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オーケストラのパート譜 2(移調読みの仕方)


















みなさんこんにちは!


さて、先週からオーケストラのパート譜について書いています。吹奏楽をやっている方は縁がないと言わず、音楽の仕組みをより深くしる上でもぜひ読んで知識として持って欲しいと思っていますので引き続きおつきあい下さい。


《調性についての知識を得る》
前回の記事で、オーケストラのパート譜は様々に移調されてかかれている、ということを書きました。その作品、その場面、その小節
によって「in ◯」の指示が変わってくるので、移調読みができないとオーケストラでの演奏は大変難しくなってしまいます。

仮に与えられた楽譜をin Bbに書き直して演奏しようと毎回毎回写譜しているようではそれは手間がかかりすぎですし、音楽の仕組みを理解したことにはなりません。最初は苦労するかもしれませんが写譜をしたり運指を書き込んでいくのではなく「調性についての知識を自分のものにする」というスタンスで練習をしていくほうが、将来的にはよっぽど柔軟に演奏していけるはずです。


《音大生の時のはなし》
自分自身、高校生までは吹奏楽しかやってきていませんでした。ですから音大に入学するまではオーケストラのパート譜が移調されて書かれている、なんてことは知らなかったんですね。高校生の時からオーケストラの演奏はコンサートやCDで結構聴いていたので曲は知っていましたが、ポケットスコアやオケスタ(オーケストラスタディ=楽器ごとに様々なオケ曲の主要な部分を抜粋して掲載してある楽譜)を初めて見た時にさっぱり読めなかったんです。
今はどうか知りませんが、当時の東京音大ではオーケストラの授業は3年生から始まるので、移調読みがすぐにできなくても別段問題ありませんでした。でも結局将来的にはオケで吹くことになるんだったら行動は早いほうが良いということで親にお願いしてC管を購入。そして良くわからないけれどオケスタを片っ端から吹いてみる、ということを1年生のだいぶ早い時期からやっていました。

曲はなんとなくわかっていてもいざトランペットの主要な部分だけ抜粋してあるオケスタだといまいちよくわからなかったのでポケットスコア(文庫サイズのスコア。安い。)と音源のCDを手に入れて勉強し、実際に吹いてみるという練習をしていました。

でもやはりネックなのは移調読み。C管でin C譜を読むのなら、吹奏楽のようにin Bbの楽譜をBb管で吹くのと同じ感覚で吹けば一応音は並ぶのですが、in Fとかin Eとか、すんなり読めなくて苦労しました。

そこでまず移調されている楽譜がどんな理屈で作られているのかをラッパを使わず考えることにしました(その方法は後述します)。もともと楽典やら何やら勉強して入学した音大ですからそんなに苦労することもなく理解することができたのですが、やっぱり実際に音に出すとなると早いテンポの曲もあるし、オケ譜はやはり難しいパッセージが多いので上手く吹けません。

なので、ピアノで一度弾いてみる、という練習をしてみました。パート譜を見てピアノで弾くことができれば(C管で吹く前提ですからピアノで弾ければ)実音が何なのかを理解できるからです。副科ピアノ(音大ではピアノのレッスンは基本的に必修)の練習もできるしまあちょうど良い、ということで。

あとはドレミで歌う練習もしました。移調された楽譜を実音のドレミ(固定ド)で読むのは最初結構難しいことがわかりました。例えばin Dの楽譜を目の前にして実音で歌うとなると「ド」と楽譜に書かれていても声に出して歌うピッチは「レ」になるからで、移調読みが難しく感じる理由のひとつがここにあることに気付きました。

そんな感じで理論的に学ぶこと、トランペット以外の方法で練習をすることを平行した結果、少しずつどんな移調譜でも読めるようになってきたんです。多分やみくもにトランペットを吹いて練習するだけだったらもっと時間がかかったと思うんですよね。

以前にもこのブログで書きましたが「トランペットの練習をする」というのは何も楽器を吹いている時間だけではないと思います。上記のように様々なアプローチで楽器の上達、音楽の上達をする方法を自分なりに考え、実践していくことが非常に大切だと思います。


《移調読みのしかた》
それでは実際に移調譜を読むための方法について解説していきます。

その前に、これから書いていくことは「調号がついていない状態の移調譜」であること、そして「実音に読み替えていく」ということを覚えておいて下さい。ようするにBb管で吹くための読み方ではない、ということです。調号がついた移調譜について、そしてBb管で移調読みをする方法については次回の記事で書いていきます。
そしてもうひとつ。以下に書いていくのは荻原が実際に移調読みをしている時の方法であって、他のプレイヤーさんはもしかすると違う読み方、理論を持っているかもしれません(ちゃんと聞いたことがない)。ですからあくまでも一例ということでよろしくお願いします。


それでは...
まず一番重要なことは『「in ◯」の◯の音が(長調としての)主音になっている』ということ。これを覚えて下さい。
移調譜の「ド」の音は実際には「in ◯」の◯の音である、ということです。



更に「in C」は「C dur」の調(号)である、ということ。「in D」は「D dur」、in Fは「F dur」。



調性によって変化するものは、ト音記号のとなりに書かれている「調号」ですよね。調号の数がかわると調性が変わります。
前回の記事の最後に「過去の関連記事のリンク一覧(調について)」を掲載したのはそのためです。調について全然理解してない、という方はこれより先を読む前に調についての記事を一通り読んでもらったほうが良いと思います。よろしくどうぞ。


例えばin Dの楽譜なら、音階が書いてあればこういうことになります。



上の五線に書かれているのがin Dの移調譜(オーケストラ譜)で、下に書かれているのは「実音(実際に聴こえている音)」です。C管で上の五線(in D)の楽譜を演奏する時は、下の五線(実音)を吹いている、ということです。

in Dの楽譜に「ドレミファソ...」と書いてあれば実際は「レミ♯ファソラ...」と聴こえているということがわかりますか?
要するにこの曲は見た目「ドレミファ..」とC durに見えていても「D dur」なんですね。

ですから楽譜に「in Eb」と書いてあって、見た目は「ドレミファ」でも「♭ミファソ♭ラ」が聴こえますし、「in F」も同じように考えられます。

この理屈がわかれば移調読みをして演奏することは簡単です。あとは慣れ。いろんな曲を吹いてみる経験を重ねるだけです。

別にオケスタをいきなり吹きなさい、とかじゃなくて良いと思うんです。簡単な教本とかロングトーンの楽譜とかを「in ◯」として移調読みすれば良いと思います。
ドレミファソラシドと書いてある楽譜を見ながら違う調を吹くのは先程書いたように慣れていないと結構難しいんです。ですからまずはそこから練習してみて下さい。

この移調する練習はBb管でも同じようにすることができます。例えBb管で吹いているその調が実際何調なのかわかっていなかったとしても「目の前にある楽譜を移調して読む」練習には充分可能です。これができるようになれば将来的にはどんな楽譜でも(音域さえ合えば)トランペットで吹くことができますし、調性について柔軟に理解をすることができるのでとっても大切な練習のひとつですからぜひ吹奏楽をやっている方もチャレンジしてみて下さい。

ということで来週もこの話の続きです。
それでは!


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at 11:20, 荻原明(おぎわらあきら), 楽譜の基礎知識

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