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ベクトル


















みなさんこんにちは!
前回は「外側に向かう」ということを解説しました。
なんだか漠然とした話でわかりにくいかもしれません。でも、音楽って目に見えるものではないですし、ホントにイメージの世界で作られることが音楽のほとんどですから、想像力をフルにつかって練習の段階から臨むことが大切になります。
このブログを読んで頂いている方の中には、どうやってアンブシュアを作ればいいか、とかもっと具体的なことを聞きたいと思っていらっしゃるかもしれませんが、先程も書いたように想像力あっての音楽ですから、漠然とした内容の記事が増えてしまうことをご了承頂ければと思います。

結局は、演奏の上達には能率の良い練習方法と自分自身が最適である吹き方を見つけること、そして豊かな感性=イマジネーションを多く持てることに尽きます。

ということで今回もイメージの話です。


《ベクトル》



ベクトルという言葉をご存知でしょうか。
高校生以上の方なら数学や物理などの授業で教わったかもしれません。

簡単に言えば「→」「←」といった力の方向や大きさを示す言葉です。
昔から理系がとっても苦手な自分ですが、なぜかこのベクトルの授業だけは理解できていました。多分、実生活でイメージしやすい内容だったからかもしれません。

それはともかく、今回解説するベクトルというのはこういった数学の話でも計算するとかそんな難しい話でもありません。レッスンでよく自分が使っている言葉で、

「音楽を演奏する時に感じる力のかけかた」

という意味です。
力というのは筋力のことではありません。あくまでも「感じる力」「前に進む意識の力加減」ということなのでお間違いなく。


《強い意識を持ち続ける》
自分が演奏をする時というのは、どんな曲であっても前に進むことしかしません。後退することは絶対にありませんし、仮にrit.やフェルマータがあっても前に進む気持ちがなくなるわけではありません。
ですから、音楽のベクトルというのは常に前進あるのみで、しかも可能な限り前に進もうとする強い意志を持ち続けることがとても大切になっていきます。
この強い意志があることで生きた音楽になるんです。


《テンポとベクトル》
ただ、前に進む、と言っても好き勝手にどんどん前進するわけにはいきませんよね。

それは、音楽には「テンポ」という決まりがあるからです。


イメージしやすいように車の運転に例えると、

「ベクトル」=「アクセルを踏む力」
「テンポ」=「速度制限」

と言えるかと思います。
車を運転することをイメージしてみて下さい。前に進むためには自分の意思でアクセルを踏まなければなりません。でも、好き勝手にアクセルを踏み込んでガンガンスピードを上げてしまうと事故を起こしてしまいます。そのため、道路には通常「速度制限」が指定されていますね。
「この道は40km/h」で走りましょう。とか。

音楽も同じです。テンポの指示に合わせて(完全に一致させる必要はありませんが)、それにあわせてイメージの中でアクセルを踏んでいきます。テンポの指示があるので、アクセルを踏む力加減はそのつど変化するはずです。


《意識のブレーキ》
車にはブレーキも付いています。これがないと停車することができませんが、それだけでなく速すぎたスピードを抑える役目も果たします。

では音楽でいうブレーキとは何かと言うと、こちらもやはり意識内でのことになり、「理性」という言葉で言い換えられるかもしれません。

全員ではありませんが、おおよそ自分が経験してきた中で言えば若い人ほどアクセルを強く踏みたがるように感じます。
なので、中学校、高校などの吹奏楽部の合奏ではよく指揮者から「走る!」と指摘されていることが多いんだと思います。

でも、走ってしまうというのが気持ちが抑えきれなくて「どんどん前に行きたい!」という気持ちの表れですから、決して悪いことではないんです。

この前に行きたくて仕方がない気持ちはそのまま持っていて、しかしテンポという速度制限を意識した上で「理性」というブレーキを軽く踏んでいる冷静さを持ち合わせた時に「生きた演奏」になるんだと思います。

このバランス感覚を練習の段階から常に持っていられるととても良いですね。
どうしても合奏練習や本番になると緊張感から興奮状態になってしまい、アクセルを踏む力のほうが強くなってしまいがちです。
ですので、いつでもブレーキを踏める理性を冷静に持っていられることがとても大切になっていきます。


今回は意識の話で若干漠然としていますが、みなさん自身でいろいろ考えて演奏してみて下さい。

それではまた来週!



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at 06:07, 荻原明(おぎわらあきら), イメージ

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