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<< 楽器を持って移動する時 | main | ドイツ音名を覚えよう 2 >>


ドイツ音名を覚えよう 1


















みなさんこんにちは!
せっかく気持ちいい天気が続いていたのに、ついに梅雨入りしちゃいましたね。
ジメジメいやだなぁ。
ってか傘持つのが嫌いなんですよね。


《音名》
ところで、前回までロングトーンについて解説をしてきましたが、みなさんはそれぞれの音階をどう呼んでいますか?

多分、ほとんどの人が例えば「ベーどぅあ」とか「えすどぅあ」とか呼んでいるんじゃないかと思います。

これ、何語か知っていますか?



ドイツ語です。


ちなみに1番多く口にしているであろう「ドレミファ」というのはイタリア語で、ドレミファを日本語では「ハニホヘ」となります。
英語圏では主に「CDEF(普通に英語読み)」で呼ぶことが多いようです。

これらそれぞれの音に対して付けられた名前を「音名」と呼びます。
知らなかった人は覚えておいて下さい。


《ドイツ音名と音階》
日本ではドイツ音名を使うことが一般的で、プロの世界や音大などではほとんどの場面でドイツ音名を使っています。

何で日本ではドイツ音名が主流なのか、詳しくはわかりませんがイタリア語のドレミファ以上に管楽器同士では使っているように思います。

というのも、イタリア語のドレミファは、「移動ド」「固定ド」という使い方をすることがあるからで、詳しくはここでは書きませんが簡単に言えば「どんな音でも『ド』と呼べる」ので、ドレミファは移調楽器にとっては誤解を招きやすい少々やっかいなものなんです。

多分そういうこともあってドイツ音名はよく使われているんじゃないかと思います。


さて、そのドイツ音名ですが、みなさんは全部言えますか?
まずはシャープやフラットの付かない音は


20100615-01.jpg


こうなります。
で、シャープが付くと


20100615-02.jpg


フラットが付くと


20100615-03.jpg


ということになります。
まずは全ての音名が発音できるといいですね。


で、ロングトーンなどで良く使っている「どぅあ」もドイツ語で「dur」と書き、意味は「長音階(長調)」と言う意味です。

これが、短音階(短調)になると「moll(モール)」と呼び方が変わります。

ですから、「B dur」というのは「変ロ」の「長音階」で「変ロ長調」ということになります。


《呪文のように覚えたドイツ音名の順番》
自分は中学生の時、ドイツ音名を覚えた(覚えさせられた?)のですが、こんな感じでした。

「べーつぇーでーえすえふげーあーべー」

最初はこれがいったい何なのかさっぱり判らず、結局ドイツ音名というものを全然使えないまま中学時代は終わったわけで。

あ、でもさすがに「ド」が「べー」ってのだけは使ってましたけどね。


《「ド」が「べー」?》
吹奏楽をやっている人のほとんどは、合奏の時「べー」でチューニングをしていると思います。

吹奏楽のトランペットの楽譜は、その「ベー」の音が「ド」の音にあたりますよね。

でもちょっと最初の掲載した譜例をもう一度見て下さい。


20100615-01.jpg


「ド」のドイツ音名は「ツェー」ですよね。

これは一体どういうことなんでしょうか。


《移調楽器》
皆さんも使っているトランペット、「べーかん」と呼んでいませんか?


べーかん=B管


簡単に言えば「ピストンを押さずBの音が出る金管管楽器」のことを「B管」と言います。

コルネットやトロンボーン、ユーフォニアムも同じB管の楽器です。

ちなみにホルンはB管もありますしF管もありますが、一般的なのはその両方が一体化した「ダブルホルン」という種類で、左手の親指のところにあるキーを押すと管が切り替わるというものです。

テューバも吹奏楽ではB管が主流ですが、他にもいろいろな管があります(トランペットにも様々な管がありますがここでそれを書き始めると混乱するのでまた後日)。

また、木管楽器の中にも移調楽器はあって、例えばテナーサックスや吹奏楽でよく使うクラリネットはB管ですし、アルトサックスやバリトンサッスクはEs管です。

このような楽器のことを「移調楽器」と呼びます。


《移調楽器の宿命》
ところでみなさんはこんな経験ないでしょうか?


 ■ホルンの人が言っている「ド」の音が、トランペットにとっては「ソ」の音で会話が噛み合わなかった。音も合わなかった。

 ■フルスコア(指揮者が見ている全部のパートが書いてある楽譜)を見たら、楽器によって書いてある調号が違って読めなかった。

 ■トランペットの楽譜をピアノで弾いたら音が違って混乱した。

 ■ピアノの楽譜をトランペットで吹いたら、出た音が違った。


まあ全部自分が中学生の頃のことなんですけど。
多分みなさんの中にもこんな経験をしたことがあるんじゃないかと思います。


ここまで書けばわかると思いますが、移調楽器というのは、楽譜に書いてある音と実際に出ている音に違いがあるんですね。

ですから、先程書いたように、「ベー」の音は楽譜上では「ド」の音になるということなんです。

楽譜上関係なく実際に出ている音のことを「実音(じつおん)」と呼びます。

で、この実音をドイツ音名で呼ぶようにすると、移調楽器に限らずどんな楽器でも音を取り違えることなく意思疎通ができて便利、というわけです。


《トロンボーンの楽譜》
以前、どこかの吹奏楽部で金管楽器のセクション練習を見ていた時のトロンボーンの生徒さんとのやり取り。

 「じゃあ、最初の『レ』の音出してみて。」
 「??最初は『ミ』ですが…」
 「え?『レ』じゃん、これ。」
 「ミです…」

この生徒さんの言いたい事は分かるんです。
なぜこういう事になってしまったのかと言うと、トロンボーンは先程も書いた通りB管楽器ではあるんですが、楽譜に関しては実音で書かれているんですね。

試しにトロンボーンの楽譜を借りてピアノで弾いてみると分かるかと思います。

同じようにユーフォニアムもB管楽器なのに楽譜は実音です。

ですから、このトロンボーンの生徒さんは楽譜上の実音を無視して、楽器で出したBの音をなぜか「ド」と呼ぶ事にしてしまったようなんです。
よくよく聞いてみると、他のトロンボーンもみんな同じ読み方をしていて、さらにホルンパートも同じ読み方をしていました。


こうなるともうレッスンは大変。
みんなの読み方が違うので、うかつに音名を口にできないんですよ。


この吹奏楽部はきっと代々先輩からこうやって教わってきたんでしょうね。


「ドレミファソラシドを吹いて下さい」と言えばどんな楽器でもB durを演奏できてしまうこの音名の使い方、明らかに音階練習はB durしかやっていないんでしょう。


これは非常に良くない例です。やはり多少面倒でも自分の楽器の実音とドイツ音名は(楽器から出す音と楽譜上の違いを理解して)最低限覚えておくべきです。


ということで、ちょっとお勉強っぽくなりますが次回もこの続きを書きます。
せっかくなのでここで覚えちゃいましょう!

それではまた来週!


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at 04:28, 荻原明(おぎわらあきら), 楽譜の基礎知識

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