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ハイノートは本当に難しい? 7


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みなさんこんにちは!
7回に渡って掲載してきたハイノートの記事は、今回でひとまずまとめにします。

これまでの記事をご覧になっていない方は、ぜひご一読いただければと思います。

ハイノートは本当に難しい? 1
ハイノートは本当に難しい? 2
ハイノートは本当に難しい? 3
ハイノートは本当に難しい? 4
ハイノートは本当に難しい? 5
ハイノートは本当に難しい? 6

また、過去にたくさんのハイノート記事も書いています。こちらから、ハイノートカテゴリーの記事すべてをご覧いただけますので、ぜひ参考にしてください。


さて、今回の7つの記事ですが、ハイノートというタイトルやカテゴリーにしては、あまり直接的に高音域を出すコツのようなものが書いない、と感じられた方もいらっしゃるかと思います。どちらかというと基礎的なことが多かったり、細かなことだったり。

しかし、今回の一連の記事は、ハイノートを出すため「にも」とっても大事なことなんです。

というのも、ハイノートを出すための方法…舌の動きであったり、空気圧(流れるスピードの変化が必要であるという)認識をしっかりと理解して、それらをコントロールしようとする姿勢はきちんと持っている方が多いのです。しかし、理解しているのに結果が伴わない。


それはなぜか。


根本的なところに原因があるからなんです。


例えば、自転車に乗る技術を持っている人が、ものすごい砂利道や勾配のあるとことでしか運転できない環境であったとします。その人は本当は運転できる技術はすでに習得しているのに、平らな地面がないばかりに、走らせるどころか乗ることすらできないかもしれないのです。しかも平らなところで運転したことがないために、それに気づいていない。

トランペットの演奏で言えば、例えばマウスピースと唇が貼り付いている状態がこれにあたります。マウスピースと唇がずれてしまうような状態であれば、プレスを必要以上に強くしたり、口周辺の筋力でなんとかアパチュアを維持するしかありません。しかしこれまでの記事でも書きましたが、それでは音域変化はできません。舌の動きは「アゴと連動している」からです。
なので、高音域用の舌の形状や動きができていても、それに伴ってアゴが動かないようでは結果は伴わないのです。


中低音域ではわかりにくかったバランスの悪い奏法も(中低音域では例え状態が悪くてもある程度吹けてしまうことが多い)、高音域になると露骨にわかるということが多いのも特徴です。

そして、これが一番の原因だと思うのですが、「ハイノートの時だけついやってしまう行為」これが邪魔をしていることが非常に多いです。

いくつか挙げてみます。


[最初から高音域の状態になっている]
これから演奏するメロディが、じきに高音域にさしかかるとわかっているとき、吹き始め(最初の音)からすでに高音域を吹く体の使い方などをしている場合があります。

一番多く見受けられるのが音域の広いリップスラーやインターバル(跳躍)で1オクターブ移動するときなど。

当たり前のことですが、高音域のときだけ高音域の吹き方をするべきですよね。低音域のときに高音域を出すための状態であっては、音のツボに当たるどころか非常にピッチが上がるか、音色が悪くなるか、もしくは音そのものが出ないかもしれません。
一番の問題点は、高音域用の口の中(舌の形状や位置、それに伴うアゴの開き)で低音域を無理に出してしまっていては、その先がもうない、ということです。これではバットを振り切っている状態からバッティングするようなものです。


[見た目にだまされない]
動画でトランペットを演奏している人を見る機会も多くなりましたよね。世界中の一流奏者の演奏がいつでもスマホで見られるなんて昔は思いもしませんでしたが…それはともかく、プロ奏者の演奏を見たとき、高音域の吹き方の「見た目」だけをインプットしてしまうと様々な勘違いをする可能性があります。

一番多いのは、「苦しそうに見える」という点です。高音域を出している奏者を見ると、体全体(特に上の方、胸や首あたり)が中低音域に比べると膨らんでいるように見えませんか?確かにパンパンになっている奏者もいますよね(体格や服装にもよる)。頑張って力を込めているように見えるときもあります。

しかし、「プロの人があんなに苦しそうに苦労して吹いているんだから、ハイノートってものはそうやって吹かなければならないんだ」と思ってしまうのは早とちりです。

なぜ高音域のほうが「苦しそう」に見えるのか、今一度理由を考えてみましょう。

ハイノートはアパチュア部分にどれくらいのスピードで空気が流れるかで決まる、と解説しました。そして空気の流れるスピードを変化させる部分を3つ挙げ、その中でアパチュアは避けるべきであり、残りの2つ「腹筋」と「口の中(舌の位置と形状、それに伴うアゴのうごき」で空気のスピードを変化させることが大切であると書きました。

要するに体内の空気圧が高まれば、アパチュアを通過する空気のスピードは勝手に上がるわけですから、腹筋をメインに使うのでしたら、より強い力をかける必要があり、口の中を変化させるのでしたら、舌と上アゴの一部分どこかが狭くするために積極的に動く必要があります。

このどちらにも共通するのは、「体内の空気圧が、より高圧に変化する」という点です。

したがって、体内の空気が溜まっているところが押し広げられるのですから、外から見ていると、風船が膨らむように見えるのです。特に首のようにやわらかい部分は、より押し広げられているように見えます。

しかしこの状態、さほど苦しいわけではありません。もし本当に苦しいのでしたら、結果が伴っていない可能性が非常に高く、生き生きとハイノートが出せていないと思われます。


これと同じようなものが、ポップスなどで演奏されている方のキツめなサウンドです。特にホーンセクションにたびたび求められる、刺すようなリズムと音を求められているあの音の「イメージ」を体の使い方を一致させてしまう、というのもあります。
要するに「硬くてキツい音」は「硬くてキツい体の使い方」から生まれると思ってしまう、ということ。決してそうではありません。
吹奏楽でもそういったポップスやジャズの作品を演奏することは多いと思いますから、同じような演奏を求められることたびたびありますが、決して体を乱暴に使っているわけではない、ということを覚えておきましょう。
同様に「やわらかい音」は「フニャフニャな体」から生まれているわけでもありません。


いかがでしょうか、見た目と結果は必ずしも一致するわけではありませんので、ぜひガムシャラに(原理を理解しないまま)ハイノートを練習するのではなく「音域変化はどのようにするとできるのか」を理論的な方向からも考えて、効率良く実践してみてください。


ハイノートだけでなく、トランペットを演奏するためには、絶対に守っておきたい大切な要素がいくつもあります。
それを無視して練習すると、時間と労力だけがかさみ、なかなか目標を達成できなかったり、結果がついてこなかったりするのです。「こんなに練習しているのになぜできないんだ!→まだまだ練習が足りないんだ!→1日100時間練習するぞ!」みたいな発想は、もうやめましょうね。(学生の頃の僕はこれでした)

ということで、ハイノートに関してはひとまずここで終わりです。また機会がありましたら書きます。


さて、次週からは、いつの間にか勝手に恒例行事になりました(しました)「課題曲トランペットパート解説2016」です。



これまでの課題曲解説をご覧いただいた方はもうご存知かと思いますが、今年の夏に始まる「吹奏楽コンクール」の課題曲についてのアドバイスをこのブログで書いていきます。毎週更新している火曜日の記事が課題曲解説になるわけですが、吹奏楽をやっていてもコンクールに出ない、編成が小さいので課題曲をやらない、そもそも吹奏楽でトランペットを吹いていない!という方もたくさんいらっしゃることと思います。

そういった方もトランペットを演奏する上で参考になる内容はしっかりと書いていきますのでご安心ください。
ですから、これまで通り毎週ご覧いただければ幸いです。

詳しくは次回の記事で説明を含めて書いていきますので、引き続き「ラッパの吹き方」をよろしくお願いします!

それでは、また来週!


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at 06:06, 荻原明(おぎわらあきら), ハイノート(ハイトーン)

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ハイノートは本当に難しい? 6

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では、ここから本文です。


《舌とアゴはセット》
いつもはほとんど意識していないので気付きにくいのですが、我々は舌を動かしているとき、必ずアゴも連動し、適度な開閉を繰り返しています。

どのくらいアゴが動いているのか、試しに手でアゴをおさえて動かないようにしてみてください。もしくは、机の上などにアゴを乗せて、何か喋ってみましょう。
手でアゴを押さえつけてしまっていると、舌が思ったように動かせず、正しい発音ができなくなりませんか?口の中が狭くて、もどかしく感じませんか?

発音をするときはアゴが活躍しているのがわかると思います。舌をアゴは常に連動しているのです。ですから、舌をフルに使って演奏するトランペットもまったく同じです。

したがって、トランペットを吹いているときにアゴが自然に動かせている方は、音の反応や音域変化が良かったり、音をはずにしくかったりと、コントロールが上手な場合が多いです。
しかしアゴが動いたほうが良いとわかっているし、動かそうとしているのに、うまく動かせなくて困っている方、結構たくさんいらっしゃるのではないかと思います。

なぜ、トランペットを吹いているとき、アゴが動かしにくいと感じる方が多いのでしょうか。2つの可能性を挙げてみます。


[原因1:力を込めてアンブシュアを作るから]
アンブシュアは力、筋肉によって作られるもの。これは間違いではありません。しかしその「力」や「筋肉」は、ボディビルダーが誇らしげに見せるようなムキムキなものとはまったく異なります。筋肉はたびたび、そのような強靭な存在と思われてしまいがちです。

しかし筋肉とは、しなやかで柔らかい「動き」を生み出す柔軟さも持っているのです。

このイメージが大切です。重いものを持ち上げる時とか、苦しく辛い時に働いているだけではないのです。我々が体をうごかすその動きのほとんどすべてが筋肉によって行われていることを忘れないでください。

そして、アンブシュアとはそもそも何なのかについても確認しておきましょう。
アンブシュアというのは「結果の形状(状態)」、ただそれだけです。
何の「結果」かと言うと「アパチュアの形成」です。

空気の通り道、そして振動を発生させるための穴であるアパチュアを作っている時の状態をアンブシュアと言います。

ですから、アンブシュアが音を出しているわけでも、ましてやアンブシュアが良い音や正確なコントロールをできるか否かを決めているのではまったくなく、ただの口周辺(表面だけではない)の「見た目」を指しているにすぎないのです。
したがって、骨格や歯並び、筋肉の付き方(場合によっては皮膚感や光の加減なども含む)などによってアンブシュアの見た目には非常に大きい個人差がありますから、その見た目についてああだこうだ言うこと自体がまったく意味がないのです。

話がそれましたが、ですから我々は「上質なアパチュア」という空気の出口、通り道、トンネルを形成することだけに専念すれば充分であり、そしてアパチュアを作るための「動き」は非常に簡単で単純なものなのです。

ラーメンを冷ます時にするあの「フー」という口、誕生日ケーキのロウソクの火を吹き消す時の「フー」の口。あれを(できる限り下唇だけで)作れば良いのです。その動きは、子どもの頃から誰に教わるでもなく何度もやっていますよね。そしてこの動きに強い筋力は不要です。

この動きをすると、マウスピースと唇(とその近辺)は「貼り付き」が生じます。無事に貼り付けば簡単には位置がずれることがないので(心理的にも大きな安心材料になる)「この状態ならアゴをいくら動かしても大丈夫!」という気持ちが生まれ、実際に自由に開閉することができるのです。

逆に貼り付きがない状態だと、マウスピースの位置が動いてしまう不安感からアゴや口周辺に力をかけてロックし、さらに強いプレス(押し付け)もしてしまうのです。

力を込めないとアンブシュアが形成、維持できないというのは完全なる「勘違い」であり、なぜそうなってしまうのかと言えば、「貼り付き」がないから、というのが一番大きな原因であることが多いのです。


[原因2:呼吸に力を込めてしまっているから]
呼吸という運動も必死に力を込めて行うものではありません。日常はとても自然に、曲線的な緩やかさで行われているのですから、トランペットを演奏する時にも(特に吸気においては)この延長線上であるべきです。

トランペットから音を出す瞬間も、とても強い…というよりも「えいっ!」と勢いのある圧力のかけかたをする人が多いのですが、これがアゴをロックして動かなくさせている原因のひとつなのです。

トランペットから音が出る原理を冷静に理解し、演奏中もそれを忘れなければ(無意識にそうなっていくことがベスト)、気合いの入った呼吸で音を出すことが、かえって不利になっていると気づくはずです。

トランペットは、体内で形成された(主にお腹の力による)空気圧と、マウスピースや楽器から跳ね返ってきた空気圧が、その間にあるリード(アパチュア)サイズとのバランスがベストになった瞬間、振動が発生するのです。

それがとてもわかりやすいのが「ツバ抜き」のときです。多くの方はツバ抜きをする時にマウスピースを大きくくわえて空気を吹き込みますよね。しかしなぜそうするのですか?きっと「音が出ないようにするため」ですよね。演奏しているときのようなコンパクトなアパチュアでツバ抜きをすると、思いがけず「ブーー!」っと鳴ってしまう、という経験がきっとあるからでしょう。

そんな経験から、だれしもが「大きくくわえれば音が出ない」ということを無意識のうちに知っているのです。

ではなぜ音が発生しないのか。それは、ぶつかり合う空気圧に比べてアパチュアが巨大である、というアンバランスさです。もし大きなアパチュアで音を発生させるのだったら、大きなアパチュアサイズに見合った非常に高圧の空気が必要なのです。

このように音が出る原理はとても単純なものです。ですからトランペットから音が出ない時は「空気圧とアパチュアのバランスが悪い」と理解しましょう。「ヤベッ!」と焦るのではなく、「下手だぁ」と嘆くのでもなく、「ただバランスが悪かっただけだ」と冷静になってください。音を出すための要素はそれぞれちゃんと揃っているのです。

多くの方は音が出ないと気づいたその瞬間、「力を込める」「力を追加する」行動をとっさにしてしまいます。確かに、アンバランスの原因が空気圧の弱さによるものかもしれないのでそれが絶対に間違いとは言い切れませんが、ほとんどの場合、空気圧ではなくアパチュアに原因があるのです。

例えばアパチュアを作らずに唇をギュっと閉じ、体内の空気圧を高めたその力で唇と唇の間を破裂させて音を出そうとしていたり(本来の正しい吹き方と違う原理で吹いている状態です)、口周辺の力を使いすぎて、アパチュアの形状が歪んでいたり、口角を横(外)に引っ張って音を出そうとする行為は唇の振動を、より発生させにくくさせてしまいます。

こういった行為も含め、呼吸や音を出す行為に対して、過剰に力を込める必要はありません。
力を入れることで、体内の空気圧が急激に変化し、首や肩、胸などにも必要ないのに力がかかってしまいます。首や肩はアゴや舌にも繋がっていますから、本来動かさなければならない部分までもがロックされてしまうのです。

また、過剰に力がかかっていなくても、音を出すためのセッティングを「えいっ!」と一気に瞬間的に作ろうとする行為でも、本来必要のない筋肉を使う可能性があるので、呼吸から音が出るまでの一連の流れは「曲線」で繋がっているイメージで行ってください。


若干話がそれてしまいましたが大切なことなのでしっかり書かせてもらいました。


《アゴや口周辺が痙攣してしまう場合》
僕も経験があるのですが、頭の中で「脱力、脱力」と念じて楽器を吹こうとした時にアゴがガクガクと震えてしまったり、口周辺が痙攣したことはありますか?

これは、頭の中では「力を入れないようにしなければ」と思っているのに、力を入れなければアパチュア(アンブシュア)は形成できない矛盾によるものです。
確かに脱力することは大切ではありますが、必要最低限の動くための筋肉は絶対に必要です。動くことができないほど脱力してしまってはどうにもなりませんよね。

ですから、筋肉そのものを否定しないように注意してください。あくまでも過剰に使うことが良くないのです。


《高音域もアゴが下がる》
最後に、ハイノートを出すためにとても大切なことをお話しします。

音域によって発音が変わることはすでに何度も書いてきました。

低音域は「O(オ)」の発音ですから、舌の奥が下がり、口の中の容積が大きくなる=アゴが下がる必要があります。

中音域は「U(ウ)」の発音なので、ほぼ舌はニュートラルな状態(黙っていて、無駄な力が入っていない状態の舌の位置)と考えてもらっていいと思います。したがって中音域が一番アゴが楽な状態になっています(ほんの少し、上下の歯に距離があります)。

では高音域はどうでしょうか。高音域は「I(イ)」の発音ではあるのですが、日本語の「イ」は口角をや舌の奥を横に引っ張って発音するので、トランペットには不向きです。したがって、「ウ」の口のまま、舌だけが「イ」の発音になるよう動いていくことで音が痩せずに高音域を出すことができるのです。この時のアゴに注目してください。低音域の発音時のようにアゴが開いていませんか?
これは、「イ」の発音をするための舌の形状によるものなのです。「ウ」の口で「イ」を発音すると、舌が前に出てきて、舌先が下がっていくので必然的に口の中の前(前歯の裏付近)に「高さ」が必要になってくるのです。
その「高さ」を用意するために、アゴが開いていくということです。

したがって、中音域に比べ、音域が上下に広がっていくにつれてアゴが開いていくことを覚えておいてください。

多くの方が低音域では口の中の容積を大きくすることを実践されていると思いますが、高音域になるにつれて「狭くしていく」ものだと思ってしまっている場合が多いようです。狭くしていくのは、上アゴと舌で作った空気の通り道の「一部」だけであり、その形を作るためには、アゴに関しては「開いていく」方向に持っていく必要があること(前回の記事内《舌が立ち上がる》も参考にしてください)を覚えておくだけで、簡単に高音域を出せてしまう方もいるので、ぜひ確認してみてください。

ということで今回はここまでです。次回で今回の一連のハイノート記事をまとめたいと思います。
それではまた来週!


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ハイノートは本当に難しい? 5


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では、本題です。ただいまハイノートに関して書いています。今回はその続きで、舌についての詳しい解説です。


《空気圧を変化させる舌》
音域を変化させる一番のメインコントローラーは「舌の位置や形状」です。

なぜ舌の位置や形が変わると音域が変化するのかと言いますと、肺から流れてきた空気は口の中を通過したとき、その通り道の大きさによってスピード(圧力)が変化するからです。

腹筋(腹圧)が生み出した空気圧が同じであっても、その通り道の一番狭いところの大きさによって、その先の空気のスピードは変化します。

これによく似たものとして、例えば、皆さんシャンプーや洗剤の詰め替えはしたことありますか?それか、コンビニのお弁当とかについてくる醤油やソースなどのビニール製の袋でもいいです。それらの口の部分をどのくらいのサイズで切り取るかで、(指で押し出す力が同じであっても)出てくる詰め替えシャンプーや醤油の飛び出す勢いが違いますよね。大きく切れば「だば〜」っと出るし、小さければ「ピューーッ」と出ます。出口が小さいほうが飛び出す勢いが強くなります。

これと同じようなことを口の中で行っている、と考えればわかりやすいでしょうか。

口の中の空気の通り道サイズを変化させるためには、舌の働きが必要です。具体的に言えば、舌(の一部)が上アゴとどれくらいの距離になるか=舌と上アゴの間に作られた空間サイズの変化です。

舌が沈めば空間は大きくなり、舌が上アゴに接近すれば空間は狭くなります。

トランペットでロングトーン(ロングトーンとは単に音をのばす行為、その音)を吹き、舌と上アゴの距離感(空間の大きさ)を実験的に変化させてみてください。遊び半分でいろいろな動きをしてみましょう。
きっと舌が動くことで、ピッチの上下が確実に行われるのがわかると思います。場合によってはリップスラーになるかもしれませんね。同時に音色や響きの変化などもあります。


《舌が立ち上がる》
上アゴと舌との空間を狭くし、ハイノートを出そうとするその舌の状態を僕は「舌が立ち上がる」と表現しています。
上アゴと舌の距離を近づける動きは様々ありますが、単に舌がエレベーターのように全体的に上に行く(アゴで持ち上げる)動きでは、ベストなハイノートの吹き方にはなりません。
ハイノートに向かうベストな舌の動きは、舌の奥を前に押し出すようにし、舌先は垂れ下がったまま、より下(下前歯の下=唾液腺があるところ)へ沈んでいくような動きです。
口の中の空間は大きさがある程度限られていますから、アゴが開いていない状態だと前に出てきた舌がすぐに動かせなくなってしまいます。

そこで、アゴは開いていくことになります。そうすることで口の中の「高さ」が確保でき、舌が十分に動くことができるのです。
この状態を断面で見たときの形状から、「舌が立ち上がる」という表現をしています。

ひとつ気をつけたいのは、舌先が下の前歯に触れていたり押し付けていると、音質が悪くなったりコントロールがきかなくなって、ハイノートが出しにくくなる恐れがあります(唇に接近しすぎか、触れてしまっている、もしくは響きを作っている空間がなくなってしまっている)。ですので舌と下の前歯とは少し距離があるよう心がけてください。


《一部分狭ければOK》
音域によって舌の位置が変わってくることを知った後、よく勘違いしてしまうことがひとつあります。それは、高音域になるにつれ、舌と上アゴの空間を狭くしようとした結果、口の中の空気の通り道を「全部」狭めてしまうことです。確かに通り道が狭くなるので空気圧も上がるのですが、これだと空気の通り道がなさすぎて空気圧ばかりが高くなってしまうのです。その結果、ハイノートがとても苦しいと感じてしまうのです。

そもそも、空気の通り道のどこか「一部分」が狭ければ、音域変化のための空気圧は充分に高まり、ハイノートを出せるわけですから、そこまで一生懸命に口の中を狭くしようと頑張る必要はありません。

また、空気の通り道の「一部分」というのは、上アゴの中央あたりです。舌が立ち上がると自然とそのあたりが一番盛り上がります。舌の位置でいうと、表面のちょうと中央あたりでしょうか。結構奥まったところがポイントになっているのです。ですので、その部分が上アゴに接近するだけで充分ハイノートが出せます。


《深い母音との関連性》
前回の記事で「深い母音」の話をしましたが、響きのある音色を出すためには、深い母音の含まれた発音ができる状態をキープする必要があります。ハイノートでもこれは同じで、舌が立ち上がり、口の中は狭くなるのですが、それでも響きを生み出す空間を確保できるように心がけることが美しいハイノートを鳴らすためには必要なのです。

そのためにも、すべての音域において「深い母音」の舌の状態でいたいわけです。
深い母音の発音は、舌の中央がくぼんでいる、と前回の記事でも書きました。

さらに「深い母音」から生まれる舌のくぼみの重要性はそれだけではありません。ハイノートで舌が上アゴに接近していく中、このくぼみが「空気の通り道」という非常に大切な存在にもなっているのです。

舌が立ち上がると、結構早い段階で舌は上アゴに接触してきます。そのとき、舌の中央がくぼんでいないと、単に舌が上アゴに全面ぺったり貼り付いてしまい、空気が流れなくなってしまうのです。これではハイノートどころの話ではなくなってしまいます。

ですから、低音、中音域だけでなく、高音域に向かうときも常に「深い母音」を意識した舌の形状のままで立ち上がっていくように心がけてください。響きのあるハイノートが出せるようになります。


いかがでしょうか。シンプルではありますが非常に重要なことを書きました。文字だけだと残念ながら少しわかりにくいのですが、ぜひシミュレーションしていただいて、あれこれ実験してみてください。また、6月から始まる少人数制の講習会でも同じような話をしますので、ぜひご参加ください。



何度も何度もいろいろな状態で吹いてみれば、見えてくるものがたくさんあると思います。

それでは、また来週!


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ハイノートは本当に難しい? 4

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さて、ただいまハイノートについての記事を書いております。
ハイノート記事はこれまでにも沢山書いていますので、今回はまた違うアプローチで書こうと思っています。

おかげさまで沢山の生徒さんをレッスンさせていただいておりますが、僕の経験上、ハイノートが苦手と感じている方の多くが「直接的なハイノートを出す方法」で手こずっているのではなく、「それ以前」のところで問題が発生していることがほとんどなのです。

「それ以前」というのは、ハイノートを出すことに限らない体の使い方や理論的なことです。通常、演奏する上ではそれを身につけていなくても、知らなくても、または違う方法を使っていたとしても演奏できてしまうので、気にすることがあまりないのです。しかしそのこれまで続けてきた吹き方の何かがハイノートを出す時に邪魔になることがあるので、今回の一連のハイノート記事ではそういったことに少しでも気づけていければと思い、書いております。

なので、直接的で実践的なことがほとんど出てきてないのですが、とっても大切なことを沢山書いているのでぜひ読んでみてください。


今回は舌の形のお話です。


《深い母音》
舌の話をする時、横の断面で位置や形状をお話することが多いのですが、今回は正面から見た状態をイメージしてもらえればと思います。

声を出した時に、発音によって舌の形状が変わるのはご存知でしょうが、それが正面から見た時にどのような変化があるかは意識されているでしょうか。

例えば日本語の「エ」や「イ」の発音をすると、舌の中央から奥が横に広がり平らに近い状態になります。
次に「ウ」や「オ」の発音をするとどうなるでしょうか。「ウ」や「オ」を発音している時、舌の中央に凹みができます。

それでは、これらの発音「エ、イ」と「ウ、オ」ではどちらのほうがトランペットを吹く時に良い音が出るかわかりますか?

実際に吹いてみれば一目瞭然でしょう。「ウ、オ」のほうが響きが良いはずです。


オペラ歌手の発生をイメージできますか?声楽家の発音はこの「ウ」や「オ」などの響きのある発音を丁寧に使って発声しています。それがたとえ「エ」や「イ」であっても、舌を横に引っ張るような発音をしていません。

トランペットを吹く上でもこれはまったく同じで、「母音の響き」がトランペットの響きに直結するのです。

僕はこの「ウ」や「オ」の発音で音を出し続けるように生徒さんに伝えていまして「深い母音」と読んでいます。

舌の中央がくぼんでいる状態をキープすること、これがとても大切なのです。


《音域変化と舌のくぼみ》
そもそも、低音域になるほど「オ」、中音域あたりは「ウ」の発音(口の中の状態)を意識することで的確な音の高さを出すことができるというのはこれまでに何度もブログで書いてきました。

問題は高音域、ハイノートです。

ハイノートでの舌の状態を文字にするのであれば一番ふさわしいのが「イ」の発音です。

しかし、先ほど書いたように日本語で正しいとされる「イ」の発音は舌が平べったくなり、しかも口角までもが左右に引っ張られるので、これはトランペットを吹く状態から大きくかけはなれてしまっています。

では、どうすれば良いのでしょうか。

答えは「ウ」の口のまま舌だけを「イ」の発音に変化させるのです。

「ウ」の発音をし続けようと心がければ、舌が平べったくならずに済みます。それをキープしながら「イ」の発音ができるように移動していくのです。

イメージですが、ちょっとドイツ語っぽい(ウムラウトの付いた発音っぽい)感じとでも言えるでしょうか。
日本語にはこれに近い発音がないので、とても難しく感じてしまうのですが、ぜひこれを身につけてほしいのです。

来週、この舌の状態の話から発展させますので、それまでにぜひ発音、舌、アゴについていろいろ実験してみてください。

それでは、また来週!


今週末、日曜にどなたでも受講できる特別レッスンを開催します。定期演奏会を控えている方は最後のまとめとして、来年度に向けて、より一層基礎を固めたいという方、ハイノートを出せるようになりたい方、今の自分の奏法が正しいか確認したい方、また、部活指導の先生でよりトランペットの知識を得たい方やトランペットを吹いたことがないけれど興味があるという方(貸出楽器もございます)など、どんな目的でも構いません。ぜひご参加ください。詳細、お申し込みは下のバナーからどうぞ。





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ハイノートは本当に難しい? 3

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それでは、本題です。


ただいまハイノートをテーマに書いています。前回は「空気の流れるスピード=体内の空気圧」を高めるための方法のひとつ、「腹筋」について詳しく書きました
今回はそれ以外の空気の流れるスピードを変化できる部分の2か所について解説します。


《2.舌とアゴの動きによる口の中の容積や形状の変化》
前回の記事で書いた「腹筋」による空気圧の変化は、同時に音量が大きくなりがちになること、そして細かな音域コントロールが比較的苦手であると書きました。
では、演奏中に音量変化をつけずに、もしくはp(ピアノ)でコントロールすべきところ、細かな音域変化のメロディを演奏する場合のベストな場所はどこかと言いますと、「舌とアゴの動き」なのです。

舌とアゴの動きは、発音の変化であり、それを「シラブル」と呼ぶ方もいます。すべて同じものを指していると考えて良いでしょう。

今でこそ、音域変化は舌とアゴによって行うことがふさわしい、ということを言う人が多くなりましたが、僕がトランペットを始めた20年以上前の日本ではそんなこと言う人、自分が知っている限りいなかったように思います。

※ちなみに、「アゴ」というのは顔の下(下の前歯のもっと下)の部分と捉えてしまいがちですが、そこだけではありません。耳のすぐそばにある顎関節(がくかんせつ)からはじまる下の歯全体を含むとても大きな骨を指します。

アゴの部分がどこなのかを他サイトで確認(当ブログとは関係がありません)


[遊び半分で実験してみる]
今では音域コントロールは舌で行う、ということは多くの方が自覚されていると思いますが、具体的にどうすれば良いのかまで具体的に理解できていないと演奏には使えませんね。

トランペットを吹いている最中の口の中は目に見えないので、「感覚」と「結果」に頼る点が多くなります。ですから、レッスンをしていてもこの解説と相互理解が一番難しく、口腔模型やイラスト、ジェスチャーや自分の口の大きく開く、発音してみたりイメージや触覚(舌が歯や上アゴなどとの接触ポイント)でなんとか共感してもらうなど、いろいろな角度で説明をします。しかし、頭で理解してもらえても、同じことを自分の口の中で再現するところで勘違いしてしまったり理解しきれないと、結局うまくいかないのです。うまくいかないどころか、勘違いして実践したことで余計に目的から遠ざかってしまうことも少なくありません。これはその人が上手だとか上手ではないとか、そういうことではなくて、「経験」がものをいうのではないか、と思っています。

ここで言う「経験」というのは、どれだけいろいろな舌やアゴの動き、複雑な発音、おかしな発音、正しい発音をしてきたかによる、ということです。要するに舌を沢山動かした経験です。

最初に書いておきますが最初から正しい結論だけを求めて舌を動かすのではなく、音を出しながら様々な舌の形、位置によってどのような影響が出るのかを、半ば遊び半分で実験してみるほうがいいと思います。それをやっているうちに「絶対ダメなところ(形)」を知ることができたり、もしかすると「すごく良い音が出せる場所」をいきなり発見するかもしれません。「ピッチが上がって(下がって)いく位置や方向性」が見えてくれば音域変化のコツもつかめるかもしれませんね。

ですので、まずは徹底的に遊び倒してみることをおすすめします。


[上アゴとの関係を意識する]
そうしていくうちに少しずつ、どのような動きをしている時にどのような変化が起こるのかを具体的にまとめていきましょう。
その時、単純に舌の動きや形だけを意識するのではなく、「上アゴ」との位置関係や距離感、その時に舌が触れている「歯」についても意識してみてください。
また、もうひとつ絶対に必要なのが「(下)アゴ」です。舌とアゴは、本来無意識で一緒に動いているものなのですが、トランペットを吹いている時に「アゴがロック(固定)」してしまっている方が少なからずいらっしゃいます。舌が動こうとしているのにアゴが動かないというのは、本来ありえないことで、口の中の容積(空間)に変化がなければ舌は動きたくても充分に動けないのです。

アゴを動かさないのにしっかりした発声ができてしまうのは「腹話術」だけです。


[息のスピードは舌と上アゴの一部分の面積]
そしてここからがハイノートと直接関係ある話です。
口の中で空気のスピードを上げるためには「空気の通り道を狭くする」というのは想像できるかと思います。もっと具体的に言えば、舌と上顎との間にできた空間です。

ここで大切なことは「舌と上アゴによってできた空気の通り道の『一部分が』狭くなっている」だけで良い、という点です。
高音域に移動していくと、口の中をこれでもかと狭くして(力んで)しまう方が多いのですが、すべての場所を狭くしすぎると圧力が高くなりすぎて、単に息苦しく、空気が外へ流れ出なくなってしまうのです。これでは本末転倒ですよね。

高音域であっても空気がしっかり楽器へと流れていかなければ(アパチュアをしっかりと振動させることができなければ)音にならないのです。

したがって、口の中のどこか一部分が的確に狭くなっていることが望ましい、という点をまず覚えておいてください。

具体的な位置関係に関しては、また後日書いていきます。



《3.アパチュアサイズの『意図的な』変化》
そして、空気の流れるスピードを上げられる体の部分3か所目は、アパチュアです。

以前の記事で例えとして用いた「蛇口とホース」であれば、ここは「出口」です。みなさんも一度はやったことがあるかと思いますが、水の出ているホースの先端を指でつまむと水は勢い良く遠くへ飛びます。あれと同じ原理です。

ホースであれば何も問題ないのですが、トランペットの演奏では非常に高リスクなコントロールなのです。

なぜなら、アパチュアは、最も重要な「唇の振動=音の発生」をしている部分なので、サックスやクラリネットでいう「リード」の部分にあたります。このリードを演奏中にああだこうだとサイズや形を変えたりすれば、どうなってしまうか想像できるでしょうか。真っ先に「音色の悪化」が起こってしまうのです。

また、アパチュアサイズを「意図的に」変更するということは、口周辺に力を加えたり、マウスピースを必要以上に「プレス」してしまうということですから、筋肉疲労によるバテ(口周辺の力による)と、血流によるバテ(プレスのしすぎ)が同時に起こるのです。

こうして文章にしてみると、こんなハイリスクな行為したいなんて思わないはずです。

しかし、現状では真っ先にこれをしている方が非常に多いのが現状です。

高音域が出ない、出ても音色が乏しい、ノイズが多くなる、音が細い、高音域になるとピッチが異常に高くなる、はずしやすい、すぐバテる、ハイノートを吹いている時、中低音域よりも唇が痛くなりやすい、中低音域に戻ってこられないなどの自覚がある方は、アパチュアサイズの意図的な変化をしている可能性がとても高いと言えます。

アパチュアは基本的には「音を発生する」仕事に終始してもらい、『意図的なコントロール』をしないようにすることが、トランペットを健康に、確実に演奏するために大切なことのひとつなのです。


ということで、今回は空気の流れるスピードを変化させられる体の部分の残り2つを紹介しました。
結論として、音の高さを変化させるためには「的確な腹筋の使い方」と「舌と上顎との関係(舌の位置と形状)、それにともなう自然なアゴの動き」の2点で行うということがわかりました。それらを使うバランスも、演奏に求められる音の強さや表現などによって変化していきます。

今はまず、腹筋や舌を具体的に使ってみて、どのような変化が起こるのか、どんなコントロールができるのかを沢山実験してみてください。

それでは、また来週!





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