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オーケストラのパート譜 4(実践その2)


















みなさんこんにちは!

オーケストラの移調されたパート譜を読む方法について書いています。

※ここでの解説はすべて実音に読み替える方法(= C管で演奏する方法)について書いていきます。Bb管での読み替えについては次回の記事で詳しく解説します。

《調号のついている移調された楽譜の読み方》
前回までの記事では調号がなにも付いていない状態の移調譜の読み方について解説しました。
ただ、オーケストラのパート譜では、調号がついている状態でin Aと書いてあったりする楽譜もたびたび出てきます。

そういった場合、前回解説したように読み替えることができません。ではどう考えるのか。

ここで大切なのは「調号のプラス、マイナス」です。

どういうことかと言いますと、まずこう考えます。

シャープは +(プラス)
フラットは −(マイナス)


調号にシャープを足していく順番は覚えていますよね。ファ→ド→ソ→レ→ラ→ミ→シ
また、フラットは、シ→ミ→ラ→レ→ソ→ド→ファ の順です。
※過去の記事調 3(調性の求め方 つづき)を参考にして下さい。

これらシャープ、フラットはまったく別物の世界にあるのではなく、つながり合っていると考えて下さい。

調号が何も付いていない、いわゆる C durをここでは±0とした場合、-に行くとフラットが追加され、+に行くとシャープが追加されていくのだと考えれば以下のようになります。



ここまで大丈夫ですか?


ということは、移調楽譜にあらかじめ調号が付いていた場合にも同じように足し算引き算をして、実際の調性が何なのかを求めることができるというわけです。


《調号の足し算、引き算》
例えば in D と書いてあって、調号にフラット2つ書いてあったとします。

■これまでの記事に書いた通り、in Dと書いてあればD durの調号が(目には見えないけれど)付いていると考えます。したがってシャープが2つ付いています。シャープ2つなのでこの場合「+2」

■移調譜に最初からフラットが付いているのでこの場合「-2」

よって、この場合 +2と-2なので 0 ということになりますね。0というのは調号がなにも付いていない状態です(C dur か a moll)。

音符をいくつ上げ下げすれば良いのかは、これまで通り楽譜に書いてある「in ◯」に従えばOKです。よってこの場合 in Dなのでひとつ上に音符があると思って読み替えれば良いのです。

ですのでこの例にあげた楽譜「調号にフラットが2つ(シ、ミ)付いている in Dの楽譜を実音に読み替える時は、調号が付いていない状態で、楽譜に書いてある音符の1つ上を読む」ことで成立します。


では、もう実例をあげてみましょう。



この曲はチャイコフスキー作曲「白鳥の湖」の「ナポリの踊り」という曲です。作品の前半がずっとトランペットソロで、明るくさわやかなメロディを歌い続けます。

この楽譜は in Aと書いてあります。また、調号にフラットがひとつ付いています。

in Aはシャープが3つ付いていますので「+3」
楽譜にフラットが1つ付いていますので「-1」

計算すると「+2」になりますね。+2(=シャープ2つ)ということでこの曲はD durということになります。
そして、音符はin Aを尊重して2つ下(3度下)を読むということになります。
したがって以下のように読み替えることになります。



わかりましたか?
調号が付いている移調譜の場合はこのように足し算引き算をして考えてみて下さい。


《臨時記号が書いてある場合》
どんな楽譜でも大概臨時記号は出てきます。移調された楽譜でもそれは同じ。
では、臨時記号が付いている音符はどう読めばいいのかというと、これは難しくありません。そのまま付ければいいのです。

言い方を変えれば、例えばフラットが音符についていればその音符を「-1」にして読めば良い、ということです。

なんでこんな面倒な言い回しをしたのかと言いますと、移調読みをした(実音読みをした)時にイメージとして付いている調号と、臨時記号が両方関係している音符というのがあるんですね。その時に読み間違いをしてしまうことが多々あるからなんですが、例えばこんな感じです。



この曲はマーラー作曲、交響曲第五番の冒頭部分です。
曲の一番最初からいきなり誰もいない中、トランペット1本で演奏しなければならない非常に緊張する作品です。

この楽譜はin Bbで書いてあります。したがって、見えない調号がフラット2つということになりますね。
しかし、書かれている楽譜(掲載している部分)のすべての音にシャープが付いています。

臨時記号として付いたシャープやフラットは移調読みをした時にもそのまま適応させれば良いので、最初に書いてある(楽譜に書いてある)レのシャープは、実音「ドのシャープ(cis音)」ということになります。

しかし、その後に出てくる(楽譜に書いてある)ファのシャープ音を移調読みしようとすると、「ミのシャープ」かと思いきや、調号に「ミのフラット」があるんですよね。この時、先程紹介した調号の足し算引き算と同様に考えると解決します。

ミの音に「(調号が)フラット(= -1)」で、「(移調譜に)シャープ(+1)」なので、結果 ±0ということになり、この音の実音は「E(ナチュラル)」音になるということです。

楽譜にすればこうなります。



いかがでしょうか。

このような「臨時記号の打ち消し(ナチュラル)」になる場合はとても多いのですが(現代のピストン楽器が開発される以前に作られた作品に多い)、場合によっては調号としてフラット(シャープ)が付いた音符に臨時記号にもフラット(シャープ)が付いている場合もあります。

この場合、ダブルフラットやダブルシャープになりますので読み替える時に間違えないように注意して下さい。


ということで、シャープ、フラットは足し算引き算で調号の増減を考えられれば、移調譜でも読み替えることができるようになります。
ここまでの解説を過去の記事からすべて理解できていれば(C管で)オーケストラ楽譜を読むことができるはずです。

あとは沢山の作品にチャレンジして読み替えに慣れることです。
ぜひオケスタ(オーケストラスタディ)を手に入れて有名なフレーズを演奏してみて下さい。

長くなってしまったのでBb管での読み替えについては次回解説します。
それではまた来週!


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at 08:20, 荻原明(おぎわらあきら), 楽譜の基礎知識

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