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スラーの吹き方 3


















みなさんこんにちは!

今回もスラーについて書いていきます。

スラーというのは「なめらかに演奏する」という意味から、トランペットでは「タンギングをしないで演奏する」という奏法の指示と捉えることが基本になるとこれまで解説してきました。

ただ、スラーを演奏するにあたって、タンギングをしないで演奏しなければそれで充分とは言い切れません。

そもそも楽譜に書かれているほとんどの記号は単なる「演奏指示」とだけ捉えていると機械的な演奏になってしまい、生きた音楽にはほど遠いものになってしまいます。
音楽をするにあたって楽譜は「必要最低限の指示が書かれた記号の羅列」以上のものではなく、プレイヤーはその記号の羅列から自分なりに、もしくは一緒に演奏する人たちとイメージを統一して「生きた音楽」を表現することがとても大切なことです。

ですからスラーに関しても、ただタンギングしなければそれでいい、と思わないようにしましょう。
ではスラーにはどんな意味が他にあるのでしょうか。


《スラーを付ける意味》

そもそもスラーを音符に付ける(=タンギングをしないで演奏する)指示を作曲家などが楽譜に書き込んだことには何か意味があるはずです。

逆に、スラーがない音というのは基本、タンギングをして演奏しますね。そうすると聴こえてくる音の流れは「区切られた」印象を与えるようになります。
ですから、スラーが付いた音符同士というのは「グループ化」されて聴こえてくるはずです。

これは喋っている時の発音も同じです。

例えば「スピーカーの音量を下げてください」と喋るとして、「スピーカー」を「スピイカア」とは言いませんね。同じように「音量」を「オンリヨウ」とは言いません。

もし「スピーカー」を「スピイカア」と発音して欲しくないと思った時、どこにスラーを付ければ良いか。これが音符に付けるスラーの部分になる、ということです。


《歌曲から見るスラー》

では今度は歌曲を見てみましょう。

浜辺の歌

「浜辺の歌」です。ご存知の方も多いと思います。

この作品の歌詞だけを書いてみるとこうなります。

「あした浜辺をさまよえば/昔のことぞしのばるる」

この作品は(というかほとんどの歌曲は)ひとつの音符にひとつの発音ではありません。ですから、楽譜に歌詞を書き込むと以下のようになります。

浜辺の歌歌詞

さらにこの作品をトランペットで吹くとなった場合(歌詞の発音を尊重して演奏する場合)、スラーを以下のように書き込むのが自然です。

浜辺の歌フレーズ

いかがでしょうか。
このようにスラーというのは単にタンギングをするとかしないという意味ではなく、音楽が自然な流れになるように演奏するための記号なんですね。

これは歌曲でなくても(最初から歌詞のない器楽曲であっても)まったく同じです。
メロディの流れの中でグループ化された音符をどのように演奏するのか、その目安がスラー記号なんです。

更に、メロディ以外の伴奏形を演奏する時のスラーも、その音楽のスタイルを決める音形を作っているものなのでとても重要なものですから、楽譜に書かれているスラーを演奏する時には常に「スラーが付いたことで音楽にどのような印象を与えるのか」をイメージすることが大切です。

ということで今回は「スラーは単にタンギングをしないで演奏する」という意味だけではない、ということについて詳しく解説してみました。

次回はスラーについてのまとめです。
それではまた来週!


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at 08:21, 荻原明(おぎわらあきら), スラー

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