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音楽的なチューニングをするために大切なこと12(揃える、とは 3)

みなさんこんにちは!

【10月1日(日)荻原明トランペット特別レッスン開催】



「ラッパの吹き方」著者の荻原明によるレッスンを開催いたします。音楽教室内で行いますが、どなたでも受講できるレッスンです。
正しい基礎を知りたい、自分の奏法が正しいか確認したい、特定のテクニックの習得方法や練習方法を知りたい、ハイノートが出せる吹き方を知りたい、これから本番をむかえる曲を見て欲しいなど、レッスン内容は自由です。分析力、洞察力に長けた腑に落ちるレッスンを致します。
特別レッスンは不定期開催です。ぜひこの機会にご検討ください!

特別レッスンの詳細、お申し込みはこちらからお願い致します。


【”note”のフォローをお願いいたします!】
”note”というサービス内において、「ラッパの吹き方 Ver.2.0」と題し次の教則本「ハイノート本」のプレ公開を考えております。
ぜひ多くの方にご覧いただき、皆様と一緒に教則本を作っていければ、と思っておりますので、ぜひ”note”へのユーザー登録をお願い致します。詳細につきましては”note”にて公開しておりますのでぜひご覧ください。

RappaVer2Bana_waku.jpg

それでは始めます。

《メロディ担当が多いトランペット》

トランペットは圧倒的にメロディやそれに近い形を担当することが多いです。

その理由のひとつとして、持っている音域が高音域であるから、ということが挙げられます。
ですから、トランペットの持つ音域より下にたくさんの楽器の音がいて、それらは一般的に「伴奏」と呼ばれるパートを担当しています。メロディを担当するトランペットは、伴奏と一緒に作品を作り上げていくことが必然的に多くなります。

では伴奏系のパートと、ピッチや音程を合わせるときに心がけておきたいことはどういったことでしょうか。


《伴奏系のパートとピッチを合わせる》
前回の記事にも書きましたが、「自分以外のパートが何をしているのかを理解している」ことがとても大切です。

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トランペットは必然的にパート譜を見て吹いているので、どうしても自分のパートの「吹く箇所」ばかりを意識しがちになってしまいます。しかし、音楽は他のパートを担当している人と一緒に演奏することでひとつの作品が完成するわけですから、自分以外のパートが何をしているのか知らないとか、演奏中耳に入ってこない(入れていない)状態では、曲は完成しません。

そのためには、これは少々乱暴な言い方になりますが、曲作りの初期段階であれば多少自分のパートがおろそかになってでも、他のパートを聴くことを優先してください。それくらい「全員で曲を作り上げているのだ」という意識を強く持ってもらいたいのです。

では、他のパートのどんなところに耳を傾ければいいのか挙げてみます。


1.ハーモニーを理解する
ハーモニーはその作品(場面)のカラーであり、世界観です。演劇やドラマで言えば、舞台セットや背景です。
そのハーモニーはどんどん変化していきます(これを和声の進行と呼びます)。例えるならストーリー展開の根幹です。

和声進行についてはここでは割愛しますが、そういったことを理解できるスキルがなかったとしても構いません。自分なりにどんな響きがこの場面で生まれて、そして展開していくのかを耳で感覚的にインプットしていければそれで良いと思います。


[音階を理解する]
ハーモニーは適当にいくつかの音を鳴らしているわけではありません。音楽には和音の作り方や変化(進行)にある程度約束があります。
その約束は「音階」と深い関わりがあるのです。

それぞれの音階のスタート音を「主音」と呼びます(ハ長調ならハ音=C音)。大抵この音で始まってこの音で終わることが多いのですが、さらに「その音階の主音が主体(根音(こんおん)と呼ぶ)になった和音(=主和音=ハ長調ならばC,E,G音)が曲の最初と最後に鳴ることが多いなど、和音と音階は切っても切れない関係なのです。

ですから、まずはその作品(場面)の音階を理解することから始めましょう。五線の左にある「調号」を参考にして、長調なのか短調なのかを見分け、音階を演奏してみましょう。トランペットだけでなく、ピアノで鳴らしたり、声を出して歌ってみると、頭や心の中にインプットしやすくなり、効果的です。可能であれば最初の主和音だけでも鳴らしてみましょう。

ちなみに、音楽は短い民謡や童謡などのシンプルな作品を除いて、ひとつ調だけを貫いて終わることはほとんどないのですが(調号が変わっていなくても一部転調していることはとてもよくあります)、転調というのは無差別に適当な調に変化しているわけではなく、何からのつながりがあることがほとんどなので、違和感を持つことは少ないと思います。


[ベースラインを聴く]
和音は、複数の音が積み重なったものです。ということは、「一番下で鳴っている音」が必ず存在します。
それがいわゆる「ベース」という存在です(ベース音は根音であるとは限りません)。テューバやバリトンサックス、バスクラリネットなどが多く担当しています。

和音が変化していけば、当然ベース音も変化します。そのベースの音の流れを「ベースライン」と呼びます。メロディに比べるとかなりシンプルなものではありますが、その作品を印象付ける力は非常に強く、大切な存在です。

メロディを演奏している人はハーモニーはもちろんですが、このベースラインを耳に捉えて演奏すると、作品のまとまりが出てきます。したがって、例えばテューバと一緒にデュエットすると、流れが非常に掴みやすくなるわけです。



2.テンポ感、リズム感
ハーモニーの変化は、リズムによって変化していきます。リズムはテンポによっていつ変化するかが決まります。

ですから、ハーモニーがいつ変化するのかを理解するためには、テンポやリズムを具体的に知っておく必要があります。だからと言って、これも再三言っていますが、正確なテンポを求めてメトロノームをカチカチ鳴らしてそれに自分の演奏を合わせていく、というのは完全に受け身的捉え方ですから、絶対に途中で破綻します。音楽で受け身というのはどんな場面でも絶対に良い方向にいきません。

テンポというのは自分の体の中から湧き上がってくるもので、その基準テンポを確認するためにメトロノームという道具があるのです。ですから、鳴らして確認したらすぐ止めるのが有効な使い方です。

自分がこれから演奏するテンポは自分から生み出していくものであり、そういった人たちが集団で音楽を作りにいくから「そのメンバーのその時のテンポ」が生まれるのです。音楽のテンポは絶対的なものではなく、毎回違うものが生まれているし、それが音楽としては正しく、素晴らしいということを知っておきましょう。音楽は生きていて、常に成長しているのです。

そのテンポ、リズムによって生まれ、変化していくハーモニーやベースラインを耳で聴きながら、自分はメロディとして参加する、という意識を強く持ってください。


3.フレーズ感を持って演奏する
音楽はテンポ、リズムよってメロディや伴奏が形作られていますが、それらはもっと大きな「フレーズ」という流れの中に全て含まれています。

フレーズは川の流れのようにとめどなく流れ続けていて、お客さんは無意識にこのフレーズを受け取って聴いています。正確なテンポやピッチをひとつひとつチェックして聴いているわけではありません。自分が音楽を楽しんで聴いているときを思い出せばわかりますよね。大好きな音楽を聴くときにチューナーとメトロノームを前にして検査でもするように聴くことなど絶対にないはずです。そんなことよりもメロディの美しさや雰囲気(世界観)、歌詞の共感度とか、そういうのを聴いているはずです。

最初から川が流れていれば、身をまかせて乗ってしまえばいいのですが、そうもいきません。フレーズという川の流れは演奏者が生み出す必要があるのです。

ぜひ強くてずっと終わることのない長いフレーズを生み出す演奏を心がけてください。

不思議なことに、今まで難しかった速いパッセージや、音が掴みにくかったメロディを演奏するとき、フレーズ重視で演奏すると、すんなり演奏できることも多々あります。音程やピッチに縛られていては絶対に解決しないことが、たくさんあるのです。


《伴奏系になったとき》
メロディを担当することの多いトランペットですが、ハーモニーの一部になったり伴奏系を担当することも、もちろんあります。
そのときは、上記のことを参考にしてください。伴奏はメロディの邪魔にならないように裏に回ってコソコソしている存在では決してありませんから、どのような立ち位置でどんな主張をしていくべきなのか、しっかり考えを決めた上で堂々と演奏するように心がけてください。

結局どんなパートを担当しても、作品を作り上げる存在には変わりませんから、しっかりと強い意思を持ってくださいね。


ということで今回のことを参考にしていくと、自分以外の人の音を聴く姿勢になれると思いますので、結果的にピッチや音程が合わせやすくなります。みんなでひとつの作品を作っていく意識になれば自然とみんなが同じ方向を向き、寄り添っていくはずですから、ピッチも音程も合う、ということです。

上手な合奏とは、ひとりひとりが正確なテンポ、正しいピッチで演奏しただけの集合体ではありません。

大切なことは、今回の記事に書いたこと奏者全員が持っていることです。自主的に、強く主張できる奏者たちがお互いを尊重して聴き合う。これがアンサンブルをする上での最も大切な要素なのです。

ということで今週はここまでです。
また来週!


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at 07:08, 荻原明(おぎわらあきら), ピッチと音程

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音楽的なチューニングをするために大切なこと11(揃える、とは 2)



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では、始めます。

《二人以上で音を合わせる》

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チューナーでピッチを調整した二人が一緒に吹いたらピッチが合わなかった。

こんな経験みなさんあると思います。
なぜこのようなことが起こるのか、考えてみましょう。


《チューニングBbは合っていたけれど、他の音が全然合わないときに考えられること》

1.ソルフェージュの問題。
美しい音程感を持っていない可能性が考えられます。
チューナーでどんなにピッチを合わせたとしても、「歌」を持っていなければ絶対に合いません。

実際に声で音程を取れることもそうですが、頭の中でこれから演奏する素晴らしい完成系を強く想い描いているかがポイントです。
そして、この美しい歌は、それぞれの音がチューナーの示す±0の連続から生まれてくるとは限りません。

二人以上で合わせる場合はさらに、他の人が演奏するパートを知っておくこと、できればそれも歌えることが理想です。そして、二人以上で合わせた素晴らしい完成系を想い描き、それを実現するために頭と心をフル稼働することが非常に大切になります。

「素晴らしい完成系」というのは、自分が演奏できる限界などというちっぽけなことではなく、超一流のプレイヤーが演奏しているクオリティのレベルです。これから自分が超一流のプレイヤーになって演奏するのです。

ですから、チューナーがどうとか言ってる場合じゃないんです。我々は正しい周波数を聴いてくれる方々の耳に届けるのではなく「美しい音楽」を聴く人の心に届けることが使命なのです。


また、ここで言うソルフェージュとは「音楽の詳細な全体イメージ」と捉えてください。音程感だけにとどまらず、音の輪郭(タンギング)、音圧(音量)、音のベクトル(印象として受ける音のスピード感、圧迫感、疾走感)など、どんな雰囲気で音楽が完成しているのかを豊かにイメージする、ということです。


2.音のツボに当たっていない可能性
これはもうずっと言い続けていることですが、音のツボに当たっていなければ、その楽器の持つ正しいピッチは当然のこと、聴く人へ説得力のある「鳴る音」を届けることができずに、他の奏者とバラつきが生まれてしまうのです。

言い換えれば、音のツボに当たっていれば、自分が頑張らなくても楽器そのものが鳴ってくれるので、楽に吹いてもきちんと客席へと音を届けることができます。
そもそもトランペットは大きな音が出るように設計された楽器です。自分が頑張ったぶん、トランペットがそれを反映してくれるのではなく、自分はとても楽に吹いているのに、楽器が鳴る音を出してくれる、という関係でいられるはずなのです。


これら2つの点をクリアした奏者同士で、イメージの方向性が合っていれば、自然と揃って聴こえてくるはずです。


《音程感と音域コントロールを身につける練習》

[声に出して身につける]
美しい音程感を身につけるには、やはり「歌」で身につけることが必要だと思います。

まずは「コール・ユーブンゲン」という教本がおすすめ。
これは歌って練習する本なのですが、前半は基礎的な練習が多く、中でも2度音程から3度、4度とそれぞれの音程をしっかりと身につける短い曲が出てきますので、そこを重点的に練習するだけでも良いかもしれません。

「コンコーネ」という歌の教本も良い練習になると思います。こちらはピアノ伴奏が必要になりますが、とてもシンプルなメロディを「音楽的」に歌うことを要求されますので、「美しい音楽的音程感」を身につけるためには重宝すると思います。

歌えるようになってきたら、これらをトランペットで吹けるように練習するのもいいかもしれませんね。

ただし、これらの教則本はレッスンなど確認や指摘をしてくれる人がいるところで使うほうが効果的です。ひとりだけで黙々と練習しても効果を発揮するのは少々難しいかもしれませんのでご了承ください。


また、自分の好きな歌をきちんと声に出して丁寧に歌う、という練習も良いと思います。
カラオケで丁寧にじっくり歌ってみる、なんてのはいかがでしょう。
できれば、その歌の楽譜を見て歌う練習ができたらとても良いです。


[インターバル練習]
歌の練習と並行してトランペットの練習メニューのひとつに「インターバル練習」があります。

有名な「アーバン金管教本」にも掲載されていますが、広い音程感を力技ではなく柔軟なコントロールで美しく演奏することを目的として練習します。
インターバル練習について触れている過去の記事がありますので、ぜひ参考にしてください。

教本の応用練習
広い音域をカバーする吹き方 2


《合奏前の長時間に及ぶチューニングは今すぐやめましょう》
これまで解説してきたようにトランペットのチューニングはピアノの調律とは全く異なり、本来は「基準となる音の高さを確認する時間」でしかありません。ですから、いくらその場でハーモニーディレクターだかなんだかの電子音を鳴らしたり、チューナーの示す針が±0になったとしても、それが正しいピッチで演奏できる保証にはなりません。

結局、トランペットが「美しいピッチ感、音程感」で演奏し続けるには、美しい音楽を心に強く持ち続けることが何よりも大切なのです


吹奏楽部でよく見られる、合奏前の長時間に及ぶチューニング。
ひとりずつBbの音を機械の爆音とチューナーの数値で周波数を合わせていく作業は本当に意味のないどころか音楽的にはマイナスになる行為ですから、今すぐやめましょう


そんなことに時間を費やすのであれば、みんなで美しい声で美しい音階やハーモニーを歌い、楽器が一番鳴る吹き方をそれぞれ研究し練習するほうが何万倍も意味があります。音楽的に成長をすることを常に意識してください


それでは次回は役割の違うパートとピッチや音程を揃えるために大切なことを書いていきます。
また来週!


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音楽的なチューニングをするために大切なこと10(揃える、とは 1)

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それでは、本文に入ります。


《「揃える」「揃っている」》

みなさんは「揃える」「揃っている」という言葉から、どんなイメージや印象を持ちますか?

こういったイメージでしょうか。



他には。。。



最初の動画はエナジードリンクのCMです。本当の人間がやっているのかと思っていたのですが、CGなんですね。
そして次の動画はサッカーの試合で観客のひとりひとりが色のついたボードのようなものを掲げて、ひとつの大きな字を作り出しています。

こういったものは「マスゲーム(集団運動)」と呼ばれますが、きっと体育祭で同じようなもの、やったことありますよね。


確かに、こういった集団でひとつの大きなものを作り上げる行為は「揃っている」と言えますね。


《スカパラ》

では、音楽に話題を戻しましょう。

吹奏楽やオーケストラなど、複数人で作品を作り上げる場合の「揃える」「揃っている」は、上記の動画のようなものを作り上げる意識で演奏すべきだと思いますか?

では、こちらの動画をご覧ください。



東京スカパラダイスオーケストラ。スカパラです。かっこいい!

スカパラの特徴は同じ楽器がひとつもないことです。そして、ステージを縦横無尽に動き回り、それぞれの奏者の個性がとても光っているのが魅力のひとつでしょう。

彼らは衣装さえ同じではありますが、パフォーマンスを見る限り、同じ動きをしているわけでもないし、言ってしまえば「バラバラ」です。

しかし、そのバラバラ状態がかえってひとつのおおきな「個性」となり、スカパラにしかできない「統一感」を生み出しています。


要するにこういうことです。

「個性を主張している」
「みんなの気持ちは同じ方向」



《音楽は個性で成立する》
それでは、再度確認しますが、音楽においての「揃える」ための考え方で、よりふさわしいのは、マスゲームとスカパラ、どちらでしょうか。


後者ですね。


マスゲームにおいては「個」の主張は必要ありません。大勢でひとつのものを生み出すためのそれぞれ個人は、単なるコマ(部品)にすぎず、むしろ個性を主張することは、マスゲームのクオリティを下げてしまいます。

しかし、吹奏楽やオーケストラでは、それぞれの奏者は、担当している楽器もパートもすべて違い、作品や場面によって主役が変わったり、担当が変わったりと全員が「個性」を発揮することでそのつど成立しているわけです。
それなのに、個性を消してひとつの作品を作るなどというマスゲーム的思考で演奏をすると、途中で必ず行き詰まってしまうのです。


《学校における吹奏楽の違和感》
日本の教育は未だに個性を尊重していないように感じます。それよりも決まり(規律)を守り、全員が先生の授業を静かに聞いて、質問されたことに模範解答を求められ、それ以外は評価されない。そんな状態が今の時代でもまだまだ続いています。

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もちろん、場面によっては全員が理路整然と行動することが素晴らしい結果を生み出すことも多々ありますから、全てを否定するわけではありません。しかし、規則や規律で成り立っている学校という空間で、その切り替えをするのはとても難しく、どうしても演奏者は学校にいる間は奏者=生徒であり、「教わる人」という立ち位置になってしまいます。

一方、学校で音楽を教える人、指揮者や指導者は=先生であり「教える人」という力を強く持っています。

確かに音楽は指揮者によるイメージの統一が必要な場面が多々ありますが、問題なのは奏者=生徒=『受け身』になってしまうことなのです。


先生が何か教えてくれる。
先生に認められる演奏をする。
先生に怒られないようにする。


そういった思考が個性を消し、何か言われるまで自分からは一切動かない状態になってしまうのです。

これでは、本当の意味で音楽を作り上げることはできません。


日本の学校吹奏楽の演奏、中でも完成度の高い演奏(=コンクール評価の高い演奏)をするところほど何だか異質なものに感じませんか?
とても上手なのだけれど、プロの演奏とも違うし、でも悪いわけではない、しかし他の音楽とは違うフィールドにいるような、不思議な感覚になります。

それはきっと、「マスゲーム的演奏」だからだと僕は思っています。

ひとりの力を持った指導者がすべての奏者を統率させ高い完成度の音楽を生み出す。
本来ならば音楽としては矛盾した環境なので、絶対に限界を感じてしまう奏者が出てきてしまうので、この状況で完成度の高い音楽を生み出すことはありえないのですが、学校教育の中ではそれを押さえつけてしまう不思議な力が働き、全員が指導者のコマになって、非常にクオリティの高い演奏をしているのでしょう。

吹奏楽部で楽器を始めた人が、卒業してから一切楽器に触れなくなってしまう人が多いのも、こういった環境から無意識に嫌悪感を持ってしまう人が中にはいるからだと僕は思います。こんなに不自由で神経質なものなのか!と疲れ切ってしまうのです。

もちろん、すべての学校、すべての部員(奏者)がそうではありません。しかし、確かにそういった方向性で音楽を作り上げているところは数多く存在しています。


どんなにクオリティが高くともそれがマスゲーム的な演奏なのであれば、だったらちょっとくらいアンサンブルが乱れていても個性を発揮し、その中で仲間を信頼し、尊重し、作品に対して真摯に向き合うスカパラ的演奏のほうがずっとずっと魅力的だと僕は感じます。でもそれではコンクールで金賞はもらえないでしょうけれどね。皆さんはどう思われますか?

ということで今回は「揃う」「揃える」について書きました。

また来週!


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at 06:03, 荻原明(おぎわらあきら), ピッチと音程

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音楽的なチューニングをするために大切なこと9(音のツボが2つある?!)

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それでは、本文に入ります。

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前回の記事で話題にしました「吹きグセ」は、初期段階で気づき、修正していけば大したことにはなりませんが、実はこれ、放置していると「新たな第2の音のツボ(ニセツボ)」になってしまうかもしれません。今回はそんなお話です。

《新たな第2の音のツボ(ニセツボ)》

なんだかまるで虫歯みたいな話ですが、実際にたくさん経験しています。

その話をする前に、先日掲載しました記事「音楽的なチューニングをするために大切なこと5(音のツボに当てる方法 その1)」からの引用をまずはご覧ください

================================
楽器は「すでに用意されている状態を理解し、自分の求めている方向性と一致するか」という判断で選んでいく必要があります。

しかし、それらを無視し、「これじゃない」と家電を破壊し、壁紙を破き、最悪の場合は「この廊下が通りにくい」と壁に穴を開けて新たな動線を作り出すような吹き方をしてしまう人が少なくありません。そういった人は楽器の試奏ですぐにこういった言葉を発します。

「吹きにくい」
「これはダメな楽器だ」

と。
違うのです、本当にダメな楽器など実際にはほとんどありません。吹きにくいのも印象が悪いのも「用意された家電や壁紙が自分のイメージと合っていない」もしくは「部屋の形や廊下のサイズを理解せずに自分の勝手なわがままで暴れている」だけなのです。

ツボに当たった音を出す、ということはそれぞれの楽器の特性、テーマを理解することです。
================================


引用の中に出てくる「廊下が通りにくいと壁に穴を開けて新たな動線を作る」というこれが、「新たな第2の音のツボ」です。


《第2の音のツボ(ニセツボ)の特徴》

レッスンをしていて、特定の音、特定の音域だけが異常にピッチが合わない(ほとんどの場合とてもピッチが高い)と感じたとき、その楽器を借りて吹かせてもらうことがあります。

そのときに「第2の音のツボ(ニセツボ)」に出会うことが多いです。

ピッチが不安定だと思った音を出そうとすると、まるで強い引力を持っているかのように吸い込まれていく方向性を感じます。
それに逆らわずに出すと、生徒さんと同じようにピッチがとても高くなり、そしてそのとき、音色も似ています。

抜けが悪い、音が詰まって響かない感じです。しかし、そこに吸い寄せられるかのような誘惑があります。

これがこの楽器の持つツボなのでしょうか。


そして、そうした音には必ずもうひとつのツボがあります。

しかしそのツボは先ほどの吸い寄せられる音の陰に隠れていて、若干見つけにくいのです。

コントロールを変化して冷静に吹くとそのもうひとつのツボに当てられます。
その時、ピッチはとても安定し、音色も済んでいて、他の音域と同じ鳴り方をしてくれます。


言うまでもなく、前者が第2のツボ、ニセモノのツボなのです。

ではなぜニセツボが生まれてしまったのでしょうか。


《ニセツボを持った楽器とその奏者の特徴》

※これからお話するのはあくまでも経験則です。ご了承ください。

まず楽器ですが、往々にして高音域にニセツボがあることが多く、特に五線を超えたBb管でいう実音F(ソ)やその上のG(ラ)音に目立ちます。
このあたりはある程度楽器を経験してきた人がまず出会う関門で、曲でも頻繁に出てくるのに鳴らしにくくて、苦手意識を持ってしまいがちな音域ではないでしょうか。

そしてそうした奏者の特徴として(しつこいですが経験則です)、小中高生でトランペットを始め、初心者だったころは中低音域(おおよそ五線内以下)だけしか出てこないようなパートを任せられ続けていたのに、先輩が引退した途端に1stなど、高音域が出てくる目立つパートを吹くようになった人がとても多いように感じています。

ようするに、これまでの記事と合わせて考えると、「とにかく出ればいい」「とにかく出さなければならない」という発想や周りの圧力によって、正しい方法で出さないまま楽器を吹き続けてしまった場合に「ニセツボ」を不本意に作り上げてしまっている、と考えられます。


《指導者への警告》
上記のような流れでニセツボを作ってしまったり、そこに当てて吹くクセを持ってしまう奏者にしてしまったのは、トランペットの吹き方をきちんと教えていない指導者に問題があります。

吹奏楽などを知っていれば、トランペットの音域変化は、ピアノを弾くように鍵盤を選びさえすればどんな音の高さでもとりあえず出せるとは絶対にいかないことくらいは誰もが知っているはずです。
ですから、上級生になったからといっていきなり高音域が出せるわけでもなく、経験年数に応じて音域が広くなるわけでもありません。ですから、高音域が頻繁に出てくる作品を学年が上がったからと言って吹かせてしまうリスクが高いことも理解してほしいと思います。

高音域を出せない奏者に対して「ちゃんと吹け」とか「当てろ!」とかいう言葉は脅迫にしかすぎません。
指導者から指摘され、怒られる恐怖から逃れるためには、手段を選ばずにとにかくその音のピッチを生み出すことしか方法がなく、それが結果的におかしなコントロールで演奏し始めるきっかけになっているのだと指導者は自覚すべきです。

指導者は初心者の段階で「音域変化の原理と方法」をきちんと伝えて、計画的に無理のないようアドバイスをし続けることが必要です。

その具体的な方法も知らないのに「なぜ出ないんだ」といった言葉を投げかけるのは、自転車に乗ったことない人に「なぜ運転できないんだ!」と叱りつけるのと同じです。

[しっぺ返し]

ですから、そういったニセツボで吹いてしまっているトランペット奏者に対し、合奏時にハーモニーが合わず「1stトランペット!ピッチが悪い!合わせろ!」と言ってしまうのは無理難題を要求しています。

ピッチが不安定なのは、元をたどればその指導者がきちんと教えてこなかったしっぺ返しなのです。

指導者のみなさん、そのあたり、大丈夫ですか?


《どなたか原理を教えてください》

さてここまでニセツボの話をしてまいりましたが、実を言うとこの音のツボがなぜ生まれてしまうのか、原理を理解しておりません。ごめんなさい。
「中古楽器は吹いていた人のクセがある」という話も度々耳にしますが、これも同じです。

ただ、今回のことは実際に何度も経験していて、決して都市伝説的なものではありません。

どなたかこの原理を説明できる方、いらっしゃいましたら教えてください。

ということで、今回は以上です。
また来週!


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at 03:18, 荻原明(おぎわらあきら), ピッチと音程

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音楽的なチューニングをするために大切なこと8(チューナーの有効活用)

みなさんこんにちは!

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それでは、本文に入ります。

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これまでピッチを計測できるチューナーよりも、まずは音のツボを見つけ、そこに当てて吹けるようにし、音程感などの音楽性を高めて演奏することのほうが大切、という話をしました。
しかし、何度も言うように僕はチューナーの存在を否定しているわけではなく、必要なときに有効な使い方をすればそれはとても心強い存在になると思っています。

そこで、今回はチューナーを有効に活用する具体例をひとつ紹介します。


【ピッチから自分の吹き方を知る】

チューナーをよく見て吹いている方はこれまでに気づいたことがあるかもしれませんが、同じ音でも日によってピッチが違うこと、ありませんか?

もしくは、同じ音なのに単発で出したときとリップスラーのとき、音階でその音にたどり着いたとき、フォルテ(またはピアノ)のときでピッチに違いがある、なんてことはありませんか?

これまで話してきた通り、チューナーばかりをずっと見て音を出すことは音楽的意識を忘れがちなので決して良いことではありませんが、「コンディションの確認」や「自分の吹きグセ」を具体的に理解し、改善する目的でチューナーの結果を把握するというはっきりした目標があれば、それは有効的な活用方法だと言えます。

では、具体的にチューナーを有効活用する方法について解説します。


[日によってピッチが違うとき]

例えば、「今日は何を吹いても(いつもより)ピッチが高いなあ」という日があるとします。
チューニングでもロングトーンでも曲を吹いていても、それがたとえ吹きやすい中低音域であっても、全体的にピッチが上ずってしまうのには必ず理由があります。

1.体の使い方の変化
音の高さはアパチュア部分を通過する空気の流れるスピードによって決まります。大きな変化ではリップスラーのような音域変化になり、微妙な変化であればピッチの変化になります。そのピッチが高めをキープしている場合は、何かしらが通常よりも空気のスピードを上げていると考えられます。例えばアパチュア部分(口周辺)にいつもより力が入っていればピッチが上がってしまいますし、体に力が入っていれば、腹圧が高まりすぎていたり、喉がしまっていたり、楽器を握る力が強くなって結果的にプレスをしすぎてアパチュアを潰しているなど、様々な可能性があります。

2.ソルフェージュ的な問題
頭の中でイメージしている音が高い(周りから受ける影響が最も強い)、音が取れていないときにもピッチが上がってしまう可能性があります。合奏などで高い音をいきなり当てなければならないときなど、やみくもに吹いてしまって、それがプレッシャーとなり上記の体の使い方に影響が出ることもあります。

3.楽器のコンディション
レッスンでも度々見かけますが、チューニングスライドを抜かず、完全に入った状態のままで吹いてしまえば、当然いつもよりもピッチが高くなりますね。
また、これは頻繁に起こることではありませんが、ウォーターキイ(ツバ抜き)のコルク部分が破損して、空気漏れをしていてもコントロールがきかずにピッチが不安定になることもあります。コルクの密閉度は目で見てもわからないときがありますので、心配なら定期的に楽器屋さんで交換してもらうのが良いと思います。

3番目の楽器のコンディションは別として、1と2には原因が「吹く前」「吹き始め」にあることがとても多いです。例えば

・ウォームアップをせずに吹き始めた
・いきなり大きな音で吹いた
・いきなり曲練習を始めた
・バテている
・楽器を吹くことに緊張している(本番/レッスン/指摘や怒られた直後/ひとりで吹かされる)
・興奮状態のまま吹き始めた(直前まで体育だった/遅刻して走ってきた/おおはしゃぎしていた)
・楽器を吹くことに集中できていない(他のことを考えている/上の空/眠い)

などです。
体を「楽器を吹くモード」に変換できていないから、パワーでなんとかしようとしてそれがピッチに悪影響を及ぼしていることが多いと言えます。

大切なのは毎日毎回決まったウォームアップをし、コンディションを整えることと、心も体も落ち着いた姿勢で音楽や楽器に向き合う姿勢です。

チューナーを見て、ピッチがいつもと違うことに気づいたら、自分が今どんな状況で吹いているのか、吹き始めや吹く前に何をしていたのか思い返して、いつも通りの安定した状態に戻せるように心がけてください。ついでにチューニングスライドを抜いているか確認もしておきましょう。
決して、「ピッチが高いからピッチを下げよう」と理由や原因を把握せずに強引な方法でピッチを変えることのないようにしてください。コンディションがより悪化してしまいます。


[パターンによってピッチが変化するとき]

これは実際に試してみると良いと思います。
五線内の記譜上「ソ(Bb管で言う実音F)」の音を単発、または結果的にその音にたどり着くように以下のように吹いてみてください。もちろん、チューナーはONの状態です。

・単発で楽に
・単発フォルテで
・単発ピアノで
・クレッシェンドで
・デクレッシェンドで
・リップスラーで上がった(下がった)ところがF音
・音階で上がってきた(下がってきた)ところがF音
・半音階で上がってきた(下がってきた)ところがF音
・長三和音(例:Bb-D-F)でスラーで上がったとき
・短三和音(例;Bb-Db-F)でスラーで上がったとき
・その他、思いつく様々なパターンでF音にたどり着いたとき

さていかがでしょうか。同じF音ですが、結果が違うパターンがありましたか?

ある吹き方ではピッチが安定していて、ある吹き方では安定せず、しかも上ずりやすいなど同じ結果が多い場合は、コントロールの仕方が原因の可能性があります。一番多いのが上に向かうときのリップスラーです。

以前Twitterに掲載した自分で吹いた動画がありますのでご覧ください。



F→Bbのリップスラーを2回しています。
1回目はBbに移動した途端にチューナーの針がかなり高いピッチを指しているのがわかります。音色も悪くなりましたね。
2回目はBbに上がってもピッチに変化がありません。音色の変化もありません。


これは具体的に何をしたのかと言うと、1回目は口周辺に力を込めて強引にBbに上げました。
リップスラーができるかできないか、というだけの判断であればこれでも問題ないかもしれませんが、F音に比べるとBbの音色は非常にこもっていて、音楽的には決して良い音ではありません。
一人で吹いていてもこれですから、もし誰かと一緒に吹いていたら、その人たちは良い気分はしませんし、なによりピッチも合いませんからアンサンブルになりません。

このように、「上の音にたどり着ければとりあえず何でもいい!」と上がることだけを目標にしてしまうと、手段を選ばずに強引な方法でコントロールをしてしまいかねません。

そうした変化も、チューナーを見ながら吹いていると、視覚的にピッチ変化がわかり、気づかせてくれるので便利です。


【素直に受け止める勇気が必要】

これらの吹きグセとも言える状態を発見し、改善していくためには「チューナーの示した結果を素直に受け止める勇気」が必要になります。

チューナーを見ていると「絶対に±0のところに針がこなければならない」と思い込みすぎて、それ以外の結果を受け入れたくない、なかったことにしたいと思いがちです。その結果、手段を選ばず強引な方法でピッチを調整してしまうことが多々あります。

しかし、その結果がどうであれ、それが今の吹き方による結果なのだと必ず受け止め、「この結果になった理由や原因」を研究するための材料にすることが大切です。

チューナーを使って、客観的に自分の吹き方を見つめる時間をとる場合は、全てを素直に受け止められるようにしましょう。


ということで、今回はチューナーを有効に活用する方法の一例を挙げてみました。

今回紹介したことは、練習ではなく「研究のための材料を集める方法」にすぎません。楽器を吹く時間にこればかりを行うことなく、音楽性の高い練習を必ず多く取ってくださいね。

それでは、また来週!


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