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ミュート 2


















みなさんこんにちは!
先日7日、8日に講師をしているプレスト音楽教室のアンサンブル発表会がありました。
トランペットクラスは7日に出演しまして、トランペットアンサンブルだけでなく、サックスとトロンボーン、ピアノとの講師演奏も行い、気付けばほぼずっとステージにいる自分(笑)
トランペットの生徒さんも頑張っていましたし、講師演奏では「発表会だったのを忘れるくらい楽しかった」「コンサートを聴きにきた気になってた」と言ってくれる方もいまして自分自身も楽しい一日を過ごせました。どんなステージでも音楽ってやっぱり楽しくないとダメですよね。生徒さんや聴きにいらして頂いた方々にもそれを感じてもらえれば嬉しいです。

次回の本番は来週日曜(14日)の「親子で楽しむアニメコンサート」。チケットまだ少しありますので、ぜひいらして下さい!スタジオジブリ作品ばかりの朗読付きコンサートです。年齢制限ありませんし、どなたでも楽しめるコンサートです!子どもが小さいからいつもはコンサートに行けないという方もぜひ!詳しくはこちらをご覧下さい。



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さて、前回の記事でミュートについて解説しました。
ミュートと言うと、楽譜に指示があるから付けて、はずす指示があるからOpenにして、それ以上でもそれ以下でもないような感覚の方がほとんどなのではと思いますがどうでしょうか。

というのも、トランペットを吹いていて通常のOpen状態では「音色」とか「ピッチ」「響き」を追求している人でも「ミュートを付けている時の良い演奏」を心がけていないのを目にする事が結構あるんですよね。

Openでもミュートでも自分のトランペットを演奏していることにまったく変わりはありません。ですから、ミュートの時にはミュートの時のベストな吹き方を知っておく必要があると思うんです。


《中学生の時のミュートの話》
トランペットを始めた中学校の吹奏楽部は、学校にミュートが1つもありませんでした。
そもそもこの学校は当時、ミュートという存在を知らなかったのだと思います。

楽譜には度々「Mute」と書いてあるのに、誰もそれについては疑問を持たず、ずっとOpenで吹いていたのですが過去の記事にも書いたように自分はこれから演奏する曲の音源をできる限り事前に聴いておくスタンスで吹奏楽をやっていたため、ミュートを付けた時とそうでない時のイメージの大きな違いが知識がないなりにも理解していたんだと思います。

でも、そのミュートというのがいったいどんなものなのか、そこまでの知識はありませんでした。
なんせ当時はインターネットなんてありませんし、吹奏楽や管楽器の知識を得るにはバンドジャーナルのような雑誌くらいしかなかったんです。
中1の時、頼れる先輩もいませんでしたし(3年は幽霊部員、2年は他の楽器の3年生が意味もなく怖すぎて後輩にアドバイスをするなんてことまったくしてくれませんでしたから...←ばかばかしい)どうにかしてミュートというものを手に入れたかったんですよね。

当時の横浜には横浜駅まで行けばヤマハとか、もう少し足をのばせば管楽器専門店(横浜近辺の方はセントラル楽器ってご存知ですよね)とかあったんですが、中1だとなかなか行く機会も機動力もなかったんです。電車にひとりで乗るってこの頃ちょっと勇気いりません?交通費もかかるし。電車通学している方はそんなことないんでしょうけど。。。(24年も前の話なんで!ちびまる子ちゃん的イメージでよろしくお願いします)
唯一ひとりで動けたのは自転車で頑張って走ったところにある伊勢佐木町のでっかいレコード屋(CDが流通し始めたた頃ですから!)さん兼楽譜屋さん兼楽器屋さん。

楽器屋さんと言ってもこういうお店ですからね。どちらかと言うとロックバンド屋です。だからトランペット、サックスくらいは置いてあったんですが変な展示してたり扱いめちゃくちゃだったり、知らないメーカーだったり。
自転車で移動していたので交通費もかかりませんから見るだけならタダ。休日にこのお店に行くのが好きだったんです。楽譜を読み漁ったりCD(レコード)物色したり、管楽器を眺めていたり。

そしたら、トランペットのところに変なアルミの物体が置いてあって「ミュート」とポップに書かれていたんです。「あ!これがミュートなんだ!」と初めて実物を見ることができて、どうしても手に入れたくなりましたがお金がない。

後日親にお願いしてお金をもらい、迷わずゲットしてドヤ顔で「ミュートだぜえ」と部活に持っていったんですけど。。。

まずですね、吹奏楽でミュートを使うって基本全員一斉に、じゃないですか。ひとりでミュートしててもしょうがないというか、逆に空気読めない人ですよね。だから使い道がない。
なんだかな。

それ以上にですね、ミュートという物体がいろんなメーカーからいろんな種類が出ているなんて思いもよらず。
先程書いたようにミュートを買ったところはロックバンドの楽器が並ぶお店ですから、こだわった管楽器関連商品を仕入れているはずもなく、結果として手に入れたものはとてもよろしくない製品だったんですよね(メーカー名は伏せます)。
カップとストレートが組み合わせで変えることができる仕様で(デニスじゃないですよ)、ショボいアルミでできていて、どちらもとても中途半端で変な音。というのは高校生になってから知ったんですが。

それほどミュートについての知識がない中学時代でした。


《ローマの松》
ミュートって、ごく一部、数小節にしか使われていないものが多いですよね。そういう点で毎日の練習時にはあまり気にすることなく、楽譜に書いてあるからミュートを用意して使って、って感じになってしまうのかもしれませんが、例えばレスピーギという作曲家の管弦楽作品「ローマの松」1曲目「ボルゲーゼ荘の松」は、ほぼすべてストレートミュートでの演奏です。その中にはメロディもソロ的な部分も含まれていますし、フォルテで鳴らしまくる箇所が大部分を占めています。しかも難しいパッセージばかり。
日常あまりミュートについて考えていないと、いざこういった作品を演奏することになった場合、Open状態なら結構吹けるという人もてこずる可能性があります。思ったように鳴らせないとか、はずしちゃうとか、ピッチが合わせにくいとか。

ですので、毎日でなくても構いませんが、不安要素を払拭する意味も含めミュートでもしっかりと演奏できる練習は必ずすべきだと思います。


《ピッチの変化》
これはご存知の方も多いと思いますが、ミュートを付けるという行為はベルから出てくる音が少なからず抵抗を受けるためにピッチが通常時とは異なる、ということをまず知っておくべきでしょう。
基本的にはストレートミュートはピッチが上がりやすく、カップミュートはものによりますが下がる傾向にあります。

ただ、これはメーカーや形状によっても変わってくるものですから、まずはOpen状態できちんとチューニングをして、吹き方を変えずにそれぞれのミュートを付けた時のピッチがどれくらい変化するのか調べておきましょう。
調べ終わったら、今度は抜差管(チューニングスライド)をどのくらい出し入れすればピッチが安定するのかをチューナーで調べて下さい。

そして、楽曲中実際にミュートを使うことになったら調べた通りに抜差管の長さも変えてから演奏しましょう。

(ただしこれはきちんとした奏法を身につけていないと難しいかもしれません。そのためにまず一番必要なことは「音のツボに当てる技術」を持つこと。実はミュートを使うとOpen時よりも音のツボに当たっているかどうかがはっきりわかるんです。その話は後ほど。)

作品や場面によってはMuteとOpenの指示がすぐに出てきてしまう時もあります。その場合、抜差管のことは気にせず周りの音をしっかりと聴き、「耳」で合わせていくようにして下さい。決して「口」で合わせるのではありません!


《ツボを捉える》
過去の記事「ハイノート(ハイトーン)へのアプローチ6」で詳しく書いた「音のツボ」というのがミュートの時には顕著に現れます。

その前に、ミュートを付けた時の「良いサウンド」ってイメージできますか?これがないとどうにもならないので、可能であるならプロの演奏を聴くとか、レッスンを受けられると良いのですが。。。

例えばストレートミュートを付けて吹いた時に、くぐもった音、こもった音がしている時はツボに当たっていません。ストレートミュートは「ビーーーン」と固く金属的に響くサウンドがするものです(メーカーや材質により様々です)。抜差管の操作やピッチの調整以前に自分が今どんな質のサウンドを出しているのか耳を使ってしっかり聴いて下さい。

Openの状態で「ツボ」に当たっているのかいまいちわからないという方は逆の発想で、ミュートでツボに当てられたらそのままOpenにして同じ感覚で吹いてみましょう。ツボに当たった時の音というのがわかると思います。ミュートの時のほうがこれがわかりやすいのでこの方法は使えるかもしれませんよ。

ミュートを付けた時に吹きやすい音域なのに音がはずれてしまうとか、ピッチが合わないとか、そういった時はまず「ツボ」を意識して練習するようにしましょう。

ところで、現在このブログの今後についてご意見を募集しております。この項目に関しては「ようこさん」から頂いたコメントを元に書かせて頂きました。ありがとうございます。
引き続きご意見募集中ですので、コメントもしくはフォームからお寄せ頂ければと思います。よろしくお願いします。


《ミュートを選ぶ》
中学生の時によくわからず買ってしまったミュートの話を先程書きましたが、やはりミュートに関してもきちんとしたメーカーのものを使うことが大切です。
どのメーカーが良い、というのは完全に好みですし楽曲によっても演奏するジャンルによっても変わってきます。
ですから、可能ならば楽器屋さんに言っていろいろなミュートを試奏させてもらいましょう。

また、楽団や部活動では所有しているミュートがすでにある、という場合もあるでしょう。
そのミュートたち、コンディションはどうですか?コルクが取れかかっていたり表面がベッコベコになっていたり、穴の空いているところが歪んでいたりしませんか?

楽器やマウスピースは大事にするのにミュートは無関心、というのはちょっとおかしいですよね。ミュートだって凹みがあればそれだけサウンドやピッチに影響を与えてしまいます。大切に扱って下さい。もし本当に酷い状態なら、思い切って買い直すのも手ですね。
表面がベコベコになっているのはきっと落としてしまったからだと思います。そうならないためにはやはりミュートを落としにくい状態であるべきです。それに関しては前回の記事に書いてありますのでぜひ読んでみて下さい。

これからミュートを買おうと思っている方、団体は、一緒に演奏する人が使っているものと同じもの(メーカー)を購入するのがおすすめです(きちんとしたメーカーに限る)。極端な話、ミュートというのはアルミ、銅、木、籐(とう)など実に様々な材質で作られていて、例えばアルミと木では同じストレートミュートでも全然違うサウンドがします。ですので、一緒に同じ作品を演奏する場合は可能な限り同じサウンドのするミュートであるべきです。絶対、というわけではないのですが材質くらいは合わせておいた方がいいですね。もしくは試奏してみてお互いが違和感のないサウンド、響きであることを確かめてから購入しましょう。


ということで、ミュートについて書いてみました。
金管楽器にしかないミュートの魅力を充分に発揮できるように研究、練習を欠かさないで下さいね!

それではまた来週!


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at 10:35, 荻原明(おぎわらあきら), 楽器・アクセサリー・ツール

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