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オーケストラのパート譜 1


















みなさんこんにちは!


《オーケストラのパート譜》



このブログを読んで頂いている方のほとんどは吹奏楽を演奏されているのでは、と思うのですが今回はオーケストラ(管弦楽)の楽譜がどうなっているのかを書いてみようと思います。

と言うのも、吹奏楽のトランペットパート譜というのはほぼ100%「in Bb」で書かれていますよね。パート譜のパート名の所に必ず書いてありますね。

でもオーケストラのパート譜は in Bb で書いてあるとは限らないんです。

その前にin Bbがどういう意味なのか、どんな仕組みなのかを知らない方のために簡単に説明します。


《in Bbとは》
まず、in Bb譜をピアノなどの鍵盤楽器でそのまま弾いても同じ音になりません。試しに鍵盤楽器でトランペットの楽譜をそのまま弾いてみて下さい。
なぜそうなるのかというと、吹奏楽で使ってる一般的なトランペットは「Bb管」と呼ばれていますよね。ピストンを何も押さずに音を出すと「Bb(ベー)=シのフラット」の音が出ます。そのBb管トランペットに楽譜のほうが合わせてくれているんです。

in Bbの楽譜でいう「ド」の音は実際には「シのフラット」のことを指しています。

in Bb楽譜のドの音は「移調されている音」
実際に出ている「シのフラット」音は「実際に出ている音」という意味で「実音(じつおん)」と呼びます。

もっと詳しく知りたい方は過去の記事「ドイツ音名を覚えよう1」と「ドイツ音名を覚えよう2」を読んでみて下さい。

ここでは「in Bb」という楽譜はピアノでそのまま弾いても同じ音が出ない=実音で書かれていない、ということだけ最低限覚えておいて下さい。


《移調されまくりのオケ譜》
吹奏楽のパート譜がin Bbで書いてあるだけなのでBb管で演奏する場合は(慣れてしまえば)何も考えなくても吹くことができますが、オケパート譜はそうはいきません。

というのもオケの場合「in C」「in D」「in E」「in Eb」「in F」「in G」「in Ab」「in A」「in Bb」「in H」...と、作曲家によって、楽譜によって、更には小節によって違ってくるんです。他もあるのかもしれませんが、自分が出会ってきたパート譜はこんな感じです。

先程「in」が付くと実音ではなくなる、と書きました。ということは、それぞれ移調のされ方も違ってくるわけですからその都度読み替えをしなければ曲練習すらできないということになります。

ですから吹奏楽だけを演奏する時とは違って、オケの場合は調性の知識をきちんと持っていないと対応できないんです。

移調読みをする時に吹奏楽同様Bb管で吹くことももちろん可能ですが、トランペットそのものが移調された楽器で、さらに楽譜も移調されてしまっているというのは結構大変です。調号もBb管で吹くと一気に増えてしまう可能性もあります。

吹奏楽はBb管やEb管などのフラット系の楽器がとても多いので、必然的にフラット系の調性で書かれている場合がとても多いんです。ですから、結構な確率でトランペットの楽譜は調号があまり多くないですよね。それは読みやすくするためにそうしているだけでなく、やはりフラット系の管楽器はフラット系の調性のほうが良い鳴り方をするんです。個人的解釈ですけど。

でもオーケストラの場合はわざわざフラット系の調性にはしません。どんな調でも書きます。ですから例えばH durとかだって普通に出てきます。もしH durをBb管で吹くことになった場合、調号で考えると全ての音にシャープを付けて吹くことになるんです。結構大変ですよね。

そこで一般的に使われるのが「C管」トランペットです。


《C管トランペット》
C管トランペットというのはピストンを押さずに音を出すと「C」の音が出るトランペットです。吹奏楽をやっている限りは必要性がないので基本使いませんが様々に移調されたオケ譜を読む時に非常に重宝します。

C管については過去の記事「いろいろなトランペット 1(C管トランペット)」を読んでみて下さい。


《吹奏楽だから必要ない?》
吹奏楽を楽しんでいる皆さんにとって今回の記事は「オケやらないし必要ないや」と思うかもしれません。
確かに直接的に使うことは吹奏楽だけに限って言えばありません。

しかし、移調された楽譜を読むことを学ぶということは、結果として調性の知識を持つことでありそれを実践で使えるということにつながります。

前に座っているホルンのパート譜を見てみて下さい。吹奏楽のホルンは「in F」が基本です。サックスは楽器によって「in Eb」があります。
スコアを見ると、それぞれ移調された状態でそのまま書かれています。スコアを見て全体を把握しようとした時、移調された楽器の「実音」がわからない状態では何の音が出ているのか理解できません。
アンサンブル(室内楽)で金管5重奏をしている時、ホルンが何の音を出しているのかわからないのは良くありません。

移調されていること、移調された結果の実音が何なのか、というのは「調性」を理解することに直接つながります。ということは、移調できない人はきっと調性が理解できていない=音階(の仕組み)が理解できていない、ということではないでしょうか。

それではロングトーンの練習だって限界がありますし、いざあまり出会ったことのない調号沢山の曲を吹くことになっても譜読みするだけで大変な思いをしてしまいます。

調というのは音楽の基本中の基本。ですからぜひ吹奏楽をやっている方もこの記事を読んで、理解し、できれば実践できるようになって欲しいです。

移調読みができるようになると、将来的に歌の楽譜やピアノの楽譜のメロディをBb管トランペットで実音で演奏することができます。
すきなポップスの歌譜を吹くことができますし、これって結構便利で楽しいんですよ。


ということで、次回から移調された様々なオケ譜の読み方を解説していきますのでどうぞおつきあい下さい。

それではまた来週!


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at 16:33, 荻原明(おぎわらあきら), 楽譜の基礎知識

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