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トランペット ウォームアップ本 (MyISBN - デザインエッグ社) (JUGEMレビュー »)
荻原 明
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2013.02.12 Tuesday
休憩後にも軽いウォームアップを。
みなさんこんにちは!
今回もこれまでに寄せて頂いたご質問からひとつ記事を書いてみます。
ご質問等はこちらの記事のコメント欄に送信して頂いてもよろしいですし、こちらのメールフォームでも構いませんのでぜひご利用下さい。
今回はJia様より頂いた「少し長い休憩を取った後、休憩前のような状態と(感覚的に)変わってしまう」という件について。
(メールフォームからお寄せ頂いたので本文のコピペなしにしてみます)
《感覚の変化》
みなさんは「吹いている感覚が変わる」という経験をしたことがありますか?
この「感覚が変わる」というのは「感覚が(悪い方に)変わる」と思って下さい。
例えば、午前中から一日楽器を吹く日があったとして、お昼休憩を挟んだ後に再度トランペットを吹こうとした時「あれ?なんか午前中と感覚が違う」という感じ。さっきまであまり奏法のことなど考えていなかったのに、なんか音が出にくくなってると感じることはありますか?
jia様のメール内容にも書いていらっしゃったのですが長い休憩の後にこういった感覚を持つそうです。
実は僕自身もこれはとても感じることが多いんです。上記のようなお昼休憩の後や、本番当日リハーサルをした後、本番までの間に仮眠と取ったり食事をしたり、要するにトランペットを吹かない時間が長い時になります。
《原因は様々》
これはトランペットをはじめとした楽器演奏者ならではのものではないと思います。スポーツでも勉強でも普段の生活の中でも起こることでしょう。寝起きは体の反応が鈍っているとか、昼食後の仕事にとりかかるペースなども同じものだと思われます。
肉体的なもの、精神的なもの、原因は様々。お腹がいっぱいになって若干ボーっとしている、午前中集中していたのが長休憩の時間で解放されてモチベーションを取り戻しきれていない等。そして、とても体力の必要とするトランペットの吹き方をしている方が一番なりやすいと思われます。
なぜなら、アンブシュアや腹筋、肩や肘、首などの上半身の筋力を必要以上に使っている場合、休憩の間にリセットされてしまうからです。
ただ、無駄に力を使って演奏していなくても同じようにリセットされてしまうのはよくあることです。
《レッスンの時のこと》
レッスンの時の話ですが、ある生徒がいかにも今教室に来たという状態で入ってきて、ケースから楽器を出してマウスピースを装着。すぐ曲を吹き始める、なんてことを目にします。
音出し(ウォームアップ)したの?と聞くと「今日はもう(他の場所で)吹いてきて、そこでウォームアップをした」という答えが返ってきました。
違う。それは違う。。。。
確かにレッスンでもこのブログでも「ウォームアップは練習の一日の最初に行う」とは言っていますが、じゃあ午前中にウォームアップをした後一旦楽器をしまい、ご飯を食べてお昼寝して、授業や仕事をして電車で移動して夕方また楽器を出した時「朝ウォームアップしたから」という理屈は自分の体に対して通用しませんよね。
その状態がOKだったら、スポーツ選手が「今朝ストレッチしたから夜の試合は準備なんてしないでも万全だ!」と言っているようなものです。
言いたいことはもうわかってもらえたと思いますが、要するに「ウォームアップはその日の練習のはじめに行うだけでなく、楽器を吹く前にはいつも(徹底的ではないにしても)感覚を取り戻す程度は必ず行うべき」ということです。
今の時期は特にそうです。家でウォームアップして寒い中別の場所まで移動した後、顔や体の筋肉がガチガチの状態で良いパフォーマンスは絶対にのぞめません。ですから、お昼休憩の後でも、リハーサルと本番の間に時間が空いている時も、演奏する前に感覚を取り戻すための軽いウォームアップを行うようにして下さい。
今回この質問をjia様から頂いた時時、本文に「下手になった」という表現をされていたのですが、この状態は下手になったのではなく、奏法面でのパフォーマンスが鈍っている状態というだけですから、心配する必要はないでしょう。ただし、先程書いたように長休憩後にいきなり曲を吹く習慣がついてしまうと「上手くコントロールできない→奏法についていろいろ考えてしまう→コンディション低下→上達しにくい」という流れになる可能性はありますから、気をつけて下さい。
休憩後のウォームアップはどんなことをすべきか、ということについては過去の記事「ウォームアップ」を読んでみて下さい。
ウォームアップメニューはそれぞれの目的に合わせた内容を決めて毎日毎回同じものを行いましょう。
ウォームアップは「準備」です。言い方を変えれば「ずれてしまったピントを合わせる作業」ですから、毎日同じメニューにすることで、今日(今)どれくらいピントがずれているのかを確認することも目的。そして何が原因でピントがずれているのかを様々なメニューの中で見つけていくのです。例えば「呼吸」「アンブシュア」「プレス」「マウスピースの当てる位置」「構え方」「精神面」など、確認項目を分けてひとつひとつ検証していくと「今日はなんだか調子良い(悪い)→でも理由はわからない」ということが少なくなっていくはずです。
ということで、その日最初に行うだけでなくウォームアップ的な音出しはこまめに行うようにして下さい。合奏練習がはじまるギリギリまで遊んでいたり休憩をしているのはパフォーマンス的にはリスクが高いので注意しましょう。
それではまた来週!
今回もこれまでに寄せて頂いたご質問からひとつ記事を書いてみます。
ご質問等はこちらの記事のコメント欄に送信して頂いてもよろしいですし、こちらのメールフォームでも構いませんのでぜひご利用下さい。
今回はJia様より頂いた「少し長い休憩を取った後、休憩前のような状態と(感覚的に)変わってしまう」という件について。
(メールフォームからお寄せ頂いたので本文のコピペなしにしてみます)
《感覚の変化》
みなさんは「吹いている感覚が変わる」という経験をしたことがありますか?
この「感覚が変わる」というのは「感覚が(悪い方に)変わる」と思って下さい。
例えば、午前中から一日楽器を吹く日があったとして、お昼休憩を挟んだ後に再度トランペットを吹こうとした時「あれ?なんか午前中と感覚が違う」という感じ。さっきまであまり奏法のことなど考えていなかったのに、なんか音が出にくくなってると感じることはありますか?
jia様のメール内容にも書いていらっしゃったのですが長い休憩の後にこういった感覚を持つそうです。
実は僕自身もこれはとても感じることが多いんです。上記のようなお昼休憩の後や、本番当日リハーサルをした後、本番までの間に仮眠と取ったり食事をしたり、要するにトランペットを吹かない時間が長い時になります。
《原因は様々》
これはトランペットをはじめとした楽器演奏者ならではのものではないと思います。スポーツでも勉強でも普段の生活の中でも起こることでしょう。寝起きは体の反応が鈍っているとか、昼食後の仕事にとりかかるペースなども同じものだと思われます。
肉体的なもの、精神的なもの、原因は様々。お腹がいっぱいになって若干ボーっとしている、午前中集中していたのが長休憩の時間で解放されてモチベーションを取り戻しきれていない等。そして、とても体力の必要とするトランペットの吹き方をしている方が一番なりやすいと思われます。
なぜなら、アンブシュアや腹筋、肩や肘、首などの上半身の筋力を必要以上に使っている場合、休憩の間にリセットされてしまうからです。
ただ、無駄に力を使って演奏していなくても同じようにリセットされてしまうのはよくあることです。
《レッスンの時のこと》
レッスンの時の話ですが、ある生徒がいかにも今教室に来たという状態で入ってきて、ケースから楽器を出してマウスピースを装着。すぐ曲を吹き始める、なんてことを目にします。
音出し(ウォームアップ)したの?と聞くと「今日はもう(他の場所で)吹いてきて、そこでウォームアップをした」という答えが返ってきました。
違う。それは違う。。。。
確かにレッスンでもこのブログでも「ウォームアップは練習の一日の最初に行う」とは言っていますが、じゃあ午前中にウォームアップをした後一旦楽器をしまい、ご飯を食べてお昼寝して、授業や仕事をして電車で移動して夕方また楽器を出した時「朝ウォームアップしたから」という理屈は自分の体に対して通用しませんよね。
その状態がOKだったら、スポーツ選手が「今朝ストレッチしたから夜の試合は準備なんてしないでも万全だ!」と言っているようなものです。
言いたいことはもうわかってもらえたと思いますが、要するに「ウォームアップはその日の練習のはじめに行うだけでなく、楽器を吹く前にはいつも(徹底的ではないにしても)感覚を取り戻す程度は必ず行うべき」ということです。
今の時期は特にそうです。家でウォームアップして寒い中別の場所まで移動した後、顔や体の筋肉がガチガチの状態で良いパフォーマンスは絶対にのぞめません。ですから、お昼休憩の後でも、リハーサルと本番の間に時間が空いている時も、演奏する前に感覚を取り戻すための軽いウォームアップを行うようにして下さい。
今回この質問をjia様から頂いた時時、本文に「下手になった」という表現をされていたのですが、この状態は下手になったのではなく、奏法面でのパフォーマンスが鈍っている状態というだけですから、心配する必要はないでしょう。ただし、先程書いたように長休憩後にいきなり曲を吹く習慣がついてしまうと「上手くコントロールできない→奏法についていろいろ考えてしまう→コンディション低下→上達しにくい」という流れになる可能性はありますから、気をつけて下さい。
休憩後のウォームアップはどんなことをすべきか、ということについては過去の記事「ウォームアップ」を読んでみて下さい。
ウォームアップメニューはそれぞれの目的に合わせた内容を決めて毎日毎回同じものを行いましょう。
ウォームアップは「準備」です。言い方を変えれば「ずれてしまったピントを合わせる作業」ですから、毎日同じメニューにすることで、今日(今)どれくらいピントがずれているのかを確認することも目的。そして何が原因でピントがずれているのかを様々なメニューの中で見つけていくのです。例えば「呼吸」「アンブシュア」「プレス」「マウスピースの当てる位置」「構え方」「精神面」など、確認項目を分けてひとつひとつ検証していくと「今日はなんだか調子良い(悪い)→でも理由はわからない」ということが少なくなっていくはずです。
ということで、その日最初に行うだけでなくウォームアップ的な音出しはこまめに行うようにして下さい。合奏練習がはじまるギリギリまで遊んでいたり休憩をしているのはパフォーマンス的にはリスクが高いので注意しましょう。
それではまた来週!
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at 12:29, 荻原明(おぎわらあきら), ウォームアップ
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