなりますが、それは曲を吹いている時に考えるべきではありません。曲を吹いている時=音楽をする時間ですから、音を出す直前に「呼吸はこうで...アンブシュアは、マウスピースを当てる位置は...」と考えることは不安を招きがちです(演奏中に考える優柔不断な状態はもっとよくありません。)。奏法の先に良い音楽、良い演奏があるのではなく、良い演奏をした時の吹き方があなたにとっての良い奏法なんです。この順番を取り違えないように気をつけて下さい。

あともうひとつ。
「トランペットから音が出るのは上下の唇が良い感じの間隔になって、そこに空気が通過するから」
ただそれだけです。アンブシュアがどうとか、プレスが、マウスピースの位置が、呼吸法が、といろいろ言われてはいますが、音が出る原理なんてたいしたことないんです。人間じゃなくても何かの物体が空気が通過することでブルブル振動すれば金管楽器は音が出るんですよ。単純ですよね。


《ウォームアップの重要性》
ではいつ奏法について考えるのか。それは「ウォームアップ」の段階、そして「楽器を持っていない時(練習時間ではない時)」です。
ウォームアップをしている時というのは「音楽をする時間」ではなく「演奏するコンディションを常に一定の良い状態にする時間」ですから、この時間で奏法を「確認」していくことが望ましいでしょう。体はリラックスしているか、負担のない呼吸になっているか、必要な筋力・支えはできているか、唇の反応は良いか。それらひとつひとつをじっくり確認し、場合によっては修正していく時間です。

ですから、コンディションの確認、修正もせずにいきなり基礎練習をしたり曲を練習をしたり、合奏をするのは「潰れ」を招く要素が満載です。
時間がなくてもウォームアップは絶対に行うようにしましょう。

よく「部活で集合するといきなり基礎合奏やチューニングが始まり、そのまま合奏になる」なんてことを耳にしますが、指導者の理解はもちろんのこと、もしその流れが変わらないのであれば、もう自分で強制的に時間を確保して家でウォームアップするとか、何かするようにして下さい。ウォームアップを省いて良い時なんて一切ありません。

ちなみに、基礎練習はウォームアップではありません。


《潰れてしまったら》
これらのことに気をつけて毎日練習をしていても潰れてしまったら、もしくは今現在潰れてしまって何とか普通に演奏できるようにしたいと考えている方は、以下のことを実践してみて下さい。様々な方向性で書いていますので、自分に合ったものを見つけて下さいね。

■吹かない
思い切って数日、数週間トランペット吹かないようにしてみて下さい。リセットをするという考え方です。
肉体的、精神的な原因で潰れてしまった場合の両方に効果があると思います。
ただ、潰れてしまいやすい時期は、どうしても本番前なのでなかなか難しい場合もありますよね。その場合は一日だけでも良いので休むようにしてみてはいかがでしょう。

■気分転換
精神的に辛い時には一日でも休めたら、もうその日は音楽のこと、トランペットのこと、奏法のことは一切考えず過ごすのが良いでしょう。好きなことをしてみても良いし、一日中寝ていても良いと思います。自分にとってリラックスできることを最優先に考えるようにしてみて下さい。

■成功した時のことだけを考える
頭の中を「成功した状態」一色に塗り替えるようにしましょう。現状がどうかなど、そんなのはどうでも良いので、とにかく良い音のイメージ、素晴らしい演奏をしているイメージを持ってウォームアップ、基礎練習、曲の演奏をしてみて下さい。
それだけで良い方向に行くことがあります。少しでも奏法に疑問を持ってしまったり現実の自分の音に疑問を持ってしまうとマイナスイメージが強くなって良くありません。
素晴らしいトランペットやオーケストラ、吹奏楽のコンサートやCDを沢山聴くのも良いイメージを持ちやすくなります。

■楽観視する
「そのうち良くなるでしょ」と長い目で見てあげることも大切です。また、潰れた状態は今までの練習方法を見直す良い機会と考え、ここから抜け出せたら前よりもずっとパワーアップできるんだ!という期待を持つのも良いと思います。

 参考記事「スランプ」

■高音域を避ける
ウォームアップでも基礎練習でも曲でも、高音域が出てくるものは吹かないようにして下さい。合奏などで出てきてしまったら、オクターブ下げてみたり、その場所は吹かないなどの配慮をしましょう。
もしあなたが1stを担当する曲を受け持っていたり、ソロがあった場合は無理をせず下のパートに移動させてもらうなどの配慮が必要かもしれませんね。

■舌についてだけ考えてみる
調子が悪い時に一番考えてしまうのが「アンブシュア」「アパチュア」「マウスピースの位置、角度、プレス」です。しかし、一旦それは忘れて「口の中の状態=舌」がどうなっているのか、舌の位置や形が変化すると、音やアンブシュアにどのような変化が起こるのか確認してみて下さい。
意外に舌のことだけ考えて、いろいろやってみると解決することがあるんです。
例えば舌を奥にひっこめるようにすると、アンブシュアが良くても音がかすれたり反応しなくなったりします。

■笑う・沢山話す
潰れてしまった時は精神的にかなり落ちてしまいます。友人とお話したり、笑ったり、そんなことも積極的にできなくなってしまいがち。
でも沢山話すことで考え方が変わったり前向きになったり、笑うことで不安が解消されたりもします。
また、笑うことは表情筋を沢山使いますから、アンブシュアのことばかり考えて酷使していた顔の筋肉をほぐしてくれる可能性があります。
僕も楽器の調子が悪い時には誰か誘って飲みに行ったりカラオケ行ったり遊びに行ったりします。沢山喋って笑うのはとても大事なことだと思いますよ。


《周囲の配慮》
もしどこにも所属しておらず、ひとりで練習をしている方は上記のことを実践することは可能だと思いますが、部活動などで演奏していると物理的に難しいことも多いかと思います。
ですが、潰れてしまった時には無理をしないことが一番大切。そのために周囲の人たちが理解し、サポートするようにして下さい。

指導者が「もっとちゃんと吹けないのか!」「ヘタクソ!」「成功するまで何度でもやらせるぞ!」など脅迫めいたことを言うのは絶対NGです。
一緒に演奏している人が「あの子下手になったよね」「バンドのレベルが下がるから一緒に吹きたくないんだけど」なんて思ったり言ったりするのも絶対NG。

これらは本人を追い込むだけです。

今まで練習も全然しないで部活にも顔を出さず単純に下手になったのならそんなのは自業自得ですが、潰れてしまう人の多くは「責任感の強い頑張り屋さん」です。優しい言葉をかけてあげて下さい、とは言いません。本人も慰めてもらうのが辛く感じるかもしれませんからね。
そうではなく、周囲の人もその人が潰れてしまったことを受け入れてあげて、演奏するパートを相談して変更する、一緒に同じパートを吹く、基礎練習を一緒にする、一緒に沢山話したり、笑ったり、そういったサポートをしてあげられるのが望ましいでしょう。

指導者は合奏に無理矢理参加させるのではなく、お休みの日を与えてあげたり、別メニューで練習してもらったり、個人的にレッスンをしたり相談にのったりさせてあげて下さい。その際に他の部員が「あの子だけ特別扱いだ」という流れにならないようきちんと全体をサポートをしてあげることも必要です。
理論的にもしっかりした知識を持っていないとできないことですよ。

ということで今回は「潰れ」てしまった時の対処、潰れないための日々の練習や心構えについて書いてみました。
参考になったでしょうか。

潰れてしまった時はとにかく焦らず、可能な限り楽観的にメンタルを整えて、体を心をゆっくりほぐしていくようにしましょう。

次回もみなさんから頂いた質問にお答えして行きますのでよろしくお願いします。
それでは、また来週!


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at 10:22, 荻原明(おぎわらあきら), バテ・不調・緊張・ミス

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