smtwtfs
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< July 2017 >>
profile


荻原明トランペットウォームアップ本発売のお知らせ

まるごとトランペットの本

不定期開催トランペット特別レッスン

ラッパの吹き方フェイスブック

ラッパの吹き方bot

     
プレスト音楽教室 当ブログ著者、荻原明が講師をしている音楽教室です。生徒さん随時受付中です!
ラッパの吹き方bot 「ラッパの吹き方」ブログから抜粋した1300以上のことばと記事の紹介をしています。練習のお供に、ぜひご活用下さい!
recommend
トランペット ウォームアップ本 (MyISBN - デザインエッグ社)
トランペット ウォームアップ本 (MyISBN - デザインエッグ社) (JUGEMレビュー »)
荻原 明
「ラッパの吹き方」ブログ著者、荻原明 初の教則本!ウォームアップと奏法の基礎を身につけられる一冊です!
recommend
まるごとトランペットの本
まるごとトランペットの本 (JUGEMレビュー »)
荻原 明
「ラッパの吹き方」から生まれた「まるごとトランペットの本」発売中です!
recommend
ISM (トランペット) アーバン金管教則本
ISM (トランペット) アーバン金管教則本 (JUGEMレビュー »)

トランペットの技術をマスターする上でも非常に重要な教則本です。荻原が講師をしているプレスト音楽教室でも多く使用しています。
recommend
COLIN : LIP FLEXIBILITIES (CHARLES COLIN)コリン : リップ・フレキシビリティーズ (チャールス・コリン出版)
COLIN : LIP FLEXIBILITIES (CHARLES COLIN)コリン : リップ・フレキシビリティーズ (チャールス・コリン出版) (JUGEMレビュー »)
全編リップスラーしか書かれていない究極のリップスラー教則本です。全てを練習するというよりも自分のレベルに合わせてできる場所から練習すると効果的です。
recommend
Technical Studies for the Cornet
Technical Studies for the Cornet (JUGEMレビュー »)
Herbert L. Clarke
アーバン金管教本と平行して練習したいテクニカルな教本です。最初は難しく感じるかもしれませんが、同じリズムであらゆる調が掲載されているので、非常に効率的にフィンガリング(指使い)の練習ができます。
プロ奏者や音大生の多くもベーシックなウォームアップ練習として使用しています。
recommend
音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと―アレクサンダー・テクニークとボディ・マッピング
音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと―アレクサンダー・テクニークとボディ・マッピング (JUGEMレビュー »)
バーバラ・コナブル,ベンジャミン・コナブル
「ラッパの吹き方」を書く上でも自分自身がトランペットを吹く上でも参考にしている本で、基本的な考え方でもあります。

「『呼吸』のこと」と合わせて読むのがオススメ。
recommend
 (JUGEMレビュー »)

「ラッパの吹き方」を書く上でも自分自身がトランペットを吹く上でも参考にしている本で、基本的な考え方でもあります。

「『からだ』のこと」と合わせて読むのがオススメ。
recommend
mobile
qrcode
        
サイト内検索はこちら↓
new entries
categories
links




archives
recent trackback
others
無料ブログ作成サービス JUGEM


音楽的なチューニングをするために大切なこと 3(音程とピッチの関係)

 >> 初めてこちらのブログにいらっしゃった方、最初にこちらをお読み下さい

みなさんこんにちは!

先日「note」というサービスに登録して、課題曲解説記事をこちらのブログから転載してみました。
まだ試験的ですが、今後は「ラッパの吹き方」を「note」に移行して続けるのはどうかな、と少し考えていまして。

いかがでしょうか。ぜひ一度ご覧になって、ご意見をいただければ幸いです。また、よろしければフォローもお願い致します。

ラッパの吹き方のnoteはこちらからご覧いただけます


さて、そろそろコンクール本番!という地域も増えてきているかと思います。心から音楽を楽しんで、その楽しい!という気持ちを聴いてくれる人たち(もちろん審査員も!)に届けてくださいね。

課題曲を演奏する方もそうでない方も、先日書き終えた課題曲解説をぜひご一読ください。合奏に関して参考になる内容です。


==============================
吹奏楽コンクール課題曲トランペットパート解説2017 全作品の記事リンク


課題曲1「スケルツァンド」/江原大介 前編
 演奏者はツアーガイド/楽譜を読む、ということ(テンポ、リズム、音の高低)

課題曲1「スケルツァンド」/江原大介 後編
 合奏は演奏者全員の個性を持ち寄る場/音をブレンドする?

課題曲2「マーチ・シャイニング・ロード」/木内涼 前編
 パート譜について/行進曲という音楽について

課題曲2「マーチ・シャイニング・ロード」/木内涼 後編
 拍のウラから入るときの吹き方/テンポが走ってしまう原因/ユニゾンを合わせるために大切な3つのこと

課題曲3「インテルメッツォ」/保科洋 前編
 「うた」ってなんだろう/うたいかた

課題曲3「インテルメッツォ」/保科洋 前編
 自分の思う音楽を作り上げよう/指揮者との関係

課題曲4 マーチ「春風の通り道」/西山友宏 前編
 音の推進力/音量バランスを整える

課題曲4 マーチ「春風の通り道」/西山友宏 後編
 アーティキュレーションの表現方法/強弱のつけかた

課題曲5 メタモルフォーゼ 〜吹奏楽のために〜/川合清裕 前編
 現代曲ってなんだろう/楽譜とのジレンマ(異質なところを見つけよう)

課題曲5 メタモルフォーゼ 〜吹奏楽のために〜/川合清裕 後編
 楽譜の「見た目」から得られる印象


課題曲解説をまとめてご覧になる場合はカテゴリー「吹奏楽コンクール課題曲2017」からお入りください(こちらをクリック)

==============================

現在、「チューニング」に関して様々な角度から解説をしております。
前回、前々回で音程とピッチについて触れましたので、今週はその2つがどのような関係になっているのか、書いていきます。


《音程は距離》



音程とは、2つの音の隔たりのことです。
これは例えていうなら、メジャーや定規で計測した距離のようなものと言えます。

どこにいようが、どこから測ろうが、10cmは10cm。5mは5m。距離は同じです。

ですから、その距離をしっかり確保し続けて進んでいれば、見ている人にとっては違和感を覚えません。

しかし、これが複数人だったらどうでしょうか。


[スタートラインを揃える]



みんなが5mを測って正確に進んでいたとしても、計測し始めた位置(最初の立ち位置)がバラバラだと揃っては見えません。
ですので、スタートラインを決めて、そこから全員計測する必要が出てきます。

これが音楽だと、「スタートライン=基準ピッチ」ということになるわけです。
基準ピッチについてはこちらの記事をご覧ください


《ピッチはスタートラインを決めるに留める》

スタートラインを決めて、みんながそこに揃って立っている状態になること、これが音楽で言うところの「チューニング」です。

上にある写真の陸上トラックのように明確なスタートラインが引いてあればいいのですが、音は目視で判断できません。そこでスタートラインを正確に確認するために「チューナー」という周波数測定器を用いるわけです。


スタートラインが決まり、全員が同じ立ち位置から一斉に○m進めば、○m先で横一列に揃っています。音楽で言うならこれはユニゾンで演奏している状態。スタートラインという基準ピッチが同じで、その先も全員が正確な距離をずっと保ち続けられれば(=正確な音程で演奏できれば)不安定な音程の演奏にはならない、というわけです。

しかし曲を演奏するのはこんなに単純ではありません。半音もあればオクターブもあり、各パート、各奏者に割り当てられたものが違いますから、テンポとリズムに合わせて次々と距離(音程)を変えながら進むことになります。

その複雑に連続する距離を、ずっと計測していきますか?計測し続けられますか?


[音程は書道のようなもの]

もしも頑張って与えられた楽譜の音程をひとつずつ計測し、正確な距離で演奏ができたとしても、それに何の価値があるでしょうか。

ずっとチューナーを見ながら演奏をしているというのは、そういうことを求めているようなものです。


僕はメロディは「書道」のようなものだと思っています。



書道ーー文字というのはいくつもの角(かく)が様々な角度や長さ、強さや速さの流れや動き、そしてそれらが連続して作られた「線の集合美」です。

書が美しいと感じるかの判断基準はもちろん人それぞれですが、そこには「バランス」の要素が強く関係しています。

太い筆で力強い流れを生み出したものも、細く繊細な線によって生まれたものも、それぞれがバランスよくなっていれば美しさを感じます。

そこには「第一角の距離は○cmでなければならない」とか「第一角と第二角のバランスは絶対に1:2である」とかそういう決まりはありません。

描いた人が感じている「美」の感覚によって生み出された「人間味」のある文字だからこそ、それに心を打たれ感動するわけです。

逆に、定規やコンパス、分度器などを駆使して、文字を書いてみたらどうなるでしょうか。
まるでそれは人間味なく、場合によっては脅迫状のような恐怖すら感じるものになってしまうと思うのです。

これが音楽、音程だったら…。イメージしてみてください。

前回の記事で書きましたが、人間がグッとくる音程感は「その音楽を感じ、心豊かにうたった人」から生まれてくるものです。正確な距離感を計測し続けるだけの機械的な作業だけで生まれた音程は、人の心に訴えかけることはできません。


[人間味あふれる技術の習得を]
もちろん、正確な音程を歌える技術やそれを楽器で演奏できる技術は必要です。しかし、それが最前面に位置していたり、それが全てを支配してしまうのは絶対に避けるべきです。

美しい音程感でうたえる技術もまた、人間味あふれる訓練や学習によって習得していくべきです。チューナーを見ているだけでは絶対に音程感は養えません。
大好きな歌を心からうたおうとする気持ち、楽譜を機械的ではなく「音楽」として捉える意識。そうした姿勢から生まれてくるものですから、とにかく、チューナーという機械に頼りすぎないことです!

チューナーばかり見ている人は、一旦機械のスイッチOFFにして、顔をあげて視界を広くとってみてください。そこにはあなたの音を響かせる空間が広がっています。同じ音楽を作り上げる仲間がたくさんいます。あなたの奏でる音楽を楽しみに待ってくれている人たちがたくさんいます
音楽はそうした人と人を繋げてくれるものであって、あなたはプログラミングされたロボットになるために楽器を演奏しているのではありません。

まずは音楽を楽しむこと!楽器の演奏を楽しむこと!

コンクールだろうが何だろうがこれは絶対に忘れてはいけません!


チューニングに関する話題は来週以降も続けますので引き続きおつきあいいただければ幸いです。
それでは!


【トランペット ウォームアップ本好評発売中!】



「ラッパの吹き方」著者、荻原明によるウォームアップ教本、Amazonにて好評発売中!(こちらをクリック!)

「トランペット ウォームアップ本」は単なる楽譜ではなく、なぜウォームアップをする必要があるのか、具体的に何をすべきかを6つのステップに分けてしっかりと解説しています。レベルに合わせた楽譜も掲載しているので、初心者からベテランの方まで無理なく進めることができます。
また、各ステップの間にはコラムやチェックポイントなどの読み物も充実し、多くのイラストとともに舌の正しい使い方や正しい呼吸についても解説。

この「ウォームアップ本」であなたはもっとトランペットが好きになるでしょう!

[初心者の方には基礎練習の教本として!]
マウスピースのセッティングや音の出し方など基礎中の基礎の解説もしっかり書かれているので、トランペットをはじめたばかりの方には、基礎練習の本としてもご利用いただけます。

荻原明 著
B5伴 63ページ
定価 2,000円+税
ISBN 978-4-86543-558-0



【「ラッパの吹き方」から生まれた「まるごとトランペットの本」好評発売中!増刷(第2刷)出来!】



当ブログ「ラッパの吹き方」をベースにした著書「まるごとトランペットの本」が青弓社より発売中です。
『トランペットの歴史や種類、選び方、メンテナンス、吹くときの姿勢といった基礎知識から、プロ奏者の著者ならではのウォームアップや練習方法、イメージの作り方、演奏のトラブルシューティング、楽譜の読み方までを多数の写真や楽譜を交えて大紹介!(表紙カバーより)』

全国各書店、大手楽器店、Amazon等インターネットでもお求め頂けます。

 >>Amazonのページはこちら

荻原 明 著
四六判 208ページ 並製
定価:1600円+税
ISBN978-4-7872-7359-8 C0073



【「ラッパの吹き方」Facebookページ 】

 

 過去の記事を掘り出してまとめたり、ブログ更新情報やお知らせなどをしていきます!ぜひこちらもご覧頂き、「いいね!」をお願い致します!

「ラッパの吹き方」Facebookページはこちら
※Facebookアカウントをお持ちでなくても閲覧は可能です。










[プレスト音楽教室(東京・文京区)のご案内]

プレスト音楽教室03

 荻原が講師をしている音楽教室です。音大受験生から初心者の方まで幅広い年齢層の方が受講しています。本格的に上達したい方も、趣味としてゆっくり楽しく吹きたい方も、それぞれのご希望に合わせたレッスンメニューをご用意しておりますのでご安心下さい。無料体験レッスン随時受付中!お気軽にご連絡下さい!

オンラインで楽々お申込み。プレスト音楽教室無料体験レッスン申込みフォームはこちらからどうぞ。




「ラッパの吹き方」ブログに関するご意見、トランペットに関するご質問、各種お問い合わせはこちらのメールフォームからお願い致します。

※頂いたトランペットに関するご質問は、後日記事として使用させて頂く可能性があります。ご了承下さい。
なお、お返事はgmailにていたします。携帯電話へ返信をご希望される場合は、PCやgmailからの受信が可能な状態かご確認下さい。万が一返信できない場合、そのまま放置してしまうこともございます。こちらも合わせてご了承下さいませ。






当ブログの写真・記事等の(全部、一部問わず)無断利用、ネット上(TwitterやFacebookなどのSNSを含む)などへの無断転載を禁止します。

JUGEMテーマ:吹奏楽


at 06:14, 荻原明(おぎわらあきら), ピッチと音程

-, trackbacks(0), pookmark


音楽的なチューニングをするために大切なこと 2(音程)

 >> 初めてこちらのブログにいらっしゃった方、最初にこちらをお読み下さい

みなさんこんにちは!

先にご報告を。
この度、「ラッパの吹き方」は広告非表示になりました!
これまでスマホで記事を読むのは広告のせいでかなりストレスのたまりましたが、あの動く広告がなくなったので、サクサク読めるようになっております。PCでもスマホでもご利用くださいませ!

では、本文へ。


吹奏楽コンクールに出場する方はだいぶ本格的な練習になってきたのではないでしょうか。
課題曲を演奏される方もそうでない方も、先日全曲掲載完了しました「吹奏楽コンクール課題曲トランペットパート解説2017」をぜひご覧ください。
それぞれの作品に関して、というよりも合奏の時に意識すべきことなど、どんな場面でも関係してくる重要な内容をちりばめています。

下記からダイレクトに記事をご覧いただけますのでぜひ!

==============================
吹奏楽コンクール課題曲トランペットパート解説2017 全作品の記事リンク


課題曲1「スケルツァンド」/江原大介 前編
 演奏者はツアーガイド/楽譜を読む、ということ(テンポ、リズム、音の高低)

課題曲1「スケルツァンド」/江原大介 後編
 合奏は演奏者全員の個性を持ち寄る場/音をブレンドする?

課題曲2「マーチ・シャイニング・ロード」/木内涼 前編
 パート譜について/行進曲という音楽について

課題曲2「マーチ・シャイニング・ロード」/木内涼 後編
 拍のウラから入るときの吹き方/テンポが走ってしまう原因/ユニゾンを合わせるために大切な3つのこと

課題曲3「インテルメッツォ」/保科洋 前編
 「うた」ってなんだろう/うたいかた

課題曲3「インテルメッツォ」/保科洋 前編
 自分の思う音楽を作り上げよう/指揮者との関係

課題曲4 マーチ「春風の通り道」/西山友宏 前編
 音の推進力/音量バランスを整える

課題曲4 マーチ「春風の通り道」/西山友宏 後編
 アーティキュレーションの表現方法/強弱のつけかた

課題曲5 メタモルフォーゼ 〜吹奏楽のために〜/川合清裕 前編
 現代曲ってなんだろう/楽譜とのジレンマ(異質なところを見つけよう)

課題曲5 メタモルフォーゼ 〜吹奏楽のために〜/川合清裕 後編
 楽譜の「見た目」から得られる印象


課題曲解説をまとめてご覧になる場合はカテゴリー「吹奏楽コンクール課題曲2017」からお入りください(こちらをクリック)

==============================

さて、前回より「チューニング」について書いております。

前回は「ピッチ」について詳しく書きました。ご覧になっていない方はぜひそちらからお読みください

そして、今回は「音程」についてです。


《混同されやすい「ピッチ」と「音程」》
「音程が良い/悪い」なんて表現をよく耳にしますが、音程とは具体的にどういった意味かご存知でしょうか。

ピッチは1つの音に対して、その音の周波数が何であるかを指すのに対し、音程とは「2つの音の隔たり(距離)」という意味で使われます。

そして、日本では音程の単位を「度」を用いて表します。

例えば、

「ド」の音と同じ高さの「ド」は「1度」
「ド」と隣の「レ」は「2度」
「ド」と「ソ」は「5度」
「ド」と1オクターブ上の「ド」は「8度」

といった具合です。

一例


また、音にはシャープやフラットが付くことで、同じ音でもいくつもの種類がありますね。
それらを差別化するために度数の前に「長(ちょう)」「短(たん)」「増(ぞう)」「減(げん)」「完全」などの漢字を付けて明確にします。

一例


長や短などは度数によって使われ方が違い、以下のようになります。


1度、4度、5度、8度は「…減---完全---増…」

2度、3度、6度、7度は「…減---短---長---増…」


これ以上詳しく知りたい方は、「楽典」という音楽理論の教科書がありますので、そちらをご覧になってください。


《音程の持つ個性》
ここまでは何だか音楽の授業みたいで面白くありませんね。知ったからどうだっていうの?という疑問すら感じてしまいかねません。

確かに、それぞれの音程を理解しただけではあまり実用的ではありませんが、こういう考え方はいかがでしょうか。


「音程には個性やカラーがある」


今からお話しする内容は、とても個人的で主観的なイメージが含まれているので、無理に共感されなくて結構です。考え方だけ受け止めてください。

[音程が印象を決めている]
何かのメロディを聴いて、グッときたことありませんか?
何度聴いても「良い!」と思えるメロディはありますか?

それはもしかして、メロディの持つ音程が好みなのかもしれません。

音程によって印象は大きく変わります。それでは、いくつか聴いてみましょう。


[8度(1オクターブ)]
8度は「1オクターブ」とも呼びます。周波数的には倍の関係にあるため、非常に仲が良く調和しやすい音程です。

8度音程は「澄んでいる音」「シンプルで強い」「雄大に広がる」そんな印象を持っています(主観です)。

例えばこんな曲はいかがでしょうか。



Time to Say Goodbyeという曲。ご存知の方も多いと思います。このAメロ部分だけ楽譜に起こしてみました。上記の映像では1分10秒あたりからです。



この曲は何と言ってもAメロ7小節目にある8度の跳躍です。その部分以外は結構なだらかで落ち着いた音程感なだけに、突然8度飛ぶインパクトの強さがこの作品を強く印象づけているように感じます。


8度のメロディは他にもいろいろあります。例えば、ディズニーの「ピノキオ」で使われている「星に願いを」。



メロディの最初いきなり8度です(0分25秒あたりから)。


「オズの魔法使い」で使われた「虹の彼方に」。



これも歌い出しが8度です。

このように8度音程は広々としていて澄んだ印象や決然とした強い意志のようなものを感じます(主観です)。


[6度]
僕は個人的にこの6度の跳躍が好きなようです。なんだかグッとくるメロディは6度が多いので、紹介します。



アイルランドの民謡「ロンドンデリーの歌」です。ほとんどの部分が2度の音程で作られているのに、一番盛り上がるところでいきなり6度上に飛ぶところが印象的です。以下の譜例はこの映像の1分3秒くらいからです。



このユーフォの方、素敵な音ですね。ユーフォって良いですね。




若い方はご存知ないかもしれませんが、さだまさしさんが歌われた「北の国から」という作品です。同名のテレビドラマが人気でした。

このメロディの歌い出しが6度です。






美空ひばりさんの名曲「川の流れのように」です。

本当に美しい曲だと思っていたら、この作品のサビに入る部分が6度なんですね(1分30秒あたり)。



6度の音程は、ちょっと切ないけど勇気をもって力強く響く音程のように感じます(しつこいようですが、主観です)。


[他の音程]
全部の音程について書いていると大変なので割愛しますが、例えば2度は音階を演奏しているときと同じなので、調性を感じやすいことが多く、安定感があります。ベートーヴェン作曲交響曲第9番、いわゆる「第九」のあの有名なメロディはほとんど2度でできていますね。そしてまさかの「カエルの合唱」も第九と同じ2度ばかり。

みなさんも好きなメロディやグッとくる音楽がどんな音程で作られているのかをぜひ調べてみてください。


《音程を感じた演奏を》
わたしたち吹奏楽やオーケストラなどを演奏している者は、ほとんどの場合「楽譜→演奏」の構図で音楽をしています。

ですので、楽譜に書かれている広い音程に対して、どうしても「跳躍」とか「インターバル」などと呼び、機械的、理論的な捉え方をしてしまいがちです。そのため、一生懸命コントロールをしたり、パワーで上の音に届かせようとしてしまいがちです。場合によっては「音、外しそう…」とかネガティブになったりもしますね。

しかし今回のように、まず音楽としてメロディを感じたとき、音程が広いからどうだこうだなどと理論的なことは考えておらず、もっとシンプルに「素敵なメロディだなあ」と「うた」としてまずは捉えています。

楽譜は、音楽を正確に記録した便利なツールですが、演奏者が楽譜を読むことに意識を支配されて、一番大切な「音楽」を見失ってしまうようには決してなりたくありません

そうならないためにも、楽器のコントロールの話よりも前に、その音楽を感じ、心豊かに歌ってみてください。気持ちよく歌えたら、それをそのまま楽器で歌ってみましょう。音がどのくらい飛ぶとか、外しそうとか、そういうことを凌駕した演奏になれるはずです。

ということで今回は「音程」について書きました。
次回は前回と今回でお話したピッチと音程の関係についてお話していきます。

それではまた来週!


【トランペット ウォームアップ本好評発売中!】



「ラッパの吹き方」著者、荻原明によるウォームアップ教本、Amazonにて好評発売中!(こちらをクリック!)

「トランペット ウォームアップ本」は単なる楽譜ではなく、なぜウォームアップをする必要があるのか、具体的に何をすべきかを6つのステップに分けてしっかりと解説しています。レベルに合わせた楽譜も掲載しているので、初心者からベテランの方まで無理なく進めることができます。
また、各ステップの間にはコラムやチェックポイントなどの読み物も充実し、多くのイラストとともに舌の正しい使い方や正しい呼吸についても解説。

この「ウォームアップ本」であなたはもっとトランペットが好きになるでしょう!

[初心者の方には基礎練習の教本として!]
マウスピースのセッティングや音の出し方など基礎中の基礎の解説もしっかり書かれているので、トランペットをはじめたばかりの方には、基礎練習の本としてもご利用いただけます。

荻原明 著
B5伴 63ページ
定価 2,000円+税
ISBN 978-4-86543-558-0



【「ラッパの吹き方」から生まれた「まるごとトランペットの本」好評発売中!増刷(第2刷)出来!】



当ブログ「ラッパの吹き方」をベースにした著書「まるごとトランペットの本」が青弓社より発売中です。
『トランペットの歴史や種類、選び方、メンテナンス、吹くときの姿勢といった基礎知識から、プロ奏者の著者ならではのウォームアップや練習方法、イメージの作り方、演奏のトラブルシューティング、楽譜の読み方までを多数の写真や楽譜を交えて大紹介!(表紙カバーより)』

全国各書店、大手楽器店、Amazon等インターネットでもお求め頂けます。

 >>Amazonのページはこちら

荻原 明 著
四六判 208ページ 並製
定価:1600円+税
ISBN978-4-7872-7359-8 C0073



【「ラッパの吹き方」Facebookページ 】

 

 過去の記事を掘り出してまとめたり、ブログ更新情報やお知らせなどをしていきます!ぜひこちらもご覧頂き、「いいね!」をお願い致します!

「ラッパの吹き方」Facebookページはこちら
※Facebookアカウントをお持ちでなくても閲覧は可能です。










[プレスト音楽教室(東京・文京区)のご案内]

プレスト音楽教室03

 荻原が講師をしている音楽教室です。音大受験生から初心者の方まで幅広い年齢層の方が受講しています。本格的に上達したい方も、趣味としてゆっくり楽しく吹きたい方も、それぞれのご希望に合わせたレッスンメニューをご用意しておりますのでご安心下さい。無料体験レッスン随時受付中!お気軽にご連絡下さい!

オンラインで楽々お申込み。プレスト音楽教室無料体験レッスン申込みフォームはこちらからどうぞ。




「ラッパの吹き方」ブログに関するご意見、トランペットに関するご質問、各種お問い合わせはこちらのメールフォームからお願い致します。

※頂いたトランペットに関するご質問は、後日記事として使用させて頂く可能性があります。ご了承下さい。
なお、お返事はgmailにていたします。携帯電話へ返信をご希望される場合は、PCやgmailからの受信が可能な状態かご確認下さい。万が一返信できない場合、そのまま放置してしまうこともございます。こちらも合わせてご了承下さいませ。






当ブログの写真・記事等の(全部、一部問わず)無断利用、ネット上(TwitterやFacebookなどのSNSを含む)などへの無断転載を禁止します。

JUGEMテーマ:吹奏楽



at 06:24, 荻原明(おぎわらあきら), ピッチと音程

-, trackbacks(0), pookmark


音楽的なチューニングをするために大切なこと 1(ピッチ)

 >> 初めてこちらのブログにいらっしゃった方、最初にこちらをお読み下さい

みなさんこんにちは!
吹奏楽コンクールに出場する方はだいぶ本格的な練習になってきたのではないでしょうか。
課題曲を演奏される方もそうでない方も、先日全曲掲載完了しました「吹奏楽コンクール課題曲トランペットパート解説2017」をぜひご覧ください。
それぞれの作品に関して、というよりも合奏の時に意識すべきことなど、どんな場面でも関係してくる重要な内容をちりばめています。

下記からダイレクトに記事をご覧いただけますのでぜひご覧ください!

==============================
吹奏楽コンクール課題曲トランペットパート解説2017 全作品の記事リンク


課題曲1「スケルツァンド」/江原大介 前編
 演奏者はツアーガイド/楽譜を読む、ということ(テンポ、リズム、音の高低)

課題曲1「スケルツァンド」/江原大介 後編
 合奏は演奏者全員の個性を持ち寄る場/音をブレンドする?

課題曲2「マーチ・シャイニング・ロード」/木内涼 前編
 パート譜について/行進曲という音楽について

課題曲2「マーチ・シャイニング・ロード」/木内涼 後編
 拍のウラから入るときの吹き方/テンポが走ってしまう原因/ユニゾンを合わせるために大切な3つのこと

課題曲3「インテルメッツォ」/保科洋 前編
 「うた」ってなんだろう/うたいかた

課題曲3「インテルメッツォ」/保科洋 前編
 自分の思う音楽を作り上げよう/指揮者との関係

課題曲4 マーチ「春風の通り道」/西山友宏 前編
 音の推進力/音量バランスを整える

課題曲4 マーチ「春風の通り道」/西山友宏 後編
 アーティキュレーションの表現方法/強弱のつけかた

課題曲5 メタモルフォーゼ 〜吹奏楽のために〜/川合清裕 前編
 現代曲ってなんだろう/楽譜とのジレンマ(異質なところを見つけよう)

課題曲5 メタモルフォーゼ 〜吹奏楽のために〜/川合清裕 後編
 楽譜の「見た目」から得られる印象


課題曲解説をまとめてご覧になる場合はカテゴリー「吹奏楽コンクール課題曲2017」からお入りください(こちらをクリック)

==============================


《チューニング》



他の楽器と一緒に演奏するとき、まず「チューニング」をしますよね。

例えばオーケストラのコンサートのときは、指揮者が入ってくる前にオーボエ奏者がAの音をのばすと、コンサートマスター(ヴァイオリン)が音の高さを合わせ、それをもとに全員が調整する、という時間が必ずあります。

ところであれ、しないとマズいんでしょうか?コンサートなんだから、いきなり曲を演奏し始めてもらったほうが良くないですか?

「そうもいかないでしょ!」と思った方、それはなぜですか?
チューニングをしないとどうなってしまうのでしょうか。

説明できる方もそうでない方も、今一度チューニングに関して考えてみましょう。
特に今回からの記事ではより「音楽的」な観点からのチューニングをするためにはどうすれば良いかを中心に書いていきます。


[ピアノと管弦楽器のチューニング事情]
音楽室でも見かけるピアノ。ピアノは鍵盤ひとつひとつに弦が張ってあって、それぞれの音の高さを生み出しています。
しかし、音の高さはずっと同じではいられません。時間の経過とともに弦の張力が少しずつ変化することで音の高さが不安定になってくるので、定期的に専門の調律師さんを呼び、調律をしてもらいます。
そうしたケアにより、それぞれの鍵盤に定められた音の高さをキープしていられるわけです。

そんなピアノはひとりの奏者が88個ある鍵盤を操り、ひとりで作品を完成させることができますが、私たち管楽器や弦楽器は、基本1人1音しか出せませんし、ましてやピアノのように広い音域をひとりでカバーできませんから、必然的に複数で集まって作品を完成させることが多くなります。

管楽器や弦楽器はピアノと違って、数ヶ月に一度の調律だけで同じ高さの音が出る、というわけにはいきませんね。ですから、みんなで演奏する直前に音の高さを調整することになるわけです。

しかし、調整すると言っても、「基準」がないといけませんから、オーケストラの場合はオーボエが基準になるAの音を出し、それをヴァイオリンのトップが受けて調整し、それを元に全員が合わせていく、という順序を取っているのです。

したがって、管弦楽器にとってのチューニングとは「(これから演奏する際の)基準の音の高さを確認し、調整」することを意味します。


《「ピッチ」と「音程」》
チューニングや音の高さの話になると必ず出てくるのが

「ピッチ」

そして

「音程」

という2つのワード。


それではみなさん、「ピッチ」と「音程」、それぞれの意味を答えられますか?

話を聞いていると、混同している方も多くいらっしゃるように感じますが、この2つはまったく違う意味を持っていますので、覚えてしまいましょう。


[ピッチとは]



ピッチとは「周波数」のことです。

周波数とは、1秒間に空気を何回振動させたかを数値化したもので、単位はHz(ヘルツ)です。

チューニングの際に「440」とか「442」とか数字を聞いたことがありませんか?
まさにそれが周波数です。


例えば、1秒間に空気を440回振動させると、人間の耳にはA(アー)の音が聴こえます。
(440Hzで聞こえてくる音をA(アー)と名付けた、と言ったほうが正しいかもしれません)

440Hzよりほんの少しずれた442Hzでも445Hzでも音楽的にはAの音ですが、周波数が増えると音が高く聴こえます。よって、440Hzと445HzのA音が一緒に発生すると、音がうねり、とても気持ち悪い響きに感じます。

このように耳ではある程度の音の高低は聞き分けることができますが、正確な数値を聞いただけで導き出すことはほぼ不可能です。そこで周波数を可視化するために用いるのが「チューナー」という機器です。

ちなみに、なぜA音=440Hzが基準ピッチになったのかと言いますと、今から80年ほど前に国際的に決められたのです。ただ、世界中でこのピッチで演奏しなければならないと決められているわけではありませんので、最近では442Hzとか443Hzなどを基準ピッチにしているところが一般的ですし、ウィーンフィルでは445Hzを基準ピッチにしているそうです。
基準ピッチが高いほうが同じ音楽でも現代的というか、明瞭でシャープな印象を与える印象を持っているように感じます。

ちなみに400年ほど前のバロック音楽では、今よりも基準ピッチが相当低く、当時の楽器を再現したいわゆる「古楽器」での演奏は、楽譜よりも半音ほど低く聴こえます。そう考えると、100年後には基準ピッチが450Hzになっていてもおかしくありませんね。


[オーボエだけがチューナーを見ている]
絶対そうだとは言い切れませんが、オーケストラの演奏直前のチューニングでは、正確なピッチを示すお仕事をするオーボエ奏者1人だけがチューナを見て吹いています。他の人は「耳」を頼りに音を合わせているのであって、各自がチューナーを見て個人個人で勝手に合わせている時間ではないのです。



[管楽器のチューニングは不安定?]
実際に演奏されているみなさんならすでにおわかりの通り、チューニングスライドなどの管を抜き差ししただけでピッチが完全に合うか、というとそうではありませんね。
セッティングや体の使い方、音域や特定の音、頭の中にある音のイメージの有無(強さ)によって実に様々にピッチが変化します。

中でも、金管楽器に関してはピッチがかなり自由に上下できる…と言ってしまえば聞こえが良いですが、言い換えればこんなに不安定な楽器も他にないのでは、と思います。

だからと言って「だって金管はピッチが不安定なんだもん!しょうがないじゃん!どうせピッチ悪いですよー」と開き直るわけにもいきません。

そこで、周りの奏者に迷惑をかけてしまわないよう安定したピッチで演奏するためにはどうしたら良いか、何を心がければよいかを、数回にわけてお話ししたいと思います。


ということで、今回は「ピッチ」について解説しました。

今回お話できなかったもうひとつのキーワード、「音程」については次回詳しく解説します。
それではまた来週!


【トランペット ウォームアップ本好評発売中!】



「ラッパの吹き方」著者、荻原明によるウォームアップ教本、Amazonにて好評発売中!(こちらをクリック!)

「トランペット ウォームアップ本」は単なる楽譜ではなく、なぜウォームアップをする必要があるのか、具体的に何をすべきかを6つのステップに分けてしっかりと解説しています。レベルに合わせた楽譜も掲載しているので、初心者からベテランの方まで無理なく進めることができます。
また、各ステップの間にはコラムやチェックポイントなどの読み物も充実し、多くのイラストとともに舌の正しい使い方や正しい呼吸についても解説。

この「ウォームアップ本」であなたはもっとトランペットが好きになるでしょう!

[初心者の方には基礎練習の教本として!]
マウスピースのセッティングや音の出し方など基礎中の基礎の解説もしっかり書かれているので、トランペットをはじめたばかりの方には、基礎練習の本としてもご利用いただけます。

荻原明 著
B5伴 63ページ
定価 2,000円+税
ISBN 978-4-86543-558-0



【「ラッパの吹き方」から生まれた「まるごとトランペットの本」好評発売中!増刷(第2刷)出来!】



当ブログ「ラッパの吹き方」をベースにした著書「まるごとトランペットの本」が青弓社より発売中です。
『トランペットの歴史や種類、選び方、メンテナンス、吹くときの姿勢といった基礎知識から、プロ奏者の著者ならではのウォームアップや練習方法、イメージの作り方、演奏のトラブルシューティング、楽譜の読み方までを多数の写真や楽譜を交えて大紹介!(表紙カバーより)』

全国各書店、大手楽器店、Amazon等インターネットでもお求め頂けます。

 >>Amazonのページはこちら

荻原 明 著
四六判 208ページ 並製
定価:1600円+税
ISBN978-4-7872-7359-8 C0073



【「ラッパの吹き方」Facebookページ 】

 

 過去の記事を掘り出してまとめたり、ブログ更新情報やお知らせなどをしていきます!ぜひこちらもご覧頂き、「いいね!」をお願い致します!

「ラッパの吹き方」Facebookページはこちら
※Facebookアカウントをお持ちでなくても閲覧は可能です。










[プレスト音楽教室(東京・文京区)のご案内]

プレスト音楽教室03

 荻原が講師をしている音楽教室です。音大受験生から初心者の方まで幅広い年齢層の方が受講しています。本格的に上達したい方も、趣味としてゆっくり楽しく吹きたい方も、それぞれのご希望に合わせたレッスンメニューをご用意しておりますのでご安心下さい。無料体験レッスン随時受付中!お気軽にご連絡下さい!

オンラインで楽々お申込み。プレスト音楽教室無料体験レッスン申込みフォームはこちらからどうぞ。




「ラッパの吹き方」ブログに関するご意見、トランペットに関するご質問、各種お問い合わせはこちらのメールフォームからお願い致します。

※頂いたトランペットに関するご質問は、後日記事として使用させて頂く可能性があります。ご了承下さい。
なお、お返事はgmailにていたします。携帯電話へ返信をご希望される場合は、PCやgmailからの受信が可能な状態かご確認下さい。万が一返信できない場合、そのまま放置してしまうこともございます。こちらも合わせてご了承下さいませ。



JUGEMテーマ:吹奏楽




当ブログの写真・記事等の(全部、一部問わず)無断利用、ネット上(TwitterやFacebookなどのSNSを含む)などへの無断転載を禁止します。

at 06:28, 荻原明(おぎわらあきら), ピッチと音程

-, trackbacks(0), pookmark


楽譜への書き込みは、後で練習するためのメモ。

 >> 初めてこちらのブログにいらっしゃった方、最初にこちらをお読み下さい

みなさんこんにちは!

吹奏楽コンクール課題曲トランペットパート解説はご覧いただけたでしょうか。
今回はそれぞれの作品についてのポイントを書かず、課題曲を演奏されない方、吹奏楽以外の方にも参考になる様々な内容について書きました。

その作品を知らなくても読める記事になっておりますので、ぜひご一読いただければと思います。

以下に各作品のリンクと見出しを掲載しておきます。

==============================
吹奏楽コンクール課題曲トランペットパート解説2017 全作品の記事リンク


課題曲1「スケルツァンド」/江原大介 前編
 演奏者はツアーガイド/楽譜を読む、ということ(テンポ、リズム、音の高低)

課題曲1「スケルツァンド」/江原大介 後編
 合奏は演奏者全員の個性を持ち寄る場/音をブレンドする?

課題曲2「マーチ・シャイニング・ロード」/木内涼 前編
 パート譜について/行進曲という音楽について

課題曲2「マーチ・シャイニング・ロード」/木内涼 後編
 拍のウラから入るときの吹き方/テンポが走ってしまう原因/ユニゾンを合わせるために大切な3つのこと

課題曲3「インテルメッツォ」/保科洋 前編
 「うた」ってなんだろう/うたいかた

課題曲3「インテルメッツォ」/保科洋 前編
 自分の思う音楽を作り上げよう/指揮者との関係

課題曲4 マーチ「春風の通り道」/西山友宏 前編
 音の推進力/音量バランスを整える

課題曲4 マーチ「春風の通り道」/西山友宏 後編
 アーティキュレーションの表現方法/強弱のつけかた

課題曲5 メタモルフォーゼ 〜吹奏楽のために〜/川合清裕 前編
 現代曲ってなんだろう/楽譜とのジレンマ(異質なところを見つけよう)

課題曲5 メタモルフォーゼ 〜吹奏楽のために〜/川合清裕 後編
 楽譜の「見た目」から得られる印象


課題曲解説をまとめてご覧になる場合はカテゴリー「吹奏楽コンクール課題曲2017」からお入りください(こちらをクリック)

==============================

それでは今回の記事に入ります。

《貼り紙》


 


いきなりこんな写真ですいません。
これ、ある場所のトイレに貼ってあった注意喚起の貼り紙です。

よくありますよね、こういうの。
多分皆さんの学校や会社、公共施設などにもいろいろ貼ってあると思います。

昔バイトしていたお店は、それはそれはすごくて、バックヤードの壁という壁に通知書類が貼ってあって、それ全部把握しておかないと「ここに貼ってあるのになぜ覚えてないんだ」と怒られるという、とても理不尽な職場でした。

ちなみに経験則ですが、外資系の会社ってこういう貼り紙が極端に少ないように感じます。

ともかく、みなさんの身の周りにあるこういった貼り紙、どこに何て書いてあったか思い出せますか?
僕はその場にいるときに目にしても、次の瞬間忘れるのでまったく覚えていません。

でも別にいいんです。
例えば先ほどの写真に書いてあること。トイレから手を洗わずに出るなんてこと、とてもじゃないけど気持ち悪くてできません。
部屋に誰もいなければ電気を消すのも僕にとっては当たり前。

こんな当たり前なこと言われなくてもしているので、覚える必要もない、ということです。

どう考えても納得できない貼り紙もありますが、そもそも受け入れるつもりもありませんから、この場合も覚える必要もありません。


[理解し、納得することが大切]

逆に、どれだけ目立つように真っ赤な大きな字で書かれていても、それが目に入ったとしても、実行にうつせない場合があるのも事実で、それにも理由があります。


それは、貼り紙に書いてあることが、理解できていないか、納得できていないからです。


例えば「廊下は走らない!」という貼り紙があったとしましょう。

学校ではよく言われますよね。しかしなぜ廊下は走ってはいけないのでしょうか。まずはこれを理解することが必要です。

理由はいくつもあると思いますが、例えば何か大切なものを運んでいたところを気づかず突進してしまう可能性があります。それが理科の実験器具だったり、給食の熱いスープだったり、大切な美術の作品だったりしたら、取り返しのつかないことになるかもしれません。

また、そうでなくとも、人と人がぶつかってしまったら大変危険です。学校には大きな階段や角だらけで死角も多く、常に人が多いので大怪我に繋がる可能性もあります。

これがおおまかな理由と考えられます。


理由がわかり、もしそれを守らなかった場合の最悪な結果をイメージすることができれば、「確かに、危険だから走らないほうがいいな」と思うことでしょう。

これで「納得」ができました。

理由があって、納得がいけば大概のことは言われなくてもやらなくなるのです。


したがって、「廊下は走らない!」と端的に書くことは一見わかりやすいかもしれませんが、それを見て、なぜそんなこと言うのか、それを守らなかった場合どんなことが起こってしまうのかを各自が脳内シミュレーションできる書き方にしたほうが、たとえ文字数が増えても効果があると思っています。


「衝突事故を起こさないよう、廊下はゆっくり歩きましょう。」

とか。

頭ごなしに上から目線で「○○するな!」と言われても、「なんでだよ!(イラッ)」と思ってしまうのはきっと僕だけではないはずです。


《楽譜への書き込み》



ところで、みなさんは楽譜に書き込みをどれくらいしますか?

コンクールに向けて練習がハードになってきたこの時期、徐々にパート譜が黒く(もしくはカラフルに)なってきてはいませんか?

合奏や講師のレッスンを受けるたびにいろんなことを言われますから、忘れないように楽譜にどんどん書き込みしていく。

とても勉強熱心な良い姿勢です。


しかし


どんなこと書いていますか?
そしてそれらの書き込み、パート譜を見なくても、思い出せますか?


[勉強のノートとは違うものです]

楽譜にたくさんのカラーペンを使い分けて書き込みをしているのを見かけることがあります。

きっとその人は、授業で使っているノートもとってもキレイにまとめられているのだろう、と思います。

しかし、楽譜とノートは役割が全く違います。

ノートというのは授業で先生が伝えた「知らなかったこと」を蓄積するものです。
基本的には、その後に待っているテストで正解を導くための「資料」になるわけです。

一方、楽譜というのは作曲家が生み出した楽曲をデータ化した紙であり、すでにその状態は完成されたものです。

その作品を知らなかったとしても、楽譜の書き方は基本どれも同じですから、リズムもテンポも音程もそこには全て書かれています。したがって特別なことがなければそれ以上書き込む必要がないのが楽譜です。
そして、ひとつの作品として書かれた楽譜すべての音符には優劣がなく重要な(必要な)音ですから、「この部分だけおさえておけばいい」なんてことはありません。

よって、楽譜に敢えて書き込むとするならば、「作曲者の指示とは違う解釈を用いる」か「楽譜の浄書ミス」、もしくは「ミスをしないための予防」だけです。


[書くだけでは意味がありません]

指揮者から、

「そこ、走る!」と言われたら、「テンポ!」と書き込んだり、
「ピッチが高い!」と言われたら「↓」と書いてみたり。
「周りの音を聴きなさい」と言われたから「まわりのおとをきく」と書いてみたり。

あと、何と言われたか覚えていないけれど、ひとつの音符をグルグル囲むとか。


というところで先ほどのお話を思い出してください。注意喚起の言葉は、理由を理解し、納得しないと実行には移せない。

これは楽譜の書き込みでも同じなんですね。

「テンポ!」と書いただけでは何の意味もありません。


[書き込みは後で練習するためのメモ]

合奏での指摘は、様々なレベルがあるので、言われた瞬間直せるものと、そうでないものがあります。

ですから例えば「そこ走るよ!」と言われても、すぐその場で直せないようでしたら確かに楽譜に「走らない」とか「テンポ!」とか書いておくのも良いかもしれません。

しかしそれは単なるメモにすぎません。

翌日の個人練習のときに指摘を受けたそれぞれの箇所の原因を見つけて、練習し、克服して次の合奏に臨むためのメモです。


理由や原因を知り、試行錯誤を繰り返して走らない演奏ができるようになれば、もう楽譜に書いた「テンポ!」は必要ありません。消してしまったほうが精神的にも自由になり、演奏にゆとりが生まれます。


[書き込んで満足していませんか?]

よろしくないのは、書いて満足してしまうことです。
そうなると、合奏のたびにその場面にくると「テンポ!」と書いてあるので「そっか、この場所は走るって言われてたな。じゃあ注意しよう。テンポテンポテンポテンポ…」

呪文のように念じても、具体的にどうすれば走らないのか、研究をしていないので解決方法も知らないし、克服練習もしていないわけですから、きっとまた指揮者に「走るよ!」と言われてしまうことでしょう。


[私、頑張っているアピール?]

楽譜が真っ黒になっていると、確かに「使い込んでいる感」はありますが、それで音符が見えにくくなって楽譜が楽譜としての機能を果たせなく立ていくその先に何かあるのでしょうか。

もしかして「私、頑張っているアピール」ですか?

そんなの必要ありません。楽譜というのは通常、誰かに見せるものではありませんし、音楽は演奏を聴けばどれだけ理解し、効率良い練習を重ねてきたのかはすぐにわかります。

むしろ、楽譜が楽譜の機能を果たせなくなってしまうと、もしこの先「やっぱりこの箇所はこうやって演奏します。変更!」と、本当に楽譜の書き込みが必要となったときに困ってしまいます。



ということで、今回は楽譜の書き込みについて書きました。
実はだいぶ前になりますが楽譜の書き込みについての記事をすでに書いています。そこには今回触れなかった、実際に楽譜に書き込む必要のあるものと、その書き方が掲載していますので、参考にしてください。

楽譜の書き込み1
楽譜の書き込み2


それでは、また来週!


【トランペット ウォームアップ本好評発売中!】



「ラッパの吹き方」著者、荻原明によるウォームアップ教本、Amazonにて好評発売中!(こちらをクリック!)

「トランペット ウォームアップ本」は単なる楽譜ではなく、なぜウォームアップをする必要があるのか、具体的に何をすべきかを6つのステップに分けてしっかりと解説しています。レベルに合わせた楽譜も掲載しているので、初心者からベテランの方まで無理なく進めることができます。
また、各ステップの間にはコラムやチェックポイントなどの読み物も充実し、多くのイラストとともに舌の正しい使い方や正しい呼吸についても解説。

この「ウォームアップ本」であなたはもっとトランペットが好きになるでしょう!

[初心者の方には基礎練習の教本として!]
マウスピースのセッティングや音の出し方など基礎中の基礎の解説もしっかり書かれているので、トランペットをはじめたばかりの方には、基礎練習の本としてもご利用いただけます。

荻原明 著
B5伴 63ページ
定価 2,000円+税
ISBN 978-4-86543-558-0



【「ラッパの吹き方」から生まれた「まるごとトランペットの本」好評発売中!増刷(第2刷)出来!】



当ブログ「ラッパの吹き方」をベースにした著書「まるごとトランペットの本」が青弓社より発売中です。
『トランペットの歴史や種類、選び方、メンテナンス、吹くときの姿勢といった基礎知識から、プロ奏者の著者ならではのウォームアップや練習方法、イメージの作り方、演奏のトラブルシューティング、楽譜の読み方までを多数の写真や楽譜を交えて大紹介!(表紙カバーより)』

全国各書店、大手楽器店、Amazon等インターネットでもお求め頂けます。

 >>Amazonのページはこちら

荻原 明 著
四六判 208ページ 並製
定価:1600円+税
ISBN978-4-7872-7359-8 C0073



【「ラッパの吹き方」Facebookページ 】

 

 過去の記事を掘り出してまとめたり、ブログ更新情報やお知らせなどをしていきます!ぜひこちらもご覧頂き、「いいね!」をお願い致します!

「ラッパの吹き方」Facebookページはこちら
※Facebookアカウントをお持ちでなくても閲覧は可能です。










[プレスト音楽教室(東京・文京区)のご案内]

プレスト音楽教室03

 荻原が講師をしている音楽教室です。音大受験生から初心者の方まで幅広い年齢層の方が受講しています。本格的に上達したい方も、趣味としてゆっくり楽しく吹きたい方も、それぞれのご希望に合わせたレッスンメニューをご用意しておりますのでご安心下さい。無料体験レッスン随時受付中!お気軽にご連絡下さい!

オンラインで楽々お申込み。プレスト音楽教室無料体験レッスン申込みフォームはこちらからどうぞ。




「ラッパの吹き方」ブログに関するご意見、トランペットに関するご質問、各種お問い合わせはこちらのメールフォームからお願い致します。

※頂いたトランペットに関するご質問は、後日記事として使用させて頂く可能性があります。ご了承下さい。
なお、お返事はgmailにていたします。携帯電話へ返信をご希望される場合は、PCやgmailからの受信が可能な状態かご確認下さい。万が一返信できない場合、そのまま放置してしまうこともございます。こちらも合わせてご了承下さいませ。



JUGEMテーマ:吹奏楽




当ブログの写真・記事等の(全部、一部問わず)無断利用、ネット上(TwitterやFacebookなどのSNSを含む)などへの無断転載を禁止します。

at 05:17, 荻原明(おぎわらあきら), 本番・合奏練習

-, trackbacks(0), pookmark


コンクールで良い賞をもらうために大切なこと 2

 >> 初めてこちらのブログにいらっしゃった方、最初にこちらをお読み下さい

みなさんこんにちは!

さて、前回より「コンクールで良い賞をもらうために大切なこと」と題しまして記事を書いています。

チューナー的ピッチやメトロノーム的テンポが正確なだけでは良い賞、高い評価を得ることはできません。それ以上に大切なことは「芸術=メッセージを伝えるために演奏をする」という意識です。

こんなことが前回の内容でした。前回の記事はこちらからご覧いただけます。


先日まで吹奏楽コンクール課題曲トランペットパート解説を行なっていました。以下に各曲のリンクを貼っておきますので、ぜひご覧ください。
課題曲のことに触れるというよりも合奏やアンサンブルのときに意識してもらいたいことがたくさん書いてありますので、多くの方に参考になる内容だと思います。

==============================

課題曲1「スケルツァンド」/江原大介 前編
 演奏者はツアーガイド/楽譜を読む、ということ(テンポ、リズム、音の高低)

課題曲1「スケルツァンド」/江原大介 後編
 合奏は演奏者全員の個性を持ち寄る場/音をブレンドする?

課題曲2「マーチ・シャイニング・ロード」/木内涼 前編
 パート譜について/行進曲という音楽について

課題曲2「マーチ・シャイニング・ロード」/木内涼 後編
 拍のウラから入るときの吹き方/テンポが走ってしまう原因/ユニゾンを合わせるために大切な3つのこと

課題曲3「インテルメッツォ」/保科洋 前編
 「うた」ってなんだろう/うたいかた

課題曲3「インテルメッツォ」/保科洋 前編
 自分の思う音楽を作り上げよう/指揮者との関係

課題曲4 マーチ「春風の通り道」/西山友宏 前
 音の推進力/音量バランスを整える

課題曲4 マーチ「春風の通り道」/西山友宏 後編
 アーティキュレーションの表現方法/強弱のつけかた

課題曲5 メタモルフォーゼ 〜吹奏楽のために〜/川合清裕 前編
 現代曲ってなんだろう/楽譜とのジレンマ(異質なところを見つけよう)

課題曲5 メタモルフォーゼ 〜吹奏楽のために〜/川合清裕 後編
 楽譜の「見た目」から得られる印象

==============================

それでは、前回の続きです。

《良いお店探し》



僕は地元の美味しい食べ物屋さん探しが好きで、気になるお店を見つけては、覚えておき機会を見つけて入っています。

ただ、たくさん行きましたが、その後リピートをするお店はかなり限定されてしまいます。イタリアンはここ、ラーメンはここ、とか1ジャンルごとに1店舗といった感じ。

味だけで言えばどのお店もとても美味しいのです。しかし、行くお店はどうしても決まってくる。

これはなぜか。


[食べ物屋なのに味以外での評価が多い]
例えばお店の清潔感、雰囲気、店員の対応、センスを感じるメニュー。あと、これは単なるタイミングの悪さなのかもしれませんが、初めて入ったときにものすごくうるさい集団がいたり、妙にタバコ臭かったり、子どもが走り回っていたりといった印象の悪さも含まれます。

だからといって別に食べログに投稿などしませんが、心の中で無意識に様々な角度から評価をしていて、高得点のところにリピートしている自分がいます。

しかも味ではないところでの(無意識的な)評価がとても多いのです。


[心に触れる部分]
高評価なところ、リピーターやファンが多いところは直接的な技術力以外の「心」に触れる部分が素晴らしいです。

おしぼりがあったかかったり、清潔感があるとか、お店の人の声色や挨拶、笑顔。BGMとか照明とか空間の印象。メニューと食器のチョイスや他のお客さんとのやりとりなど。

自分が求めていたものを満たしているか、ということではなく、様々な面でお客さんをおもてなししよう、という気配り(=心)を感じるのです。


人間にとって食事とは、もはや生命維持のためだけに行うものではなく、リラックスして心を満たすことも大切な要素になっています。ですから、同じお金を払うなら、味が良く、胃が満たされるだけでなく、心も満たされたいと思うのは当然でしょう。

「ああ美味しかった」「満腹」
「幸せ」「楽しい時間だった」「落ち着いた」
 ↓
だから「また来よう」。


《聴く人が楽しいと感じるための最も大切なこと》
「おもてなし」なんて言葉が少し前に流行りましたが、本当の意味でゲストに対しておもてなしをするためには、まず自分自身の心がどうであるかが重要です。

ここで音楽に話しを戻しましょう。

ただ正確なピッチやリズムをキープできる技術をひけらかしたり主張するだけではお客さんの心には何も届きません。
「どうだ上手いだろ」と上から目線の演奏をしたら、それがたとえ本当に上手な演奏でも聴く人はストレスにしかなりません(飲食店で店員に「どうだ美味いだろ」と言われてみてください。心底面倒臭いですよね)。

聴いてくれる方へ感謝の気持ちを持って、心から音楽をする。

よって、ゲストに心から楽しんでもらい、さらにリピーターになってもらうために一番大切なことは、音楽をすることが好きで、その好きであることも含めて聴く人に伝えようという気持ちを強く持つこと。したがって、


「自分自身が心から楽しむこと」


です。自分が楽くないのに、どうやって相手を楽しませることができるでしょうか。


[吹奏楽コンクールでも同じ]
これはコンクールという場面でもまったく同じです。音楽はどんな場面でも音楽であることに変わりはありません。

例えば2つの団体が同じ曲を演奏して、両団体ともにミスがひとつもなく、テンポが乱れず、ピッチが正しく、ハーモニーが良い演奏をしたにもかかわらずどちらか1団体しか代表を選べないとしたら、どうしますか?

演奏技術や表現力とは違う「心を感じる演奏」を選ぶはずです。

(もちろん、審査というのは上記のように技術が高いかどうかを真っ先に判断基準にしているわけではありませんから、表現力なども含め、すべての面において総合的に点数をつけているはずです。)

ですから、今まさにコンクールに向かって毎日一生懸命練習をしているみなさん、また、コンクールだけでなく、オーケストラや他の様々な本番に向けて練習をされているみなさんも、楽譜に書いてあるデータ(テンポ、リズム、ピッチ、音程etc.)を正確に再現するための必要な行為だけを「練習」と呼ばないでください。


もっと広い視野で、自分自身が心から楽しんで演奏する姿勢を忘れないでください(ここで言う「楽しい」は愉快な楽しさというよりも「やる気に満ちている状態」と考えてください)。

その「心」が、コンクールの評価にもつながります。

自分がお客さんとして聴きにいったとき、心から楽しみ、満足できる空間を作り出すために演奏技術以外に何が必要か、それを考え、実践してください。


ということで、また来週!


【トランペット ウォームアップ本好評発売中!】



「ラッパの吹き方」著者、荻原明によるウォームアップ教本、Amazonにて好評発売中!(こちらをクリック!)

「トランペット ウォームアップ本」は単なる楽譜ではなく、なぜウォームアップをする必要があるのか、具体的に何をすべきかを6つのステップに分けてしっかりと解説しています。レベルに合わせた楽譜も掲載しているので、初心者からベテランの方まで無理なく進めることができます。
また、各ステップの間にはコラムやチェックポイントなどの読み物も充実し、多くのイラストとともに舌の正しい使い方や正しい呼吸についても解説。

この「ウォームアップ本」であなたはもっとトランペットが好きになるでしょう!

[初心者の方には基礎練習の教本として!]
マウスピースのセッティングや音の出し方など基礎中の基礎の解説もしっかり書かれているので、トランペットをはじめたばかりの方には、基礎練習の本としてもご利用いただけます。

荻原明 著
B5伴 63ページ
定価 2,000円+税
ISBN 978-4-86543-558-0



【「ラッパの吹き方」から生まれた「まるごとトランペットの本」好評発売中!増刷(第2刷)出来!】



当ブログ「ラッパの吹き方」をベースにした著書「まるごとトランペットの本」が青弓社より発売中です。
『トランペットの歴史や種類、選び方、メンテナンス、吹くときの姿勢といった基礎知識から、プロ奏者の著者ならではのウォームアップや練習方法、イメージの作り方、演奏のトラブルシューティング、楽譜の読み方までを多数の写真や楽譜を交えて大紹介!(表紙カバーより)』

全国各書店、大手楽器店、Amazon等インターネットでもお求め頂けます。

 >>Amazonのページはこちら

荻原 明 著
四六判 208ページ 並製
定価:1600円+税
ISBN978-4-7872-7359-8 C0073



【「ラッパの吹き方」Facebookページ 】

 

 過去の記事を掘り出してまとめたり、ブログ更新情報やお知らせなどをしていきます!ぜひこちらもご覧頂き、「いいね!」をお願い致します!

「ラッパの吹き方」Facebookページはこちら
※Facebookアカウントをお持ちでなくても閲覧は可能です。










[プレスト音楽教室(東京・文京区)のご案内]

プレスト音楽教室03

 荻原が講師をしている音楽教室です。音大受験生から初心者の方まで幅広い年齢層の方が受講しています。本格的に上達したい方も、趣味としてゆっくり楽しく吹きたい方も、それぞれのご希望に合わせたレッスンメニューをご用意しておりますのでご安心下さい。無料体験レッスン随時受付中!お気軽にご連絡下さい!

オンラインで楽々お申込み。プレスト音楽教室無料体験レッスン申込みフォームはこちらからどうぞ。




「ラッパの吹き方」ブログに関するご意見、トランペットに関するご質問、各種お問い合わせはこちらのメールフォームからお願い致します。

※頂いたトランペットに関するご質問は、後日記事として使用させて頂く可能性があります。ご了承下さい。
なお、お返事はgmailにていたします。携帯電話へ返信をご希望される場合は、PCやgmailからの受信が可能な状態かご確認下さい。万が一返信できない場合、そのまま放置してしまうこともございます。こちらも合わせてご了承下さいませ。



JUGEMテーマ:吹奏楽




当ブログの写真・記事等の(全部、一部問わず)無断利用、ネット上(TwitterやFacebookなどのSNSを含む)などへの無断転載を禁止します。

at 07:10, 荻原明(おぎわらあきら), 本番・合奏練習

-, trackbacks(0), pookmark