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<< オーケストラのパート譜 2(移調読みの仕方) | main | オーケストラのパート譜 4(実践その2) >>


オーケストラのパート譜 3(実践)


















みなさんこんにちは!


オーケストラのパート譜の読み方(移調された楽譜の読み方)について今回も引き続き書いていきます。

今回は実際にオーケストラで演奏する楽譜を元に移調読みをしてみましょう。
※この後に出てくる譜例はすべてC管で演奏する場合の読み方、要するに「実音に読み替えていく」作業ですのでお間違いなく。


《in D》
まずは楽譜に「in D」と書いてある場合の読み方です。



ベートーヴェン作曲 交響曲第九番の第四楽章、いわゆる第九です。
この曲は終始 in D で書かれています(3楽章のみ in Bb)。4楽章に入り、一番有名なメロディがコントラバスの静かな演奏から徐々に楽器が重なって盛り上がった最後にトランペットがメロディを担当しているところです。この後、オケだけの演奏が一段落し、歌が入ってきます。

前回の記事を参考にして考えていきます。この楽譜はin D なので調性としてはD音を主音とする調性である「D dur」の調号が(目に見えている楽譜には書かれてないけれど)付いている、と考えます。したがってシャープが2つ(ファ、ド)。
in D で「ドレミファソ...」と書いてあれば、実音「レミ♯ファソラ...」で演奏します。



ということなのでこの楽譜は以下のように演奏します。



わかりますか?

ここまでは理論としてしか書いていかなったのですが、実際に読み替えしながら演奏する時、自分はどうしているかと言うと、こう考えています。

1.調号がいくつ付いているか理解する(in DならD durだからシャープ2つ)
2.楽譜に書いてある移調された音符(書かれている音符)から見えない実音の音符があるとイメージしながら(平行して)読む


この手順ですべて読んでいます。

in Dは「楽譜に書いてある『ド』がDの音」ということですよね。
したがって、「楽譜のド」よりも「ひとつ上が実音」ということになります。ですから、楽譜に書かれている音符よりも1つ上に(実際には見えていないところに)実音があるとイメージしています。この時、楽譜に書いてある移調された楽譜はうっすらと見ているような感じです。
実音が浮き上がって見えてくるようになれば、音符が激しく跳躍したとしても楽譜に書かれている音符をずっと平行して実際には書いてない(見えてない)音符を読むことができるはずです。

ですから、第九の楽譜を読んでいる時、自分の目にはこのように見えているんです。



小さい赤い音符が頭の中にあるイメージです。大きいほうが実際の楽譜。
すでに調号がいくつ付いているのかはわかっているので、「半音いくつぶんだから....」とか余計なことは考えていません。「in Dならひとつ上を読む」とだけ考えて、調号は頭の中で持ち続けています。

どうでしょうか、わかりますか?
次いきますね。


《in Bb》
前回の記事では書きませんでしたが、吹奏楽で使われている「in Bb」もオーケストラ譜には沢山でてきます。
Bb管に持ち替えて楽譜に書いてある通り演奏しても良いのですが、いろいろな事情からC管で演奏することも沢山ありますので、やはりどんな移調楽譜でも実音で読めるようにしておくことが大切です。



この曲はベルリオーズという人の作曲した「幻想交響曲」という作品の中にある「断頭台への行進」という曲です。夢の中で愛する女性を殺してしまい、処刑されることになった主人公(ベルリオーズ本人?)が断頭台(=ギロチン)へと歩いていく様子が描かれています。「幻想交響曲」は音楽を聴くだけでなく、ストーリーを知っておくとなかなか面白いですよ。

そして、先程の in D の時と同じ様に考えると、

1.見えない調号はフラット2つ(シ、ミ)
2.楽譜の「ド」の音は実際には「♭シ」→楽譜に書かれている音よりも「ひとつ下」を読めば実音
※「シのフラット」とは考えなくても、調号の「シ」の音にはすでにフラットが付いているので、単純にひとつ下を読めば良い。

こういうことになります。



わかりますか?


このようにして、「見えない実音」を平行移動しながら移調楽譜を自分は読んでいます。
他の移調もすべて同じです。

ひとつ注意してほしいのは「in A,in Ab,in Bb,in H」は書いてある音符よりも「下」に実音があります。他は上に実音があります。ですから、in Fなら4つ上に実音があります(F durと考えるのでフラットひとつ)。そして in Hならひとつ下に実音があります(H durなのでシャープ5つ)。どちらに実音があるのかわからないと、音域的にすごいことになってしまう可能性もありますので覚えておいて下さい。


さて、移調譜を読む時の(荻原流の)基本はこのような感じなのですが、まだ疑問点がありますよね。
それは「最初から調号が付いていたらどうするのか」そして「臨時記号がついている場合はどうするのか」。
これについては次回解説していきます。
まずは調号も臨時記号もついていない楽譜を移調読みできるように、Bb管しか持っていない方も実音ではなくなってしまいますが、調号のついていない楽譜を使って、移調して読む練習をぜひしてみて下さい。

それでは、また来週!


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at 10:12, 荻原明(おぎわらあきら), 楽譜の基礎知識

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