smtwtfs
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>
profile


noteBana03.jpg



recommend
トランペット ウォームアップ本 (MyISBN - デザインエッグ社)
トランペット ウォームアップ本 (MyISBN - デザインエッグ社) (JUGEMレビュー »)
荻原 明
「ラッパの吹き方」ブログ著者、荻原明 初の教則本!ウォームアップと奏法の基礎を身につけられる一冊です!
recommend
まるごとトランペットの本
まるごとトランペットの本 (JUGEMレビュー »)
荻原 明
「ラッパの吹き方」から生まれた「まるごとトランペットの本」発売中です!
プレスト音楽教室
プレスト音楽教室 当ブログ著者、荻原明が講師をしている音楽教室です。生徒さん随時受付中です!
ラッパの吹き方bot/Twitter
ラッパの吹き方bot 「ラッパの吹き方」ブログから抜粋した1400以上のことばと記事の紹介をしています。練習のお供に、ぜひご活用下さい!
ラッパの吹き方 Facebook
ラッパの吹き方フェイスブック ラッパの吹き方Facebookでは新着記事の紹介のほか、"note"でのハイノート本原稿公開の更新情報、これまでの記事を発掘して紹介をしております。
links
mobile
qrcode
 スマホ版表示に変更

※スマートフォンで閲覧している時のみ作動します
        
サイト内検索はこちら↓
new entries
categories




archives
recent trackback
others
無料ブログ作成サービス JUGEM


音楽的なチューニングをするために大切なこと13(まとめ)

みなさんこんにちは!

 
【”note”のフォローをお願いいたします!】
”note”というサービス内において、「ラッパの吹き方 Ver.2.0」と題し次の教則本「ハイノート本」のプレ公開をいたします。
ぜひ多くの方にご覧いただき、皆様と一緒に教則本を作っていければ、と思っておりますので、ぜひ”note”へのユーザー登録をお願い致します。詳細につきましては”note”にて公開しておりますのでぜひご覧ください。

RappaVer2Bana_waku.jpg


それでは、本文に入ります。
今回は「音楽的なチューニングをするために大切なこと」を12回に分けて書きましたので、まとめていきたいと思います。



《ピッチと音程》
まずピッチというのは「周波数」のことを指します。これは「1秒間に空気を何回振動させているのか」を数値化したもので、単位はHz(ヘルツ)です。

チューナーを使うときに、「440」とか「442」とか数字を聞いたことがあると思いますが、それが周波数です。440Hzを音楽では「A(アー)音」と昔、国際的に決めました。
音楽的なチューニングをするために大切なこと 1(ピッチ))



カラフルドット.jpg



《音程》
対して、音程というのは「2つの音の隔たり(距離)」を指した言葉です。要するに音が2つないと音程とは呼ばないのです。
音程は日本語で「度」という単位を使って表現します。

一例


そして、音にはシャープやフラットが付ので、同じ音でもいくつもの種類がありますね。
それらを差別化するために度数の前に「長(ちょう)」「短(たん)」「増(ぞう)」「減(げん)」「完全」などの漢字を付けて明確にします。

一例


長や短などは度数によって使われ方が違い、以下のようになります。

1度、4度、5度、8度は「…減---完全---増…」
2度、3度、6度、7度は「…減---短---長---増…」

これ以上詳しく知りたい方は、「楽典」という音楽理論の教科書がありますので、そちらをご覧になってください。


また、音程にはそれぞれ個性やカラーがあります。この回の記事では様々な有名な楽曲のポイントとなる音程を動画と譜例で解説していますので、ぜひご覧ください↓
音楽的なチューニングをするために大切なこと 2(音程))



カラフルドット.jpg



《音程とピッチの関係》
メロディは書道のようなもの、と感じています。



書道、文字というのはいくつもの角(かく)が様々な角度や長さ、強さや速さの流れや動き、そしてそれらが連続して作られた「線の集合美」です。

書が美しいと感じるかの判断基準はもちろん人それぞれですが、そこには「バランス」の要素が強く関係しています。

これを音楽に言い換えるならば、それぞれの音程がリズムに合わせて変化した集合体をメロディと呼びますが、チューナーに頼って正しいピッチだけを目指してもそれが「美しい」と感じるものに絶対つながるとは言い切れません。すべてはバランスなのです。

したがって、まずは音楽を楽しむこと!楽器の演奏を楽しむこと!チューナーなんて見ていても面白くありませんよね!
音楽的なチューニングをするために大切なこと 3(音程とピッチの関係))



カラフルドット.jpg



では、チューナーはどのように使うのが良いのでしょうか。


《チューナーは確認をするためのもの》
チューナーはずっと凝視して、すべての音をひとつずつチェックしていくために使うものではありません。
ピッチに直接影響を与える部分を確認し、理解することに使いましょう。

[ピッチ変化の研究をしてみましょう]
例えば、以下をひとつずつ操作したりいろいろな変化をさせてみてください。

・アパチュア(口周辺)
・マウスピースの角度(楽器の構える角度)や支点、当てる位置
・楽器の角度
・舌の形
・舌の位置(上アゴや歯との位置関係)
・姿勢
・吸気量
・お腹(腹圧)
・肩や喉
・楽器の持ち方
・音に対するイメージ
・部屋やその部屋にあるもの
・演奏している曲、部分
・譜面台の位置や角度


また、

体調(睡眠、精神状態、ストレス、食事量、食事内容、疲労など)
ウォームアップ内容、ウォームアップにかけた時間

上記によってどのようにピッチが変化するのかを知る研究は、安定した演奏につながります。これはあくまでも研究であり「変化する場所を理解する」段階です。
音楽的なチューニングをするために大切なこと 4(チューナーの正しい使い方)



カラフルドット.jpg



では、具体的に安定したピッチで演奏するためにはどんなことが必要なのでしょうか。


《アパチュアがポイント》
トランペットから音を発生させるとき、「唇『を』振動させる」と考えてしまいがちですが、正しくは「唇『が』自然に振動する」状態を作り出すことで音を出しているのです。

そのために最も重要なのは「アパチュアが開いている状態で吹き続けること」です。

無意識に口周辺に力を込めすぎてアパチュアがない状態で吹いている方、結構多いです。一度確認してみましょう。
音楽的なチューニングをするために大切なこと 6(音のツボに当てる方法 その2)



カラフルドット.jpg



そして、正しいピッチで美しい音程感のある演奏をするためには、

1.音のツボに当てる技術
2.素晴らしい音楽性=高いソルフェージュ力

を両方とも高めていくことが絶対に必要
なのです。
音楽的なチューニングをするために大切なこと 7(音のツボに当たったときの3つのピッチの特徴)



カラフルドット.jpg



《ピッチから自分の吹き方を知る》
チューナーは正しいピッチを確認するだけでなく、自分の吹きグセを知ることにも使える道具です。



この動画ではF→Bbのリップスラーを2回しています。
1回目はBbに移動した途端にチューナーの針がかなり高いピッチを指しているのがわかります。音色も悪くなりましたね。
2回目はBbに上がってもピッチに変化がありません。音色の変化もありません。


これは具体的に何をしたのかと言うと、1回目は口周辺に力を込めて強引にBbに上げました。
リップスラーができるかできないか、というだけの判断であればこれでも問題ないかもしれませんが、F音に比べるとBbの音色は非常にこもっていて、音楽的には決して良い音ではありません。
一人で吹いていてもこれですから、もし誰かと一緒に吹いていたら、その人たちは良い気分はしませんし、なによりピッチも合いませんからアンサンブルになりません。

このように、「上の音にたどり着ければとりあえず何でもいい!」と上がることだけを目標にしてしまうと、手段を選ばずに強引な方法でコントロールをしてしまいかねません。

そうした変化も、チューナーを見ながら吹いていると、視覚的にピッチ変化がわかり、気づかせてくれるので便利です。
音楽的なチューニングをするために大切なこと8(チューナーの有効活用)



カラフルドット.jpg



《ニセツボ》

b45b7ee40156f54cbb341d0184400970_s.jpg

吹きグセを放置し、演奏中にずっと貫いてしまうと、ニセツボという第二のツボが生まれる恐れがあります。
ニセツボは例えばこんな状態です。

ある楽器で特定の音を吹いたとき、まるで強い引力を持っているかのように吸い込まれていく方向性を感じることがあります。
それに逆らわずに出すと、ピッチがとても高くなり、音色も非常にくぐもった鳴らない音になります。

これがニセツボです。強引な吹き方を何年も続けていると、それがあたかも音のツボのように誘導されていきます。特に高音域にこれを持った楽器が多い印象がありますが、なぜそのような楽器になってしまったのかと言うと、ひとつにこんなことが挙げられるのではないかと思います。

[指導者の問題、部活動の年功序列問題]
学年が変わって突然吹いたことのない高音域が出てくる1stパートを吹かされることになった奏者に対して指導者が高音域を出せないからと、「ちゃんと吹け」とか「当てろ!」とかいう脅迫まがいの言葉や、そんな合奏の空気感を醸し出してしまうと、強いプレッシャーを感じ、手段を選ばずにとにかくその音を当ててしまおうと、力によって無理矢理出し続け、その体の使い方がクセになってしまった結果だと思われます。

指導者はきちんと音域変化の仕組みを理解し、初心者の段階から順序よく練習方法を伝えて実践してもらうように計画性を持たなければならないと思います。
音楽的なチューニングをするために大切なこと9(音のツボが2つある?!)



カラフルドット.jpg



《「揃える」「揃っている」》
ここまでは個人でのピッチ、音程をよくするための情報でしたが、誰かと一緒に音楽をすることの多いトランペットはやはり、相手と調和することが何よりも大切です。

1079e30881dfd7d9d5a8669e0ad4585f_s.jpg

そこで、「揃う」「揃っている」状態を考えたいのですが、音楽とはマスゲーム(集団行動)や機械の部品のように個性を消してしまうのではなく、

「個性を主張している」
「みんなの気持ちは同じ方向」


であることが重要です。合奏をするときにまずこの姿勢を貫いてください。
音楽的なチューニングをするために大切なこと10(揃える、とは 1)

そして、音のツボに当たった奏者同士が音楽を作り上げていくために大切なことは、


演奏している楽曲のハーモニーとその進行を理解すること


です。そのためには


その作品の音階を理解すること


が必要です。そして、


和音の進行を聴くことと同時にベースラインを聴き続けること


が大切です。

そしてこれらをすべて自分の頭や心にインプットするためには「フレーズ」を感じ、生み出すことが最も大切なことと言えます。
音楽的なチューニングをするために大切なこと12(揃える、とは 3)



カラフルドット.jpg



《まとめ》
以上のようなことを書いてまいりました。

結局は「音のツボ」に当てること。そして機械的ではなく常に音楽的な心を持って、美しい音楽を表現し、お客さんに届けるのだ、という気持ちで演奏することが何よりも大切、ということです。

チューナーなどの道具は有効に使えば強力な味方になりますが、一方で使い方を誤ると成長を止めてしまう(もしかすると悪い方向に導いてしまう)ものにもなってしまいます。

演奏する人も指導に関わる人もみなさんでぜひ「ピッチ」や「音程」そして「チューニング」とはどんなものなのかを今一度考えてみてはいかがでしょうか。

それでは、次回からは違うタイトルでお話ししていきます。

また来週!


【”note”版ラッパの吹き方へご登録ください】

RappaVer2Bana_waku.jpg

”note”では「ラッパの吹き方 Ver.2.0」と題しまして、今後出版予定の「トランペット ハイノート本」の原稿を掲載してまいります。詳細は”note”上で解説しております。
ぜひ皆様にご覧いただきたいのですが、ひとつお願いしたいことがございます。それは”note”のユーザー登録です。"note"は登録をされた方にしか使えないサービスが多く、また、ハイノート本の原稿公開は有料記事とさせていただきますため、ぜひ今のうちにユーザー登録をお願い致します。有料記事を読む以外には無料でご利用いただけます。

ラッパの吹き方 Ver.2.0はこちら



[ラッパの吹き方著者 荻原明のレッスンを受けませんか?]

PrestoBana_waku.jpg

荻原が講師をしている音楽教室「プレスト音楽教室」です。現在、音大受験生から初心者の方まで幅広い年齢層のトランペット奏者およそ30名が定期会員として毎月レッスンを受けております。本格的に上達したい方も、趣味としてゆっくり楽しく吹きたい方も、それぞれのご希望に合わせたレッスンメニューをご用意しておりますのでご安心下さい。

奏法に関する分析力と、からだの使い方の知識の豊富さで、トランペットを演奏する上での疑問や悩みに対して的確な解決方法を導くことに定評がある荻原明のトランペットレッスン、まずは無料体験レッスンにお申し込みください!

プレスト音楽教室 トランペットクラスの紹介ページはこちら

オンラインで時間を気にせず楽々お申込み。プレスト音楽教室無料体験レッスン申込みフォームはこちらから



【「ラッパの吹き方」Facebook、Twitter bot 】

 
 ラッパの吹き方bot

 過去の記事を掘り出してまとめたり、ブログ更新情報やお知らせなどをしています!ぜひページフォローをお願い致します!

「ラッパの吹き方」Facebookページはこちら
※Facebookアカウントをお持ちでなくても閲覧は可能です。

また、Twitter「ラッパの吹き方 bot」では現在1,300ほどのツイートストックを1時間間隔で配信しております。本文のキーワードになる部分や記事タイトルをリンクとともに紹介しておりますので、ぜひご登録ください。

[Twitter ラッパの吹き方 bot]


[こちらは著者 荻原明の個人アカウントです]





【トランペット ウォームアップ本好評発売中!】



「ラッパの吹き方」著者、荻原明によるウォームアップ教本、Amazonにて好評発売中!(こちらをクリック!)

「トランペット ウォームアップ本」は単なる楽譜ではなく、なぜウォームアップをする必要があるのか、具体的に何をすべきかを6つのステップに分けてしっかりと解説しています。レベルに合わせた楽譜も掲載しているので、初心者からベテランの方まで無理なく進めることができます。
また、各ステップの間にはコラムやチェックポイントなどの読み物も充実し、多くのイラストとともに舌の正しい使い方や正しい呼吸についても解説。

この「ウォームアップ本」であなたはもっとトランペットが好きになるでしょう!

[初心者の方には基礎練習の教本として!]
マウスピースのセッティングや音の出し方など基礎中の基礎の解説もしっかり書かれているので、トランペットをはじめたばかりの方には、基礎練習の本としてもご利用いただけます。

荻原明 著
B5伴 63ページ
定価 2,000円+税
ISBN 978-4-86543-558-0



【「ラッパの吹き方」から生まれた「まるごとトランペットの本」好評発売中!増刷(第2刷)出来!】



当ブログ「ラッパの吹き方」をベースにした著書「まるごとトランペットの本」が青弓社より発売中です。
『トランペットの歴史や種類、選び方、メンテナンス、吹くときの姿勢といった基礎知識から、プロ奏者の著者ならではのウォームアップや練習方法、イメージの作り方、演奏のトラブルシューティング、楽譜の読み方までを多数の写真や楽譜を交えて大紹介!(表紙カバーより)』

全国各書店、大手楽器店、Amazon等インターネットでもお求め頂けます。

 >>Amazonのページはこちら

荻原 明 著
四六判 208ページ 並製
定価:1600円+税
ISBN978-4-7872-7359-8 C0073



「ラッパの吹き方」ブログに関するご意見ご感想、各種お問い合わせはこちらのメールフォームからお願い致します。

お返事はgmailにていたします。スマートフォン等の携帯端末へ返信をご希望される場合は、PCやgmailからの受信が可能な状態かご確認下さい。万が一返信できない場合はそのままになってしまいますのでご了承下さい。


JUGEMテーマ:吹奏楽




当ブログの写真・記事等の(全部、一部問わず)無断利用、ネット上(TwitterやFacebookなどのSNSを含む)などへの無断転載を禁止します。

at 06:55, 荻原明(おぎわらあきら), ピッチと音程

-, trackbacks(0), pookmark


音楽的なチューニングをするために大切なこと12(揃える、とは 3)

みなさんこんにちは!

【10月1日(日)荻原明トランペット特別レッスン開催】



「ラッパの吹き方」著者の荻原明によるレッスンを開催いたします。音楽教室内で行いますが、どなたでも受講できるレッスンです。
正しい基礎を知りたい、自分の奏法が正しいか確認したい、特定のテクニックの習得方法や練習方法を知りたい、ハイノートが出せる吹き方を知りたい、これから本番をむかえる曲を見て欲しいなど、レッスン内容は自由です。分析力、洞察力に長けた腑に落ちるレッスンを致します。
特別レッスンは不定期開催です。ぜひこの機会にご検討ください!

特別レッスンの詳細、お申し込みはこちらからお願い致します。


【”note”のフォローをお願いいたします!】
”note”というサービス内において、「ラッパの吹き方 Ver.2.0」と題し次の教則本「ハイノート本」のプレ公開を考えております。
ぜひ多くの方にご覧いただき、皆様と一緒に教則本を作っていければ、と思っておりますので、ぜひ”note”へのユーザー登録をお願い致します。詳細につきましては”note”にて公開しておりますのでぜひご覧ください。

RappaVer2Bana_waku.jpg

それでは始めます。

《メロディ担当が多いトランペット》

トランペットは圧倒的にメロディやそれに近い形を担当することが多いです。

その理由のひとつとして、持っている音域が高音域であるから、ということが挙げられます。
ですから、トランペットの持つ音域より下にたくさんの楽器の音がいて、それらは一般的に「伴奏」と呼ばれるパートを担当しています。メロディを担当するトランペットは、伴奏と一緒に作品を作り上げていくことが必然的に多くなります。

では伴奏系のパートと、ピッチや音程を合わせるときに心がけておきたいことはどういったことでしょうか。


《伴奏系のパートとピッチを合わせる》
前回の記事にも書きましたが、「自分以外のパートが何をしているのかを理解している」ことがとても大切です。

sculpture-2275202_640.jpg

トランペットは必然的にパート譜を見て吹いているので、どうしても自分のパートの「吹く箇所」ばかりを意識しがちになってしまいます。しかし、音楽は他のパートを担当している人と一緒に演奏することでひとつの作品が完成するわけですから、自分以外のパートが何をしているのか知らないとか、演奏中耳に入ってこない(入れていない)状態では、曲は完成しません。

そのためには、これは少々乱暴な言い方になりますが、曲作りの初期段階であれば多少自分のパートがおろそかになってでも、他のパートを聴くことを優先してください。それくらい「全員で曲を作り上げているのだ」という意識を強く持ってもらいたいのです。

では、他のパートのどんなところに耳を傾ければいいのか挙げてみます。


1.ハーモニーを理解する
ハーモニーはその作品(場面)のカラーであり、世界観です。演劇やドラマで言えば、舞台セットや背景です。
そのハーモニーはどんどん変化していきます(これを和声の進行と呼びます)。例えるならストーリー展開の根幹です。

和声進行についてはここでは割愛しますが、そういったことを理解できるスキルがなかったとしても構いません。自分なりにどんな響きがこの場面で生まれて、そして展開していくのかを耳で感覚的にインプットしていければそれで良いと思います。


[音階を理解する]
ハーモニーは適当にいくつかの音を鳴らしているわけではありません。音楽には和音の作り方や変化(進行)にある程度約束があります。
その約束は「音階」と深い関わりがあるのです。

それぞれの音階のスタート音を「主音」と呼びます(ハ長調ならハ音=C音)。大抵この音で始まってこの音で終わることが多いのですが、さらに「その音階の主音が主体(根音(こんおん)と呼ぶ)になった和音(=主和音=ハ長調ならばC,E,G音)が曲の最初と最後に鳴ることが多いなど、和音と音階は切っても切れない関係なのです。

ですから、まずはその作品(場面)の音階を理解することから始めましょう。五線の左にある「調号」を参考にして、長調なのか短調なのかを見分け、音階を演奏してみましょう。トランペットだけでなく、ピアノで鳴らしたり、声を出して歌ってみると、頭や心の中にインプットしやすくなり、効果的です。可能であれば最初の主和音だけでも鳴らしてみましょう。

ちなみに、音楽は短い民謡や童謡などのシンプルな作品を除いて、ひとつ調だけを貫いて終わることはほとんどないのですが(調号が変わっていなくても一部転調していることはとてもよくあります)、転調というのは無差別に適当な調に変化しているわけではなく、何からのつながりがあることがほとんどなので、違和感を持つことは少ないと思います。


[ベースラインを聴く]
和音は、複数の音が積み重なったものです。ということは、「一番下で鳴っている音」が必ず存在します。
それがいわゆる「ベース」という存在です(ベース音は根音であるとは限りません)。テューバやバリトンサックス、バスクラリネットなどが多く担当しています。

和音が変化していけば、当然ベース音も変化します。そのベースの音の流れを「ベースライン」と呼びます。メロディに比べるとかなりシンプルなものではありますが、その作品を印象付ける力は非常に強く、大切な存在です。

メロディを演奏している人はハーモニーはもちろんですが、このベースラインを耳に捉えて演奏すると、作品のまとまりが出てきます。したがって、例えばテューバと一緒にデュエットすると、流れが非常に掴みやすくなるわけです。



2.テンポ感、リズム感
ハーモニーの変化は、リズムによって変化していきます。リズムはテンポによっていつ変化するかが決まります。

ですから、ハーモニーがいつ変化するのかを理解するためには、テンポやリズムを具体的に知っておく必要があります。だからと言って、これも再三言っていますが、正確なテンポを求めてメトロノームをカチカチ鳴らしてそれに自分の演奏を合わせていく、というのは完全に受け身的捉え方ですから、絶対に途中で破綻します。音楽で受け身というのはどんな場面でも絶対に良い方向にいきません。

テンポというのは自分の体の中から湧き上がってくるもので、その基準テンポを確認するためにメトロノームという道具があるのです。ですから、鳴らして確認したらすぐ止めるのが有効な使い方です。

自分がこれから演奏するテンポは自分から生み出していくものであり、そういった人たちが集団で音楽を作りにいくから「そのメンバーのその時のテンポ」が生まれるのです。音楽のテンポは絶対的なものではなく、毎回違うものが生まれているし、それが音楽としては正しく、素晴らしいということを知っておきましょう。音楽は生きていて、常に成長しているのです。

そのテンポ、リズムによって生まれ、変化していくハーモニーやベースラインを耳で聴きながら、自分はメロディとして参加する、という意識を強く持ってください。


3.フレーズ感を持って演奏する
音楽はテンポ、リズムよってメロディや伴奏が形作られていますが、それらはもっと大きな「フレーズ」という流れの中に全て含まれています。

フレーズは川の流れのようにとめどなく流れ続けていて、お客さんは無意識にこのフレーズを受け取って聴いています。正確なテンポやピッチをひとつひとつチェックして聴いているわけではありません。自分が音楽を楽しんで聴いているときを思い出せばわかりますよね。大好きな音楽を聴くときにチューナーとメトロノームを前にして検査でもするように聴くことなど絶対にないはずです。そんなことよりもメロディの美しさや雰囲気(世界観)、歌詞の共感度とか、そういうのを聴いているはずです。

最初から川が流れていれば、身をまかせて乗ってしまえばいいのですが、そうもいきません。フレーズという川の流れは演奏者が生み出す必要があるのです。

ぜひ強くてずっと終わることのない長いフレーズを生み出す演奏を心がけてください。

不思議なことに、今まで難しかった速いパッセージや、音が掴みにくかったメロディを演奏するとき、フレーズ重視で演奏すると、すんなり演奏できることも多々あります。音程やピッチに縛られていては絶対に解決しないことが、たくさんあるのです。


《伴奏系になったとき》
メロディを担当することの多いトランペットですが、ハーモニーの一部になったり伴奏系を担当することも、もちろんあります。
そのときは、上記のことを参考にしてください。伴奏はメロディの邪魔にならないように裏に回ってコソコソしている存在では決してありませんから、どのような立ち位置でどんな主張をしていくべきなのか、しっかり考えを決めた上で堂々と演奏するように心がけてください。

結局どんなパートを担当しても、作品を作り上げる存在には変わりませんから、しっかりと強い意思を持ってくださいね。


ということで今回のことを参考にしていくと、自分以外の人の音を聴く姿勢になれると思いますので、結果的にピッチや音程が合わせやすくなります。みんなでひとつの作品を作っていく意識になれば自然とみんなが同じ方向を向き、寄り添っていくはずですから、ピッチも音程も合う、ということです。

上手な合奏とは、ひとりひとりが正確なテンポ、正しいピッチで演奏しただけの集合体ではありません。

大切なことは、今回の記事に書いたこと奏者全員が持っていることです。自主的に、強く主張できる奏者たちがお互いを尊重して聴き合う。これがアンサンブルをする上での最も大切な要素なのです。

ということで今週はここまでです。
また来週!


【”note”版ラッパの吹き方へご登録ください】

note_logo_catch.jpg

先日「note」というサービスに登録しました。”note”では「ラッパの吹き方 Ver.2.0」と題しまして、今後出版予定の「トランペット ハイノート本」の原稿を掲載していく予定です。なぜそのようなことをするのか、今後どのように展開していくかは、”note”上で順次お伝えしております。今皆様にお願いしたいのは、”note”のユーザー登録です。登録をされた方にしかできないサービスが多いため、ぜひ今のうちにお願いしていただきたいと思っております。お手数ですがよろしければぜひフォローをお願いします!(ラッパの吹き方 Ver.2.0はこちら)



[ラッパの吹き方著者 荻原明のレッスンを受けませんか?]

PrestoBana_waku.jpg

荻原が講師をしている音楽教室「プレスト音楽教室」です。現在、音大受験生から初心者の方まで幅広い年齢層のトランペット奏者およそ30名が定期会員として毎月レッスンを受けております。本格的に上達したい方も、趣味としてゆっくり楽しく吹きたい方も、それぞれのご希望に合わせたレッスンメニューをご用意しておりますのでお気軽にお越しください。

奏法に関する分析力と、からだの使い方の知識の豊富さで、トランペットを演奏する上での疑問や悩みに対して的確な解決方法を導くことに定評がある荻原明のトランペットレッスン、まずは無料体験レッスンにお申し込みください!

プレスト音楽教室 トランペットクラスの紹介ページはこちら

オンラインで時間を気にせず楽々お申込み。プレスト音楽教室無料体験レッスン申込みフォームはこちらから



【「ラッパの吹き方」Facebook、Twitter bot 】

 
 ラッパの吹き方bot

 過去の記事を掘り出してまとめたり、ブログ更新情報やお知らせなどをしています!ぜひページフォローをお願い致します!

「ラッパの吹き方」Facebookページはこちら
※Facebookアカウントをお持ちでなくても閲覧は可能です。

また、Twitter「ラッパの吹き方 bot」では現在1,300ほどのツイートストックを1時間間隔で配信しております。本文のキーワードになる部分や記事タイトルをリンクとともに紹介しておりますので、ぜひご登録ください。

[Twitter ラッパの吹き方 bot]


[こちらは著者 荻原明の個人アカウントです]





【トランペット ウォームアップ本好評発売中!】



「ラッパの吹き方」著者、荻原明によるウォームアップ教本、Amazonにて好評発売中!(こちらをクリック!)

「トランペット ウォームアップ本」は単なる楽譜ではなく、なぜウォームアップをする必要があるのか、具体的に何をすべきかを6つのステップに分けてしっかりと解説しています。レベルに合わせた楽譜も掲載しているので、初心者からベテランの方まで無理なく進めることができます。
また、各ステップの間にはコラムやチェックポイントなどの読み物も充実し、多くのイラストとともに舌の正しい使い方や正しい呼吸についても解説。

この「ウォームアップ本」であなたはもっとトランペットが好きになるでしょう!

[初心者の方には基礎練習の教本として!]
マウスピースのセッティングや音の出し方など基礎中の基礎の解説もしっかり書かれているので、トランペットをはじめたばかりの方には、基礎練習の本としてもご利用いただけます。

荻原明 著
B5伴 63ページ
定価 2,000円+税
ISBN 978-4-86543-558-0



【「ラッパの吹き方」から生まれた「まるごとトランペットの本」好評発売中!増刷(第2刷)出来!】



当ブログ「ラッパの吹き方」をベースにした著書「まるごとトランペットの本」が青弓社より発売中です。
『トランペットの歴史や種類、選び方、メンテナンス、吹くときの姿勢といった基礎知識から、プロ奏者の著者ならではのウォームアップや練習方法、イメージの作り方、演奏のトラブルシューティング、楽譜の読み方までを多数の写真や楽譜を交えて大紹介!(表紙カバーより)』

全国各書店、大手楽器店、Amazon等インターネットでもお求め頂けます。

 >>Amazonのページはこちら

荻原 明 著
四六判 208ページ 並製
定価:1600円+税
ISBN978-4-7872-7359-8 C0073



「ラッパの吹き方」ブログに関するご意見ご感想、各種お問い合わせはこちらのメールフォームからお願い致します。

お返事はgmailにていたします。スマートフォン等の携帯端末へ返信をご希望される場合は、PCやgmailからの受信が可能な状態かご確認下さい。万が一返信できない場合はそのままになってしまいますのでご了承下さい。


JUGEMテーマ:吹奏楽




当ブログの写真・記事等の(全部、一部問わず)無断利用、ネット上(TwitterやFacebookなどのSNSを含む)などへの無断転載を禁止します。

at 07:08, 荻原明(おぎわらあきら), ピッチと音程

-, trackbacks(0), pookmark


音楽的なチューニングをするために大切なこと11(揃える、とは 2)



みなさんこんにちは!

”note”というサービス内において、「ラッパの吹き方 Ver.2.0」と題し次の教則本「ハイノート本」のプレ公開を考えております。
ぜひ多くの方にご覧いただき、皆様と一緒に教則本を作っていければ、と思っておりますので、ぜひ”note”へのユーザー登録をお願い致します。詳細につきましては”note”にて公開しておりますのでぜひご覧ください。

RappaVer2Bana_waku.jpg

では、始めます。

《二人以上で音を合わせる》

c83d12d7627213451885b6a1ee8053c1_s.jpg

チューナーでピッチを調整した二人が一緒に吹いたらピッチが合わなかった。

こんな経験みなさんあると思います。
なぜこのようなことが起こるのか、考えてみましょう。


《チューニングBbは合っていたけれど、他の音が全然合わないときに考えられること》

1.ソルフェージュの問題。
美しい音程感を持っていない可能性が考えられます。
チューナーでどんなにピッチを合わせたとしても、「歌」を持っていなければ絶対に合いません。

実際に声で音程を取れることもそうですが、頭の中でこれから演奏する素晴らしい完成系を強く想い描いているかがポイントです。
そして、この美しい歌は、それぞれの音がチューナーの示す±0の連続から生まれてくるとは限りません。

二人以上で合わせる場合はさらに、他の人が演奏するパートを知っておくこと、できればそれも歌えることが理想です。そして、二人以上で合わせた素晴らしい完成系を想い描き、それを実現するために頭と心をフル稼働することが非常に大切になります。

「素晴らしい完成系」というのは、自分が演奏できる限界などというちっぽけなことではなく、超一流のプレイヤーが演奏しているクオリティのレベルです。これから自分が超一流のプレイヤーになって演奏するのです。

ですから、チューナーがどうとか言ってる場合じゃないんです。我々は正しい周波数を聴いてくれる方々の耳に届けるのではなく「美しい音楽」を聴く人の心に届けることが使命なのです。


また、ここで言うソルフェージュとは「音楽の詳細な全体イメージ」と捉えてください。音程感だけにとどまらず、音の輪郭(タンギング)、音圧(音量)、音のベクトル(印象として受ける音のスピード感、圧迫感、疾走感)など、どんな雰囲気で音楽が完成しているのかを豊かにイメージする、ということです。


2.音のツボに当たっていない可能性
これはもうずっと言い続けていることですが、音のツボに当たっていなければ、その楽器の持つ正しいピッチは当然のこと、聴く人へ説得力のある「鳴る音」を届けることができずに、他の奏者とバラつきが生まれてしまうのです。

言い換えれば、音のツボに当たっていれば、自分が頑張らなくても楽器そのものが鳴ってくれるので、楽に吹いてもきちんと客席へと音を届けることができます。
そもそもトランペットは大きな音が出るように設計された楽器です。自分が頑張ったぶん、トランペットがそれを反映してくれるのではなく、自分はとても楽に吹いているのに、楽器が鳴る音を出してくれる、という関係でいられるはずなのです。


これら2つの点をクリアした奏者同士で、イメージの方向性が合っていれば、自然と揃って聴こえてくるはずです。


《音程感と音域コントロールを身につける練習》

[声に出して身につける]
美しい音程感を身につけるには、やはり「歌」で身につけることが必要だと思います。

まずは「コール・ユーブンゲン」という教本がおすすめ。
これは歌って練習する本なのですが、前半は基礎的な練習が多く、中でも2度音程から3度、4度とそれぞれの音程をしっかりと身につける短い曲が出てきますので、そこを重点的に練習するだけでも良いかもしれません。

「コンコーネ」という歌の教本も良い練習になると思います。こちらはピアノ伴奏が必要になりますが、とてもシンプルなメロディを「音楽的」に歌うことを要求されますので、「美しい音楽的音程感」を身につけるためには重宝すると思います。

歌えるようになってきたら、これらをトランペットで吹けるように練習するのもいいかもしれませんね。

ただし、これらの教則本はレッスンなど確認や指摘をしてくれる人がいるところで使うほうが効果的です。ひとりだけで黙々と練習しても効果を発揮するのは少々難しいかもしれませんのでご了承ください。


また、自分の好きな歌をきちんと声に出して丁寧に歌う、という練習も良いと思います。
カラオケで丁寧にじっくり歌ってみる、なんてのはいかがでしょう。
できれば、その歌の楽譜を見て歌う練習ができたらとても良いです。


[インターバル練習]
歌の練習と並行してトランペットの練習メニューのひとつに「インターバル練習」があります。

有名な「アーバン金管教本」にも掲載されていますが、広い音程感を力技ではなく柔軟なコントロールで美しく演奏することを目的として練習します。
インターバル練習について触れている過去の記事がありますので、ぜひ参考にしてください。

教本の応用練習
広い音域をカバーする吹き方 2


《合奏前の長時間に及ぶチューニングは今すぐやめましょう》
これまで解説してきたようにトランペットのチューニングはピアノの調律とは全く異なり、本来は「基準となる音の高さを確認する時間」でしかありません。ですから、いくらその場でハーモニーディレクターだかなんだかの電子音を鳴らしたり、チューナーの示す針が±0になったとしても、それが正しいピッチで演奏できる保証にはなりません。

結局、トランペットが「美しいピッチ感、音程感」で演奏し続けるには、美しい音楽を心に強く持ち続けることが何よりも大切なのです


吹奏楽部でよく見られる、合奏前の長時間に及ぶチューニング。
ひとりずつBbの音を機械の爆音とチューナーの数値で周波数を合わせていく作業は本当に意味のないどころか音楽的にはマイナスになる行為ですから、今すぐやめましょう


そんなことに時間を費やすのであれば、みんなで美しい声で美しい音階やハーモニーを歌い、楽器が一番鳴る吹き方をそれぞれ研究し練習するほうが何万倍も意味があります。音楽的に成長をすることを常に意識してください


それでは次回は役割の違うパートとピッチや音程を揃えるために大切なことを書いていきます。
また来週!


【”note”版ラッパの吹き方へご登録ください】

note_logo_catch.jpg

先日「note」というサービスに登録しました。”note”では「ラッパの吹き方 Ver.2.0」と題しまして、今後出版予定の「トランペット ハイノート本」の原稿を掲載していく予定です。なぜそのようなことをするのか、今後どのように展開していくかは、”note”上で順次お伝えしております。今皆様にお願いしたいのは、”note”のユーザー登録です。登録をされた方にしかできないサービスが多いため、ぜひ今のうちにお願いしていただきたいと思っております。お手数ですがよろしければぜひフォローをお願いします!(ラッパの吹き方 Ver.2.0はこちら)



[ラッパの吹き方著者 荻原明のレッスンを受けませんか?]

PrestoBana_waku.jpg

荻原が講師をしている音楽教室「プレスト音楽教室」です。現在、音大受験生から初心者の方まで幅広い年齢層のトランペット奏者およそ30名が定期会員として毎月レッスンを受けております。本格的に上達したい方も、趣味としてゆっくり楽しく吹きたい方も、それぞれのご希望に合わせたレッスンメニューをご用意しておりますのでご安心下さい。

奏法に関する分析力と、からだの使い方の知識の豊富さで、トランペットを演奏する上での疑問や悩みに対して的確な解決方法を導くことに定評がある荻原明のトランペットレッスン、まずは無料体験レッスンにお申し込みください!

プレスト音楽教室 トランペットクラスの紹介ページはこちら

オンラインで時間を気にせず楽々お申込み。プレスト音楽教室無料体験レッスン申込みフォームはこちらから



【「ラッパの吹き方」Facebook、Twitter bot 】

 
 ラッパの吹き方bot

 過去の記事を掘り出してまとめたり、ブログ更新情報やお知らせなどをしています!ぜひページフォローをお願い致します!

「ラッパの吹き方」Facebookページはこちら
※Facebookアカウントをお持ちでなくても閲覧は可能です。

また、Twitter「ラッパの吹き方 bot」では現在1,300ほどのツイートストックを1時間間隔で配信しております。本文のキーワードになる部分や記事タイトルをリンクとともに紹介しておりますので、ぜひご登録ください。

[Twitter ラッパの吹き方 bot]


[こちらは著者 荻原明の個人アカウントです]





【トランペット ウォームアップ本好評発売中!】



「ラッパの吹き方」著者、荻原明によるウォームアップ教本、Amazonにて好評発売中!(こちらをクリック!)

「トランペット ウォームアップ本」は単なる楽譜ではなく、なぜウォームアップをする必要があるのか、具体的に何をすべきかを6つのステップに分けてしっかりと解説しています。レベルに合わせた楽譜も掲載しているので、初心者からベテランの方まで無理なく進めることができます。
また、各ステップの間にはコラムやチェックポイントなどの読み物も充実し、多くのイラストとともに舌の正しい使い方や正しい呼吸についても解説。

この「ウォームアップ本」であなたはもっとトランペットが好きになるでしょう!

[初心者の方には基礎練習の教本として!]
マウスピースのセッティングや音の出し方など基礎中の基礎の解説もしっかり書かれているので、トランペットをはじめたばかりの方には、基礎練習の本としてもご利用いただけます。

荻原明 著
B5伴 63ページ
定価 2,000円+税
ISBN 978-4-86543-558-0



【「ラッパの吹き方」から生まれた「まるごとトランペットの本」好評発売中!増刷(第2刷)出来!】



当ブログ「ラッパの吹き方」をベースにした著書「まるごとトランペットの本」が青弓社より発売中です。
『トランペットの歴史や種類、選び方、メンテナンス、吹くときの姿勢といった基礎知識から、プロ奏者の著者ならではのウォームアップや練習方法、イメージの作り方、演奏のトラブルシューティング、楽譜の読み方までを多数の写真や楽譜を交えて大紹介!(表紙カバーより)』

全国各書店、大手楽器店、Amazon等インターネットでもお求め頂けます。

 >>Amazonのページはこちら

荻原 明 著
四六判 208ページ 並製
定価:1600円+税
ISBN978-4-7872-7359-8 C0073



「ラッパの吹き方」ブログに関するご意見ご感想、各種お問い合わせはこちらのメールフォームからお願い致します。

お返事はgmailにていたします。スマートフォン等の携帯端末へ返信をご希望される場合は、PCやgmailからの受信が可能な状態かご確認下さい。万が一返信できない場合はそのままになってしまいますのでご了承下さい。


JUGEMテーマ:吹奏楽




当ブログの写真・記事等の(全部、一部問わず)無断利用、ネット上(TwitterやFacebookなどのSNSを含む)などへの無断転載を禁止します。

at 05:40, 荻原明(おぎわらあきら), ピッチと音程

-, trackbacks(0), pookmark


音楽的なチューニングをするために大切なこと10(揃える、とは 1)

みなさんこんにちは!

”note”というサービス内において、「ラッパの吹き方 Ver.2.0」と題し次の教則本「ハイノート本」のプレ公開を考えております。
ぜひ多くの方にご覧いただき、皆様と一緒に教則本を作っていければ、と思っておりますので、ぜひ”note”へのユーザー登録をお願い致します。詳細につきましては”note”にて公開しておりますのでぜひご覧ください。

RappaVer2Bana_waku.jpg


それでは、本文に入ります。


《「揃える」「揃っている」》

みなさんは「揃える」「揃っている」という言葉から、どんなイメージや印象を持ちますか?

こういったイメージでしょうか。



他には。。。



最初の動画はエナジードリンクのCMです。本当の人間がやっているのかと思っていたのですが、CGなんですね。
そして次の動画はサッカーの試合で観客のひとりひとりが色のついたボードのようなものを掲げて、ひとつの大きな字を作り出しています。

こういったものは「マスゲーム(集団運動)」と呼ばれますが、きっと体育祭で同じようなもの、やったことありますよね。


確かに、こういった集団でひとつの大きなものを作り上げる行為は「揃っている」と言えますね。


《スカパラ》

では、音楽に話題を戻しましょう。

吹奏楽やオーケストラなど、複数人で作品を作り上げる場合の「揃える」「揃っている」は、上記の動画のようなものを作り上げる意識で演奏すべきだと思いますか?

では、こちらの動画をご覧ください。



東京スカパラダイスオーケストラ。スカパラです。かっこいい!

スカパラの特徴は同じ楽器がひとつもないことです。そして、ステージを縦横無尽に動き回り、それぞれの奏者の個性がとても光っているのが魅力のひとつでしょう。

彼らは衣装さえ同じではありますが、パフォーマンスを見る限り、同じ動きをしているわけでもないし、言ってしまえば「バラバラ」です。

しかし、そのバラバラ状態がかえってひとつのおおきな「個性」となり、スカパラにしかできない「統一感」を生み出しています。


要するにこういうことです。

「個性を主張している」
「みんなの気持ちは同じ方向」



《音楽は個性で成立する》
それでは、再度確認しますが、音楽においての「揃える」ための考え方で、よりふさわしいのは、マスゲームとスカパラ、どちらでしょうか。


後者ですね。


マスゲームにおいては「個」の主張は必要ありません。大勢でひとつのものを生み出すためのそれぞれ個人は、単なるコマ(部品)にすぎず、むしろ個性を主張することは、マスゲームのクオリティを下げてしまいます。

しかし、吹奏楽やオーケストラでは、それぞれの奏者は、担当している楽器もパートもすべて違い、作品や場面によって主役が変わったり、担当が変わったりと全員が「個性」を発揮することでそのつど成立しているわけです。
それなのに、個性を消してひとつの作品を作るなどというマスゲーム的思考で演奏をすると、途中で必ず行き詰まってしまうのです。


《学校における吹奏楽の違和感》
日本の教育は未だに個性を尊重していないように感じます。それよりも決まり(規律)を守り、全員が先生の授業を静かに聞いて、質問されたことに模範解答を求められ、それ以外は評価されない。そんな状態が今の時代でもまだまだ続いています。

1079e30881dfd7d9d5a8669e0ad4585f_s.jpg

もちろん、場面によっては全員が理路整然と行動することが素晴らしい結果を生み出すことも多々ありますから、全てを否定するわけではありません。しかし、規則や規律で成り立っている学校という空間で、その切り替えをするのはとても難しく、どうしても演奏者は学校にいる間は奏者=生徒であり、「教わる人」という立ち位置になってしまいます。

一方、学校で音楽を教える人、指揮者や指導者は=先生であり「教える人」という力を強く持っています。

確かに音楽は指揮者によるイメージの統一が必要な場面が多々ありますが、問題なのは奏者=生徒=『受け身』になってしまうことなのです。


先生が何か教えてくれる。
先生に認められる演奏をする。
先生に怒られないようにする。


そういった思考が個性を消し、何か言われるまで自分からは一切動かない状態になってしまうのです。

これでは、本当の意味で音楽を作り上げることはできません。


日本の学校吹奏楽の演奏、中でも完成度の高い演奏(=コンクール評価の高い演奏)をするところほど何だか異質なものに感じませんか?
とても上手なのだけれど、プロの演奏とも違うし、でも悪いわけではない、しかし他の音楽とは違うフィールドにいるような、不思議な感覚になります。

それはきっと、「マスゲーム的演奏」だからだと僕は思っています。

ひとりの力を持った指導者がすべての奏者を統率させ高い完成度の音楽を生み出す。
本来ならば音楽としては矛盾した環境なので、絶対に限界を感じてしまう奏者が出てきてしまうので、この状況で完成度の高い音楽を生み出すことはありえないのですが、学校教育の中ではそれを押さえつけてしまう不思議な力が働き、全員が指導者のコマになって、非常にクオリティの高い演奏をしているのでしょう。

吹奏楽部で楽器を始めた人が、卒業してから一切楽器に触れなくなってしまう人が多いのも、こういった環境から無意識に嫌悪感を持ってしまう人が中にはいるからだと僕は思います。こんなに不自由で神経質なものなのか!と疲れ切ってしまうのです。

もちろん、すべての学校、すべての部員(奏者)がそうではありません。しかし、確かにそういった方向性で音楽を作り上げているところは数多く存在しています。


どんなにクオリティが高くともそれがマスゲーム的な演奏なのであれば、だったらちょっとくらいアンサンブルが乱れていても個性を発揮し、その中で仲間を信頼し、尊重し、作品に対して真摯に向き合うスカパラ的演奏のほうがずっとずっと魅力的だと僕は感じます。でもそれではコンクールで金賞はもらえないでしょうけれどね。皆さんはどう思われますか?

ということで今回は「揃う」「揃える」について書きました。

また来週!


【”note”版ラッパの吹き方へご登録ください】

note_logo_catch.jpg

先日「note」というサービスに登録しました。”note”では「ラッパの吹き方 Ver.2.0」と題しまして、今後出版予定の「トランペット ハイノート本」の原稿を掲載していく予定です。なぜそのようなことをするのか、今後どのように展開していくかは、”note”上で順次お伝えしております。今皆様にお願いしたいのは、”note”のユーザー登録です。登録をされた方にしかできないサービスが多いため、ぜひ今のうちにお願いしていただきたいと思っております。お手数ですがよろしければぜひフォローをお願いします!(ラッパの吹き方 Ver.2.0はこちら)



[ラッパの吹き方著者 荻原明のレッスンを受けませんか?]

PrestoBana_waku.jpg

荻原が講師をしている音楽教室「プレスト音楽教室」です。現在、音大受験生から初心者の方まで幅広い年齢層のトランペット奏者およそ30名が定期会員として毎月レッスンを受けております。本格的に上達したい方も、趣味としてゆっくり楽しく吹きたい方も、それぞれのご希望に合わせたレッスンメニューをご用意しておりますのでご安心下さい。

奏法に関する分析力と、からだの使い方の知識の豊富さで、トランペットを演奏する上での疑問や悩みに対して的確な解決方法を導くことに定評がある荻原明のトランペットレッスン、まずは無料体験レッスンにお申し込みください!

プレスト音楽教室 トランペットクラスの紹介ページはこちら

オンラインで時間を気にせず楽々お申込み。プレスト音楽教室無料体験レッスン申込みフォームはこちらから



【「ラッパの吹き方」Facebook、Twitter bot 】

 
 ラッパの吹き方bot

 過去の記事を掘り出してまとめたり、ブログ更新情報やお知らせなどをしています!ぜひページフォローをお願い致します!

「ラッパの吹き方」Facebookページはこちら
※Facebookアカウントをお持ちでなくても閲覧は可能です。

また、Twitter「ラッパの吹き方 bot」では現在1,300ほどのツイートストックを1時間間隔で配信しております。本文のキーワードになる部分や記事タイトルをリンクとともに紹介しておりますので、ぜひご登録ください。

[Twitter ラッパの吹き方 bot]


[こちらは著者 荻原明の個人アカウントです]





【トランペット ウォームアップ本好評発売中!】



「ラッパの吹き方」著者、荻原明によるウォームアップ教本、Amazonにて好評発売中!(こちらをクリック!)

「トランペット ウォームアップ本」は単なる楽譜ではなく、なぜウォームアップをする必要があるのか、具体的に何をすべきかを6つのステップに分けてしっかりと解説しています。レベルに合わせた楽譜も掲載しているので、初心者からベテランの方まで無理なく進めることができます。
また、各ステップの間にはコラムやチェックポイントなどの読み物も充実し、多くのイラストとともに舌の正しい使い方や正しい呼吸についても解説。

この「ウォームアップ本」であなたはもっとトランペットが好きになるでしょう!

[初心者の方には基礎練習の教本として!]
マウスピースのセッティングや音の出し方など基礎中の基礎の解説もしっかり書かれているので、トランペットをはじめたばかりの方には、基礎練習の本としてもご利用いただけます。

荻原明 著
B5伴 63ページ
定価 2,000円+税
ISBN 978-4-86543-558-0



【「ラッパの吹き方」から生まれた「まるごとトランペットの本」好評発売中!増刷(第2刷)出来!】



当ブログ「ラッパの吹き方」をベースにした著書「まるごとトランペットの本」が青弓社より発売中です。
『トランペットの歴史や種類、選び方、メンテナンス、吹くときの姿勢といった基礎知識から、プロ奏者の著者ならではのウォームアップや練習方法、イメージの作り方、演奏のトラブルシューティング、楽譜の読み方までを多数の写真や楽譜を交えて大紹介!(表紙カバーより)』

全国各書店、大手楽器店、Amazon等インターネットでもお求め頂けます。

 >>Amazonのページはこちら

荻原 明 著
四六判 208ページ 並製
定価:1600円+税
ISBN978-4-7872-7359-8 C0073



「ラッパの吹き方」ブログに関するご意見ご感想、各種お問い合わせはこちらのメールフォームからお願い致します。

お返事はgmailにていたします。スマートフォン等の携帯端末へ返信をご希望される場合は、PCやgmailからの受信が可能な状態かご確認下さい。万が一返信できない場合はそのままになってしまいますのでご了承下さい。


JUGEMテーマ:吹奏楽




当ブログの写真・記事等の(全部、一部問わず)無断利用、ネット上(TwitterやFacebookなどのSNSを含む)などへの無断転載を禁止します。

JUGEMテーマ:吹奏楽

at 06:03, 荻原明(おぎわらあきら), ピッチと音程

-, trackbacks(0), pookmark


音楽的なチューニングをするために大切なこと9(音のツボが2つある?!)

みなさんこんにちは!

先日登録した”note”というサービス、「ラッパの吹き方 Ver.2.0」と題しまして、この場所で何をするかを順次お伝えしておりますが、ご好評いただいております「ウォームアップ本」の次の教則本として「ハイノート本」の出版を考えております。そこで、まずは”note”上で原稿の原稿を掲載し、すべての掲載が終わった段階で出版へ取りかかる、という流れを現在考えております。
そのためにはまず皆様に周知していただくことが必要です。また、”note”の「ラッパの吹き方 Ver.2.0」をフォローするなどの機能は登録をしていただくことで可能になります。大変お手数ですが、今の段階でのご登録をどうぞお願いいたします。

RappaVer2Bana_waku.jpg

それでは、本文に入ります。

b45b7ee40156f54cbb341d0184400970_s.jpg

前回の記事で話題にしました「吹きグセ」は、初期段階で気づき、修正していけば大したことにはなりませんが、実はこれ、放置していると「新たな第2の音のツボ(ニセツボ)」になってしまうかもしれません。今回はそんなお話です。

《新たな第2の音のツボ(ニセツボ)》

なんだかまるで虫歯みたいな話ですが、実際にたくさん経験しています。

その話をする前に、先日掲載しました記事「音楽的なチューニングをするために大切なこと5(音のツボに当てる方法 その1)」からの引用をまずはご覧ください

================================
楽器は「すでに用意されている状態を理解し、自分の求めている方向性と一致するか」という判断で選んでいく必要があります。

しかし、それらを無視し、「これじゃない」と家電を破壊し、壁紙を破き、最悪の場合は「この廊下が通りにくい」と壁に穴を開けて新たな動線を作り出すような吹き方をしてしまう人が少なくありません。そういった人は楽器の試奏ですぐにこういった言葉を発します。

「吹きにくい」
「これはダメな楽器だ」

と。
違うのです、本当にダメな楽器など実際にはほとんどありません。吹きにくいのも印象が悪いのも「用意された家電や壁紙が自分のイメージと合っていない」もしくは「部屋の形や廊下のサイズを理解せずに自分の勝手なわがままで暴れている」だけなのです。

ツボに当たった音を出す、ということはそれぞれの楽器の特性、テーマを理解することです。
================================


引用の中に出てくる「廊下が通りにくいと壁に穴を開けて新たな動線を作る」というこれが、「新たな第2の音のツボ」です。


《第2の音のツボ(ニセツボ)の特徴》

レッスンをしていて、特定の音、特定の音域だけが異常にピッチが合わない(ほとんどの場合とてもピッチが高い)と感じたとき、その楽器を借りて吹かせてもらうことがあります。

そのときに「第2の音のツボ(ニセツボ)」に出会うことが多いです。

ピッチが不安定だと思った音を出そうとすると、まるで強い引力を持っているかのように吸い込まれていく方向性を感じます。
それに逆らわずに出すと、生徒さんと同じようにピッチがとても高くなり、そしてそのとき、音色も似ています。

抜けが悪い、音が詰まって響かない感じです。しかし、そこに吸い寄せられるかのような誘惑があります。

これがこの楽器の持つツボなのでしょうか。


そして、そうした音には必ずもうひとつのツボがあります。

しかしそのツボは先ほどの吸い寄せられる音の陰に隠れていて、若干見つけにくいのです。

コントロールを変化して冷静に吹くとそのもうひとつのツボに当てられます。
その時、ピッチはとても安定し、音色も済んでいて、他の音域と同じ鳴り方をしてくれます。


言うまでもなく、前者が第2のツボ、ニセモノのツボなのです。

ではなぜニセツボが生まれてしまったのでしょうか。


《ニセツボを持った楽器とその奏者の特徴》

※これからお話するのはあくまでも経験則です。ご了承ください。

まず楽器ですが、往々にして高音域にニセツボがあることが多く、特に五線を超えたBb管でいう実音F(ソ)やその上のG(ラ)音に目立ちます。
このあたりはある程度楽器を経験してきた人がまず出会う関門で、曲でも頻繁に出てくるのに鳴らしにくくて、苦手意識を持ってしまいがちな音域ではないでしょうか。

そしてそうした奏者の特徴として(しつこいですが経験則です)、小中高生でトランペットを始め、初心者だったころは中低音域(おおよそ五線内以下)だけしか出てこないようなパートを任せられ続けていたのに、先輩が引退した途端に1stなど、高音域が出てくる目立つパートを吹くようになった人がとても多いように感じています。

ようするに、これまでの記事と合わせて考えると、「とにかく出ればいい」「とにかく出さなければならない」という発想や周りの圧力によって、正しい方法で出さないまま楽器を吹き続けてしまった場合に「ニセツボ」を不本意に作り上げてしまっている、と考えられます。


《指導者への警告》
上記のような流れでニセツボを作ってしまったり、そこに当てて吹くクセを持ってしまう奏者にしてしまったのは、トランペットの吹き方をきちんと教えていない指導者に問題があります。

吹奏楽などを知っていれば、トランペットの音域変化は、ピアノを弾くように鍵盤を選びさえすればどんな音の高さでもとりあえず出せるとは絶対にいかないことくらいは誰もが知っているはずです。
ですから、上級生になったからといっていきなり高音域が出せるわけでもなく、経験年数に応じて音域が広くなるわけでもありません。ですから、高音域が頻繁に出てくる作品を学年が上がったからと言って吹かせてしまうリスクが高いことも理解してほしいと思います。

高音域を出せない奏者に対して「ちゃんと吹け」とか「当てろ!」とかいう言葉は脅迫にしかすぎません。
指導者から指摘され、怒られる恐怖から逃れるためには、手段を選ばずにとにかくその音のピッチを生み出すことしか方法がなく、それが結果的におかしなコントロールで演奏し始めるきっかけになっているのだと指導者は自覚すべきです。

指導者は初心者の段階で「音域変化の原理と方法」をきちんと伝えて、計画的に無理のないようアドバイスをし続けることが必要です。

その具体的な方法も知らないのに「なぜ出ないんだ」といった言葉を投げかけるのは、自転車に乗ったことない人に「なぜ運転できないんだ!」と叱りつけるのと同じです。

[しっぺ返し]

ですから、そういったニセツボで吹いてしまっているトランペット奏者に対し、合奏時にハーモニーが合わず「1stトランペット!ピッチが悪い!合わせろ!」と言ってしまうのは無理難題を要求しています。

ピッチが不安定なのは、元をたどればその指導者がきちんと教えてこなかったしっぺ返しなのです。

指導者のみなさん、そのあたり、大丈夫ですか?


《どなたか原理を教えてください》

さてここまでニセツボの話をしてまいりましたが、実を言うとこの音のツボがなぜ生まれてしまうのか、原理を理解しておりません。ごめんなさい。
「中古楽器は吹いていた人のクセがある」という話も度々耳にしますが、これも同じです。

ただ、今回のことは実際に何度も経験していて、決して都市伝説的なものではありません。

どなたかこの原理を説明できる方、いらっしゃいましたら教えてください。

ということで、今回は以上です。
また来週!


【”note”版ラッパの吹き方へご登録ください】

note_logo_catch.jpg

先日「note」というサービスに登録しました。”note”では「ラッパの吹き方 Ver.2.0」と題しまして、今後出版予定の「トランペット ハイノート本」の原稿を掲載していく予定です。なぜそのようなことをするのか、今後どのように展開していくかは、”note”上で順次お伝えしております。今皆様にお願いしたいのは、”note”のユーザー登録です。登録をされた方にしかできないサービスが多いため、ぜひ今のうちにお願いしていただきたいと思っております。お手数ですがよろしければぜひフォローをお願いします!(ラッパの吹き方 Ver.2.0はこちら)



[ラッパの吹き方著者 荻原明のレッスンを受けませんか?]

PrestoBana_waku.jpg

荻原が講師をしている音楽教室「プレスト音楽教室」です。現在、音大受験生から初心者の方まで幅広い年齢層のトランペット奏者およそ30名が定期会員として毎月レッスンを受けております。本格的に上達したい方も、趣味としてゆっくり楽しく吹きたい方も、それぞれのご希望に合わせたレッスンメニューをご用意しておりますのでご安心下さい。

奏法に関する分析力と、からだの使い方の知識の豊富さで、トランペットを演奏する上での疑問や悩みに対して的確な解決方法を導くことに定評がある荻原明のトランペットレッスン、まずは無料体験レッスンにお申し込みください!

プレスト音楽教室 トランペットクラスの紹介ページはこちら

オンラインで時間を気にせず楽々お申込み。プレスト音楽教室無料体験レッスン申込みフォームはこちらから



【「ラッパの吹き方」Facebook、Twitter bot 】

 
 ラッパの吹き方bot

 過去の記事を掘り出してまとめたり、ブログ更新情報やお知らせなどをしています!ぜひページフォローをお願い致します!

「ラッパの吹き方」Facebookページはこちら
※Facebookアカウントをお持ちでなくても閲覧は可能です。

また、Twitter「ラッパの吹き方 bot」では現在1,300ほどのツイートストックを1時間間隔で配信しております。本文のキーワードになる部分や記事タイトルをリンクとともに紹介しておりますので、ぜひご登録ください。

[Twitter ラッパの吹き方 bot]


[こちらは著者 荻原明の個人アカウントです]





【トランペット ウォームアップ本好評発売中!】



「ラッパの吹き方」著者、荻原明によるウォームアップ教本、Amazonにて好評発売中!(こちらをクリック!)

「トランペット ウォームアップ本」は単なる楽譜ではなく、なぜウォームアップをする必要があるのか、具体的に何をすべきかを6つのステップに分けてしっかりと解説しています。レベルに合わせた楽譜も掲載しているので、初心者からベテランの方まで無理なく進めることができます。
また、各ステップの間にはコラムやチェックポイントなどの読み物も充実し、多くのイラストとともに舌の正しい使い方や正しい呼吸についても解説。

この「ウォームアップ本」であなたはもっとトランペットが好きになるでしょう!

[初心者の方には基礎練習の教本として!]
マウスピースのセッティングや音の出し方など基礎中の基礎の解説もしっかり書かれているので、トランペットをはじめたばかりの方には、基礎練習の本としてもご利用いただけます。

荻原明 著
B5伴 63ページ
定価 2,000円+税
ISBN 978-4-86543-558-0



【「ラッパの吹き方」から生まれた「まるごとトランペットの本」好評発売中!増刷(第2刷)出来!】



当ブログ「ラッパの吹き方」をベースにした著書「まるごとトランペットの本」が青弓社より発売中です。
『トランペットの歴史や種類、選び方、メンテナンス、吹くときの姿勢といった基礎知識から、プロ奏者の著者ならではのウォームアップや練習方法、イメージの作り方、演奏のトラブルシューティング、楽譜の読み方までを多数の写真や楽譜を交えて大紹介!(表紙カバーより)』

全国各書店、大手楽器店、Amazon等インターネットでもお求め頂けます。

 >>Amazonのページはこちら

荻原 明 著
四六判 208ページ 並製
定価:1600円+税
ISBN978-4-7872-7359-8 C0073



「ラッパの吹き方」ブログに関するご意見ご感想、各種お問い合わせはこちらのメールフォームからお願い致します。

お返事はgmailにていたします。スマートフォン等の携帯端末へ返信をご希望される場合は、PCやgmailからの受信が可能な状態かご確認下さい。万が一返信できない場合はそのままになってしまいますのでご了承下さい。

JUGEMテーマ:トランペット



JUGEMテーマ:吹奏楽




当ブログの写真・記事等の(全部、一部問わず)無断利用、ネット上(TwitterやFacebookなどのSNSを含む)などへの無断転載を禁止します。

at 03:18, 荻原明(おぎわらあきら), ピッチと音程

-, trackbacks(0), pookmark