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音色に対するこだわり


















みなさんこんにちは!
週末くらいからだいぶあったかくなってきましたね。春物の服がやっと着られます。


さて、一年程前に「トランペットの音色」というタイトルで記事を書いたことがありました。

簡単に言えばこの時は

「自分の求める(自分が理想とする)トランペットの音色のイメージを持ちましょう」

という事を書いています。


この記事の詳しい内容についてはリンク先を読んでいただければと思います。
今回はこの続き、というか追加・補足的に話を進めてみます。


《練習=テクニック?》
トランペットの練習をするにあたって、ハイノートを出すとか、フィンガリングを素早く動かすと言ったようないわゆるテクニックを追求する練習は、みなさん本当に沢山しているように思います。
なので、そういった面では楽器の経験年数が少なくてもかなりレベルが高い人が多いな、と最近とても感じます。
その反面、自分のこれまで出会った中に限って言えば、良い音を出す若いプレイヤーに出会うことが少ないとも感じます。

これは、自分の出しているサウンドにあまりこだわりを持って毎日の練習をしていないのでは?と思っているのですが、みなさんはどうでしょうか。楽譜に書かれているテンポやリズムを正確に吹けるような練習をしている時、自分が吹いているトランペットがどんな音色を出しているか、客観的に聴けていますか?


音色と言うのは音楽で言う第一印象ですから、例えテクニックが超一流だったとしても音色に魅力がなければ受け入れられにくいものです。
余談ですが、音大生の時に公開レッスン(音大では定期的に世界中で活躍しているプレイヤーを招聘してレッスンを受けさせてもらえる機会があり、それを大きな会場で公開して行う、ということをしています。)で来校した某有名外国人トランペット奏者は、本当にすさまじいテクニックを持っている方でした。最初はそのテクニックやハイノートに驚き、楽しんではいたのですが数時間経ってくると(自分のことは棚に上げて言いますが)、ぶっちゃけ飽きちゃったんですよね。。。音楽と言うよりサーカスのような感じがしてきてしまって。この方、好みの問題なんですが自分としては音に魅力を全然感じることができなかったんです。
テクニックがあるというのはとても大切なことではありますが、やはりそれだけでは音楽ではないのか、と当時気づきました。その点で言えばこの公開レッスンはとてもためになったのかなと(笑)


《役者と演奏家》
ちょっとトランペットや音楽から一旦離れてみます。

例えば役者さん。
役者さんは、演じる役によって様々なキャラクターに成り代わりますよね。

のだめカンタービレ」で指揮者の千秋役を演じている玉木宏さん、同じ人でも映画「ウォーターボーイズ」の佐藤(アフロヘアーが炎上したキャラ)とでは、全然キャラが違います。最近DVDで観た手塚治虫原作の「MW -ムウ- 」の結城なんて極悪非道だったし…。でもなんかかっこよかったし。
※映画見てない方、わかりにくくてごめんなさい。


まあ、そんな感じで役者さんってそのキャラに成りきっちゃいますよね。だから観てるほうはまるでその人が現実にいるかのように感じ、そのストーリーに引き込まれる。

演奏家は、役者とは手段が違うにせよ「表現する」という点では同じです。もっと言えばその表現したものを「聴いてくれる人に伝えられるか」というのが最大の目的です。
普段ステージでは役者のように動いたり喋ったりしない管楽器奏者ですから、楽譜に書かれていることを忠実に演奏するだけでは、それは台詞を噛まずにただ読み続ける役者と同じです。そんな演奏、観客サイドからしたら面白いわけがありません。

そこで大切になるのが作品や場面に合った「音色」を出すことなんです。

じゃあどんな時にどんな音を出せばいいの?と言うことですが、これはまったく決まりがありません。
そこは自分で考えること。

自分で考えなければいけない、ということは必然的に「その作品を理解する」ことが必要になります。
でも難しく考えないで下さい。もちろん、その作品が書かれた背景や題材だとか、作曲者がその作品に何を求めて書いたのか、とかそういうことを調べて知ることは(作品によっては)とても大切なことです。でもそれ以上に曲を練習していくにしたがって浮かび上がる情景とかストーリーや色(自分で勝手に想像したもので構わない)といった「イメージ」を自由に感じることが大切です。

問題なのは「感情を持たずに音を出すこと」なんです。

楽しい曲ならいままで経験してきた楽しい出来事を思い出してそれを演奏に添えてみたり。悲しい曲でも同じように。役者と同じように成りきってしまうことが大切です。


《director=指揮者=監督=演出家》
自分がイメージした音色を出す、ということに追加してオーケストラや吹奏楽を演奏する時というのは指揮者が必ずいます。
指揮者というのは、ドラマや映画でいうところの監督であったり演出家という立場です。(directorという英語は監督、演出家、指揮者とすべて同じ言葉になることからもわかるかと思います)
その作品をどのようなイメージで作り上げるか、ということを大勢のプレイヤーを指揮してまとめていくのが指揮者ですから、もちろん音色に対しても要求されます。
プレイヤーは指揮者がイメージしているその作品の持つ雰囲気を感じとって、音色を出すことが必要です。好き勝手に自分が思った音色を出しているだけではひとつの作品を大勢で作ることができません。

自分が役者としてドラマや映画に出演していると考えればわかりますよね。


《様々な音色を持つためには》
ということで私たちプレイヤーは様々な音色を出せるよう日頃から(テクニックだけでなく)練習を積み重ねていくことが大切です。
でも、様々な音色を持つために必要なことは「経験」です。

音色というのはもちろんトランペット本来の持つ「ベーシックな良いサウンド」を出せるように基礎練習などをすることも重要ですが「イメージという引き出し」を沢山持っていなければ表現できません。

イメージは自分自身の「心」から生まれてくるのですから、豊かな感情を持ち、様々な経験をしていればそれだけ沢山の音色を出すことができます。

そのためには演奏している時は遠慮せずどんどん自分の感情を出していくことが大切です。恥ずかしがったりせず大げさなくらい出さないと相手には伝わりません。
そう考えると音楽家(芸術家)って感情が豊かな人がとても多いな、と思いませんか?
一般的なビジネスマンや接客業の方って(勝手なイメージの部分も多いんですが)自分の感情を押し殺して人と接しなければいけない場面が多く、それが仕事と直結しているように思えるんで「自分にはできねぇ」と常に感じています。

芸術家が非常識なわけではなく、感情をむき出しにしなければならない場面が仕事で出てくるという点で普通の人と逆、ということです。だから「変わり者」って言われることもありますよね。自分からしてみれば褒め言葉ですが(笑)


話がそれちゃいましたが、様々な音色を出すためには沢山のプレイヤーの音を間近で聴く機会、コンサートや公開レッスン(音大だけでなく楽器屋さんや協会主催のものも沢山あります)に行くことは非常にプラスになります。もちろんCDやDVDなどでも良いですが、やはり生の音にはかないません。金管楽器に限らず木管楽器、弦楽器、打楽器、声楽など様々なサウンドを聴きましょう。またクラシックだけでなくいろんなジャンルを好き嫌いなく聴くことも大切です。

そして音楽に限らず美術や演劇に触れる機会を沢山持ちましょう。先程書いたように映画や演劇と音楽というのはとても近いものがありますから、得るものも多いんです。
そういった点では美術も同じです。


ということで今回は音色に関して書いてみました。
個人練習をしている時からテクニックだけでなく音色にもこだわりを持って演奏するようこころがけて下さいね!

それではまた来週!


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at 09:32, 荻原明(おぎわらあきら), イメージ

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